甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

田舎散歩(連休前半)

ゴールデンウィーク前半。

田舎に帰りました。

厳しい渋滞が予想される時期の帰省は、深夜の常磐道磐越道がワタシ的定番ですが、今回は運転できない(勿論嫁もGT-Rの運転はできない)ので、新幹線。

当初帰省見送り予定で予約が出遅れたにも係わらず、10連休により分散が効いたか、27日お昼頃のつばさグリーン車の切符が取れてました。

 

天候不順で心配された親戚の農作業の手伝いは、無事29日にできました。

この日は県縦断駅伝最終日。3日目スタート地点長井からR287を米沢に向かうランナーを応援。

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2位争いです。前を走っている地元南陽・東置賜が総合8連覇しました。

 

尤も片腕の私は農作業できないので、午前中は1時間半程近所を散歩。

置賜盆地の真ん中なので、周りの山360°の素晴らしい景色が望めます。

 

北から時計回りに。

 

遠くに真っ白い月山。現在スキー場の積雪は8m❗️

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ちょっと雲が掛かっていますが、蔵王。左寄りが熊野岳蔵王温泉スキー場。5月6日で今シーズンの営業終了ですが、既に連休前半で積雪的には終了状態でした。

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北側(左側)を冬季閉鎖酷道R399鳩峰峠が走り、南側(右側)をR13栗子峠と東北中央縦貫道が並走する豪士山〜栗子山、1,000〜1,100mの稜線。登山道がなく、モノ好きによる積雪期登山記録が少しだけある山域。

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家形山から西吾妻山をピークとして西大巓まで続く長い稜線。
家形山の裏にある東吾妻・一切経山は、米沢側からは見えません。

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白馬の騎士(謙信公)とされる雪形は、5月12日まで営業予定の天元台スキー場上部ゲレンデ。このスキー場のロープウェイとリフトを使うと、ちょっと歩くだけで2,000mに行けます。更に一切経山磐梯吾妻スカイライン)まで行こうとすると1日行程。

 

置賜盆地の南側に屏風のように聳えるのは栂峰(右ピーク)、飯森山(その右後方の、最高点に見えない最高点)。ヤマレコ投稿数が年3〜4件のマイナー山域。飯森山には福島日中ダムから、栂峰には飯豊町小屋地区から登山道がありますが、登山道往復するだけだとあまり面白くないと思います。

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私は左ピーク(P1515)方面から縦走しました。積雪期でないと無理ですが、その方が絶対楽しいですよ。

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真っ白なのは飯豊連峰。近くからはさーっぱり見えない、山深い地域の最奥部にある山です。

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今年は体の関係で無理ですが、あと1月後くらいの時期に梅花皮の滝(登るまで聞いたことなかったので多分自称ですが世界百名瀑←追記があります)を眺めながら石転び沢雪渓を北股岳(ちょっとだけ低い右ピーク)に登るのが恐らく同山域最高のコース。

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私は本山にダイレクトに駆け上がるダイグラ尾根Up梶川尾根Downでした。

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この辺りの桜がゴールデンウィークに楽しめるのは遅咲きの年ですが、今年は東京と違って遅かったというか、4月下旬の寒さのせいか残りがよく、ソメイヨシノ以外の多くが満開で残っていました。

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真っ白な三体山群と、三角形の祝瓶山から大朝日岳へと繋がる巨大な朝日山地

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標高僅か1200m級(下界との標高差1000m)なのに迫力の三体山。途中まではマタギ道があるようですが、残雪期に地元の僅かなハイカーだけが登るらしい山です。

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来年帰省した時にでも登るかな。

 

祝瓶山。場所によってはもっと下まで見えて一層三角形が際立ちます。

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ここも標高が1,417mと低いので、夏休みとかはとても登れません。

大朝日岳と、その左の一際白いのは西朝日岳

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私が大朝日岳に登った際は、左稜線を登り、右稜線を降りました。

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残雪期に西朝日から袖朝日方面に縦走するのが前から温めている構想なのですが、アクセスにかなり問題。山中だけでなく下山後にもテント泊が要りそうな深い山。

