甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

ビアンキ Viale L フルオーバーホール 3/4

7.ブレーキ装着

DEORE LX BR-T670 F/R

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LXのカラーはシルバーというよりもメタリックグレーでした。

 

「パワーモジュレーターをセットする。」f:id:ABi-R:20190911230758j:image

付属していたこの円弧のパイプがパワーモジュレーターだと思ってましたが、違いました。パイプは「インナーケーブルリード」だそうです。

SHIMANO(シマノ) SM-PM60 ASMPM60S ASMPM60S
 

元々Vialeに着いていなかったので、気付きませんでしたよ。マニュアルに共通で書いてあるので、要否はグレードとは関係ないようです。フィーリングに違和感あったら着けりゃいいや。

リンクホールとストッパーピンをグリスアップして、

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ストッパーピンを台座に空いた3つの穴のうち真ん中(「バネ穴」と呼ぶらしい)に合わせます。
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あとは付属のリンク固定ボルト5HEXを5〜7N・mで締めます。
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着きました。調整はワイヤーを引いてから。
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フロントも同じです。
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今まで使っていたのはリアルショップで買ったのでグレード不明ですが、LXのシューは、シューとホルダーが別体で、面積が広くて厚みが薄いです。

 

8.小作業2

 

(1)サドル装着

Selle Italia BROOKLANDS + Kalloy AL 27.2mm 25mmOffset

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ブルックランドは凄いです。handmade in Italyの本革ステッチサドルです。当時のカタログブライスは1万円Over、Vialeの価格の2割近く。もう1つ下のPrimaveraにも着いていましたが、そっちだと2割いきます。何を考えているんでしょうか、ビアンキ・ジャパン。ただ、翌年だかその翌年には別の安物に変わりました。モデルチェンジで変わるパーツは大体安物への変更です。

残念ながらセラ・イタリアのカタログからは大分前に落ちているのですが、結局幾らの製品だったのか調べてみました。ポーランドのeコマースサイト"allgro"でデットストックが販売されています。カタログプライス399.9PLN。11,000円相当ですね。日本宛発送してくれるならスペアに買おうかな。

サドルはシートポスト付属の6HEXボルトを締めるだけ。規定トルクは不明です。

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シートポストクランプは5HEX1本ですが、嫁と私とではサドル高が違うので、クイック式に変えといた方がいいなあ。サドル盗まれたら困るけど、こっちで乗る分にはその心配もないし。

 

(2)フロントフェンダー装着

普通の人の自転車にはフェンダーがあります。

フォーク基部のマウントホールに、40mm5HEXボルト+M10ナットで吊ります。

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フェンダー後部は、マウント用の金具と+ボルト2本。
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フェンダーの凸凹は自家ペイントの拙さによるものです。圧迫で凹んだのを直しているので、塗らない方がいいかというとそうでもないのですが。
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フォーク先端は4HEX。ボトルゲージのと同じです。因みにリプレース品が手に入るボルト/ナット類は全てステンレスに変更しています。
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着きました。
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リアフェンダーは3箇所留め。上部はこれで吊ります。
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40mm5HEX+M10ナットです。適正長のステンボルトが近所のホームセンターで在庫切れだったので、15mm長い手持ちの有り合わせ。
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あと前端はフレームにネジ山切ってあるので、15mm4HEXで固定。
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(3)ホイール仮留め

写真は前後していますが、ホイールを仮留めしておきます。

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あまりに高価なカンパニョーロのクイックリリースを奢るという選択は、日本企画台湾製イタリア車であるか否かに関わりなく、存在しません。元々はイタズラ防止目的ですが、剛性ありそうなBBBのBQR-03を買ってありました。

本留め時のトルクはMax8.8N・m。

レーサーでなく、ハンドツール持ち歩くホビーライダーにクイックリリースは要らないと常々思います。

 

9.チェーン装着

DEORE XT CN-HG93 9s 114L

インデックス調整に備え、回せるように取り敢えず繋ぎました。

ミッシングリンクを使うため、通常は切ってはいけない前側のアウタープレートを1コマカットします。

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チェーンカッターは、PWT BT-15R。シマノ(〜10s)には十分ですが、カンパは切ることはできてもカシメられません。

PWT チェーンカッター BT-15R

PWT チェーンカッター BT-15R

 

KMCのミッシングリンクCL555Cを使っています。
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KMC 11スピード用ミッシングリンク 2セット入 CL555C ゴールド

KMC 11スピード用ミッシングリンク 2セット入 CL555C ゴールド

 

11s用=SK Pininfarina Diskでの使用目的です。11s用で肉薄なためか、簡単に嵌ります。逆に簡単に外れたら怖い。後で9s用に入れ替えないといかんかな。

 

11.シフター/ブレーキレバー装着とケーブル・ルーティング

DEORE ST-M530 3×9s Vブレーキ

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これより新しいM590は入手困難、ブレーキ/シフター別体品は9s用とVブレーキ用とを組み合わせられないようなので、レバーが動くSTIってのと黒いところがイマイチですが、導入。

 

先にシフターをハンドルに通したら、グリップにシリコンスプレーを吹いて、差し込みます。
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外すときはメチャ大変でしたが、簡単に入りました。
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で、シフターをハンドルに、ハンドルをステムに仮留め。

黒いアウターケーブルは洒落ていないので、Bianchiロゴ入りチェレステに入れ替えます。

まあ洒落ていない最近のチェレステですが。

 

ケーブルカッターでなんとなくの適正長にカット。

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ブレーキホースカッターで切れるつもりでしたが、メッシュワイヤーには歯が立たず、近所のホームセンターに走ってケーブルカッター買ってきました。

 

作業再開。ケーブルを這わしていると監視員が。。。
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ルーティングが違うとのご指摘のようです。

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チェレステのアウターですが、付属のエンドキャップは黒。

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で、そうこうしているうちに、f:id:ABi-R:20190912235709j:image

ブレーキケーブル引きと調整、
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シフトケーブル引きと調整が、
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終わりました。

(一旦出来たのですが、美観のためこの後リアのシフトケーブルのルーティングを変更しました。)

オリジナルより大分タイトなルーティングになりました。

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BB下はこうなっています(後で撮った写真)。

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シフトケーブルにはグリーンのインナーキャップ。

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ブレーキケーブルにはビアンキ純正チェレステ ケーブルエンド。
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概ね完成。後ろの障子は、この家の姫(作業監視員)が破りまくった痕跡です。

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この写真では、1番プーリーと2番プーリーとの間、チェーンを通すルートを誤っています。

 

あとはチェーンカットと注油、インデックス再調整と各部締め増して、タイヤに空気を入れたら試運転。

大して集中してないで2日掛かりでした。

 

シフトインデックスとブレーキの調整、意外に楽にできました。フロントをアウターに上げられるケーブルの張り具合を作るのが微妙に大変でしたが。

 

最終に続く。