甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

検品と計量 #5(ハンドル)

今週末は山の日。毎週毎週やらない言い訳になるのが何だかなという感じですが、金曜日は早上がりして渋滞の高速道路を継いで登山口の駐車場で車中泊するまでいきましたが、3時に仮眠から覚めて大方準備を終えた頃には頭と喉の痛みが増し、咳も酷くなってきて、と渋滞のなかの大汗が効いたか(注1)、風邪が悪化。これ以上拗らせて会社休む事態になると都合が悪いので、山行を中止して帰りました。

土曜朝は路面が濡れていた(浦安で夕立があったのはこの夏初めてじゃないかしら?)ので、入浴して寝ました。日曜日は外でのディレイラー調整がイマイチだったので早々に帰宅して室内で再調整しておしまい。

 

デローザ❤️SK Pininfarina Diskの検品続きです。

ハンドルを無駄に長くしつこく語ってます。

気に入ってるんですよ。。。

 

4.インテグレーテッドハンドルバー URSUS MAGNUS h.01

国内某プロショップで取り寄せ購入。

ラテン語名のイタリアン・ブランドです。

ウルサス・マグナスと日本語表記されてるようですが、ラテン語でもイタリア語でも読みは「ウルスス・マグヌス」な筈なんですが。。。

 

tricoloreの上に輝くorso grande、、、?

私の目には牛に見えます。謎です。

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さて、ハンドルとステムです。サイズも重要ですが、勿論一番大事なのはルックスです。

エアロ形状は絶対。ハンドルやエルゴパワーやステムがしゃくれているのは不可です(注2)。操作性なんてカッコの後に考えることです。

 

個人的にNGな例1(注2)

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サイクルモードの試乗車ドグマF10。このハンドルはそんなにはしゃくれていませんが、適当な写真がないので。STIは凄くしゃくれてます。ブラケットのベースは水平が基準じゃないのでしょうか。

個人的にNGな例2(注2)

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【デローザジャパン公式サイトのSK Blue Black Grossy】

FSA Plasmaなので交換以外の調整不能ですが、シャローにするならそれこそステムは水平にして欲しい。

 

SKをオーダーした頃はステムアングル水平を狙ってZIPPのService Course SL 17°に3Tあたりのエアロハンドルを組むのが当初の第一候補。このステム、どちら向きに付けてもZippのロゴが上(と下)になるところが可愛らしいです。キャットアイさん他ライトもそうして欲しいです。ハンドル・ステム別体はグーパンのようなクランプ部のボリュームが気に入らないので、ターゲットを間も無くインテグレーテッドエアロに変更しました。

初心者なのに実車乗る前からインテグレーテッドハンドル!

これですね、自組の醍醐味。

ショップなら親切なスタッフさんが止めるようアドバイスしてくれるところ、好き勝手に自分の道を突き進みます。誰の「助言」も無用。

で、

僅かな選択肢からVISIONしかないかと思っていたところで発見したのがURSUS MAGNUS h.01🐮。

というか、サイクルモード展示車もカタログのSK Diskもh.01で、新製品情報で正体が明かされましたが今回のカンパ12s完成車も。多分かなりマイナーなので私のような初心者は普通知りませんが。

デローザの本国版カタログ(PDF)の2017年版のSKは一部不明瞭ですがFSAのPLASMA、2018版はPLASMAとh.01です。つまりはSKの標準品のようなもんですね。デモ車っぽいフレーム同カラーが、カタログ段階では好みに合いませんでしたが。(注3)

因みに2018版では写真に使用したコンポーネントの名前が載っています。ボトルケージやペダルまで。これは結構使えます。

web見ると紹介しているショップは僅かですが、市販されており、アサゾーでは激レアと紹介。EPSコントロールユニットを吊ったPintarestの写真もかなり効きました。

決め手はコンパクトサイズのステムアングル9.5°と、微妙に曲面が入ったいかにもイタリアンなオーガニックデザイン。色気があります。決めました。

www.cyclecreation.co.jp

 

