【病院からの帰宅途上で撮影。】
3月28日夕方で概ね2分咲き、早い個体で4分咲き。
週末は両日とも☂️マークが出ていますが、日中は降らなそうかな。どうなるでしょうか。
(前回からの続き)
江戸川サイクリングロード右岸、寅さん記念館付近の道幅は、通常の2車線道路よりも遥かに広く、10mくらい?。でもこんだけ広いのに、まるで真っ直ぐ走れません。いや、この一帯は最幅広区間の1つだと思いますが、この一帯だけは真っ直ぐ走れない、といった方が正しいかも。土手下に並ぶ野球場を往来する者含め、大勢の通行者が無秩序通行。荒川も野球場のある辺りは大体そんな感じですが、土手上でなく河川敷がメインルートで、そこにリトルリーグ関係者が勝手にコーン置いて往来妨害している荒川の方がもっと酷いか。まー気持ちは分からないではないが、やることが一方的。
【事故】
で、寅さん記念館真ん前の最恐区間を通過し、センターラインが引かれていたのでまだ最幅広区間・警戒区間ですが、私が左寄りを下流に向かって進行中に左端のランナーを追い越した直後、センターライン付近内側を対向(即ち逆走)してくる4人連れ野球少年を視認。「相変わらず野球少年は交通ルール守らんな(注1)」とか思っていると、自分たちから見て右の河川敷に降りる階段に向かって突然右折を開始して私の進路を塞いだと。
眼前を突如ブロックされた私は、「進路塞ぐなー!」的な叫び声を上げ(注2)、急ブレーキを掛けながら、ほぼ正面向かって左奥に位置する2台目の後輪と右手前に位置する3台目の前輪の間の不十分なスペースを目指して僅かに右に流れながら進行。
【記憶で書いた位置関係なんて自分に都合がいいバイアスが掛かっているに決まってますが。】
が、左ペダルが2台目後輪にヒットした模様。カウンターが遅かったんでしょう、SKは右に倒れ、私は、右バーエンドから外れて跳ね上がるミラーを見ながら、半身SKを追い越して落車。衝撃でボトルケージから外れたボトルは件のランナーさんが、ミラーは少年のうちの1人が拾ってくれました。
【事故後の状態】
少年は4人とも立っています。→無事。よかった。怪我人1人なら単独事故と同じ。
私も立ち上がります。→サングラスも飛んでおらず、頭と顔は無事の模様。アドレナリン大量分泌中の感覚はアテにならないが、呼吸困難や激痛はなし。
SKは。→右エルゴパワーが少し内に向き、カバー先端とレバー外端、あとディレイラーのカバー部が削れているのを認識しましたが、他に目立つ傷や大きく動いたり脱落したものはなし。リアは上から3段目だったので、やっぱり速度は30km/hくらいだった模様。
SKを保持してみると、右肩に違和感あり怪我は確実だが、取り敢えず救急車に頼らず自走帰宅できそうだったので、相手の名前と住所だけ聞いて、釈放。
【走行再開】
初めチェーンとギアが噛み合わず、トルクを掛けると山ズレしましたが、勝手変速は発生せず、数回の変速で勝手に噛み合って完調。
SKからは初め軋み音が聞こえますが、段々消えました。転倒の衝撃で固定部の摺り合わせがズレたものと推測。いずれにせよフレームの点検と、ハンドル、サドル、ペダルの脱着点検と摺り合わせは必要。
走行中に体が感じるストレスはほぼなく、直ぐに巡航速度に上がって障害なし区間は平均30〜36km/h台でラップ。停止検知が効く走行ログからは衝突地点が確認できないくらい。が、自宅に着くとやはり体の異常顕わ。団地住まい部屋置きのSKは担いで外階段を昇降するのですが、右腕がSKを持ち上げられません。已む無く、外置きVialeのメンテ時以外はしないエレベーター持込みでうちの階に上がりました。(注3)
身の回り再確認。ヘルメット傷なし。ジャケット背面と右シューズカバーに擦過によると思われる傷と小さな破れ。体は、右肩に薄い擦過傷と、右上腕骨の位置が少し低く、後ろ以外に動かせません。ああ、脱臼だな。したことないけど。
嫁に頼んで救急病院に行き、肩鎖関節脱臼の診断を受けました。帰宅したのは、ストックホルム・オリンピック編が終了したら我が家的には事実上放送終了予定の「いだてん」のハイライト、金栗四三のマラソンがスタートする寸前(NHK総合)。
日曜の午後5時間も嫁の時間を潰しちゃったよ、ごめんね。
【同病院に向かう途中の若潮公園の桜。】
【事故を振り返る】
