甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

江戸川峠ライド140km

買って組んでるだけみたいな記事になってますが、本日はライドで。

山行(というか深夜の運転)には今週は平日の睡眠が足りていないので見送り、今日は平日と同じ時刻起床で江戸川へ。

 

自転車乗るときは殆ど止まらないので写真は少ないです。

 

天気.jpによれば、出発時の浦安市付近は風速8m/sの南風。即ち強い追い風。

右岸を遡上します。実際に5m/sを超える強風が吹いたのは半分手前三郷のあたりまでだと思いますが、容赦無くスピード出ます。調子に乗って脚を使うと帰りが怖いので抑えましたが、スタートから61km、関宿城が見えてきたところまで2時間掛かりませんでした。まあ強い追い風ならポジションの高いMTBロードバイクに負けませんが。

 

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【間も無く江戸川起点。川幅少ない&関宿城圏央道

秋っぽい空ですが、出発時27℃、午前9時頃から29〜30℃くらい。南風が湿気を運んでいるので風に当たっても暑いです。

土手に草刈り作業が入っていますが、サイクリングロード側が最後になっているようで、道が狭いです。

 

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圏央道の長ーい橋。】

 

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折り返し点。東北新幹線利根川橋梁。新幹線の通過を待ちますが、待機している間には通りませんでした。残念。炎天下立っているとつらい&マムシ注意看板林立エリアなので、引き返します。この付近は南風3m/sでした。

 

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国道4号線

 

右岸は55〜60kmあたりの路面が非常に悪いので、帰路は関宿水門から10kの間左岸を走行。

関宿城で休憩していると悲劇が。。。ベンチに立て掛けていたMy SK Diskが風に煽られて倒れました。。。右側に倒れたので、ディレイラーが当たってクリア塗装が剥がれました。幸い変速には影響なかったので帰路困りませんでした。まあ乗っているうちに段々と傷が付いたりしていくもんですから、気にしても仕方ないんですけどね。幸いまだ人間は落車してませんが、ボトルがケージから跳ねて今日も3回落ちました。ELITEのケージとPOLARのボトルの相性だと思っていたのですが、ELITE同士でも重心の高いNANOGELITE650mlサイズと真っ黒が欲しくて選んだCUSTOM RACE(PLUSではない)の保持力不足が相性悪いのかもしれません。

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【悲しい証拠写真】あとでクリア塗装修正しなきゃ。

因みにViprosのKEITENはすぐ黒くなるので、劣化したのかどうかは乗って判断。

 

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関宿城

 

向かい風のなかも頑張って25〜30km/hくらいで走りましたが、徐々に風が強まるのと疲労で三郷あたりから平均時速が20km/hを下回るようになりました。多分その辺が風速5m/sくらいの向かい風。

すっかりスタミナ切れになったところで着いた寅さん記念館で最後の休憩、お茶1本500ml160円也と水を補給。最終的に水はお茶と合わせて2.5L以上飲んでますが、6時間のライドが終わっても暫くトイレ行かず。こんだけ飲んでも脱水ですね。

 

最後R357では飛ばす力がもうなかったので、歩道をユルユル帰りました。

往路より復路の方が風速が強まってます。浦安市は風速10m/s。

湾岸住民の私は、冬場になると行きも帰りも向かい風という荒川峠、江戸川峠を楽しめますが、今日は季節外れの厳しい江戸川峠でした。

でもロードって向かい風に強いですね。下ハン握った時の抵抗の少なさは感動的。長時間維持する体は出来上がっていませんが。

Runmeterでは6時間8分、141.18km、平均速度23km/h、最高速度50.5km/h、獲得標高369m、消費エネルギー3,712kcal。

STRAVAでは停止時間を拾って5時間41分、平均速度24.7km/h、獲得標高551m、消費エネルギー5,304kcal。

データを取っているのは同じiPhone Xですが、うーん、STRAVAの消費カロリーは楽観的に過ぎるのではないかな。

 

 

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【ライド終了後、洗車のためバルコニーに移動】

 

さて、DE ROSA SK Pininfarina DiskCampagnolo Record EPS DB乗って最長の距離を走りました。今まで車両のレビューを書いたことがありません。

が、比較対象がCannondale Jelyll800とBianchi Viale Lしかなく、ロードバイク としての相対評価ができないので、まだ止めときます。

書けるのは、

エリート NANOGELITE650ml:口元まで氷を目一杯+常温水で、走行風が当たる前側のボトルで保冷性能が残るのは2時間くらい。後ろのサドルマウントした方はもう少し保ちました。

セライタリア SLR KIT CARBONIO:股間の痛みを出さないよう3°程前傾させている影響あると思いますが、股間の痛みなし。お尻は80kmくらいから多少痛くなってきますが、140km走りきるまで苦痛緩和のためのダンシング不要。(Santiniのビブショーツ履いてます。)

フィジーク R4B:50km辺りから足裏が段々痛くなります。アディダスSPDシューズでは起きたことがなく、インソールがペラいせいだと思います。今度退役したランニングシューズに入れていたSIDASに入れ替えてみます。

 

アッセンブリー #3(EPSの仮ワイヤリング(ハンドル)とエルゴパワー仮組み)

DE ROSA SK Pininfarina Disk + EPS 自組。アッセンブリー初日その3。

 

5.EPSの仮ワイヤリング(ハンドル)とエルゴパワー仮組み

仮とか書いてますが、ワイヤリングについては、フレームもハンドルも本番です。

用意するものはURSUS MAGNUS H.01とEPSコントロールユニットIF16-EPS。

 

フィニッシュテープは後々剥がれてきたり糊がベタついたりするそうなので、バーテープを肩までしか巻かないエアロハンドルバーの場合、非常にマズい。

ということで、シリコン製のバンドで押さえることにします。

GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) バーテープストッパー ブラック YHB00200

GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) バーテープストッパー ブラック YHB00200

 

