土曜日は超絶に久し振りの箱根トレラン、1年1ヶ月振りでした。
コースは一人前コース(箱根園地と箱根湯本を結ぶ外輪山2/3周)のきつい方、左回り。(注1)
同じことを書いても仕方ないので、2%でも興味あったらこちら読んだげてください。
尚、「一人前コース」の定義は、Runnet Trailの内坂庸夫氏の記事に拠ります。
ロングコース走れる人たちの間には外輪山一周を「一人前」と呼ぶ向きもあるようですが、常識で考えましょう。世の多くの標準的な人たちからすると、山を歩く人は「元気」、フルマラソン走る人は「凄い」です。山を歩くだけでもキツいのにそれを走るトレイルランは、よく言えば「修行僧」、悪く言えば「変態」です。アップダウンがあって平地よりキツいトレイルラン、キリのよいルートである芦ノ湖〜箱根湯本間で、距離もキリよく35km。結構厳しい一線、これを「一人前」とするのは妥当でしょう。(注2)
普通には走れない距離の50kmを山道走って一人前とか、フルマラソン3時間切って自称貧脚とか、礼も過ぎれば無礼、ミドルディスタンスまでしか走れないトレイルランナーやフルマラソンに4時間掛かるランナーを馬鹿にしているように聞こえますので、過度な謙遜はやめましょう。私なんか、SK Pininfarina Diskで100km以上の距離を普通に走れている自分を、(機材を棚に上げて)結構凄いと思ってます。
今回初めて塔ノ沢をスタート地点にしましたが、箱根湯本駅より大分近いのか、ブランクの割には明神ヶ岳まで意外に速い2時間4分。スタートが30分程早いことも効いてかちょっとないくらいハイカーが少なかった金時山への登りも好調時とさして変わらない3時間22分。感覚としては、降りは走れていないものの、登りは緩ければ走れ、きつければパワーハイクが効いてスイスイ登れました。
最近出張が減って平日ほぼ毎日オフィスビルを縦に2往復(計360mくらい)できている成果か、使う筋肉が違うはずの自転車の成果か。
【明神ヶ岳稜線日陰は前日のものと思しき残雪】
【金時山の背後に富士山、その右肩に間ノ岳、北岳、仙丈ケ岳、アサヨ峰、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳の南アルプス北部高峰群。】
【金時山頂に着いたときには曇って寒くなってきました。】
でもその後ヘロヘロ。降り走れないのは相変わらず、緩い登りも歩きになり、フラットも歩きになり、山伏峠崩落の影響で通行止めになっている西外輪山南側を芦ノ湖西岸遊歩道に迂回し、7時間丁度で芦ノ湖(箱根園地)でゴールにしました。三国山、山伏峠を通れたほうが精神的に楽だったのですが、フラットトレイルはやっぱりキツいです。
精神力の問題はまあ措くとして、運動不足か体重過多によるスタミナ不足かな、やっぱり。
箱根トレランは、1泊か、日帰りで脱兎のごとく帰ってくるかですが、今回は思いの外疲れたのと、駐車場から間近なところに一の湯新館があったので、汗を洗い落として帰りました。882円。
因みにその向かいに箱根湯寮1400円がありますが、私は日帰り温泉施設でなく、温泉旅館の日帰り入浴が好き。ホントは共同浴場がもっといいですが、大概熱くて入れないのと湯浴み専用だったりするので、あまり行きません。
しかし、箱根園地から湯本までのバス移動、温泉と土産購入に渋滞の湯本スタートと悪条件が重なり、東名渋滞、湾岸道渋滞にも巻き込まれ、帰宅はだいぶ遅くなりました。
ああ、普通の時間帯の移動って疲れる。。。
注1:1周する人には関係ないでしょうが、箱根湯本と芦ノ湖の標高差約600mを下り基調になる右回り(獲得標高差1700m台)よりも登り基調になる左回り(獲得標高差2300m台)の方がキツイです。
注2:一人前とは「所属する社会で正規の構成員であると認められること」「技芸などがその道の人間として通用するほどになっていること」byiPhoneアプリ「スーパー大辞林」。