甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

自称トレイルランナー、今シーズン初めてのトレイルラン

6月21日、第2回目の投稿でこう書いています。↓

休日のアクティビティのメインフィールドは山です。

 

にも拘らず、ブログを始めて以来山に登った記録を1回も書かず、山行を見送ったことを7回も書いています。何か凄くないですか?

17週の間に7回も「見送った」と書いているんですよ。

最早私がトレイルランナーなどというのは「騙り」と言っても過言ではありません。誰も期待していないから財産の交付や移転がないため刑事的には構成要件を充足しませんが、やるやる詐欺ですね。

まあ8月末の海外旅行の際に有名観光地である某港町の後背地にある400mそこそこの山に走って登り、写真撮ってホテルに帰ってきたってのはありましたが、麓までの下りはトレイルを走ったものの登りは概ねロード。函館山とか藻岩山をロード走って登ってもトレイルランとは言わない、ということでヤマレコ除外。

尤も去年出張で行ったシンガポールのマクリッチトレイル(ヤマレコ投稿)よりはよっぽど山でしたが。

 

さて、7回見送りの中には、登山口(駐車場)まで行きながら、風邪をこじらせて真っ直ぐ帰ってきた日がありました。

トレイルランナー率最高レベル、夏場の日によっては10人に1人くらい(注1)いるトレイルランナーの聖地にして15時間のコースタイムを日帰りするために健脚自慢が集まる甲斐駒ヶ岳黒戸尾根です。

今まで山行回数19回、20回登頂(注2)の甲斐駒ヶ岳金時山登頂37回(全部トレラン)の箱根に次いで多く登っている山に、昨年3月(積雪期)以来、トレランでは一昨年6月以来ですが、土曜日13日に登ってきました。

 

といって同じことを書いても仕方ないので、詳細はこちら↓

www.yamareco.com

 

トップランナーには遠く及ばないにせよ、それなりに速く登れると思っていた黒戸尾根を登るのに3時間45分、下りには登りの持ちタイムより長い3時間8分を要しました。

2年前からの脚の怪我の影響で山行激減し、一番最近が1月箱根リタイヤ。特に嫌い&習慣付いていない平地のランニングに至っては過去4ヶ月で4km22分だけ。

得意な筈の緩い登りは脚が上がらずに走れず、降りは着地の衝撃に負けた大腿四頭筋がパンパンで走れず。トレランでは下山が午後になった経験のないコースで、午後に下山しました。

あまりのショックに、温泉にも入らず、土産も買わず帰ってきました。

リベンジせねば!トレーニングは黒戸尾根で(笑)

正直なところ箱根は飽きたので走っても気分が盛り上がらず、他に適度な距離と標高差を走れるルートを知らない。

 

何枚か写真貼ってお茶を濁しときましょう。

 

山頂標と白峰三山北岳間ノ岳です)

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摩利支天と富士山。富士山の左下に見えるのは、鳳凰三山地蔵岳オベリスク

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山頂直下甲斐駒ヶ岳神社本社と富士山。

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北岳、ガスに巻かれた間ノ岳の右肩に三峰岳2,999m、稜線の先塩見岳、その左奥が悪沢岳

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山頂すぐ下の雲海で分かるように、今日は霧のトレイル。

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ほぼ降り切ったところでカモシカさんに遭遇。写真撮るまで待ってもらいました。

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不甲斐ない走行記録を残して日帰りし、早々に自宅に着いて(注3)週末の買い物を済ませたので、日曜日の本日は自宅。朝ZwiftでGreater London Loopを1時間、35km、平均198w。強めだったかな、気温が低い予報の下、窓を開けて乗ったのに、汗が下のマットに垂れました。まあそれもいいけど脚で走らないと走るための脚力は付きませんね。

 

本日は以上です。

 

注1:何となくのイメージです。パーツだけ切り取れば、トレイルランナー以外殆ど通る人がいない箱根西外輪山エリアとかありますが、自分の経験ではここより比率の高いコースはありません。人混みの中を暴走すると顰蹙を買っているという高尾山とか鎌倉トレイルとかは行ったことないので知りませんが。

注2:反対側の登山口まで行って折り返したことがあるので、山行回数より登頂回数の方が多い。

注3:脱兎の如く帰ってきました。

アッセンブリー #19(フロントブレーキのルーティングとブリーディング準備)

DE ROSA SK Pininfarina DiskCampagnolo Record EPS DB 自組。アッセンブリー4日目その6。

 

