旧聞です。
旧聞も旧聞、5月30日、先月の話です。
話題になっていない観があります。
デローザ ・ジャパンの最新情報は、5月27日投稿の試乗会情報です。ジロは走っていないかのようです。
www.derosa.jp
まー、レースの世界では4thカテゴリーくらいのブランド(注1)なので、ディストリビューターとしてはニュースヴァリュー低いんかな。
5ちゃんねるでのステージ優勝関連投稿は8件きり↓。
自転車板のスレッド | itest.5ch.net
他の掲示板、Facebook、Twitterは知らない。
しかし❗️
DE ROSAは勝ったのです。
SK Pininfarina Diskは勝ったのです❗️
グランツール、Giro d’Italia ジロ・デ・イタリアで。
ならばSK乗りの私が取り上げようじゃないかと。
本国公式サイトは報じていますよ。
www.derosa.it
ステージ優勝を速報した訳ではなく、レース全日程が終了した6月5日の投稿。
NIPPO Vini Fantini Faizanèだけの話題でなく、ジロに出場したもう1つのデローザ・チームにして果敢にアタックを仕掛けてNIPPO Vini Fantini Faizanèよりも多くベスト10ライダーを送り込んできたIsrael Cycling Academyと、Giro Eのことも書いています。
Israel Cycling Academyのダヴィデ・チモライDavide Cimolaiが駆るのもSK Pininfarinaです。
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(6月19日追記)
時期的に2020モデル発表の予告だと思いますが、本国サイトはカウントダウンしか表示されなくなっています。ホームページのみならず、サブページへのダイレクトアクセスもできません。
なんだかな。デザインは綺麗でもやることにセンスないな、イタリア🇮🇹の中小企業。カンパニョーロ(リオグランデ)も長期工事が得意なので、自転車屋なんてそんなもんでしょうが。
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今年のジロは、デローザ/NIPPO Vini Fantini Faizanè大活躍でした。
第3ステージではNIPPO Vini Fantini Faizanèの初山翔さんが144kmに亘って独走。翌日のガゼッタ・デロ・スポルト紙の1面を独占したそうです。
www.cyclowired.jp
そしてハイライトが、第18ステージ。
NIPPO Vini Fantini Faizanè初優勝、ダミアーノ・チーマDamiano Cima初優勝の瞬間。
photo:Kei Tsuji(https://www.cyclowired.jp/image/node/296837)
先頭を走るチーマのSK Pininfarina Disk。(写っていないもう1人のヒーロー初山さん((H)atsuyama San)はプロトスですが、チーマのSK Pininfarina以外のバイクも面白い組合せ、デローザと縁の深いエディ・メルクスと渋ーいイタリアン・グエルチョッティですね。)
photo:LaPresse(https://www.cyclowired.jp/image/node/296922)
www.cyclowired.jp
最終成績として、
第18ステージ優勝、ダミアーノ・チーマ。
マリアクラミチーノ(ポイント賞)3位にダミアーノ・チーマ。
中間スプリント賞2位にダミアーノ・チーマ。
そしてフーガ賞(逃げ賞)1位がダミアーノ・チーマ。
ヌメロ・ネロ(名誉ある総合最下位・黒いジャージ賞)にはGiro d'Itlia #102の注目を一気にデローザ に引き寄せた“Atsuyama”初山。
だそうです。凄い凄い。
www.cyclowired.jp
3年ぶり出場の格下UCIプロコンチネンタルチームがですからね。
天皇杯でJ2チームが快進撃し、決勝まで行った感じかな。
シクロワイアードのジロ・デ・イタリア特集記事の最後は、NIPPO Vini Fantini Faizanèでした。
www.cyclowired.jp
ワイルドカードで3年ぶり出場(注2)のチームがステージ優勝とフーガ賞を獲る大活躍ですからね。お祭りですよ。
でも1つ突っ込まずにはいられない。
水谷監督のインタビュー。「今回のジロで一番印象に残ったことは、チーマが勝ったステージで補給が終了するラスト15キロ直前で、チーマに最後のボトルとジェルを渡し「ALLEZ CIMA! FULL GAS!!」と言い渡して離れたことでしょうか。」
イタリア🇮🇹のチームの監督が、イタリア🇮🇹国内のレースでイタリア人🇮🇹のライダーに"allez"?言い間違いなのか聞き間違いなのか誤植なのか。
読みは確か同じだったと思いますが、イタリア語では「Alè」です。
まあそれは置いて。
SK乗りが強調したいのは、SK Pininfarinaの戦闘力。
素晴らしい❗️
勿論ライダーが素晴らしいのですが、素晴らしいライダーが選んだのがSK Pininfarina。
2016年発売のモデルです。同じ名前でアップデートしている訳でなく2016年発売のモデルです。マイナーアップデートはあったかも知れませんが。日本には2018年から投入されましたが、Diskも2016年から売ってます。
2ndグレードのモデルです。同じデローザ でも1stグレードのプロトスPROTOSの方が新しいのに、これが各メーカーの最新1stグレードを抑えて優勝した訳ですな。
何気に凄いと思います。3年前の2ndグレードが優勝したのです。未だSK Pininfarinaの戦闘力が第1級であることが証明されましたね。マーケティング的にはプロトスで勝ちたかったでしょうけども。
あぁ、そろそろ乗りたいぞ。
何で今頃取り上げたかというと、シクロワイアードの記事を後追いで読んでいて、第18ステージに達したのが一昨日だからだったり。。。
因みにゴールは、ヴェローナの象徴「アレーナ・ディ・ヴェローナ」でしたね。嫁と母と3人で行ったことあります。
「ロミオとジュリエット」のジュリエットの家。
アレーナは、私達が行った時は、自転車レースでなくマラソン大会の日でした。
注1:クリスティアーノ・デローザ さんは「デローサ社はUCIワールドツアーチーム1つのために数百万ユーロの機材提供をするよりも、3つのチームを支えることの方がメリットが大きいと考えています。」と仰っているので、必ずしもそういうことではないのですが。
cyclist.sanspo.com
注2:ジロはの主催者推薦はNIPPO Vini Fantini Faizanèの指定席ではないのですが、これだけ活躍してイタリアを沸かせたのですから、きっと来年も呼ばれるに違いない。