札幌は、私が住んでいた30年前、「シルバーシート」と呼ばれていた時代の話ですが、座らないで空けておくのがマナーでした。いや、ひょっとしてルール(専用席)だったのかな。「座ってはいけない」空気が強くて、車内が混んでいても、ここだけは、時折お年寄りが座る以外誰も座っていませんでした。(お年寄りも今より少なかったですしね。)1度ガラ空き電車で偶々その席に座った時は、友人からは非難され、後から乗り込んできた周囲から冷たい視線が刺さりまくりました。対面8人掛けに私だけ、立っているお年寄りとか居なくても。
私は極端に歩くのが速いので、電車乗るときは狛犬(というかビルトイン金剛力士だな)か降車駅まで開かないドア前の我先ポジションに立ち、さっさと降りてさっさと消えるのが、世のため自分のため。降りた後抜かされたことなどないので、適切なのでしょう。で、iPhone持ちになってからは気兼ねなく使えるよう優先席から離れるようにしていたので、東京圏で優先席付近、特に座席前まで連続アクセスしたのは、高齢者である母と叔母をアテンドした今回が殆ど初めてでした。
したら、、、、
空いてないですねぇ❗️優先席。
3人掛けの真ん中が空いていることはあったので、母はそれなりに座れたし、それなりに回転してましたが。
優先席に座っているのは、、、
カテゴリー1のお年寄り:大体見て分かりますね。今の世では叔母はこのカテゴリーでは若い方でしょうが。
カテゴリー2の体の不自由な方:外観上の特徴ある方は分かりますが、外傷でも私がやったみたいに腰骨や肋骨折ってる人(注1)は、メチャメチャ痛くても視認困難だし、病気や障碍が見えない方は沢山いるでしょう。
カテゴリー3の内部障碍:そもそも何を指しているか不明(注2)ですが、倒れる恐れがあったり立っているのが著しく辛い方を含む包括概念らしいです。この辺は判別困難です。風邪がこじれてフラフラの身で早退する私が2か3か不明ですが、東京駅始発なので優先席に頼ったことないです。
カテゴリー4の乳幼児を連れている人:皆無。うちはディズニー路線なので、満員電車に幼児連れが乗ります。見ていて可哀想になります。てか危ない。タクシー乗せるくらいの補助してもいいと思います。尤も21時過ぎに舞浜から乗ってくるような遅くまで幼児を引き回すのは虐待なのでパトカー乗って浦安警察署に泊まっていただく方がいいと思いますが、沢山いてもそれぞれの人達は年に数回レベルのイベントなのかも知れません。
カテゴリー5の妊婦:嫁に子供を産んでもらった経験のない私には、いつぐらいが辛いかとか分かりません。外観も、多分9ヶ月とか以外は、失礼ながら太っている女性と妊婦を見分けることができません。その点マタニティマークは凄く有難い。
座っている人で見た目優先席対象と思われる人は3-4割ですかね。半分はいない。あとは、、、、
私くらいの男性ソロが2割、
若い(10代レベルではない)女性ソロが2割、
若い男女か女女ペアが2-3割ってとこですかね。
で、電源を切って何も表示されないはずのスマホを見たり操作している人が約半分。買ったばかりのiPhoneの美しさに魅入られているのかも知れません。4とか5買った頃が懐かしいですな。
まーとにかく必ずしも座れないので、座りたいであろう高齢の母がちゃんと聞き取れるように言いました。
「あの女の人の体格だと、マタニティマークは付けてないけど多分妊婦だよ。」
「健常に見える人でも、内部障碍かも知れないからね。老人だけのシルバーシートじゃないから。」
「電源切れと書いてある電話弄ってる人は多分知的障碍だよ。」
「話している日本語が拙いから日本語も英語も読めない外国人だね。」
社会規範が守れない低能をカテゴリーに押し込む都合上、知的障害者の方に失礼な表現をしています。関係者の方にお詫び申し上げます。私の身近にも知的障碍者はおり、母は知的障碍者の成年後見人もしています。知的障碍者は別に反社会的ではありません。
注1:首都圏通勤路線のロングシートは、横向きに掛かる力が苦痛なので、この辺折っている人は寧ろ座らないと思いますが。
注2:ピクトグラムでは順に杖、松葉杖、ペースメーカー、膝上の子供、大きなお腹ですが、これらは必要条件ではないし、カテゴリーの解釈自体固定的ではないですよね。