これを先に、ケーブル取り出し口(肩側)より奥まで通しておきます。

 

あとはハンドル/コントローラー側に面倒はありません。

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裏返していますが、フロントディレイラー側(ブルーケーブル)を左、リアディレイラー側(グレーケーブル)を右に、それぞれベース側から肩側に通します。これだけ。

 

6.エルゴパワー仮組みとEPSのエルゴパワーへの接続

引き続きエルゴパワーを仮組みします。

追加で用意するものは左右のエルゴパワー。

 

まずハンドルクランプを緩めます。ブラケット基部のT25トルクスボルトを回します。

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ブラケットカバーが固く、且つ奥まった位置にあるT25ボルトは遠くブラケットとの横のクリアランスもないため、普通の長さのソケットは使えません。

もともとトルクスレンチ/ビットは持っていなかったので、4月末購入。

 

クランプが緩んだら、下ハンからクランプを通します。T25トルクスの差し込み難さにうんざりしているので、ビットは差し込んだままです。

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ブラケットが動くと作業し難いので、クランプを締めてブラケットを仮固定します。

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因みに巻いてあるのはメンディングテープです。傷防止用で、本番用ではありません。

 

ネクターカバーを外します。シールに隠れていますが、マイナスドライバーを差し込んだ位置に溝があります。ここにドライバーを差し込んでカバーを持ち上げるのが正解だと思います。

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にしてもこの絵イマイチよく分かりません。その証拠に、ありがちな方法で左端部からドライバーを差し込んで爪を持ち上げようとしたら、

↓爪が折れました。。。ヲイ。。。

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一応スペアパーツは出ていますが、カバー被せれば動かないのでとりあえず放置。

 

気を取り直して、コネクターを接続します。ここでケーブルを捩ったまま接続すると(専用工具で)外さないといけなくなるので、綺麗に繋がるよう向きを正してから接続します。

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実際にワイヤリングをした状態を確認します。コネクター室は広いので、コネクターを押し込むのは難しくありませんが、なるべくケーブルにストレスが掛からないよう注意します。

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ネクター室のカバーはこんな形です。ブラケットカバーが固くて捲るのが大変なので、コネクターカバーの半分くらいはブラケットカバー下に押し込んで閉じるような格好になっています。そういう手抜きをするとコネクター室のカバーの爪を折るのですが。(写真の順序は揃っていません)

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いきなり今回のテーマ最終です。ブレーキホースを通して仮組み作業を終了しました。仮なので適当に飛ばしているのですが、後で書き忘れるといけないので大事なところ1つだけ書いておきます。

ホースは結構固いです。ホースとEPSケーブルの位置関係が悪いと、ホースがケーブルを圧迫する可能性があります。引き方にもよりますが、ブレーキホースを前、EPSケーブルを後にするようにハンドル内を通すのがよいようです。

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初日の作業は以上です。

続く。

アッセンブリー #2(EPSケーブルの仮ワイヤリング)

DE ROSA SK Pininfarina Disk + EPS 自組。アッセンブリー初日その2。

 

4.EPSの仮ワイヤリング(フレーム)

まずパワーユニット側のワイヤリングを行います。

用意するものは、SK(フレーム)、EPSパワーユニットPU16-EPSとEPS ケーブルガイドマグネット(UT-CG010EPS)。

このケーブルガイド9,987円(税込)を使うと作業効率がすんごく上がります。細いステンワイヤーが柔らかく且つ直進力が強いので狙ったところをすんなり通すことができ、強力なジルコニウムマグネットはアプローチが多少ラフでも拾ってくれます。というか、ないと多分かなり苦労します。まあEPS車1台きりのオーナーの私にとっては、専用工具代はそのまま車両価格上乗せになっていくのが痛いですが。

 

因みに、パワーユニットをシートポストに内蔵する電動コンポ、カンパニョーロであればV2、V3(シマノは知らない)の場合、パワーユニット設置前にシートポストをカットした方が楽でしょう。

 

計量時使った写真ですが、EPSパワーユニットからは、3本のケーブルが出ています。

グリーンマーカー付がEPSコントロールユニット接続、イエローマーカー付がフロントディレイラー接続、レッドマーカー付がリアディレイラー接続。

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パワーユニットにダンパー/ストッパーを取り付けます。別に後でもいいのですが、仮組み中はフレームに貼り付けるので、フレームへの傷付き防止です。これはSKに付属しています。

f:id:ABi-R:20180901183404j:plain口が開いている方がケーブル側(設置時下側)、閉じている方が逆(設置時上側)です。上側は被せただけでは抜けるので、タイラップで締め付けます。(が、それでもパワーユニットを脱着すると抜ける程度の保持力です。上にボルト穴があるのでワッシャーとボルトで押さえようとしましたが、1度引いたら破れました。。。まあ頻繁に脱着するものではなく、バッテリーの重さなんてたかが知れているし、形状から下方向へのストレスには強いので、使用上はこの程度の状態で何ら問題ないでしょう。)

再録ですが、パワーユニットの下寄りに見えるのがON/OFFゾーンです。この付近にパワーストラップを巻くとEPSはシャットダウンします。装着してどの辺にくるかは正確に測定していませんが、シートチューブとシートピラーが重なっているあたりに巻けばシャットダウンできるので、困りはしません。

 

まずはパワーユニットからEPSコントロールユニットに接続するグリーンマーカー付ケーブルのワイヤリング。

 

シートチューブトップからCG010EPSのケーブルを差し込みます。

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続いてBB室を経由してケーブルをダウンチューブに誘導。フレームには、BB室に隔壁があり、EPSケーブルは最終的に隔壁の裏を通すことになります。作業効率のため、まずは隔壁の前、BB室を通してダウンチューブに向かいます。