21.フロントブレーキのルーティング

用意するもの

・デローザ SK Pininfarina Disk(フレーム+フロントフォーク)

・URSUS MAGNUS H.01(ハンドル)

・カンパニョーロ EP18-HPDRF6EPS(右エルゴパワー)

・カンパニョーロ DB-F160(160mm用フロントキャリパー)

・M8スパナ

 

前行程。

liprofumodellarosa.hatenablog.com

liprofumodellarosa.hatenablog.com

liprofumodellarosa.hatenablog.com

 

尤も内容は既に投稿したリアブレーキに準じ、特記すべきものはありません。

 

フロントは、ホースの絶対長、取り回しの違いからホースを遊ばせる余地が少ないため、この辺はインテグレーテッドハンドル固有ですが、ハンドル取り外しのためステム高相当40mm分まるまる余らせる必要。使用頻度とブレーキングトルクからしてもしトラブるならフロントだろうと考え、再カットの可能性を考慮して楽にもう1カット出来るくらいの長さにしています。

 

ホースをフォークトップから挿入。

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【最近の写真です】

 

左フォーク内側から出します。

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【最近の写真です】

粘着力の弱い保護テープが微妙に剥がれ気味なことは気にしないということで。

 

ホースをキャリパーナットに通してからカット。

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ニードル圧入ツールにセットしたホースをオリーブに通してます。

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オリーブ自体は器具では固定できないので、後ろから中指で押さえています。あ、ここにグリス注しておけばよかったのか。

ツールにニードルをセットした写真はリアブレーキ編に掲載。

 

続いてナットとオリーブにグリスを塗り、M8スパナを使ってナットを4N・m、、、をスパナでは測れないので、回転が止まったところから少しだけ締めて出来上がり。

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尚、ディスクロードバイク は日本ではまだ圧倒的に少数派で、ディスクブレーキの装着や整備をネットで調べても殆ど全部MTBです。コルナゴディスク乗っているブロガー1人くらいしか見たことありません。

MTBのブレーキ施工では、ニードル圧入行程には万力やハンマーが使われていると思いますが、インナールーティンのバイク、少なくともSK Pininfarina Diskはオリーブとニードルを装着した後のホースはガイドホールを通せないので、ホースの先端処理はフォークにセットした後です。万力やハンマーは使えません。この順番を間違えるとホースカットですよー。

 

これで4日目工程終了しました。

残る工程は、ブレーキのブリーディング、ブレーキキャリパーのアライメント、チェーン装着、ディレイラー調整とペダル装着。

 

ここに至って新兵器を投入。ちゃんとした整備に使えるメンテナンススタンド、ミノウラRS-1800です。

MINOURA(ミノウラ) RS-1800 レーススタンド

MINOURA(ミノウラ) RS-1800 レーススタンド

 

BB受け、フォーク受け/エンド受けがあり、前輪か後輪を外して載せるのがデフォルト、勿論両輪外せます。

本格整備の能力が私にあるかどうかは別として、キャリパーやディレイラーのアジャスト、何よりブリーディング、というかエア抜きに必要です。

例えばSKの右レバー〜リアキャリパーのラインなら、キャリバーからガイドホールまで前下がり、ハンドル内が水平から肩にかけて下がるので、ライン途中にエア溜まりができないようにするためには、車体を前上がり左下がり状態でキープできるようにします。

 

これまでミノウラとIBERA(IB-ST2)のA型簡易スタンドを持っていますが、Jekyll800もSK Pininfarina Diskもまともに載らず(Jekyllはスイングアーム、じゃなくて自転車はチェーンステーか、がピナレロじゃないけど左右非対称なので、よく倒れた)、仮置きとViale Lの軽メンテナンスにしか使い物になっていません。メンテナンススタンドは結構高いので、SKアッセンブリー開始後も買わずに粘っていましたが、ここで購入。

どうせ買うんだからアッセンブリー作業の効率を上げるためさっさと買ったほうがいいんですけどね。

 

尚、軽メンテのためにいちいちホイールを外していられないので&従来のでは危なくてディレイラー調整もできないので、下のスタンドもその後追加。

MINOURA(ミノウラ) DS-540CS ディスプレイスタンド

MINOURA(ミノウラ) DS-540CS ディスプレイスタンド

 


