甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

ソーシャルディスタンスについて思う 2/2

3.屋外アクティヴィティ

私の主要なアクティビティは、ロードバイクトレイルランニング。この季節は残雪期登山をしたいところ。

 

で、

「さーて山行こうかな」と思う山好きへのメッセージ。

jac1.or.jp

都市を離れ、清浄な空気と自然を求めての登山やクライミング行為は、出先の方々への感染を広め、山岳スポーツ愛好者自身が感染するリスクを高めます。
この緊急事態に対処するには、山岳スポーツを愛する皆様の他者への思いやり、そして何よりご自身の感染防御に専心され、事態の収束を見るまで山岳スポーツ行為を厳に自粛していただきますよう山岳四団体としてお願いいたします。

「クライミングよりマイナーかよ」とか「四団体には日本トレイルランナーズ協会は含まれていないぞ」(注1)とか「日本トレイルランナーズ協会は自粛通知を出していないぞ」とか「そもそも自分はどこにも所属してないし」とかいう大人気ないことは言わず、まあ仕方ないなと自粛する。

 

山梨県からは来るなと言われてますしね。

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https://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/tozan_sangakujouhou.html

 

1番行きたい甲斐駒ヶ岳黒戸尾根も、七丈小屋が休業中だし。

www.kaikoma.info

水が出ないこの季節、水は100%携行するので、日帰り専門の私の小屋利用はトイレだけですが、それも利用不能。トイレが開いていなければ登山しないのかというと、富士山なんか開いていない時期ばかり登るし、私は常に携帯トイレを持ち歩いている。

という主旨じゃないので、山小屋休業を尊重し、暫く自粛します。

 

そういう登山者ばかりでないのは、日経新聞4月23日記事(共同通信社配信なので他紙も同じ内容でしょう)↓

日本百名山の一つ、茨城県筑波山でも他県ナンバーの車が目立つ。苦情もあり、つくば市は22日から近隣の市営駐車場を閉鎖した。中腹にある駐車場を管理する県道路公社によると、4月中旬の日曜日は600台くらい入った。平日でも100台程度は利用がある。

向かい合って弁当を広げるグループや、マスクをしていない一行もいるという。ケーブルカーやロープウエーを運行する「筑波観光鉄道」は、乗客を定員の半分以下に制限し、窓を開けるなどの対策をしている。担当者は「従業員は不安を抱えている。季節も良く出掛けたい気持ちは理解できるが、外出は控えてほしい」と話す。

群馬県太田市から知人と訪れた男性(70)は「人が少ないと思って来たが、多くの人と山道ですれ違い驚いた。普段は外出を自粛し、人混みを避けているが、少しは体を動かしたい」と語った。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58405190T20C20A4CR8000/

 

高尾山もそんな感じだそうで、両山ともこの週末からロープウェイ/ケーブルカーを止めて登山者が来ないようにしてます。

言っちゃなんですが、標高と獲得標高の小さい筑波山や高尾山は1回も登ったことがないのにバカにしている(そこそこ)体力自慢の失礼な登山者である私からすると、これらの山など、体力低い/意識低い、老人・初心者の、グループ登山の山。この人達を守るために少しでも人の接触機会も減らそうと、子供は学校に行かないんですよ。(COVID-19感染の観点に限れば)殆どリスクのない黒戸尾根(注2)のソロハイクも止める訳ですよ。

マスコミは、あれができないのこれがないの言って政府批判ばかりしていないで、意識低い人達の意識引き上げという難事に取り組んで欲しい。意識低い人たちへの影響力は、テレビが1番強いんだから。

 

箱根も、箱根町小田原市合同記者会見では

今は箱根・小田原への観光はお控えいただくようご理解、ご協力をお願い申し上げます。

https://www.hakone.or.jp/6669

と言ってますが、例えば金時山なんかどうかしら?とちょっと調べても、箱根ビジターセンターが休館している情報くらいしか、山についてはないよいうに思います。

もっと強く言った方がいいんじゃないかしら。まあ登山も観光でしょうが、海賊船に乗るのとだいぶイメージが違う。

 

ウォーキング/ランニング

この週末は、風の中走るのを嫌って、自転車はZwiftで誤魔化しました。

が、先日江戸川サイクリングロード行ってジジババの集団ウォーキングを見かけた旨を書きました。

嫁とランニング行って、会話しながら並んでウォーキングする人(主に女性2人連れ)/会話しながら並んでランニングする人(主に学生)が結構いる旨を書きました。

移動距離という点では、市内から出ないウォーキング/ランニングの10倍の距離を走って茨城県まで行ってしまうバイクライドですが、1人。少なくとも私は常に1人。

その割にウォーキングの人からの「こいつ何自転車なんか乗ってやがるんだよ」という視線を感じます。←多分に自意識過剰ってヤツですが、そうとも言い切れない。

 

これはcan/can'tについての政府の広報が足りないのか、それくらいは自分で考えればいいと言っているだけなのか知りませんが、世の中では、

「脚=ウォーキング/ランニング(だけは)可!」

と喧伝されているような印象があります。

政府レベルだと、多分これだけ(というか、「やってる」感を出すことが大事なんでしょうが、行政は、行動指針の発信がすんごく弱いですよね)。

・ジョギングは少人数で

・公園はすいた時間、 場所を選ぶ 

厚生労働省「人との接触を8割減らす、10のポイント」より)

 

ちゃんと詳しく解説されているものを読みましょう。

政府対策本部の専門家会議や厚労省クラスター対策班等の関係者で組織された、「コロナ専門家の有志の会」があります。

note.stopcovid19.jp

 

この有志の会が出しているメッセージ。

note.stopcovid19.jp

「3密(密集・密閉・密接の重なるところ)」を避けること、大声を出さないことです。これまで以上に、徹底して取り組んでください。

日本の全地域にお住まいの皆さまへさらにお願いしたいことが、くわえて3つあります。

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この2つめは、こう解説されています。

2つ目は、やむを得ず人に接触するような外出は、一日に1回程度が目安だとお考え下さい。不要不急の外出を避け、食料品の買い出し、通院、行く必要のある仕事程度にとどめてください。お一人での散歩やジョギングなど、人との距離が離れた屋外での活動は、問題ありません。運動不足にならないように注意して下さい。

 

条件がクリアーに提示されているのではないでしょうか。 

アクティヴィティのポイントは、

  • 一人
  • 他人と距離が離れた屋外での活動

ですね。

自転車は普通にOKです。ランニングは、自転車よりも心拍が上がり、呼吸が大きくなる分リスク高いです。マスクしながらできる程度のペースで走るのがいいですね。私で言うと多分5分20秒/kmくらい。

並んで喋りながらとか論外。

 

注1:公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会、日本勤労者山岳連盟公益社団法人日本山岳会公益社団法人、日本山岳ガイド協会。山には反トレランの人が少なからずいるせいかどうかは知らないが、日本トレイルランナーズ協会は呼ばれていないのだと勝手に推測する。

注2:甲斐駒ヶ岳黒戸尾根を何度も日帰りしている私の経験では、最盛期でも1日に会う登山者は50人いない。