甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

CampagnoloのMTBホイール!〜ビアンキ Viale L フルオーバーホール追補1〜

仮完了したビアンキ Viale Lのオーバーホール。残った宿題の1つ片付きました。

 

バン❗️

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ババン⁉️
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バババン‼️
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Campagnolo ATEK 26” 32Hです。

 

嘗て、カンパニョーロはMTBコンポーネントに参入しました。(伝聞)

そして、シマノに全く太刀打ち出来ずに撤退しました。(伝聞)

この無謀な挑戦が齎した隙が、ロードコンポへのSRAMの進出を許し、経営を一層苦しくしたのかも知れません。いや、性能よりもデザインに特化して(注1)、じゃなくて高級バイクのアイコン化してお金持ちや私のような背伸び者から多額のお布施を得ているので、経営的には結構いいかも知れません。(憶測)

ホイール(→リム)の存在は知っていましたが(割と最近の話)、ディレイラー等は見たことがありません。

 

VialeにはMAVICリムを使ったショップ手組みホイールを考えていたのですが、考えている間にウェブショップの棚から消えました。今や絶滅危惧種であるリムブレーキ車用26インチリムがカタログ落ちした影響のようです。(注2)

それでマヴィックのリムを海外調達をしよう、とeBayを眺めていたら、いいグレードのマヴィックがない代わり、20年以上前のカンパニョーロのMTBリムの新品(デットストック)が未だ流通していることを発見しました。値段も、絶版新品を調達すると考えれば、そんなに高くない。いや、グレード的に言うと割高ですよ、普通に。念のため。

よし、日本企画台湾生産イタリア車ビアンキVialeにはイタリアだ!カンパニョーロだ!という結論に至りました。

幾つかシリーズがあるのですが、新品が2本揃えられて、32H(MTB用のフリーと組むため、選択肢は36Hか32H)が選べて、日本にもデリバリーがあるのは、“ATEK”でした。

送料込みで15,000円くらい。グレード的には高いんですけども。

この時代の製品ですから、当然made in Italyです。しかもby Chinese workerでもない正真正銘のイタリア・メイドでしょう。

 

で、そう思うと一層ポリッシュ(注3)の輝きが眩しいカンパニョーロのリムなんてのが手に入ったので、エアロスポークを奢ることにしました。

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分かり難いですが、SAPIM CX-RAYです。

軽量・高耐久性を誇るセミエアロ・スポークです。

www.trisports.jpは

DTスイスよりは安いらしいですが、CX-Superとかいう凄いのを除くと、サピムの中でも特に高価です。普通のスポークの10倍以上します。32本組×2の64本も買うと、リムを軽ーく超える値段になります。冷静に考えると要らないですが、きっとこれでVialeが更に速くなります。

因みにJekyllはディスクブレーキなので、Leftyのフロントだけでなく、リアもハブ↓が適合しません。使い回すにはショップのお世話になる必要があります。ポン付けは不能です。

 

ハブ/フリーホイールは、DEORE XT HB-T780S/FH-T780Sにしました。

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LXで揃えたかったのですが、フロントハブにはリムブレーキ用のLXグレードがなく(元々無いのか無くなったのかは不明)、つい、最高峰XTで揃えてしまいました。(XTRは想定の対象外。)

DEOREより剛性は高いでしょうが、回転性能も高いかどうかは知りません。

で、抜群に評判のいいXTのクイックリリースが付属します。

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うーん、勿体ないぞ。

Vialeには既にこれ↓がある。

固定という観点からは、構造的にBQR-03の方が優れている。

いざという時のために、「きっと使わない在庫」かな。

 

SK Pininfarina Diskを自分で組んだし、Vialeも自分で組みましたが、ホイールは無理。これのための設備を導入するのも、流石にコスト倒れ&手に負えるか怪しい。

リムが遠路遥々オランダから届いた後、割と近所にあるメーカー系専門店にセットアップを依頼しました。結構時間掛かりましたが、主にスポークの問題でした。そのショップが使っている問屋に扱いがないということでしたが、今どきユーザーが幾らでも調達できるのに、ショップが調達に苦労する自転車業界の流通システムは絶望的です。

 

尚、これの選択だけはショップ完全お任せでしたが、リムテープパナレーサーのポリライト。

 

なんかViale1台分くらいのコスト掛かりましたが、兎に角、Campagnolo ATEK 26” + SAPIM CX-RAY + XT HB-T780S/FH-T780Sのホイールセット完成。

 

あと残るのはタイヤ。

コントロールレバーとかRDとかで、当初の計画よりもVialeが黒くなりました。今履いているPanaracerの「パセラ」の黒色は気に入っていません。オリジナルカラーであるサイドスキンにするか(注4)、割り切って黒いのにするか決めないと。

ただこれをアッセンブルする前にしないといけない仕事が1つ。高級コンポ・カンパニョーロのクオリティ、と書き始めてすぐ思い出しましたが、BORAも自分で修正したんだった。継ぎ目のバリが残っています。私の基準では、これにチューブは触れさせられません。チューブ/タイヤを組む前に削らないと。

 

終わり。

 

注1:アウターリングが小さく見えて、黒く塗るとシマノと変わらない12sコンポのデザインはないと思います。

注2:ARAYA、あと流通在庫限りだと思いますがALEXにはあるようです。

注3:当然“Polish”でなく“polished”です。

注4:シティスポーツタイヤでは、パナレーサーの「パセラ」の他にはシュワルベの「シティジェット」がありますが、ブランド内でももっと上のグレードがあるし、良し悪し以前にレビュー自体見掛けません。