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更にヘッドチューブを経由してトップチューブのケーブルガイド穴からケーブルを出します。

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これでガイドケーブルが端から端まで通りました。

 

続いてグリーンケーブルと、ケーブルガイドのアダプターを接続します。ガイドケーブルだけでなくアダプター先端にも強力なジルコニウムマグネットが付いており、強力な吸引力があります。また、EPSケーブルはロック機構が付いており、これまたご丁寧に微妙に高価な専用工具が用意されている(目のいい人は精密ドライバーでこじって外せるようですが、老眼が始まっている私には無理)のですが、アダプターは安心のロックなしです。

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次にガイドケーブルとアダプターをマグネット接続し、ガイドケーブルを引っ張ってグリーンケーブルを引き込みます。

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グリーンは1本目なのでまだ単独で差し込んでもBB室まで届きますが、フレーム内の段差やらボルト受けやらが引っ掛かり、更に2本目、3本目とシートチューブ内がごちゃごちゃするに連れてストレスが大きくなるので、素直にガイドケーブルを使いましょう。

 

BB室まで届きました。暗いですが、隔壁が見えると思います。

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グリーンケーブルをBB室まで引いたら、一旦ガイドケーブルから離し、上側の穴から隔壁の奥に戻して隔壁の裏を通し、前側の穴からBB室に戻します。隔壁の裏側を通す際は、ガイドケーブルのマグネットを利用します。外側からもなぞれそうですが、前側穴にガイドケーブルを入れればマグネット同士が引き合ってくっつきます。

グリーンケーブルを前側の穴から出したら、ステムまで必要な長さ分引き込んでおき、

スパイラルチューブを被せます。(これはケーブルをBBシャフトから守るために、ケーブルガイド−紛らわしいですがパワーユニットとエルゴパワーに付属しているBBシャフトにかぶせるカバーのこと−に同梱されている短くて細いものですが、実際には隔壁のあるフレームでは無用なはず。)

それからまた前側の穴にグリーンケーブルを戻し、ダウンチューブ方向に引いていくと、トップチューブのケーブルガイド穴からあっさりグリーンケーブルが出てきます。

これが戻らないように、メンディングテープで固定します。

スパイラルテープは引き込まれないようにBB内に留めておき、ケーブルが最後まで通った後に、前側の穴の位置に大凡合うように調整して隔壁裏に押し込みます。

あっさり進んだのでこの辺写真を撮りませんでしたが、1本目終わり。

 

この先はパワーユニットが動くと邪魔なので、シートチューブ外側に貼り付けて固定。

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続いて2本目、レッドケーブル。

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まあ基本工程は同じですから、ということで写真は手抜き感増しますが、今度はチェーンステーにガイドケーブルを通します。

一番細道なのはディレイラー側の出口なので、そこから差し込んでBB室まで引き、BB室で方向転換してシートチューブに戻しました。グリーンケーブルのときと同じくシートチューブトップから引いてもそんなに変わらないと思います。

シートチューブとチェーンステーとの間は、BB室の入口と出口が一緒ですが、チェーンステーからBB室に掛けては、上方向、隔壁後方を通ってシートチューブに繋がるEPSケーブル用のトンネルと、下方向、BB下を通ってるダウンチューブに繋がるブレーキホース用のトンネルがあるので、フレームを逆さまにして、重力が勝手にガイドケーブルをBB室内に導くようにすればOK。

尚、奥に白い線が見えるのは、結果何の役にも立たないリアブレーキへのガイドチューブです。これはEPS/ディスクブレーキ車には無用だと思います。なので左右とも抜きました。

 

で、レッドケーブルは途中のアダプター付け外し等を要しないので、ガイドケーブルに接続してシートチューブトップから引くだけで、こんな感じでコネクターが顔を出します。

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パワーユニットにダンパーがありませんが、製作開始前にテストした際の写真です。このタイミングで「ディレイラーハンガーどうするよ?」問題が生じていて、製作に入れなかったのです。

 

最後はフロントディレイラーへのイエローケーブル。

上から下に横穴を抜けるとかありえないので、ディレイラー側からガイドケーブルヘッドを差し込んでシートチューブトップに通します。

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で、ガイドケーブルでイエローケーブルを引きます。

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2つの強力なマグネットのパワーのおかげで、細い横穴からでも簡単にイエローケーブルを引き出せます。

ネクターをアダプターから外し、フレーム・EPSパワーユニット側の作業は終わりです。

 

5月6日作業の2本目終わりです。

ハンドル・EPSコントロールユニットに続きます。

アッセンブリー #1(BORA ONEにブレーキディスク及びカセットスプロケット装着)

DE ROSA SK Pininfarina Disk + EPS 自組。長い前工程を経て、アッセンブリー開始。

&休暇旅行を経て記述再開。

 

アッセンブリー初日は5月6日です。もー4ヶ月前。

5月6日に開始し、6月3日終了まで足掛け5週間の週末の空いている時間で製作しています。週末でも纏まった時間は仲々取れるわけではないので土日どっちかの数時間、実際には工程を止めての工具やらショートパーツやらの手配が続くので、そうそう簡単には進みません。

そもそも素人の手作業なんで。

 

1回載せましたが、まず集合写真いっときます。

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1.フレームのクリーニング

5月6日の最初の作業がこれでした。

7月29日投稿「検品と計量#1」の繰り返しになるので、詳報略。パイプクリーナーとエアダスターを使ってフレーム内をクリーニングし、ブラシの柄が当たったりして塗装が少し削れたエッヂ部分をタッチアップペイント。ささくれのようになった部分を落とす気で擦っているだけなのでこの程度の仕事ですが、本気でバリを削り取るつもりならリューターとか突っ込む必要があります。専門家や超こだわりバイカーならそこまでやるんでしょう。

