多少派手だとは思うが余計なモノはない私のSK Pininfarina Disk
見た目インパクト大を理由に(注1)、オフを走る気は更々ないのにレフティ/フルサスのキャノンデールJekyll800を1号車として選び、大径ブレーキを装着した私。
大径ディスクどころか今やブレーキが要らない用途。
それから15年を経て更に大人になったワタシは、ロードバイクに乗り換えるにあたって過剰なギミック(注2)は排すことにしました。
で出来上がっているのが、今のSK Pininfarina Disk 52 Blu Acqua。デローザのエアロモデル(注3)で、カンパニョーロで、ディスクブレーキで、BORAはブライトラベルで、と見た目は多少派手かも。そもそもレースも出ないただのファンライダーである自分のスペック比で言うと性能も価格も過剰ではあります。
がその辺を棚に上げ、ヒルクライマー的ミニマル指向ではない私なりに走りとカッコを最大限追求したSKには無駄なものは一切ない(つもり)。
BORAのリムハイト35mmも、リアローター140mm径も、ワイヤーコンポより重くなるEPS+ディスクブレーキも、ミラーも全て最適化の結果。心情的に余計なのは、使うつもりは更々ないが法律上必要なベルだけ。
リアライトを変更していた私のSK Pininfarina Disk
さて、そのSK。
暫く前からリアライトが変わっています。
〈変更前〉
〈変更後〉
当初装着していたのは、Jekyllから引き継いだキャットアイ TL-AU620-R。
R357区間が往復4kmの荒川から往復15km(側道を含む)に伸びる江戸川(注4)では、乗らない夜間よりも昼間の自動車からの視認性を上げたい。
RAPID micro AUTO、モノはなかなかいいと思いますが、こうなると今どき15lmは不足を感じるのと、危険に晒される自転車こそドライヴレコーダーが欲しい。
で、Cycliq Fly6 CE。
PROBIKEKITで15,000円台で買いました。買ったのは大分前、1年以上前。出さずに仕舞い込んでいたんですが。
PayPayモールなら今はポイント込みほぼ同値で買えるので、敢えてガイツーで買う必要はないと思います。楽天市場は最近使ってないので知りません。Amazonはもっと高いです。
これの比較対象になるのは、レーダー付リアライト Garmin Varia RTL510くらい。後方からの接近に応じてライトのフラッシュが変化するのがどれだけ効くか分かりませんが、レーダー/センサーで事故を回避できる訳では無いというか、ミラーで後方確認をしながら左端寄りを走っている私に言わせれば、後方レーダーって何に使うの?道路封鎖して行うレースじゃあるまいし、追い越しする際は目視必須。これが効果あるサイクリストって、道の真ん中を漫然と走るDQNチャリダーくらいなんではないでしょうか。そんな奴らが後方からの接近車両に対してマトモに避けるとも思わないんですが。まともなローディーならミラー着けろ。
道路車両運送法では自動車には必須装備。自転車は対象外ですが、ミラーはレーダーよりも後方の状態がよっぽど分かるし、兎に角安全確認に振り返る頻度が、あるとないとでは雲泥の差。いずれにせよ、レーダーよりドラレコでしょう。
ドラレコ付リアライトFly6の2代目であるCEは、画質から重量まで凡ゆる点が初代から改良されたらしいです。私としては、ライトの明るさ30lm→100lmが決め手でした。
まだ重いし厚ぼったいデザインは、Variaには負けます。
画質は仲々いいです。装着時のチェックでしか見てませんけど。
ライトは、明るさ3モード×パターン3モード。
動作中は完全消灯はせず、レンズの周りが回転するように光ります。一昔前のヤンキー(注5)車にあったくるくるテールランプっぽいところがダサいです。最低限の後方からの視認性を確保する目的か動作インジケーターか、いずれにしても完全消灯はしません。
強力なリアライトとリアカメラが着きました。
追突は映りますが、幅寄せは前方に被せられたら映りません(注6)。事故後逃走する車両も映りません。昨年の落車負傷の原因になった無理矢理右折対向自転車(自転車に限りませんが)も映りません。Jekyllの時に結構な賠償を取って懲らしめた逆走正面衝突自転車も映りません。
うん、要るな、フロントカメラ(ドライヴレコーダー)
早く帰った日などにディズニー花火目指してナイトライドをすることもあり、フロントライトにはレザインPOWER DRIVE 1100iがあります。着けっ放しにはしていませんが。
で、世のトレンドは昼間点灯、というか夜間ではNGでも昼間は可の昼間点滅ですかね(注7)。日本の四輪乗りには、四輪優先意識が強くて相手が自転車/モーターサイクルだと分かると逆に無理矢理な運転する奴がいるので、昼間の点灯/点滅が一般道での安全をもたらすかどうか分かりませんが、サイクリングロードの対向暴走車・暴歩者には効くでしょう。