さて問題。

アサゾーは決して遠くはないですが、欲しいサイズの在庫は期待薄だし、忙しい時期は訪問困難。同じワイズでも船橋で扱っているといいなあ。インポーターのサイクルクリエーション、取り扱いショップページがありません。Google Mapで見るとサイクル事業部所在地は更地です。これは実在確認必要。電凸しました。

御令室と思しき方が電話をお取りになり、社長から近所のプロショップが扱っていることを教えていただき、そのショップにオーダーすることにしました。インポーターでもショップでもURSUSのハンドルが欲しい客は珍しそうでした。一見客による高額マイナー商品オーダー、私がバックれた瞬間不良在庫確実。ショップには迷惑な話でしょう。現金で約半額を前払い。

オーダーしたのは、グレー×マット、6サイズ中小さい方から2番目のSBサイズ。バイオレーサー推奨のwidth400mmに対してlength85mm、ステムアングル9.5°。私は使いませんが、輸入ハンドルで380mmがあるところがいいです。

イタリアからはるばるやって来たのはオーダーから約2ヶ月後の3月30日でした。オーダーメイドで時間掛かったのか、意外に売れていてバックオーダーで時間が掛かったのかは不明。ショップには、サイクルクリエーションの社長が持参されたそうです。

 

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恭しくもスリーブ付きの化粧箱入り。

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カーボンインテグレーテッドは単価がそれなりに高いからか、大体こういうパッケージングらしいです。カラーリングはイタリアンならではですが。

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URSUS MAGNUSの次はGLADIATORときました。何を言いたいのかよく分かりません。

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向かって左側の帯にURSUSのロゴ。因みに帯の手元側にはmh.01との表示があります。これが商品コードかもしれません。

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ステム部にも帯とURSUSのロゴ。この辺を落ち着かせたくてグレーマットを選択。

 

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バーテープ巻けば100%隠れるハンドル後端にアクセント入れるところがイタリアン。

私が目視した限りでは、インナーチューブ部含めて実に素晴らしい状態でした。これこそfabbricato a mano in Italia

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箱の下側を開くと、ロゴ入りバーテープバーテープ固定用ロゴ入り粘着テープ、汎用コンピューターマウント、エアロ形状のヘッドカバー&スペーサーが付属。

計量します。

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333g。カタログ上は420mm330gなので、もうちょっと軽くないといけないのですが、これもイタリアン。十分軽いです。アサゾーでの410mm実測重量は348gだそうです。「象が踏んでも壊れない」かどうかは確認できませんが、嫁🍎🍎🍎が踏んでも大丈夫そう。ケーブルはインナールーティンです。

 

ああ、大事なこと1つ。価格は紹介記事当時の83,000円+税でなく、85,000円+税です。現在はwebサイトの価格も改定されていますが、私はそれより大分前に値上げ後Priceで買ってます。カワシマサイクルサプライはサイクルモード直前から始まって数ヶ月工事中だったし、今どき自転車業界ほどオフィシャルサイトが信用できない業界も珍しい。

 

でURSUS MAGNUSの謎ですが、きっと、オーナーのORSOさんだかORSINIさんだか(日本でいうと大熊さんとか熊田さんという感じ)が、ブランドを立ち上げたけど、本人はランボルギーニのような猛牛の方が好きだったのでしょう。そうするとMATADORが来るところですが、そこはラテン語、S.P.Q.R.ですね、BESTIARIIはもはや現代語に残っていないのでイタリア人も知らない。それで総称GLADIATORになるんでしょう。

...どうでもいいことですね。

 

(続く)

 

注1:冷却系が高速走行時に最適化されている私のGT-Rは、夏場渋滞時のエアコンONでは水温の上昇が止まりません。水温次第でエアコンを切ります。

注2:個人的な見解です。通説かどうかは分かりません。

注3:サイクルモード展示車はロゴ無し同カラーベタ塗り。バーテープはURSUSではないらしくロゴ無し同カラー。専用ホイールと違ってデモ用の非売品だと思いますが、もし今正規品買うなら何かしらの特典ないか掛け合うかも。いや展示車カラー気に入ってないからやらないか。