 

【パイプクリーナーを開封

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本気でバリ取りをするならもっと良さそうなものもありますが、ブラシはナイロン、先端にはキャップ、金属シャフトは被覆で、柄はプラスチック。アマゾンではこれが1番素材に優しく見えました。

 

作業中の写真は省略。差し込める場所は、ヘッドチューブ上下、シートチューブ、BB、BB裏と、ホース、ワイヤーが通る細穴がフロントフォーク合わせて7箇所、いやボトルケージ穴を合わせると11箇所。前書いたところですが、BB裏から左チェーンステー(チェーンが掛からない側も本当にチェーンステーと呼ぶんでしょうか???)にかけて型取りから剥がし損ねたと思しきビニール片が出ました。由緒正しきデローザのビニール片(Xpace中国工場製)ですが、載せて「ほら、だから並行もんは」とか思われると悔しいので、写真撮らずに処分。今思うとちょっと惜しい。

 

2.ホイールにディスクローターを装着

続いてホイールです。

用意するものはBORA ONE 35 DB前後と、ディスクローター(160mm、140mm)。

モノについては、2018年7月29日投稿「検品と計量#2」、8月9日投稿「検品と計量#4」に記載。

 

先ずフロントからですが、ディスク装着作業の内容は前後共通です。

 

ホイールのロックナットは、出荷時は仮留め状態なので、手回しで外します。

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ロックナットってのは、このハブの右端の大きなシルバーリング↑ね。

あら、705g(計量時比-5g)。紙製の保護カバーが5gあったってことかな。

リアも801gと6g軽くなったので、そういうことですね。

 

ロックナットは、本体(M1-001)↓と、

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ワッシャー(FH-BUU001)↓とで構成。

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ディスクのハブリング側内側にグリスをペタペタと塗り込みます。グリスの量は適当です。切れるよりいいかと思って多分プロがやるよりは厚めに盛ってます。

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ロックナット内側とワッシャーにもグリスをペタペタ塗り込みます。

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因みにロックナット裏側にはギザギザ歯があり、ハブ側の歯との間でワッシャーを挟み込むことでロックします。

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てことはワッシャーは再利用不可かな。

 

ハブにディスクを載せるとこんな感じ。しっかり精度が出てガタつかないので、センタリングに注意を払う必要はありません。斜めにならないよう注意しながら押し込み、同じくロックナットも斜めにならないように注意しながら回します。いやまあ精度出てるので斜め懸念する必要はないですけども。

指定トルクは40N・mです。

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ん?ロックナットを締め付け中の写真を撮り忘れました。

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フロントは827gになりました。

 

一応ロックナットの締め付けには専用工具があります。 

「ウルトラトルク、パワートルク用オーバーボードカップ取り付け工具」とありますが、圧入タイプのBBには使わないので、今どきのカンパニョーロではディスクブレーキのロックナット締め付けにしか使わないのでは?という超マイナー専用工具。定価4,852円は高いので、手で目一杯締めた上でプライヤーでフィニッシュ。ただこれがないとトルク管理できないので、追々考えることにします。

 

なお、グリスはMOTULです。30年前からオートバイのエンジンオイルで愛用(今車検出しているショップが使ってるのは別ブランド)、GT-Rの油脂類も全部MOTUL。今やあらゆるブランドのケミカルオイルのベースは全部MOTULですからね、そもそもクオリティに比較対象なし。

 

3.リアホイールにカセットスプロケット装着

続いてスプロケット装着。

用意するものとして、カセットスプロケット CS10-RE129追加。

モノについては、2018年8月9日投稿「検品と計量#4」に記載。

 

フリーハブにグリスを塗り込みます。

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フリーハブにスプロケットを載せていきます。

基本工程は、

1)内側に入っているプラスチック製のサポートを利用して1発でスプロケット一式を載せる

2)ロックナットと小さい方から2枚のスプロケットを外してサポートを抜く

3)2枚のスプロケットを戻し、ロックナットを締める

というものですが、構造を見たかったのでバラバラに載せていくこととしました。

 

大きなスプロケット3枚チタン製は一体です。

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そこから先8枚は1枚ずつです。内側の切り欠きは非対称なので、間違える恐れはありません。スプロケット1枚毎にスペーサーが入り、このスペーサーがスプロケットの構成によって厚みや形状が何種もあるため、分解する場合は注意が必要です。

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10枚まで載せたところです。

 

最後の1枚です。接触部にグリスを薄塗りしてます。これは他も全部一緒です。サポートを使って載せるのが基本ということは、余計なことなんだとは思いますが。

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ロックナット裏にもグリスを塗り塗りし、

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カンパ用ロックリング回し(ACOR ATL-2714)で締めます。スプロケットとフリーハブの間には若干のガタがありますので、センタリングの精度で差が出るはずですが、私の素人作業でμm単位のセンタリングができているか分かりません。

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最後はパークツールのBBT-5Cとトルクレンチを使って40N・mで締めます。BBT-5Cを回すにはM26という普通は使わないデカいソケットorレンチが要ります。私はM26も40N・mを測れるトルクレンチも持っています(前者はオートバイのチェーンテンション調整&後者は車のホイールに使う)が、素材からしてそんなに神経質になる必要もなさそうだし、経済性を考えるとロックリングとトルク目分量でいいのではないかと思います。

 

できました。

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リアは1147gになりました。

 

5月6日作業の1本目終わり。

 

続く。

検品と計量 #6(サドル、ペダル、タイヤ)

デローザ❤️SK Pininfarina Disk、検品最終回はその他コンポーネント

 

