先日3rd Generationに移行したことになっているSK Pininfarina Diskのドライヴレコーダー。
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前回ライド時の構成は、変則2nd Generationでした。
フロントがDrift Ghost XLで、リアはなし。
3rd Gen.を1回も運用することなく4th Gen.に移行することもあり得るとは思っていたのですが、以後のフロントカメラになる予定だったDrift Ghost XL PROが初期不良っぽく、到着から5週間、未だディストリビューターとやりとりの最中。そのためDrift Ghost XLをフロントに戻し、そうしているうちに4th Gen.用リアカメラが届いたのですが、ライド前にトラブルあって未装着でした。
「日本製」が「信頼」と同義語の時代に日本製品に囲まれて生まれ育った私は、一切の動作確認をすることなく使用を開始するのが当たり前なんですが、世の中普通にチャイナメイドの時代、ガジェットにそういう信頼を置く時代ではないってことですかね。
そして今回、当初の予定と違った4th Generationが、以下の構成。
フロントは2nd Gen.に先祖返りというか実際には古くないと言うかオーダー時期で言うと1番新しいのDrift Ghost XL。リアがこの間届いた4th Gen.本命リアカメラのMUFU V10S。
リアカメラは素直にGarmin Varia RCT715を買えばレーダーも付いていて更にいいのでしょうが、デイフラッシュ+録画で6時間という稼働時間が微妙にネックです。多少重くてもあと2時間伸ばしてくれれば飛び付いていたかもしれませんが、もう1時間長い公称7時間のCycliq Fly6 CEは5時間経過頃からバッテリー警告が鳴り出し、距離が130km以上のライドには心許ない感じでした。
昨日は、4th Gen.でライド。MUFU V10Sをローンチしました。
少し時を戻ります。
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「アクションカメラ」ではなく、「ドライブレコーダー」を謳っています。
「本体をホルダーに差し込むと録画が始まる」という仕組みですが、これをドラレコとして使いたいところが2箇所あるので、本体(ホルダー1個付き)ともう1つホルダーを購入しました。
開封。
割とコンパクトですね。前面投影面積はGoProより小さいです。
ずっしり思いDrift Ghost XL/XL Proとの比較その1。
その2。
ホルダーにはGoProアタッチメントが付いていますが、プラスチック製です。アルミ製のレックマウントとの相性は怪しいです。
些か疑問なのは、アタッチメントが上部/下部でなく後部(レンズと反対側)に付いている点。結構なトルクで締めないとお辞儀するんじゃないかとの懸念あり。
差し込んだ状態。こうするとPower On /Record Onになります。
自作リアカメラマウントから直で吊ることができないので、レックマウントのGoPro 35mm延長アダプターを介して吊りました。
ジャストサイズのボルトは15mmM5ですが、少し余裕のあるワッシャー入り18mmを使用しました。因みに青く輝くベータチタン製です。
カーボンペーストで摩擦力を高めつつ、締付けトルクはM5の標準である1.5N・mとしました。
後ろから見るとこんな感じです。
カメラ装着状態1。
ホルダーへの差し込みは、向きが決まっています。カメラのレンズと、ホルダーのMUFUロゴが同じ向きでないと入りません。
カメラ装着状態2。
真後ろから。
オートバイのフロントドラレコとして使う場合はミラー装着が想定されているので左右どちら向きでもいいのでしょうが、左側通行の日本でリアカメラとして使用するには、レンズは右側の方がいいと思います。逆さにすりゃいいのか。
前方から。
横長は、空力的には若干不利かもね。
V10Sの画質です。
向きや距離が若干違いますが、Ghost XLはこんな感じ。
どちらも1080p フルHDなので大差ないのですが、カラーとシャープネスはGhost XLより落ちるかな。でも同じ140°でもV10Sは外縁部が潰れていないですね。
後方から迫る自動車のナンバーもちゃんと読めます(消し加工してありますが)。
V10Sの美点
- ソニー製STARVISイメージセンサーを使用しているので、GoProが全く弱い夜間でも機能する(筈である)
- 新品時フルチャージで8時間運用できるバッテリー容量。2割引でも7時間近く保つ
- 手振れ補正がないので、加工映像として証拠採用されなくなるリスクが低い(という点は日本ではあまり心配要らないのかもしれないが)
気になる点
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手振れ補正がないので動画は揺れが激しく、30fpsのため滑らかでもない
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録画映像を本体から取り出す方法は、Wi-Fi経由でのiPhoneアプリへのコピーのみ
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(防水ゴムキャップの下のSDカードを取り出せば動画ファイルに直接アクセスができるが、頻繁にやると千切れそう)
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USB-Cは給電専用で、本体をPCに接続してもファイルが見えない
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動画の形式がTSファイルで、サードパーティーアプリでないと再生できない
ということで、詰まるところ、ドラレコとしてはよくできていると思います。TSファイルなんてドラレコなればこそだろうし。でも、アクションカメラとして両立することは難しそうです。この点は同じく30fpsのGarmin Varia RCT715も同じ様なもんかな。
さて、「ライド前にトラブルがあって」は、このV10Sでした。
上述「おじき懸念」から、装着時にオーバートルクしていたのでしょう。使用前(SK Pininfarina Diskを外に出す時)にホルダーのアタッチメント部が折れました。おかげでリアのドラレコなしで走りました。
でもサポートは素晴らしいです。
報告したら直ぐに交換品のホルダーを送ってくださいました。
それで交換品は、カーボンペーストを塗布し、1.5N・mとした次第。
まあやはり素材に懸念あり、重量バランスがアタッチメント中央よりもレンズ側に寄っていて片側にストレスが掛かり易い点も、疲労破断のリスクを高めると思います。
もう1個壊したら、レックマウントのアルミアタッチメントを使って製品よりもっといい固定ができるか考えてみたいと思いますけども。(アイディアはあり。)
取り外しての傷・クラック確認はしていませんが、取り敢えず、100kmのライドではお辞儀をせず、またしっかり撮影できていることが確認できました。
一先ず安心。
これであとは残るは、フロントカメラがGhost XL Proになるのかならないのかです。