万能のRS-1800は各種フォーク、エンド幅対応、QRでもスルーアスクルでも大丈夫ですが(Jelyll800(lefty)を載せるためには定価1万円くらいのアダプターが要ります。。。)、スルーアスクル・ディスクブレーキのロードが載る簡易スタンドは多くありません。デローザ純正は論外。DS-540CSほぼ一択では?他のを探すときは、ロードだと思わず、29erMTB用を探すのが吉です。

 

続く。

 

アッセンブリー #18(バーテープ巻き)

DE ROSA SK Pininfarina DiskCampagnolo Record EPS DB 自組。アッセンブリー4日目その5。

 

20.バーテープ巻き

用意するもの

・デローザ SK Pininfarina Disk(フレーム+フォーク)

・URSUS MAGNUS H.01(ハンドル)

・カンパニョーロ EP18-HPDRF6EPS/EP18-HPDLR6EPS(左右エルゴパワー)

・URSUS MAGNUS バーテープ(ハンドル付属品。単品売りなし、補修部品での購入可否不明。)

GIZA PRODUCTS YHB00200(バーテープストッパー)

・デローザ純正エンドキャップ(付属しないので単品購入品)

・ブッシュ&ミューラー サイクルスター901/2(ミラー)

・ハサミ

・3mmHEXレンチ

 

パーツ↓

liprofumodellarosa.hatenablog.com

前行程↓

liprofumodellarosa.hatenablog.com

 

URSUSバーテープ関係。写っているのは、バーテープ、ロゴなしテカリのイマイチな仕上げテープ×2、バーテープを切って作った目隠しテープ×2(最初からこの状態で入っていたかも)、あんまり洒落てない真っ黒なロゴ入りエンドキャップ×2。

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素材は本革風シリコンでしょうか。

 

バーテープ断面は低いドーム型。幅30mm×最厚部2.65mm(粘着テープ&保護テープ込)。

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何と!他のを見たことがないので、この形状が普通なのか特殊なのか、厚手なのか普通なのか薄手なのかも分かりません。

 

粘着テープが貼られているのは、真ん中の9mm程。狭すぎない?

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それを養生するテープが5mm程しかなく、さっぱり合っていないところがイタリアン。

 

バーテープはフィジークのロゴ入りを買おうと思っていたのですが、ハンドルを買ったらこれが付属していたので使うことにしました。URSUSのロゴはなかなかイケてると思います。

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まあ熊、熊、熊、熊って書いてるだけですけども。

 

さて、

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左巻きました!

まだエンドカットとバーテープストッパー被せてませんが、途中工程写真無し。

両手が塞がり、リズムが要る作業だったので、途中の写真がないのです。

 

まあバーテープの巻き方は、素人の下手な作業よりもよっぽど参考になるブログが幾らでもあり、綺麗に巻くコツはそっちを見る方がいいですしね。

 

自分の成否を問わずこの写真の段階までの注意点は、

・バーエンド部を巻き込める程度に残す→最初に巻いた左は不足した部分がありました。

・強く握っても緩まないよう「内側に巻き上げる」→左は時計回り、右は反時計回りです。因みに下から上に巻き上げるのが作法だと思いますが、作法に関わらずエアロハンドルバーで上から下に巻く人はいないでしょう。

・基本的に1/3重ね。間違っている可能性がありますが、私の認識では厚手なので、これがコンフォート仕様だと思っています。

URSUS固有の注意点として、

・ロゴは片側だけなので天地がある→無地を前、ロゴを手元にします。どんな鈍くても巻き始めた瞬間に気付くでしょうから注意点にもなりませんが。

・型押し同色なので目立たないがロゴを揃える→下ハンはロゴが上・気持ち外寄り、上ハンはロゴが上に来るようにしましたよ。

 

微妙な失敗は、左エルゴパワー基部を隠すための巻き方が正統でなく、テープをカバー後方外側に縦巻きする格好になりました。右は上手く巻けたのですが。

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そんな目立たないからいいか!

↑ロゴのときと言ってること違います。

なお、1つ前の投稿で書いている左掌の「靴擦れ」は、エルゴパワー自体の前傾よりもこれによってエルゴパワー後上端からボルトヘッド付近に大きな段差(まさに写っています)が出来たためかもしれません。→先週末(10/7)に対策をしてみた。


右。バーテープのエンドを切ってバーテープストッパー被せました。これならベタつくとか剥がれるとかありません。
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折角のエアロハンドルバー、テープは肩までしか巻きません。

 

左にはデローザのエンドキャップを装着します。
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バーエンドに余らせたテープが短くて上手く巻き込めないので、初め連れて巻き込めるようテープを貼り、結局はバーテープに切込みを入れて収めました。カンペキに収めるのは次回の課題。

