DE ROSA SK Pininfarina Disk + EPS 自組。長い前工程を経て、アッセンブリー開始。
&休暇旅行を経て記述再開。
アッセンブリー初日は5月6日です。もー4ヶ月前。
5月6日に開始し、6月3日終了まで足掛け5週間の週末の空いている時間で製作しています。週末でも纏まった時間は仲々取れるわけではないので土日どっちかの数時間、実際には工程を止めての工具やらショートパーツやらの手配が続くので、そうそう簡単には進みません。
そもそも素人の手作業なんで。
1回載せましたが、まず集合写真いっときます。
1.フレームのクリーニング
5月6日の最初の作業がこれでした。
7月29日投稿「検品と計量#1」の繰り返しになるので、詳報略。パイプクリーナーとエアダスターを使ってフレーム内をクリーニングし、ブラシの柄が当たったりして塗装が少し削れたエッヂ部分をタッチアップペイント。ささくれのようになった部分を落とす気で擦っているだけなのでこの程度の仕事ですが、本気でバリを削り取るつもりならリューターとか突っ込む必要があります。専門家や超こだわりバイカーならそこまでやるんでしょう。
【パイプクリーナーを開封】
本気でバリ取りをするならもっと良さそうなものもありますが、ブラシはナイロン、先端にはキャップ、金属シャフトは被覆で、柄はプラスチック。アマゾンではこれが1番素材に優しく見えました。
作業中の写真は省略。差し込める場所は、ヘッドチューブ上下、シートチューブ、BB、BB裏と、ホース、ワイヤーが通る細穴がフロントフォーク合わせて7箇所、いやボトルケージ穴を合わせると11箇所。前書いたところですが、BB裏から左チェーンステー(チェーンが掛からない側も本当にチェーンステーと呼ぶんでしょうか???)にかけて型取りから剥がし損ねたと思しきビニール片が出ました。由緒正しきデローザのビニール片(Xpace中国工場製)ですが、載せて「ほら、だから並行もんは」とか思われると悔しいので、写真撮らずに処分。今思うとちょっと惜しい。
2.ホイールにディスクローターを装着
続いてホイールです。
用意するものはBORA ONE 35 DB前後と、ディスクローター(160mm、140mm)。
モノについては、2018年7月29日投稿「検品と計量#2」、8月9日投稿「検品と計量#4」に記載。
先ずフロントからですが、ディスク装着作業の内容は前後共通です。
ホイールのロックナットは、出荷時は仮留め状態なので、手回しで外します。
ロックナットってのは、このハブの右端の大きなシルバーリング↑ね。
あら、705g(計量時比-5g)。紙製の保護カバーが5gあったってことかな。
リアも801gと6g軽くなったので、そういうことですね。
ロックナットは、本体(M1-001)↓と、
ワッシャー(FH-BUU001)↓とで構成。
ディスクのハブリング側内側にグリスをペタペタと塗り込みます。グリスの量は適当です。切れるよりいいかと思って多分プロがやるよりは厚めに盛ってます。
ロックナット内側とワッシャーにもグリスをペタペタ塗り込みます。
因みにロックナット裏側にはギザギザ歯があり、ハブ側の歯との間でワッシャーを挟み込むことでロックします。
てことはワッシャーは再利用不可かな。
ハブにディスクを載せるとこんな感じ。しっかり精度が出てガタつかないので、センタリングに注意を払う必要はありません。斜めにならないよう注意しながら押し込み、同じくロックナットも斜めにならないように注意しながら回します。いやまあ精度出てるので斜め懸念する必要はないですけども。
指定トルクは40N・mです。
ん?ロックナットを締め付け中の写真を撮り忘れました。
フロントは827gになりました。
一応ロックナットの締め付けには専用工具があります。
campagnolo(フリガナ: カンパニョーロ) UT-BB130 ・ウルトラトルク、パワートルク用オーバーボードカップ取り付け工具
- 出版社/メーカー: campagnolo(フリガナ: カンパニョーロ)
- メディア: スポーツ用品
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「ウルトラトルク、パワートルク用オーバーボードカップ取り付け工具」とありますが、圧入タイプのBBには使わないので、今どきのカンパニョーロではディスクブレーキのロックナット締め付けにしか使わないのでは?という超マイナー専用工具。定価4,852円は高いので、手で目一杯締めた上でプライヤーでフィニッシュ。ただこれがないとトルク管理できないので、追々考えることにします。
なお、グリスはMOTULです。30年前からオートバイのエンジンオイルで愛用(今車検出しているショップが使ってるのは別ブランド)、GT-Rの油脂類も全部MOTUL。今やあらゆるブランドのケミカルオイルのベースは全部MOTULですからね、そもそもクオリティに比較対象なし。
MOTUL(モチュール) TECH GREASE 300 (テックグリース 300) コンプレックスリチウムグリス[正規品] 200g 16601101
- 出版社/メーカー: モチュール(Motul)
- メディア: Automotive
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3.リアホイールにカセットスプロケット装着
続いてスプロケット装着。
用意するものとして、カセットスプロケット CS10-RE129追加。
モノについては、2018年8月9日投稿「検品と計量#4」に記載。
フリーハブにグリスを塗り込みます。
フリーハブにスプロケットを載せていきます。
基本工程は、
1)内側に入っているプラスチック製のサポートを利用して1発でスプロケット一式を載せる
2)ロックナットと小さい方から2枚のスプロケットを外してサポートを抜く
3)2枚のスプロケットを戻し、ロックナットを締める
というものですが、構造を見たかったのでバラバラに載せていくこととしました。
大きなスプロケット3枚チタン製は一体です。
そこから先8枚は1枚ずつです。内側の切り欠きは非対称なので、間違える恐れはありません。スプロケット1枚毎にスペーサーが入り、このスペーサーがスプロケットの構成によって厚みや形状が何種もあるため、分解する場合は注意が必要です。
10枚まで載せたところです。
最後の1枚です。接触部にグリスを薄塗りしてます。これは他も全部一緒です。サポートを使って載せるのが基本ということは、余計なことなんだとは思いますが。
ロックナット裏にもグリスを塗り塗りし、
カンパ用ロックリング回し(ACOR ATL-2714)で締めます。スプロケットとフリーハブの間には若干のガタがありますので、センタリングの精度で差が出るはずですが、私の素人作業でμm単位のセンタリングができているか分かりません。
最後はパークツールのBBT-5Cとトルクレンチを使って40N・mで締めます。BBT-5Cを回すにはM26という普通は使わないデカいソケットorレンチが要ります。私はM26も40N・mを測れるトルクレンチも持っています(前者はオートバイのチェーンテンション調整&後者は車のホイールに使う)が、素材からしてそんなに神経質になる必要もなさそうだし、経済性を考えるとロックリングとトルク目分量でいいのではないかと思います。
できました。
リアは1147gになりました。
5月6日作業の1本目終わり。
続く。