12月28日。
南陽市のイル・レガーレに親戚とディナーに来ました。カウンター含めて座席数20の小さなイタリアンです。
オーナー西田さんは、鶴岡市の有名店アル・ケッチャーノのシェフを務めたそうです。気仙沼出身だそうですが、どういう地縁か血縁かここ南陽市に昨年7月開店してます。
夏休みに母と1回ランチに来ていますが、その時は嫁を連れてこれてなかったので、今回初ディナー。
シェフお任せのスペシャル・コース5,500円@1人を予約済み。
ディナー・コースは、パスタ・コース1,500円、イタリアン・コース2,500円、大量とり分けコース2,500円(複数人数のみ)と、これので4種です。
アンティパスト1のカルパッチョはカラスミのアクセントが効いでます。
インサラータの写真は省略して、アンティパスト2、マグロの冷製カペッリーニ。
プリモ1はだだちゃ豆のスープ。人気のパスタも同じベースを使う、この店の特徴的なレシピです。
プリモ2、つや姫のリゾットフォアグラ載せ。美味しいお米としてブランド力高いつや姫ですが、芯を残す洋食にはどまんなか、雪若丸も試していただきたい。
セコンド1皿目の魚はのどぐろ。敷いてあるのは山芋です。
地元産品か分かりませんが、のどぐろって美味しいよね。サクサク食感の山芋がよく合います。
ここにパスタを挟み、
エビカニ系ノーサンキューの人にはベーコンとキノコのトマトパスタ。
本来のメニューは、毛ガニの生タリアテッレ。嫁絶賛。
パンはパスタのタイミングでフォカッチャが出ました。これも美味しいです。
セコンド2皿目のビーフ。酸味を利かせたキノコが載っているのが珍しい。
締めにスタジョーネの小品、写真を撮り忘れた里芋のゴルゴンゾーラグラタン。個人的にはこれは残念だったかな。美味しいですが、里芋料理のKing芋煮には及ばないです。
デザートで締めて10品。
シェフお任せと言いつつ、嫌いな食材が多数&バラバラの私たちのために14種類の皿を用意いただきました。ありがとうございます。
美味しかったです。
東京から来る私達夫婦には驚愕のコスト・パフォーマンスでした。
8,000円取ってもいいです。が、地元の感覚では5,500円でも絶対額が高いです。ホテルにしてもレストランにしても、東京或いは海外のお金持ちと地元とでは金銭感覚が大きくズレているところが、田舎のサービス業には悩ましいところですね。
【公式ウェブサイトありません&私はFacebook ID作りません】
https://www.instagram.com/il.legare/?hl=ja
12月31日。
大晦日なので、蔵王温泉からの帰りには年越し蕎麦を食べに上山市の老舗やぶいちに来ました。
昔はカレー南蛮とか鍋焼きうどんとか、更には丼ものもある山形的蕎麦屋でしたが、今はオーソドックスな蕎麦(要はカレー南蛮みたいなのはない)とラーメンだけで営業。
天ぷら蕎麦1,500円也。3人で締めて3,030円の年越しランチでした。
【公式ウェブサイトありません。】
あとは地元の町以外の店にも寄ってきましたのお菓子群。
じんだん本舗大江のじんだん饅頭、じんだん大福他。
仙台訛りの「ずんだ」でなく原語の「じんだん」の菓子老舗です。
大河ドラマ「真田丸」で伊達政宗が「ずんだ!」と言った時、置賜地方に縁ある少からざる人は椅子から転げ落ちました。自分の乗り物が雑誌に載ったことが複数回ある私は記事作成のいい加減さはよく知っていますが、大河ドラマの考証すらそんないい加減なんかい、と。
ここの商品を全国にアピールできていれば何十年も後の「ずんだ茶寮」が枝豆ペーストの代名詞になることはなかったのですが、山形は大抵宮城にマーケティングで負けます。増して上杉の置賜は山形県の中で大事にされないところが痛い。
これも南陽市、「白いくも」の洋菓子。
白いくもで「あれがないなあ」と思っていたら、「あれ」は別の店の商品でした。
しつこくこれも南陽市。六味庵。人気のあれ「ちびかり」と、「菊うさぎ」。
基本的にマンマのご飯が1番のイタリアンな私は、外食は少なく。
土産は地元の町のものを買って帰るか米沢市のを買って帰るかかな。