ベートーヴェン好きじゃないようなこと言いながら、今週末はまたベートーヴェン。
シリーズものの第1回ですが、今年調子に乗って大枚叩きまくって音楽会の予約を大量に入れたことを反省しているので、第2回以降は見送ると思いますが。
ベートーヴェンについては、先日発見がありました。
日本人初のショパン・コンクール入賞者田中希代子さんの2枚組「東洋の奇蹟」。
1年程前買っていたのですが、目当ては2枚組のうちのショパン・コンクールの方で、もう1枚、ベートーヴェンの「皇帝」が収録されている盤は、一緒に買ったミケランジェリ/ジュリーニの「皇帝」(注1)がつまらなかったので、聴かないで放置してました。
【ワタシ的には外れのミケランジェリ盤】
- アーティスト: ベネデッティ=ミケランジェリ(アルトゥーロ),ベートーヴェン,ジュリーニ(カルロ・マリア),ウィーン交響楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2015/05/20
- メディア: CD
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アルゲリッチさんと小澤征爾さん/水戸室内楽管弦楽団によるピアノ協奏曲第2番の演奏に感動し、ひょっとしてベートーヴェンいいんじゃないかと思った私は、iPhone Xの中のライブラリーを漁っている最中にこの田中希代子さんのベートーヴェンを再発見し、聴いてみたのでした。
したら!
この煌びやかさ❗️
この躍動感❗️
ミケランジェリ盤よりも数倍いいです。
素晴らしいです。
同じライヴ盤でも、あり得ない程正確なあっちと比べるとミスタッチ等多いですが、いかにも音楽がある感じがします。
鍵盤から、だと打鍵音なので違うか、響板から音符🎵が踊りながら飛び出してくる感じです。
この感動を嫁にも共有しようと聴き比べをさせたら、、、、。
「ミケランジェリの方がいい」と言われてしまいました。。。
ヤバい❗️性格の不一致か⁉️
更に傷口を拡げるリスクを冒しながら、一致点を見出そうとする私。
ベートーヴェン繋がりで、ハイフェッツや五嶋みどりなどリサイタル・ライヴに1曲入っている系を除くと過去30年程に亘って私のほぼ唯一のベートーヴェン作品CDであるベーム指揮ウィーン・フィルの第九(80年録音盤)とあんま面白くない嫁のアバド指揮ウィーン・フィルの第九を聴かせます。
- アーティスト: ベーム(カール),ノーマン(ジェシー),ファスベンダー(ブリギッテ),ドミンゴ(プラシド),ベリー(ヴァルター),ウィーン国立歌劇場合唱団,ベートーヴェン,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2014/09/17
- メディア: CD
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- アーティスト: アバド(クラウディオ),ベニャチコヴァー(ガブリエラ),リポフシェク(マリャーナ),ヴィンベルイ(エスタ),プライ(ヘルマン),ウィーン国立歌劇場合唱団,ベートーヴェン,ハーゲン=グロル(ヴァルター),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2013/06/26
- メディア: CD
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見解が見事一致しました。
「独唱はベルカントに限る❗️」
86年アバド盤のエスタ・ヴィンべルイより80年ベーム盤のプラシド・ドミンゴに2人とも軍配。
たとえドイツオペラでもドイツ系合唱曲でも、特にテノールはベルカントです。バッハのマタイもベルカントでいいです。
ヴィンベルイをドミンゴと比べること自体が間違いかも知れませんが。
ベームの最初のデジタル録音にして最後のレコード録音は、さっぱり模範的でなく彼の音楽活動の集大成な感じもしない演奏なので、まずは普通に51年フルトヴェングラーとか77年カラヤンとか定番を聴くべきだと思いますが、3枚目のチョイスには入れたい、第九録音史上最も豪華な歌手陣とベーム愛のなせる業かウィーンフィルが格別に美しい傑作だと私は思います。
歌手と同じく、ベームと巨匠になり損なった(と私は思う)アバド と比べるのがそもそも間違っているかも知れませんが。
と好き好きでなくて良し悪しの物言いをしていますが、兎角音楽なんてのは趣味趣向の世界。良し悪しでなく好き好きってことですね。
シューベルトも予習しとかなきゃ。シューベルトは嫁のウン10年前の「名曲アルバム」(レコード)しかないから、YouTubeだな。
注1:一緒に買ったグールドのピアノ・ソナタ集もつまらなかったので、演奏の問題でなくベートーヴェンの曲の問題だと私は理解した。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」・第14番「月光」・第23番「熱情」
- アーティスト: グールド(グレン)
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2014/01/15
- メディア: CD
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