自組でも特筆すべきカスタムがあるバイクでもありませんが、DIRETO専用化した愛車#1、キャノンデールJekyll 800。
先週土曜にZwiftやったのは書いたところですが、4月までの400km/月の勢いは何処へやら、ここ2ヶ月は60km、20kmと、週末特に出掛けたわけでもないのに、暑さに負けた私が完全に活動停止中。今週も土曜日の山行予定はGT-Rのバッテリー寿命のため中止、日曜日は3時に目覚ましをセットして起きたら7時半でした。
ということで、外に出るのが嫌なので、ベアリングが怪しいTruVatiVのクランクFireXを安心のシマノに交換することにしました。アウターを44→48にしたいのとクランク長を175→170にするつもりでFC-M591を買ってありました。下り、あくまで下りですがトップスピードを上げるのと、嫁がDIRETO乗るには175が厳しいため。ビアンキViale用(こっちは40→48目的)にもう1個あります。
前からやりたかったのですが、JekyllがISISという面倒臭い規格のため、工具がなくて放置していました。
FC-M591を2つ並べます。左がシルバー。右がブラック。
なんかおかしい。(一方にチェーンガードがあって他方にないのは嫁・街乗り用-Viale-と自分・室内用-Jekyll-であって意図的なものです。)
直すことにします。
裏側4本の+ビスを抜き、チェーンガードを外します。
更に、アウターチェーンリングを外します。
続いて、ブラックの方もアウターリングを外します。
チェーンリングを戻します。
ナットはある程度締まると止まって圧入できますが、途中までは一緒に回ってしまうので、一番デカいマイナスドライバーで押さえました。
できました。
並べてみます。チェーンガードはまだ付いていませんが。
よし。
あ、チェーンガード着けるための穴空いてない。
ドリります。これのために、とっくにご臨終だったボッシュのインパクトドライバーのバッテリーを純正ニッカドから中華ニッケル水素に交換。
チェーンガード装着。
できました。
チェーンガードにまだブラックカラーが残っていますが、これは妥協します。
測定しないで適当に目算でやったので、穴の位置がズレてます。あとで開け直すことにします。Viale乗る程度のトルクではこれが剛性に与える影響は殆どないでしょう。
振り返ると、ブラックの方をチェーンガードあり、シルバーの方を無しで選ぶべきでしたね。
さて、いよいよ本題。
Jekyll800のクランク/BBは、TRUVATIVのISISです。性能上がるわけでもないのに互換性ない製品作るのは止めて欲しいです。
1.ペダルを外します。
安定しないクランクにトルクを掛けるので、ペダルレンチで緩めてからHEXレンチで外すのが楽です。因みにペダルは前に回すと締まり、後ろに回すと緩みます。つまり左側は逆ネジ。
なお、写真は左側ばかりですが、室内でDIRETOに固定されているJekyllの向きによるものです。作業は片側を一度に進めるのでなく、交互にバランスよく進めるのがいいとされています。気をつけましょう。
2.キャップを外します。
3.クランクを外します。
専用工具2つ必要です。勿体ないのですが、Vialeのクランクにも要るはずだからまあいいや。
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オクタリンク/ISISのクランクを抜くためには、この下のアダプターも要ります。
まずアダプターを先に差し込んで、
クランク抜きを差し込みます。
クランク抜きの使い方ですが、
インナーを伸ばした状態でクランク軸に差し込み、アウターを時計回しして奥までねじ込みます。
それからインナーを時計回しし、止まったところからは工具を使います。
アウターに掛けるのは19mmスパナ。ここではモンキーを使っています。
インナーに掛けているのは17mmスパナですが合っていません。KTCの56点チェスト入りツールセットに入っていないほぼ自転車専用16mmでしょう。ふざけてます。
二本掛けするのは、アウターがこれ以上入らない(クランクのネジ山を傷めない)ようにするためです。
アウターが回らないよう押さえながらインナーを回していくと、クランクがBBから浮いてきて、抜けるようになります。
さて、左右のクランクが外れたところで、重量比較です。
TruVatiV FireX A1 44/32/22 175mm → 670g
Shimano Deore FC-M591 48/36/26 170mm → 957g
!1.5倍近い。後でBB込みで測らないと。
4.BBを外します。
ここでまた専用工具が要ります。これがないとISISのBBは外れません。シマノと互換品は見たことがありますが、このロクでもない規格を作ったFSAは工具を出しているんでしょうか。
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因みにこれ、XTRグレードだそうです。
XT〜LXグレードで構成されたJekyll800に初めてXTR使いました。それがなんで他社のISISBBを外すためなんだか訳わかりません。
これをBBカップに掛け、無駄にデカくてスパナがないのでモンキーで回します。順回し(左回しで緩む)です。
そんなにキツくありませんでした。
右を抜くと、BBカートリッジが出てきます。ピンボケでした。
抜けました。ピンボケでした。
さて、改めてBB込みの重量を測定します。
947g。
こちらは1048g。
差が縮まりましたが100g重いです。正直いうと組み替えている最中から感じました。チェーンリングの素材自体安物っぽかったです。LX相当のFireXからDeoreなんでグレードダウンですからね。JekyllにはXTの9sあるうちに手当をしておくべきでしたが、今更eBayとか探しにいくのもねえ、ということで。
以上ISISのクランク・BB取り外し終了。引き続き、Deoreのホローテック2クランク・BB装着。
5.BB内清掃
パーツクリーナーを吹き付けて拭き取り、アルコールで拭き上げた後、MOTULテックグリスで内部を表面保護します。拭き取り中、ネジ山と思しきアルミ屑が出ました。。。
6.ホローテック2BBカップ装着
右から先に入れていますが、黒いのはただのスリーブで、これ自体はどっちに着いてもおなじです。BBカップは左右差ないと思います。
尚、これをやったあとにプラスチックパッキンの装着忘れに気付き、取り外し→再取り付けしてます。
今度は左です。グリスをべったり塗ってます。室内専用なのでシール性考える必要ないですけどね。
これもプラスチックパッキン入れ忘れ時のもの。
BBカップの締め付けは、これまた専用工具です。
シマノTL-FC32
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装着しました。
指定トルクは不明ですが、大体いい感じのところで止まります。
最終的にはこんな感じでパッキン付いています。必要性がよく分からず、説明書にも記載なし。Qファクターを無駄に広げた感じがないでもありません。
7.クランク装着
ピンボケていますが、シャフトが付いている右から入れます。一応圧入なので、ゴムハンマーで一番奥まで軽く叩き入れます。
次に左です。
2本のナットを5mmHEXで締めます。これはナットが緩むとクランクが外れるという結構怖い構造なので、12〜13N•mという高トルクが指定されています。よく締めましょう。
最後にキャップを締めますが、またここで専用工具が必要。
TL-FC16。値段は高くないですが、納得性がない商品です。
シマノ クランク取付工具 TL-FC16 Y13009220
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これでキャップを回すのですが、1.5N•mという低トルクで締められると考えると、指で回せば足りるでしょう、実際は。
以上でBB、クランク交換終了です。
チェーンリングの直径が少しですが大きくなっているため、フロントディレイラーの移動、調整が必要になります。
ここは手間が掛かっていますが、撮影は省略。ディレイラーがくたびれてきてアウターの調整がイマイチなのですが、ほぼ満足いくセッティングが出ました。
で、軽く踏んでみましたが、48-11重いです。これはSKの53-12 700Cより踏めないのではないかしら。
変速は超スムーズです。前よりよくなりました。
おしまい。