DE ROSA SK Pininfarina Disk + Campagnolo Record EPS DB 自組。アッセンブリー2日目その1。
自組記録に戻ります。
本題に入る前に。
基本工具の話。
私は、
KTCツールチェスト一式→車用。使用頻度の高いものをピックアップして車載
KTCライダーズツールセット→自宅常備&二輪携行(しないけど)目的
その他12.7sq等上記に不足した買い足しツールから、Jekyll用に多少揃えた自転車用ツール、デジタルノギスに大小トルクレンチ2本、自転車には用がないSnap-Onバッテリーインパクト等アマチュアとしては多分割と持っている方だと思います。
サーキットでタイヤ交換・ホイールナットトルク調整・空気圧調整を15分で終えるための装備ですが、別ジャンルであるロードバイク、デローザSK Pininfarina Diskにカンパニョーロ レコードEPSを組むには、専用工具はさーっばり。専用ではないが無駄に大きなソケットやトルクスなど自動車、少なくとも80年代に設計された車のDIY整備には使用頻度が低い工具も今回かなり買ってます。
で、BBとヘッドセット周りは色々迷いがあって余計な買い物を複数しました。
SK Pininfarina Diskが終わったので、キャノンデールJekyll800のBBとクランクの交換、ビアンキViale Lのオーバーホールが続く予定ですが、最終的にそれらでも使わないことを確認した無駄なツールは処分しないといけません。
6.BB圧入
さて、BB圧入。
用意するのはデローザSK Pininfarina Disk本体、カンパニョーロ ウルトラ・トルク プレスフィットBBカップ UC15-UT386。
それで工具ですが、結果として使ったのは、、、もう1回紹介。
Lixada 自転車ヘッドセット インストールプレスツール MTBロードバイク BB86 / 90/91/92ボトムブラケット カッププレス インストールツール
- 出版社/メーカー: Lixada
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「Lixada ヘッドセットインストールプレスツール(多分これが主用途) MTBロードバイク(多分汎用と言いたい) BB86/90/91/92ボトムブラケット カッププレス インストールツール(多分ヘッドセット用だがBBにも使えると言いたい)」
そしてもう1回。検品#4で書いてますが、この製品は品質が低いです。私のようなローアマチュアが選択するのは誤り。その辺はBBが装着された後で書きます。
本稿、圧入過程の写真がありません。微妙に失敗していると思われる作業が、もし壊した時の決定的な理由になるので、怖くて撮れなかったんですな。
反面教師ほど役に立つものはないのですが、残念ながらテキスト中心でお送りします。
まずフレームのBB受け部にロックタイトを塗り込みます。
私が使うのは低強度タイプの222です。
LOCTITE(ロックタイト) ねじロック 222 低強度タイプ 10ml LNR-222
- 出版社/メーカー: ヘンケルジャパン
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適材適所とかでなく、アマチュア的には後で外れなくなるのが怖いので、高強度タイプは使いません。受けとBBの金属同士の嵌合なので、ガッチリ固定されず滑る(ズレる)と音が出ます。異音はBB30でよく聞く話ですが、ガタとか関係ないです。ゆえここの正解は多分ロックタイト263です。でも私は222。
次にBB。
BBに加えて、エルゴパワーかEPS V3パワーユニットに付属しているボトムブラケット・ケーブルガイド(正式名称は、本体表記では「EPS CABLE PROTECTION BB ADAPTER」のようです。)を使います。
名前が書いてある方が前。
これを左BBのフレーム側に差し込みます。
続いてBBをBB受けに当てて、圧入工具で両側を押さえます。その模様が写真になっていないので、圧入工具の写真で説明。
この間にBBがあると思ってください。
ボルトを締める→プレートが押される→BBが押されてBB受けに入っていくという仕組みです。主にベアリングを挟んだプレート2枚の方からトルクが掛かっていきます。
Lixadaの問題点その1。他の製品と違って、プレートがBBに差し込まれて位置合わせする形状になっていません。
で、何が問題か。他の製品と違ってシャフトのセンタリングが難しい。というかシャフトの傾きを抑えるのが困難です。
そうすると、作業者の注意が足りないとプレートが滑って均等に加圧できず、BBが斜め入りします。
右から徐々に締めていくと、右は真っ直ぐ入りましたが、左が斜め入りしました。やむなく左BBを叩き出し、真っ直ぐになるよう注意しながら再度締め込みます。
一方からだけ締めると均等には入りません(そこまで緩くはない)。先に右が底着きしました。ツールを着脱しながら左右を入れ替えて締めていくのが正解なんでしょうね。
斜め入りの修正とは別に、途中1回だけは外しました。左が奥まで入り切らないうちに、BB間に入っているケーブルガイドを、左BBの先端を咥えるよう位置調整します。
今度は左締めに向きを変えてナットを締めていきます。といっても左だけ回るわけではありません。底着きした右がズレるカキンカキンという金属音は健康に悪いです。BB受けにはアルミのスリーブが入っているので、片方だけ締めていっても多分大丈夫です。きっと大丈夫です。でも締め過ぎというのはあるかもしれません。もうこの辺、均等にいっていないので失敗しているのですが、壊れていないかどうかは神頼みです。
冷静であれば、斜め入りした時点で右も外してやり直しってのがベストなんでしょうが、結局入れ直したのは左だけでした。
取り敢えず、左右とも入りました。
右。
左。
ああ、壊してないといいなあ。
尚、このツールですが、1回の作業でシャフトのネジ山がバカになりました。メガネレンチ回してネジ山力技切り直しをしましたが、バカになったのがトルクの掛け過ぎのためか元々の剛性不足かはわかりません。
ということで、この点からも、Lixadaのこの製品はお勧めしません。私の使い方が悪かったのかもしれませんので、「このレベルのユーザーにとってはうまく使えない」としておきます。
続く。