5.サドル SELLE ITALIA SLR KIT CARBONIO FLOW

国内通販。

セライタリアが良かったのか穴開きのFlowが良かったのかは分かりませんが、Jekyllのサドルを純正フィジーク から変更したSIGNO GEL FLOWが(多分「Plateauよりは」ですが)いい感じだったことから、候補は老舗セライタリア。因みにSIGNOは白いJekyllに赤いサドルを着けたくて買ったものですが、少なくとも標準的な体重の人にはGELなのに超絶に硬く、レールの応用の効かなさはKIT CARBONIO以上という、短命商品だったようです。

デザイン・コンシャスを謳う私には、どっかの曲がってるサドルやどっかの妙に長いサドルは無いので、Flat&LowのセライタリアSLRは至極当然な選択かもしれません。

Jekyllは昨年秋にSLR TM FLOWに変更。ID MATCHが選んだS2サイズが合い、暫く乗ってないMTBでもいきなり100km走れることを確認してSKには高級タイプKIT CARBONIOを選択。

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129g。カタログ120gより例によって9g重いですが、どうせイタリアだからいいです。キットカルボニオ名の由来であるカーボンセラミックレールと中空マンガン合金レールの差だけだと思うのですが、TMより100g軽いのは結構凄いなと。整形の都合でしょうが、カーボンはレール断面や後部の形状が違うので色々不便あります。これとペダルは、SKの製作開始を待たずにJekyllに装着し、累計500kmくらい、1ライド最長100kmまでDIRETOで慣らしました。

 

6.ペダル TIME XPRO 10

国内通販。

タイムです。ここまで王道シマノを嫌うのか!ということでなく、膝に優しいという噂とカッコが理由です。SK以外の2台はどっちもシマノSPD愛用。SKも当初はロードに慣れるまでSPDでいこうかとも考えていましたが、Jekyllと共用じゃめんどいし、買って早晩余すのも勿体無い(注1)ので、サドル同様さっさと買って慣らすことを選びました。

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ガイツーでXPRESSO 10が1万円を切る超バーゲンプライスでしたが、その原因である後継モデルにしました。エアロ形状でフラットになった底面がXPRESSOよりカッコいいかなと。赤い12の方がもっとおしゃれ且つ更に左右計40g近く軽くなりますが、カッコのために1万円も多く払ったので、更に色のために1.5万円近く多く払うのは止めました。

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写真撮った頃には既に何度も脱着、出し入れしてるので、箱はボロくなってます。

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サドルのレールと同じカーボン系プレス成形品ですね。

合計226g、片側113gはXPRESSO 10の99gより大分重くなりましたが、カタログ重量ぴったし!侮れないフランス人。この数字を見て新デュラエースと大差ないと思ったのですが、あっちは片側でこれくらい。そうですか。。。超びっくり。値段に十分見合うというか、10はTIMEのハイエンドでもないので、そんなに差があるとはつい最近まで知りませんでした。これは人様にお勧めするレベルです。ペダルはタイムにしましょう。XPROでもいいですが、weight/priceレシオならXPRESSO10のガイツーです。

尚、この底面のフラット部、超滑ります。クリート嵌めないでラフに踏んだら踏み外しまくり、ほぼ初日でクリートの固定ボルトによるガリ傷だらけになりました。フラペ使いしたい人は、踏み心地悪そうですが引っ掛かりのあるXPRESSOを選択しましょう。

付属:クリート1セット

TIME(タイム) ICLIC/XPRESSO クリートセット T2GB001

TIME(タイム) ICLIC/XPRESSO クリートセット T2GB001

 

他より滑り難く(シマノ/ルックがもっと酷いのか知りませんが、普通に滑りますよ)、よく減るというクリートは、ガイツーで5個買って在庫中。

 

かなりレアと言われるPremierのクリートカバーをタイミングよく買えました。

が、きつくて嵌らねーよ(`ε´)

再入荷予定なしのようですが、買うだけ無駄です。どうせ加工しないと付かないなら、使いたい人は安価で加工しやすいシマノ用カバーを買いましょう。供給が無いTIME用カバーの需要は根強いので、もし再入荷したら大量に押さえてヤフオクかメルカリで売り飛ばすのが一番です(しませんけどね)。

 

7.タイヤ/チューブ

Continental GP4000S II 25C/Continental ContiTube Race 28C 60mm

海外通販。

Italianoがないペダルを隣国おフランスにした以外DE ROSAにCampagnoloにURSUS MAGNUSと全部Italiano/Italianaな私のSK(注2)。こうなれば当然昨年ウン十年ぶりに自転車用タイヤがリリースされたPIRELLIが候補になります。P-Zeroという名前も、、、日本の道路の速度域での性能やデザインがブリヂストンに劣るので、国産ハイパフォーマンスカー乗りの私にはさっぱり刺さりませんが。ピレリのいいところは、スタッドレスでも200km/hで走れるところぐらい(時効です)。雪道はからきしダメですが。

で、ド定番のコンチネンタル、四輪では履いたことのないコンチネンタルを選択。オールイタリアンがベタに過ぎるのでピレリを外したいという気持ちもないではなかったのですが、走行抵抗と値段とで優位と判断したものです。丁度タイヤ/チューブのセットが安く買えました。リンクのアマゾン並行輸入品より安く。尚、Wiggleのセットはバルブ長不明、問い合わせても不明です。ハイト35mmのBORAでは60mmで余裕があったので、コンチネンタルのチューブは42mmは問題なく使えます。(注3)

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チューブ込み331g。カタログ重量325gより6g重いです。イタリア人なら仕方ありませんが、ドイツ人の仕事でこれか。と文句付けるなら他の3セット(2台分買った)も計ってからにすべき程度の差ですかね。