DE ROSA(デローザ) BAR END PLUG (1pr)

DE ROSA(デローザ) BAR END PLUG (1pr)

 

デローザ純正のエンドキャップはただ差し込むタイプです。

 

右も巻きました。左の犠牲を乗り越えて、初心者の自己評価は合格点。

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左右内外ともちゃんと基部は隠せました。

 

右にはミラーです。Jekyll800で愛用(というか落車や金属疲労で首が折れるので、通算で4つも使っていると言うのが正しい)の901/3のロード用姉妹品、ブッシュ&ミューラーのサイクルスター901/2。60mmパイ。

BUSCH&MULLER(ブッシュ&ミューラー) CYCLESTAR サイクルスター 901/2 サイクルミラー

BUSCH&MULLER(ブッシュ&ミューラー) CYCLESTAR サイクルスター 901/2 サイクルミラー

 

 

装着は、バーエンドに差し込んでから3mmHEXでウスを広げる方式。

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はじめこの状態で妥協しましたが、バーエンド上端を巻き込み損なっているのが気に入らないので、後で直しました。

 

ミラーですが、これさえあれば後方目視不要という訳ではないです。が、後方の状況が常時掴めるので、追い付いてくる車の存在や相対速度が大凡分かったり、一瞬首を振るだけでレーンチェンジ・右折の態勢に入ったりできるのが有難いです。あと抜き厨が追って来ないかとか勝手トレインいないかとか。ミラー付車に乗っていると、ミラーがないViale L乗るときはやっぱり怖いです。

ロードのミラー装着率どうかと思いましたが、思いの外多い印象。尤も装着率が一番高いのはジジババのママチャリだと思うのですが、どうしてあの人たちはミラーがあるのに後方の安全確認もせずにいきなり右折をカマしてきたりするんでしょうか。

尚、キャットアイの45mmパイは実用には小さ過ぎ、ブッシュの80mmパイはデザイン的に大き過ぎ、四角いのは無駄に外に張り出すので、ミラーはこれ一択だと思います。

ダンシングで膝に当たる云々あったり、停車時にハンドルが切れる等ちょっとしたことで向きがズレたりしますが、直すのは簡単なので特に困りません。

 

初めてバーテープを巻いた私が次回に向けて教訓にしたいと思ったこと。

 

(1)バーエンドには両面テープを貼る。長めに貼る

これ1番大事。でも何故か誰もやってない。URSUS固有の問題か、バーテープ裏の両面テープが細くて粘着力が足りないのか(多分巻きは緩くないと思う)、エンドキャップ装着時に巻き込もうとして引っ張られると解けてきます。いや、粘るんですが接着力が足りなくて滑ってくる感じ。積極的に固定した方がいいです。

逆に保護用のビニールテープを全周に巻く必要は無いと思います。バーテープを剥がす時に糊残りが大変なんて記事も読みますが、カーボンは多分大丈夫。しかもURSUSは粘着テープの量が少ないかもしれないwww

 

(2)バーエンドのテープは長めに残し、切り揃える

私は短くて押し込むのに苦労したのですが、そもそも斜めでバーエンドに対して長さが均等でない状態よりも、十分な長さをとってバーエンドから等長に切り揃える方が簡単。バーエンドに直交の向きで1周巻くというのもあるようですが、無駄に太くなるし少なくともURSUSのドーム形状では余計な角度付けない方がいいと思いました。

 

(3)巻き方の工夫では隙間は隠せない

目隠しテープを使わずに隙間を隠す作業は、素人には時間の浪費でしょう。

 

(4)バーテープはシリコンストッパーで綺麗に固定

ショルダーまでしかバーテープを巻かないエアロハンドルでは、丸ハンドルと比べて仕上げ部分に触れることが多いと思う(丸ハン乗ったことがないので推測)ので、粘着テープでない方がいいと思います。タイアップでブランドロゴか入ったら(デローザでもカンパでもURSUSでも)、もう少し高くても買います。最初に通すのを万一忘れるとハンドル周りの作業が全部やり直しになるのが玉に瑕でしょうか。

 

よし、イケてます。

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続きます。

アッセンブリー #17(ハンドル装着、エルゴパワー位置決め)

さて、ちょっと空きましたが、自組の続きです。

 

DE ROSA SK Pininfarina DiskCampagnolo Record EPS DB 自組。アッセンブリー4日目その4。

 