夜はカメラなんて写らなそうですが、デイライトとドライヴレコーダー同時装着を目指そう。
問題は、、、
エアロハンドルだ。
インテグレーテッドハンドルだ。
URSUS MAGNUS H.01は、平行バーに丸いところがありません。なので、ゴムバンドタイプのマウントしか着きません、基本的に。
エアロハンドルにゴムバンド、而もライトとカメラで2本のゴムバンド。
この美しい平行バーに2本のゴムバンド。
ないな。
ライドで平行バーを握ることはない私には、操作上の障害はないが、視覚的にない。見えない夜は気にならないが、昼にこれはない。
吊る前提で考えよう。
因みにCycliq Fly12 CEの選択は早々に消えています。2in1のコンパクトデザインはいいとして、Max600lmでは夜間の減光運用ができない。それに対して3万円出すのは勿体ない。
元々MAGNUS H.01には汎用ブラケットがあります。
(URSUS©️)
如何にも汎用の、サイコンからライトから何でもかんでもゴムバンドマウント。ゴムバンドの幅に左右されるのでデバイスは1個か2個かしか装着できなそうですが、ハンドルにゴムバンド巻く事態は回避できそうです。いいかも。結構いいかも。買った時には汎用マウントの選択は無いと思いましたが、いや仲々。
あ、下に吊るとEPSインターフェースに干渉しそうだし、ライトのように角度付けるものは吊れない。。。
吊ると言えばレックマウント。
早々に認識してます。
(レックマウント のサイトより)
んー、でもなあ。
違う。
違和感の正体は、、、このライトの突き出しか。ハンドルの前端より出てる?エルゴパワー着いてないけど。装着された人様の写真を拝見してもそんな感じ。サイコン載せる限りはいい感じですが、更に突き出して吊るのはちょっとなあ。
あ、あれか。Gr.5シルエットフォーミュラの巨大なフロントウィング(著作権フリーの画像が見当たらないので写真なし)、というか族車の出っ歯。
ロードスターの砲弾型ライトは、突き出しかフードクレストのようにフェンダー上に鎮座しています。アレはカッコイイです。超絶にカッコいいです。
Jekyllにはクラシックタイプのベルを使っているし、私はそういうのは嫌いじゃありません。
が、ランドナー辺りならまだしも、カーボン・エアロロードには無理。
私のイメージに近いのは、これか。
〈F-2A〉
(航空自衛隊ウェブサイトより https://www.mod.go.jp/asdf/index.html)
爆装の戦闘機。
ミサイルは翼の下に抱くものであって、鼻先にぶら下げたりしません。このタイトさこそ機能美。高運動性のためにはオーバーハングに重量物を配置しないものです。だからフェラーリのリアオーバーハングは短いのです。348tbからのピッコロ・フェラーリは、ホンダNSX(初代)を性能で凌駕するまで時間が掛かりましたが、資質では最初から圧倒していたのです。
それ言い出すと、愛車スカイラインGT-Rはハコだしただでさえも重いエンジンはオーバーハングだし4WDだし不戦敗です。でもアレは、Gr.Aというレギュレーションを戦うためのレーシングカーの「素材」だからいいんです。
戻ります。
鼻先にぶら下げるのは何となく昔の急降下爆撃機のイメージだったのですが、違いますね、オーバーハングがあるのは、水上偵察機か。
オーバーハングを小さく、装備をミッドシップマウントできるマウント。
で出来たのが、これでした。
注1:当時はそれをカッコいいと思ったのであって、Leftyのデザインは奇異ではあるが、奇を衒った訳ではない。
注2:買った瞬間からスリックタイヤ以外履いたことがない平地専用Jekyllには、フルサス自体が過剰、というか余計である。ロックできるから駆動ロスはないが、重い。
注3:ゴテゴテ感はないですが。というか、あったら買いませんが。
注4:荒川ルートで使う区間は広く且つランプウェイのある舞浜大橋上にほぼ限定だが、江戸川ルートでは車が1番スピードを出す、それでいて路側帯がない行徳〜原木エリアを走る。
注5:アメリカ人の俗称じゃない方はもう死語でしょうかね。
注6:大半は悪意でなく下手なんでしょうが、自動車の結構な割合が、間隔とって詰めてくる割には前に出た瞬間に被せてきますよね。相対速度的には抜き切ってからでさえあれば前出られても衝突の心配は無いのですが、抜き切らないうちに被せてくる自動車の多いこと。
注7:夜間に義務があるのは点灯です。点滅は存在を示すことはできても進路を照らしません。点滅は点灯ではあり得ず、点滅駆動のライトは前照灯とは言いません。LEDライトは60hz点滅だとかいう屁理屈があるらしいですが、視覚的に消灯していないんだから点灯です。