付属品:付属ではありませんが、一緒にスペアチューブとタイヤレバーが入ったミニバッグ買いました。

当初見込みと携行方法が変わったので、多分使わなくなりましたが。

 

以上で検品終わりです。まあEPSの動作確認とか接触部の擦り合わせとかしてないので、目視での異常確認しか出来てませんが、この限りでは問題なし。

エルゴパワーからタイヤまで、購入品はハンドルを除いて全部通販。多少でもセットになったのはコンチネンタルのタイヤ/チューブだけで、カンパニョーロのコンポーネントもバラバラ、国内外もバラバラで揃いました。いやぁ、通販て凄いね。

これだけ通販使ってトラブルは皆無でした。(注4)

 

寧ろここで大事だった工程は、入念にやるには今しかないコーティング。

偶々車のホイールに使うつもりで持っていたピカピカレインが評判よさそうだったので、これを3回コーティングしました。フレームからペダルまで、カーボン/プラスチック/金属部分を悉く。おかげでピカピカです。

 

製作に入る前の前行程は以上です。

漸く、漸くアッセンブルを始めます。

写真の整理ができてなくて下書きのストックがないのと、週末から旅行なので、暫くアップしないかもしれませんが。

 

注1:私は、先ずは安いのを買って上達したら上級品買い替える、というようなステップアップよりも「買い直しは勿体無いから最初から欲しいのを買え!」という思想です。

注2:SKは中国、BORAはルーマニアですけどね。

注3:他のメーカーは知りませんよ。

注4:どこかで書く機会があるかもしれませんが、ウェア関係ではトラブルありました。商品登録と在庫管理が日本より杜撰です。

検品と計量 #5(ハンドル)

今週末は山の日。毎週毎週やらない言い訳になるのが何だかなという感じですが、金曜日は早上がりして渋滞の高速道路を継いで登山口の駐車場で車中泊するまでいきましたが、3時に仮眠から覚めて大方準備を終えた頃には頭と喉の痛みが増し、咳も酷くなってきて、と渋滞のなかの大汗が効いたか(注1)、風邪が悪化。これ以上拗らせて会社休む事態になると都合が悪いので、山行を中止して帰りました。

土曜朝は路面が濡れていた(浦安で夕立があったのはこの夏初めてじゃないかしら?)ので、入浴して寝ました。日曜日は外でのディレイラー調整がイマイチだったので早々に帰宅して室内で再調整しておしまい。

 

デローザ❤️SK Pininfarina Diskの検品続きです。

ハンドルを無駄に長くしつこく語ってます。

気に入ってるんですよ。。。

 

4.インテグレーテッドハンドルバー URSUS MAGNUS h.01

国内某プロショップで取り寄せ購入。

ラテン語名のイタリアン・ブランドです。

ウルサス・マグナスと日本語表記されてるようですが、ラテン語でもイタリア語でも読みは「ウルスス・マグヌス」な筈なんですが。。。

 

tricoloreの上に輝くorso grande、、、?

私の目には牛に見えます。謎です。

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さて、ハンドルとステムです。サイズも重要ですが、勿論一番大事なのはルックスです。

エアロ形状は絶対。ハンドルやエルゴパワーやステムがしゃくれているのは不可です(注2)。操作性なんてカッコの後に考えることです。

 

個人的にNGな例1(注2)

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サイクルモードの試乗車ドグマF10。このハンドルはそんなにはしゃくれていませんが、適当な写真がないので。STIは凄くしゃくれてます。ブラケットのベースは水平が基準じゃないのでしょうか。

個人的にNGな例2(注2)

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【デローザジャパン公式サイトのSK Blue Black Grossy】

FSA Plasmaなので交換以外の調整不能ですが、シャローにするならそれこそステムは水平にして欲しい。

 

SKをオーダーした頃はステムアングル水平を狙ってZIPPのService Course SL 17°に3Tあたりのエアロハンドルを組むのが当初の第一候補。このステム、どちら向きに付けてもZippのロゴが上(と下)になるところが可愛らしいです。キャットアイさん他ライトもそうして欲しいです。ハンドル・ステム別体はグーパンのようなクランプ部のボリュームが気に入らないので、ターゲットを間も無くインテグレーテッドエアロに変更しました。

初心者なのに実車乗る前からインテグレーテッドハンドル!

これですね、自組の醍醐味。

ショップなら親切なスタッフさんが止めるようアドバイスしてくれるところ、好き勝手に自分の道を突き進みます。誰の「助言」も無用。

で、

僅かな選択肢からVISIONしかないかと思っていたところで発見したのがURSUS MAGNUS h.01🐮。

というか、サイクルモード展示車もカタログのSK Diskもh.01で、新製品情報で正体が明かされましたが今回のカンパ12s完成車も。多分かなりマイナーなので私のような初心者は普通知りませんが。

デローザの本国版カタログ(PDF)の2017年版のSKは一部不明瞭ですがFSAのPLASMA、2018版はPLASMAとh.01です。つまりはSKの標準品のようなもんですね。デモ車っぽいフレーム同カラーが、カタログ段階では好みに合いませんでしたが。(注3)

因みに2018版では写真に使用したコンポーネントの名前が載っています。ボトルケージやペダルまで。これは結構使えます。

web見ると紹介しているショップは僅かですが、市販されており、アサゾーでは激レアと紹介。EPSコントロールユニットを吊ったPintarestの写真もかなり効きました。

決め手はコンパクトサイズのステムアングル9.5°と、微妙に曲面が入ったいかにもイタリアンなオーガニックデザイン。色気があります。決めました。

www.cyclecreation.co.jp

 

さて問題。

アサゾーは決して遠くはないですが、欲しいサイズの在庫は期待薄だし、忙しい時期は訪問困難。同じワイズでも船橋で扱っているといいなあ。インポーターのサイクルクリエーション、取り扱いショップページがありません。Google Mapで見るとサイクル事業部所在地は更地です。これは実在確認必要。電凸しました。