19.ハンドル装着、エルゴパワー位置決め

・デローザ SK Pininfarina Disk(フレーム+フォーク)

・URSUS MAGNUS H.01(ハンドル)

・カンパニョーロ EP18-HPDRF6EPS/EP18-HPDLR6EPS(左右エルゴパワー)

・ヘッドパーツ(デローザロゴ入りカバー)

・プレッシャープラグ(デローザロゴ入りトップキャップ)

・40mmヘッドスペーサー

・6mmHEXレンチ

・4mmHEXレンチ

・T25トルクスレンチ

 

前行程はエルゴパワー仮組と、

liprofumodellarosa.hatenablog.com

 ケーブル類のワイヤリング。

liprofumodellarosa.hatenablog.com

 

プレッシャープラグからトップキャップを外し、プラグ外縁部にカーボンペーストを塗ってコラムに差し込みます。SKのプレッシャープラグはトップ部外径が28.6mmでコラムと同じで、コラム内に落とすタイプではありません。

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ヘッドカバーの上には、40mmのスペーサーを載せています。Shop XJってところのカーボンスペーサーです(アマゾンのリンクはうまく表示されないので省略)。

ヘッドカバー上縁、コラムにカーボンペーストを塗り、スペーサー、ハンドルと載せていく感じです。

 

ハンドルを載せます。

プレッシャープラグを締めるというのか緩めるというのか、6mmHEXを回してコラムと密着させます。Max8N・mなので、6N・mにしました。

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コラムトップの深さはURSUSの指定4mmより浅い1mm。NGと書いてあるのは4mmOver、とはいえ1mmは浅過ぎ、引き上げ余地を考えると3mm、せめて2mmぐらいにしたいのですが、取り敢えずトップキャップが締まるようだったので、このまま。(注1)

 

その後トップキャップ外縁部にカーボンペースト、ボルトにグリスを塗って装着し、4mmHEXで軽く締めます。続いてハンドルの4mmHEXボルトを一旦抜いてグリスを塗り、こちらも軽く締めます。

両方締めが弱いので、まだハンドルが左右に動きます。フレームに跨って、ホイールとハンドルの向きを上から確認しながらピッタリ合わせます。

その次に、トップキャップボルトを締めてコラムを引き付けます。ここのトルクは2N・m指定です。弱い感じもしますが、強く締めてトップキャップを割る人も居るようなので、指定値に留めます。

次にハンドル(というか普通はステムなのですが)のボルトを締めます。6N・m×2本指定ですが、少し弱めの5N・mで締めました。

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これでハンドルが装着されました。

 

それからSKを壁に寄せ、サドルに乗ります。

次にその乗車状態でエルゴパワーを引いたり送ったりして丁度いい位置を探ります。

本当は私のような初心者は実走でポジション決めをすべきなのでしょうが、特に意味なくブレーキを最後(最後の最後はペダルでしたが)にし、実走不能なので、静止状態で何となくいい感じに思えたポジションにします。

決まったらT25トルクスを回し、エルゴパワーを固定します。トルクは10N・m指定ですが、対象となるハンドルがアルミだったら困るので、もっと低く8N・mにしました。

 

ブラケットカバーが固くて抜き差しが大変なので、L字レンチでなくロングソケットを差込み、ラチェットハンドルを標準→トルクレンチに付け替えた方が楽です。

 

結果エルゴパワーのポジションですが、前傾は、、、どう測ればいいのかよくわかりませんが、前傾部の角度だけ測ると-10°、最低部までの平均だと-3°というところです。

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絞りは中立。
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【2枚ともバーテープの説明を意図した写真ですが。】

 

これでエルゴパワーの位置確定。

 

続いてバーテープに進みますが、1本の記事には字数過多になるので、ここで締めます。

 

その後の実走での所感としては、ルックス上しゃくり厳禁でついエルゴパワーの前傾大きくなりましたが、1番圧迫すると予想した親指と人差し指の間、第1指間腔の痛みは出ません。その代わりというか、合谷指圧も効かないので血圧も下がりません。(注2)

寧ろ、連続走行120kmを超えるくらいで掌の外寄り下部(丁度エルゴパワーのカパー後端に触れる部分)に水疱ができました。第1関節腔よりもここを圧迫していわば靴擦れが起きたのだと思いますが、ノースフェイスのペラいサマーグローブで起きず、外人用なのでSサイズを買ったら小さかったというPOCのパッド入りグローブで起きるので、単にサイズ/縫い目の問題かもしれません。次回は-1°くらいまで起こすことにしてみます。(注3)

