甘く香るか青いバラ

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ダニエル・ハリトーノフ ピアノ・リサイタル2019 at 東京オペラシティ

今日は福間洸太朗さんが浦安音楽ホールで公演です。

 

で、

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来たのは東京オペラシティ(苦笑)。

(写真はロビーに展示された假屋崎省吾氏の手になるクリスマスツリー)

 

発売が早く秋の他の公演よりも早いタイミングで予約していたダニエル・ハリトーノフさんのピアノ・リサイタル。(福間さんのリサイタルを知ったのは結構最近。)

 

今回のリサイタル・プログラム、「月光と革命」と「華麗なるピアノ音楽のすべて」の2本から、今日は「華麗なるピアノ音楽のすべて」です。構成は、革命が「ベートーヴェンショパン+ロシア作曲家」、こちらは「ベートーヴェン+バッハ+ロシア作曲家」。私としては「バッハ+ショパン+ロシア」のベートーヴェン抜きプログラムがベストなのですが、そんなことを考える人は多くないらしいです。

 

レビューです。

 

1階後方真ん中列、左通路際の手がよく見えるポジション。

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S席だと思いますが、4,000円と仲々リーズナブル。3階席は未開放、2階バルコニー後方はほぼ空席、1階もちらほら空席が目立つ、些か寂しい客席でしたが、コンクール1位を獲っていない若手のピアノ・リサイタルはこんなものでしょうか。

 

フライヤーじゃなく無料配布(チケット代込み)の公演プログラム。

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ハリトーノフさんは、2015年チャイコフスキー・コンクール第3位です。今年ヘビー・ローテーション掛けたショパン・コンクール優勝者ではありません。

ディズニー好きだそうです。前回2015年が初来日でした。大好きだというディズニーには行けたでしょうか。

ユジノサハリンスク出身です。大戦末期にソ連が侵略して以来実行支配し、ソ連の参加しないサンフランシスコ講和条約で日本が領有権を放棄した南樺太です。

 

《プログラム》

(第1部)

J.S.バッハブゾーニ編曲):シャコンヌ無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004より)

J.S.バッハラフマニノフ編曲):プレリュード・ガヴォット・ジーグ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006より)

L.V.ベートーヴェンピアノソナタ第14番「月光」 嬰ハ短調作品27-2

(第2部)

S.V.ラフマニノフ:幻想的小品集 作品3 (全曲)

P.I.チャイコフスキー:ドゥムカ(ロシアの農村風景) ハ短調 作品59

P.I.チャイコフスキー(S.フェインベルク編曲):スケルツォ交響曲第6番「悲愴」より第3楽章)

 

さて開演。

ハリトーノフさんは、大股でドスドスと大きな足音で入場。貴公子然とした写真と違って、「ロシアの熊」感ありました。

元々のブゾーニによる改竄級編曲の派手なシャコンヌ、それよりはまだバッハっぽい潔さがあるラフマニノフの編曲したガヴォットを派手に演奏。シャコンヌは、ミスタッチとテンポの乱れがちょっと気になる演奏。

続くベートーヴェンは、音量に連れて情報量も変動、弱音のニュアンスに乏しい印象。逆に嫁は終盤のアルペッジョが迫力不足と評していました。

ということで、今年最後のコンサートなんですが、聴いてきた他の演奏よりも分が悪いな、というのが第1部の正直な感想。アルゲリッチさんと同じスタインウェイ、個体は別ですが、ダン・タイソンさんと同じ、チョ・ソンジンさんと同じスタインウェイですが、音色の美しさで及ばず。尤も私の聴く範囲のロシア人ピアニストで音色が印象に残る人はいないので、これもロシアン・ピアニズムでしょうか。(注1)

続いて第2部。

ラフマニノフはよかったです。ちょっと和音が怪しいところはありましたが、ダイナミックかつ抒情的。

チャイコフスキーは、彼の速くてラウドなピアノにマッチしていました。

 

(アンコール)2曲

D.ハリトーノフ夜想曲第2番 作品3

D.ハリトーノフ:幻想曲第2番 作品6 

ラフマニノフ後継者的なテクニカルな夜想曲、フランス的な色彩を加えた幻想曲は、派手なロシアン・ピアニズムの王道。(注1)

弾くだけでなく、これだけの曲を書く。才人ですね。やっぱりこういう曲が好きなんだろう、と演奏を聴くと思います。

 

ということで、光る演奏もありましたが、総合的にはやっぱり残念な方でした、というのが感想。

 

約2時間のコンサートを終え、新宿駅乗換で日暮里に移動。天気は、14時過ぎに雨は止んだ模様。

uenosakuragiatari.jp

上野桜木あたりで開催の「豆の展示会」。

出身地のご当地産品が「紅大豆」ということで、各種の希少豆の展示・販売をしています。第5回の今年は、新しい試みとして、ダリアの切り花販売と、地酒の試飲販売があります。でも通算初めての雨&1番の寒さでした。🥶

 

今日で今年のコンサート通いは終了。

この四半期に見送ったイヴェントは、

10月:ホワイトスネイク

11月:KENSO

11月:ベルリン・フィルウィーン・フィル優先。

11月:アムステルダム・コンセルトヘボウ

11月:マリインスキー劇場 → 財布に厳しいオペラなので見送りましたが、「スペードの女王」は、行かなかった中では1番惜しいプログラム。

12月:キッス → 今回が最後のツアー、最後の来日公演と言われていますが、一番安いA席で15,000円は高いでしょ。

ビッグネームだが全く興味ないもの → 10月スティング、12月U2

来年も既に何本か予約は入れていますが、今年ほどの散財はしない予定。

 

注1:「ロシアン・ピアニズム」の一般的な理解ではありません。