「急ブレーキ」と書きましたが、SK Pininfarina Diskの強力なディスク・ブレーキを以ってもロックしていません。子供の頃は、リアをロックさせてブレーキ痕の長さを競ったり、スピンターンとかやっていたもんですが、オートバイ乗り始めて30ウン年、コントロールのためロック限界付近を外さない(注4)という基本が出来ていたのか単にハンドグリップが弱かったのか分かりません。
ほぼ直進のままなのも、ロックさせないのと同じ理由。結局止まれませんでしたが、少なくとも接触まではスリップダウンせず一応コントロール。もっと深いアングル付けて仮に彼らを躱せたとして、二次災害のリスク大。
兎に角も自分1人の損害で済んだ。
あーでも、Jekyllでスピンターンの練習しとくかな、やっぱり。デローザのエアロロードと雖も、スピードはオートバイよりも大分遅く、重量もオートバイよりも大分軽いので、リアのスピンコントロールはそんなに難しく無いはず。咄嗟にビンディングを外せる気がしないので、やめといた方がいいか。(この時は、転倒時の衝撃か、倒れた時には左右とも外れていました。)
ある子持ちの京都人からは、「子供には、余程怖い思いをさせて心底反省させた方が教育になるので、わざと突っ込んで殴るくらいの方がいいんですよ(注5)」と爾後諭されましたが、未年生まれの東北人には無理です。
仮に骨折でも手術必要レベルではない確信があり、相手が怪我しておらず、奇跡的にSKも無事っぽいということで、自分の怪我の治療の心配だけしよう、と判断しました。
右直事故の過失割合は自動車の標準で3:7、被害者からしたら割と相討ち。相手は免許を持たない子供(注6)でこっちは大人。多勢に無勢(1対4だけでなく保護者やらウニャウニャ(注7))。こっちはともすれば加害者にされかねない嫌われ者ロードバイク。
「スピード出し過ぎのロードバイク🚴♂️がまた事故った」と結論付けられて、後々の理不尽な規制の引き金を引くぐらいなら、泣き寝入りした方がマシ。
【教訓】
「金持ち喧嘩せず」
「君子危うきに近寄らず」
「利は理より尊し」
「人生は畜生道」
こんなところかな。
そもそもバイクの値段で100倍、死亡時の遺失利益では負けても休業の損害は上回る大人は、失うものの(あまり)ない自爆テロに自ら巻き込まれに行ってはいけない。
合理主義者・理性主義者の弱点は、相手も自分と同じく合理的・理性的に考え、振る舞うものと勘違いすることです。そこで何度も失敗する程私の合理主義はdogmatic(笑)。
かといって今更ジコチュー思考に切り替えるのが難しい人は、1番いいのは相手が例えば犬畜生🐶だと思うことらしいです。犬が合理的に振る舞うとは初めから考えないでしょと。いや、🐶は嫌い(というか犬を連れている人の反社会的な振る舞いが嫌い)だから、猫🐱がいいか。
いや勿論大事なスローガンは「安全第一」。
注1:河川敷走って感じる範囲では、野球の方がサッカーより悪いですが、単に人数が多いだけかもしれません。指導者が注意するどころか一緒になって並走するのも保護者が安全確認せずに進路に飛び出すのも野球の方が多いですが、単に人数が多いだけかもしれません。
注2:正確な言葉は覚えていませんが、ちゃんとした教育を受けた日本人である私は、咄嗟に口を衝く言葉が罵詈雑言になることはありません。
注3:近所にはエレベーター内自転車持込み前提の物件もありますが、生憎うちは違います。
注4:86年式の400ccには、96年から市販車導入が始まったABSなど装着されている筈がなく、制動性はブレーキレバーのグリップコントロール次第。
注5:という意味の強めの関西弁ですが、表記自粛。
注6:交通社会の一員としての教育は、最近は運転免許を取る時が初めてとかいう恐ろしい話を聞いたことあるのですが、本当でしょうか。「免許の更新ハガキが数千円とかいうのが馬鹿馬鹿しい」と交通安全協会に加入していない私のせいかしら。子供だって人を撥ねて殺す可能性があるんだから、その自覚ができないうちは自転車なんて凶器に1人で乗せちゃダメだと思います。いい大人が、逆走やら傘差しの自転車が禁止とか危険ということを「知らなかった」と平気で嘯くような社会は狂っています。
注7:以前営利企業の運営するサッカークラブが都市公園法条例違反(無許可占用と営利行為だったかな)しているとして指導が入った顛末を見たことがありますが、保護者達の振る舞いがそれはそれは酷かった。