レバーはほぼ真っ直ぐ下、気持ちハの字に降ろしましたが、これはもっと開いても良かった。ハンドル幅、前傾角や手首の柔らかさで変わるでしょうが、次回は3-4°小指側を開いてみます。下ハン握りだと中立でいいので、乗り方にもよるようです。

 

初めてのロードでインテグレートハンドルな時点でポジションへの意識低いですが、ポジションが固まっていない人はまず実走でしょうね。

 

その前に、ここでやっていた小工程、上記写真では既に終わっていますが、トップチューブのケーブルカバーを装着します。

 

金属製のカバーにパワーユニット側のEPS V3ケーブルを通し(すんなり通ります)、カバー縁にカーボンペースト、2本の2mmHEXボルトにグリスを塗って、小径ボルトなので弱く締めます。

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コントロールユニット側のEPS V3ケーブルです。ゴムパッキン内に通すためにはケーブルにすんごくストレスを掛けそうなので、切込みを入れてケーブルを通しました。

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あとはパワーユニット側とコネクターを接続し、コネクタートップチューブ内に収容、パッキンをカバーに差し込んで完成。

因みにこの時は、上記40mmのスペーサーと違うスペーサーが入っています。

こっちを先に買っていたのですが、ローンチ時は40mmにしようと思ったので、仮で付けていただけです。

 

続く。

 

注1:その後コラムカットした結果、ギャップは3mmになりました。

注2:ここにツボがあるらしいのでシャレで言及しただけです。どちらかというと血圧低い方なので、下がると困りますが。

注3:でも絶対にしゃくらない。

 

 

 

 

3連休のライド

9月から10月の怒涛の3連休×3の最終、体育の日3連休。

 

ホームタウン浦安は、金曜夜雨、土曜夜雨。山行の機運盛り上がらず、朝はロードバイクに不向きな路面で、結局土曜日の朝所用出先から自宅まで1.2kmのランニングと風が治まった日曜午後40km程のライドのみ。

このランニングで思いました。あまりに走っていないため、山を走る体力が今は備わっていないんじゃないかという懸念があるから、山に行くのが億劫になってるんじゃないかと。1kmそこそこしかないの分かっているのに、はじめ500mのウォームアップはキロ6分、そのあとはキロ5フラット。やっぱりね、さっぱり走れない。ロードラン大嫌い人間には厳しい復帰の道です。

 

日曜はSK Pininfarinaで千鳥〜舞浜エリアを流しました。

舞浜エリア南部のディズニーリゾート周回道路はロードバイクの定番、千鳥エリアは護岸の外に出られるところが面白い点でしょうか。居る人の殆どは釣り人ですが。

 

千鳥地区の道路最先端、リサイクルセンター/クリーンセンターのところから護岸の外に出ます。千鳥エリアはアスファルトの荒れた路面です。おそらく震災時からそのまま。ここは楽しくありません。瓶を割ったんでしょう、ガラス片も落ちてるし。

 

最南端から少し回り込んでディズニーランド。

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総合公園エリアよりは短いのですが、ここなら高い建物がないので、来年以降のエアレースの滑走路が作れるんじゃないかしら。パブリックビューイングとかできるスペースないし不便なので、見たい浦安市民にも宣伝したいレッドブルにもどっちもメリットないから無理かな。

 

冬だともっとはっきり映りますが、ちょっと遠い逆光の東京ゲートブリッジ

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さらに進んで舞浜エリアの護岸外。葛西臨海公園の観覧車とスカイツリー

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舞浜エリアの路面はフラットで低抵抗のコンクリートなので平地最高速アタックができます。が今日はスタート時にRunmeterを2度押ししたらしく、ライド後に止めようとしたら、0分01秒、距離0kmでした。。。40km程というのは、GPX Binderを使って手書きしたルートの距離です。残念。念のためStravaも起動しとけばよかった。。。

 

舞浜リゾートホテル群。

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この辺は護岸上が整備され、フラットな歩道と新しい割には妙に荒れたサイクリングロードが1.5kmに亘って並行しています。区間中歩道から上がれる箇所は4箇所くらいあると思いますが、歩道を横断するだけで車道から上がれる箇所は1箇所しかありません。自転車は車道を走るものだというのをどうして行政は分かってくれないのでしょうか。

ディズニー外周道路内回りは舞浜ホテル群とディスニーシー駐車場に向かう車が多くて走りづらいですが、外回りは最高速アタック向きです。

 