御令室と思しき方が電話をお取りになり、社長から近所のプロショップが扱っていることを教えていただき、そのショップにオーダーすることにしました。インポーターでもショップでもURSUSのハンドルが欲しい客は珍しそうでした。一見客による高額マイナー商品オーダー、私がバックれた瞬間不良在庫確実。ショップには迷惑な話でしょう。現金で約半額を前払い。

オーダーしたのは、グレー×マット、6サイズ中小さい方から2番目のSBサイズ。バイオレーサー推奨のwidth400mmに対してlength85mm、ステムアングル9.5°。私は使いませんが、輸入ハンドルで380mmがあるところがいいです。

イタリアからはるばるやって来たのはオーダーから約2ヶ月後の3月30日でした。オーダーメイドで時間掛かったのか、意外に売れていてバックオーダーで時間が掛かったのかは不明。ショップには、サイクルクリエーションの社長が持参されたそうです。

 

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恭しくもスリーブ付きの化粧箱入り。

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カーボンインテグレーテッドは単価がそれなりに高いからか、大体こういうパッケージングらしいです。カラーリングはイタリアンならではですが。

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URSUS MAGNUSの次はGLADIATORときました。何を言いたいのかよく分かりません。

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向かって左側の帯にURSUSのロゴ。因みに帯の手元側にはmh.01との表示があります。これが商品コードかもしれません。

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ステム部にも帯とURSUSのロゴ。この辺を落ち着かせたくてグレーマットを選択。

 

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バーテープ巻けば100%隠れるハンドル後端にアクセント入れるところがイタリアン。

私が目視した限りでは、インナーチューブ部含めて実に素晴らしい状態でした。これこそfabbricato a mano in Italia

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箱の下側を開くと、ロゴ入りバーテープバーテープ固定用ロゴ入り粘着テープ、汎用コンピューターマウント、エアロ形状のヘッドカバー&スペーサーが付属。

計量します。

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333g。カタログ上は420mm330gなので、もうちょっと軽くないといけないのですが、これもイタリアン。十分軽いです。アサゾーでの410mm実測重量は348gだそうです。「象が踏んでも壊れない」かどうかは確認できませんが、嫁🍎🍎🍎が踏んでも大丈夫そう。ケーブルはインナールーティンです。

 

ああ、大事なこと1つ。価格は紹介記事当時の83,000円+税でなく、85,000円+税です。現在はwebサイトの価格も改定されていますが、私はそれより大分前に値上げ後Priceで買ってます。カワシマサイクルサプライはサイクルモード直前から始まって数ヶ月工事中だったし、今どき自転車業界ほどオフィシャルサイトが信用できない業界も珍しい。

 

でURSUS MAGNUSの謎ですが、きっと、オーナーのORSOさんだかORSINIさんだか(日本でいうと大熊さんとか熊田さんという感じ)が、ブランドを立ち上げたけど、本人はランボルギーニのような猛牛の方が好きだったのでしょう。そうするとMATADORが来るところですが、そこはラテン語、S.P.Q.R.ですね、BESTIARIIはもはや現代語に残っていないのでイタリア人も知らない。それで総称GLADIATORになるんでしょう。

...どうでもいいことですね。

 

(続く)

 

注1:冷却系が高速走行時に最適化されている私のGT-Rは、夏場渋滞時のエアコンONでは水温の上昇が止まりません。水温次第でエアコンを切ります。

注2:個人的な見解です。通説かどうかは分かりません。

注3:サイクルモード展示車はロゴ無し同カラーベタ塗り。バーテープはURSUSではないらしくロゴ無し同カラー。専用ホイールと違ってデモ用の非売品だと思いますが、もし今正規品買うなら何かしらの特典ないか掛け合うかも。いや展示車カラー気に入ってないからやらないか。

検品と計量 #4(グループセット2)

デローザ❤️SK Pininfarina Disk、グループセット検品&計量の続き。

 

(6)チェーンリング/クランク FP18-HP093C

海外通販。

エルゴパワー同様、SUPER RECORDとRECORD共通のH11グレード、スーレコ相当。EPSで上下共通にするなら分からないでもないですが、ディスク専用上下共通の意味が不明です。(スーレコより)廉価なレコードの単価を上げて私のような🦆のお布施を増やす作戦でしょう。単価上げに更に有効なチタンアクスルタイプはありません。

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SUPER RECORDかRECORDかを別としてもbellatiの選択肢になかった、53-39のノーマルチェーンリングと170mmクランクを選択。

52-36のセミコンパクトと実際見分けがつかないと思いますが、デカい53-39がカッコいいに決まっている(注1)のでノーマルのチェーンリングを選択。

少しでも小さく軽くとかいう考えはありません。軽量を追求したらEPSもディスクブレーキもないし、そもそもSKという選択肢がないです。変速性能はサイズとかアーム本数とかコーラス以上は一級のレース機材としては等しくシマノ105並の高性能( ・`ω・´)!とか諸説あるようですが、そもそもEPSなんであまりシビアではありません。

 

多分。

 

カーボンやっぱりカッコいいです。計量時はまだ保護シールが貼ってありますが。

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663g。テクニカルデータの628gはコンパクトなので、比較不能

必要ツール:10mmHEXレンチ

私が持っていないサイズだったので、ソケットを購入。

 

(7)ウルトラ・トルク プレスフィットBBカップ UC15-UT386

国内通販。

元々フレームに1セット付属していたので不要だったのですが、グレードが分からなかったので、由緒正しきカンパニョーロ ウルトラ・トルクを購入。

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67g。テクニカルデータの49gから3割増。うっかり一緒に測ったBBスリーブが15gあると信じることにします。