 

散歩・昼食後も、1人昼寝したり畑の横でうたた寝したり。1人働かないのが申し訳ない気持ちあって、働く嫁の勇姿撮れず。残念。超惜しい。もう1回やって欲しいが、拒否られること確実の重労働です。

 

他の日は、嫁が風邪をひいたりして温泉にも行かなかったのですが、帰省している間に「ふしぎの国のバード」は既刊全部読んどこうと思い、Kindleに全巻入れておきました。

3巻で新潟到着。4巻でいよいよ「東洋のアルカディア」。(川西町(小松本陣)に向かう諏訪峠から見下ろした置賜盆地を称した、私の記憶では「日本奥地紀行」のハイライトの1つ。)

ふしぎの国のバード 4巻 (ハルタコミックス)

ふしぎの国のバード 4巻 (ハルタコミックス)

 

そして4巻を開くと❗️

舞台は置賜盆地を飛び越えて山形市

山形市

山形市⁉️

東洋のアルカディアは、華麗にスルーされました。

そんなもんなんかなあ。ここが極めて印象的だったのはやっぱり自分の田舎だったからってことでしょうか。平凡社版の訳者高梨謙吉氏も同じ出身地だからこの部分の訳にとりわけ熱が入っていたのかもしれません。で、コミックの原作は講談社版の「日本紀行」の方だったりして。(不明です。)

諏訪峠より遠いところですが、もっと高いところから全景を眺めた記録は、↑の栂峰のヤマレコに残しました。が、4巻には兎に角超絶にガッカリ。お陰で、コミックなんて大概直ぐ読み終わるのに、5巻未だ読了せず。

 

帰省最終日5月1日、令和元年5月1日は上杉伯爵邸でランチでした。米沢牛を出すお店では高い方、どちらかというと観光客向けですが、庭も建物も食事も素晴らしいところです。

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母と嫁は行ったことありましたが、自分は初めて。

hakusyakutei.jp

母と嫁はヒレステーキ膳、私はランチステーキ(ロース)。

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私のステーキは切り刻まれた後。
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嫁にカットしてもらわないといけない&動きがスローにならざるを得ない私には、折角の米沢牛の肉汁が食べる前にかなり流れてしまうロースの選択はイマイチでした。2人が喜んでくれたからいいや。

 

元々米沢藩廃止後の上杉伯爵の邸宅なので、当然に米沢城址に隣接。現在は同じく隣接して上杉城史苑と博物館「伝国の杜」があります。

www.uesugijoshien.jp

城址苑は、地元の多くの銘店の商品を扱っているので、特に拘らない限りワンストップでお土産の調達が完了します。

 

そのあとの時間調整は、デイジーカフェ。

daizycafe.com

結婚した頃は、米沢市内のカフェ(コーヒーが美味いとかクラシカルな雰囲気とかでなく「嫁が気に入るかどうか」という基準)は第一ホテルくらいしかありませんでしたが、今は結構いい感じの店が増えました。去年はスタバができたけど、わざわざチェーンに行かなくてもいい感じ。(車でないとアクセス不能なロケーション&週末常時渋滞エリアなのでそもそも私は行かないと思いますが)。

 

で、復路は普通指定席のつばさ。

往路はグリーンなのに電源がないという、秋田から押し付けられたE3系旧型車両っぽかったですが、今度は電源ありのE3系新型車両でした。

 

母の世話でなく、母の世話になりに行く帰省終了。 

嫁がいても幾つになってもマンマのいる家、マンマのご飯なんですよ。日本人男子とイタリア人男子は。


(5月9日追記)

中心が日本人の白川義員さんではありますが、一定の基準とプロセスを以って決定されているようです。世界に100のうちの日本に7もあるんかいという印象もありますが、称名滝に次ぐ日本第二の落差、自分は割と楽に見ているので感じませんが強烈なアクセス難で「幻の滝」と呼ばれているとか、まあ凄いのかも。が、日本の三大名瀑(諸説あり)、日本の滝百選に入ってませんけど。