未踏峰浦安市最高峰。中にいても噴火の瞬間に仲々巡り会えない火山です。

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この周りを未整備地を継いで走るUltra Trail du Mount Prometheusを勝手に企画して走ったのは私です。

 

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ああ、もっと運動しなきゃ。

アッセンブリー #16(リアブレーキホースのルーティング)

DE ROSA SK Pininfarina DiskCampagnolo Record EPS DB 自組。アッセンブリー4日目その3。

 

18.リアブレーキホースのルーティング

用意するもの

・デローザ SK Pininfarina Disk(フレーム)

・カンパニョーロ EP18-HPDLR6EPS(左エルゴパワー)→というかブレーキホース

・ジャグワイヤー J-215(ホースカッター)

・ジャグワイヤー WST026(ニードル圧入ツール)

・2mmHEXレンチ

・M8スパナ

(・シフトケーブル(安物で可))

 

ブレーキに関連する投稿は、2018年8月9日「検品と軽量#4」

liprofumodellarosa.hatenablog.com

 前行程ブレーキキャリパー装着:9月24日投稿「アッセンブリー#13」

liprofumodellarosa.hatenablog.com

 

間に余計な作業を挟まないで通しでやった方がいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、その通りです。まあ気分でやっているプライベーターなんで、この順序にあんまり意味ないです。全部纏めた後に適正な作業順を整理してみようと思いますが。

 

ハンドルをコラムに載せて仮止めし、続いてリアブレーキホースのルーティングを行います。

 

まずホースをダウンチューブ用カバーに通します。これを忘れてホースエンド加工まで進むと、カバー装着不能になりますよ。

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先端は金属なので、メンディングテープで養生してダウンチューブに通します。(より適切な作業方法については後述しています。)

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BB下に通しました。内側(隔壁の下)と外側(今見えるところ)のどちらを通すのか不明ですが、下は狭く、わざわざクランクシャフトを覆うBBケーブルガイドに接触させても仕方ないので、多分これ(外側)が正解。

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作業を楽にするためにEPSケーブルガイドをビニールテープ留めして引いてみることにしましたが、固定力が足りないので意味ないです。糸などでがっちり固定すれば効果ある(これも後述)でしょうが、少なくともBBまでなら何も要りません。

 

続いてチェーンステーを通します。

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通りました。と簡単に書いてますが、かなり大変でした。途中無理かと思ったくらい。

まず、マグネット部がガイドホールより太いEPSケーブルガイドは、使えません。ケーブルガイドのワイヤー部も、このホース先端部のパーツにある穴より太く、装着できません。

チェーンステーのガイドホール内がテーパー状になっていて押し込めばそのまま抜けるような構造ならいいのですが、さっぱりそんなことはありません。寧ろ、途中のバリに引っ掛かって止まります。ガイドホール出口は裏からはただ穴が空いているだけなので、当たることはあってもホースをセンタリングする方法がないので、限りなく同径のホールを通りません。

ホースをセンタリングさえできれば通るので、先端部がケーブルガイドのワイヤーより細いもの=安全ピンを差し込んでセンタリングした状態でBB側からホースを押し、通しました。

 

ということで結構苦労したのですが、これの正解は、苦労の元先端パーツにあります。

これもマニュアルに書いてあるのですが(ならちゃんと読めよって感じですが)、EPSケーブルガイドでなく、シフトケーブルを使います。チェーンステー側から入れてBBなりダウンチューブなりまで引いてからセットしても、セットしてからダウンチューブに入れても(マニュアルはこっち)いいのですが、シフトケーブルなら先端パーツの細い穴を通るらしいです。

まあEPS+DBのSK Pininfarinaには基本的に無用なモンで、他車用のシフトケーブル在庫を持っていない当時の私にはない選択肢ですが。(その後Jekyll800のリアディレイラー交換に伴ってXTRのシフトケーブルを買ってる。。。)

 

別に急ぐ必要もないのですが、ダウンチューブのガイドホールはカバー固定後もホース長の調整は可能なので、さっさとカバーをします。トルクを掛ける箇所ではないので、ロックタイト222を塗布した2mmHEXを軽く締めておしまい。

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続いてリアブレーキホースをキャリパーに接続します。

 

まずホースの余分な長さをカット。写真ではまだかなり余ってますが、これも練習目的の2度切り初回のためです。

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切れました。

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ステンメッシュでなくケブラー巻きだと思いますが、大した力も要らず簡単。断面をできるだけ綺麗にするために専用ツールを使用する、という理解。