必要ツール:BB圧入ツール

ちゃんとした商品は超絶に高いです。

それで簡易ツールを購入しますが、

このツール↑ではヘッドセットの圧入ができないことが判明したので(注2)、BB・ヘッドセット兼用品↓を購入し、SUPER Bは返品しようと考えました。(←ケチくさい考えです)

結論から言うと、Lixadaは安心のチャイナ・クオリティです。これを使うのはやめておきましょう。 

 

(8)カセットスプロケット CS10-RE129

海外通販。

RECORDです。EPSはスーパーレコードもレコードも設定されるスプロケット歯数は一緒です。紐の場合は、グレードが落ちますが11-32のワイドが使えます。

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化粧箱入りではありませんでした。

12-29です。フロントをノーマルにしたので、それなりにワイド&ローにしないと坂登れません。漢&カッコが大事なら11-23にすべきでしょうが、日和りました。ロー側を29にするためのハイ12です。軽さを追求したらない選択です。尤もそもそもが厳しい峠多分行かないので、後々11-27あたりに変えるかもしれません。

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255g。テクニカルデータでは11-25で211g。

必要ツール:

 これを固定するには下のいずれか。

こっちのが簡単ですが、

トルクレンチ使うならこっちです。

 

(9)チェーン CN11-RE1

RECORD11s。チェーンはRECORDが最上級。

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238gはテクニカルデータとぴったし。カンパなのに?イタリアンなのに?

付属:チェーンピン1個。カンパのチェーンピンは高いので大事に使いましょう。

必要ツール:

 高っかいカンパニョーロ純正チェーンツール。ピンをカシメるにはサードパーティ製はNGとされているようです。

campagnolo(フリガナ: カンパニョーロ) UT-CN300・11段専用チェーン用工具

campagnolo(フリガナ: カンパニョーロ) UT-CN300・11段専用チェーン用工具

 

チェーンフィキサーはどこのでもいいと思います。

バイクハンド YC-207 チェーンフィキサー YC-207

バイクハンド YC-207 チェーンフィキサー YC-207

 

ミッシングリンクは、カンパ11sでは再利用不可とされているので、トラブった時用のスペアとして携行するのがいいでしょう。

KMC 11スピード用ミッシングリンク 2セット入 CL555C ゴールド

KMC 11スピード用ミッシングリンク 2セット入 CL555C ゴールド

 

 

(10)キャリパー

海外通販。

H11エルゴパワーとセットなので単品の品番は出ていないようです。キャリパーはスーレコからコーラス、ポテンツァまで共通。因みにMAGURAのOEM品です。

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フロントキャリパー。

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リアキャリパーの後ろ姿。

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フロントキャリパーは104g。

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リアキャリパーは97g。テクニカルデータの115gより軽いですが、パッドやピンを含んでいないからでしょう。

付属:ホースをキャリパーに接続するためのニードルとオリーブはキャリパーに各1個ずつ付属します。

必要ツール:

ホースカッター。ホースは硬くないので、まっすぐ切る自信のある人には不要。

ジャグワイヤー 【J-215】 WST025 SPACE AGE 2.0

ジャグワイヤー 【J-215】 WST025 SPACE AGE 2.0

 

ニードル圧入ツールは買うべきですが、もうちょっと精度が欲しいです。

JAG WIRE(ジャグワイヤー) Needle Insertion Tool WST026

JAG WIRE(ジャグワイヤー) Needle Insertion Tool WST026

 

カンパニョーロ純正ブリーディングキット DB-100

シマノとブリーディング方法が違うので、共用できません。

campagnolo(カンパニョーロ) BLEEDING KIT ー

campagnolo(カンパニョーロ) BLEEDING KIT ー

 

カンパニョーロ純正ブレーキオイル LB-200S(100ml)/LB-200(200ml)

あっちは赤ですが、こっちは青。

campagnolo(カンパニョーロ) OIL 100 ー

campagnolo(カンパニョーロ) OIL 100 ー

 

 

(11)リアキャリパーマウントボルト AC18-DBSC34

国内通販。

クロモリ鋼と思しき黒いボルト。チェーンステーの厚みにより19mm〜44mmまで6種類の長さがあります。私は34mmをオーダー。グループセットで買う場合、これだけは入ってないか、サイズオーダーになると思います。

重量未測定。

 

(12)ブレーキディスク DB-160/DB-140

フロント160mm。

国内通販。

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119g。テクニカルデータは140mmだけ表示なので誤差不明ですが、リアがぴったり一緒だったのでこれも同じだと思いましょう。

 

リア140mm。

海外通販。

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99g。テクニカルデータと同じ。

Jekyllの巨大なダウンヒル用から様変わりして小さいのを選びました。160mmより劇的に軽いわけでもなく、何で選んだかというと、メーカーが基本と考えた機能バランスを表した方が美しいと感じたとしか言いようがありません。

 

グループセットの検品&計量は以上です。

検品と言っても目視確認だけなので、特に何か問題がある訳ではなし。

一部未計測によるカタログ値使用がありますが2,596g。RECORD EPS DBのグループセットのカタログ重量は2,447gなので、Total 150g程、ブレーキのパッドやオイルを合わせたらあと50g程重い計算ですかね。他社DBコンポの重量がよく分からないので比較できないのですが、2.5kg前後というのはシマノで言うと105と同じくらい、紐スーレコリムブレーキのカタログ値との比較で、カタログ値で500g以上、実重で700g程重いです。

まあそんでも一番高価なコンポーネントであるスーレコEPS DBとは35g程しか違わない(共にカタログ値)と思えば救われます。

 

何と言ってもカッコいいし!

 

(続く)

 

注1:個人の感想です。

注2:ここは誤解。そもそもヘッドセットの圧入は不要。