この日のトリは名高き酷道399鳩峰峠です。生憎福島県側が工事なので、飯坂温泉まで降りることはできませんが、ここは蔵王エコーラインと並ぶ今回の帰省の自転車的2大目標でした。
R399 2級山岳鳩峰峠
高畠町大町226m-最高点793m(+567m)-高畠町大町226m
上記起点から3km起点程進んだところですが、峠まで8km・「福島県通行止め」の表示。峠から下った先のダム周辺の土砂崩れの復旧工事だそうです。
1〜1.5車線の道は激坂という程ではないですが、急坂がずーっと続きます。フロントはほぼ終始インナー39コマで、アウターに上げる機会がありませんでした。それよりも落ち葉や枝、出水で路面が荒れているところが多く、下りはとても飛ばせませんね。
途中峠を見上げる箇所がありました。
まだ結構あるな…。
終盤に掛けて激坂が頻出し、リアも9s23コマまで落としたことが数回。
頭の上に掛かる木がなくなって明るくなり、コンクリートの法面が見えて斜度が緩むと、間もなく鳩峰峠に到着です。
起点から12km、52分のヒルクライムでした。すれ違ったのは、本格坂道が始まってすぐ1台、ゴール500m程手間で1台、僅か2台の自動車だけでした。
今日は下ることができない福島側。深い山の中に分け入ってくる感じで、向こうから登ってきた方が面白そうです。
尤も通行止めの理由はダム周辺の土砂崩れの復旧工事なので、ダム手前までの10kmくらいは下れるのかも知れません。もうここで13時なので時間的にやりませんが、1回は飯坂温泉まで下ってみたいんですけどね。
浜田広介の碑。
カヤトの尾根の先は龍ヶ岳934m。
トレランシューズなら10分くらいで上がれると思いますが、ロードバイク用のビンディングシューズ履いて高価なSK Pininfarina Diskを置いて登ってくるのは無理です。
足元。
米沢盆地(北の方なので米沢市は写っていないと思いますが)。
さて、出発しましょう。
起点まで12kmのダウンヒルですが、登りの写真のとおり路面が悪かったので、飛ばせませんでした。
上の8km標識の手前に「町民の熱い期待高まる!国道399号早期改良実現」という立て看板がありました。
イラネ。
鳩峰峠起点と二井宿峠起点はすぐ近くだし、鳩峰峠終点の福島市・飯坂温泉にはR13の方がアクセスいいです。ここを改良する必然性がさっぱりありません。米沢を嫌いな高畠人が米沢を通りたくない気持ちがあるぐらいなもんですね。
あとは約15kmで50m登るだけの概ね平坦な道を実家まで帰るだけですが、最上川夏目橋手前の温度計は「32℃❗️」でした。そりゃ暑いわな。東京もこの日は30℃になったそうですが、30℃環境では乗らないようにしていたのに、9月になって、秋が始まった田舎で30℃は想定外でしたな。
いっとき吾妻山が見えた7日火曜日ってのがありましたが、この日は栂峰↓、
吾妻山↓、背後だったので写真にしませんでしたが、蔵王までよく見えました。
帰省7日目にして初めてです。でもこの日も飯豊山と大朝日岳は見えませんでした。
【Runmeterによる走行データ】
スタート: 9時19分
バイクタイム: 4時間08分19秒
停止時間: 44分25秒
距離: 108.52km
平均スピード: 26.22km/h
最高スピード: 58.99km/h
登り: 1,264m
降り: 1,276m
消費エネルギー: 2,985kcal
100km走って1,200m登るなんてのは個人的には初めてでしたが、普通に余力をもって14時15分に帰宅しました。
これで県南東側の峠は大体墜としました。更に鳩峰峠と栗子峠の間に、昔の間道だったらしい「豪士峠」(国土地理院地図に載っている)と「中ノ沢峠」(国土地理院地図に載っていないがこっちの方が整備されているらしい)ってのがありますが、これは普通にトレッキングコースで、ロードバイクでは無理です
あとは山形市の旧笹谷峠ですな。オートバイのローリング的には、県南部からアクセスするルートとしては西吾妻スカイバレー(福島側)、蔵王エコーラインと肩を並べるルートですが、学生当時は面倒くさくて行ったことありませんでした。次SK Pininfarina Diskと帰省する時の課題にしとこう。