 

続いてホースにニードルとオリーブを装着します。

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この先の説明が心許ないので、説明書が映った写真を先に出しておきます。

 

オリーブとニードル。これまで言葉だけ出ていますが、撮った写真がないので、解説に先立って掲示。左がニードル、右がオリーブ。カンパニョーロのオリーブは黒いので、後ろの写真では分かり難いです。

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AmazonからシマノXT用の写真を拝借】

 

まずホースをマーキングして適切な長さにカット(これはカット2回目、1回装着練習した後です)。

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それからキャリパーのバンジョーナット(中を直接オイルが通る構造じゃないので、バンジョーじゃないかな。カンパニョーロのテクニカルマニュアルではただ「ナット」と書かれています。)を外し、そのナットにホースを通します。

 

続いてオリーブにホースを通します。それからツールにホースをセットし、黄色いレバーを倒して固定します。

ホース先端とオリーブの位置は、ツールにマーキングされた通り。

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それからツールのハンドルを回し、ニードル先端をホース先端に圧入していきます。ニードルの太い部分を残して入りきると完了です。

9月20日投稿「アッセンブリー#9」で書きましたが、この状態になると、ナットは抜けません。フォークやチェーンステーのガイドホールも通りません。何かトラブってたらホースを切るしかありません。再カット・接続できるだけの長さに足りなくなると、ホース(EC-DB003)買い直しです。この辺がリムブレーキ車と違う不便&作業上の注意事項ですね。

 

ボルトをキャリパーに組み付けます。M8のナットにグリスを塗り、スパナで締めます。

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これだけ厚く・深く盛ると、キャリパー内のオイルに接触して溶け出す(→オイルを汚す)かと思うのですが、漏れるのが心配なもんで。

このナットのトルクは4N・m指定ですが、スパナだし、ナットもキャリパーもアルミで弱いので、適当に弱いトルクを掛けます。

 

できました。

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オリーブが奥に入り過ぎたらオイルが漏れそうな気がしないでもなく、オリーブを押し潰すほどのトルクも掛かりませんが、締めた後オリーブは動かず、オイル漏れもないので、ナットが丁度いい辺りにオリーブを押し込むようになっているのでしょう。

 

以上でリアブレーキは繋がりました。

 

続く。

 

アッセンブリー #15(EPSケーブル/ブレーキホースのハンドルへの固定)

DE ROSA SK Pininfarina DiskCampagnolo Record EPS DB 自組。アッセンブリー4日目その2。

 

17.EPSケーブル/ブレーキホースのハンドルへの固定

用意するもの

・URSUS MAGNUS H.01(ハンドル)

・カンパニョーロ EP18-HPDRF6EPS/EP18-HPDLR6EPS(左右エルゴパワー)

・ビニールテープ

 

関連するパーツ及び作業に関する投稿は複数あるので、リンクも段々面倒になってくるのですが、

エルゴパワー:「検品と軽量#3」

liprofumodellarosa.hatenablog.com

ブレーキ関連パーツ、ツール:2018年8月9日投稿「検品と軽量#4」

liprofumodellarosa.hatenablog.com

ハンドル:「検品と軽量#5」

liprofumodellarosa.hatenablog.com

ハンドル関係の仮ルーティング:「アッセンブリー#3」

liprofumodellarosa.hatenablog.com

 

ハンドルにEPSケーブルとブレーキホースを固定します。

 

カーボンハンドルを保護するため、エルゴパワーの金属製クランパーを固定する場所周辺にビニールテープを巻きます。仮止め時はメンディングテープでしたが、厚みがあって多少の緩衝性があるビニールテープが恐らく正しいです。

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元々は仮留め時既に通してあるのですが、ブレーキホースを通します。ステアリングコラムに載せた状態でハンドルを左右に降り、その際のホースの動きを見て、EPSケーブルを後ろ、ホースを前に配置します。

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ブラケット側のEPSケーブルは、ブラケット後端の溝に沿って取り回し、ブレーキホースの下に通します。(次の写真の方が分かり易いです。)

 

ホースとケーブルは、固定時の捻れが極力ないよう位置や捻り度合いを調整してから、ビニールテープで固定します。

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インナールーティンのURSUS MAGNUS H.01は、エルゴパワーから最短距離でケーブル類をハンドル内に引き込むことができます。

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ここまでは左右一緒です。

 

次が長いので、ここで切ります。 

続く。