甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

ライディングシューズ(モーターサイクル用)入替

雨は昨夜のうちにあがったかも知れませんが、ゆっくり起きの朝は路面があちこち濡れていました。で、午後は陽が出て長袖で外にいたら暑く(蒸し暑く)感じましたが、それまでは重い曇天。で、夜はまた雨が降りました。マーフィーのなんちゃらにはなりませんでしたが、なっても良かったんですけどね、晴れるなら。

9月は祝日が2日あって休日10日でしたが、まともな晴天は0の全滅でしたね。

 

先日嫁のスクーターで出掛けた際に履いて御臨終になったのであろう、エルフ シンテーゼ“ELF SYNTHESE”13が壊れて使用不能状態に陥っていたことが昨日朝判明したので、新しいシューズを注文し、今朝届きました。

 

"G"のマーク

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ガエルネ“GAERNE”の「タフギア・フラット」“TOUGH GEAR FLAT”って奴です。
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ガエルネの本社のあるモンテベルナは、ヴェネツィアから車で1時間、ドロミテ山脈の麓にある靴の街です。

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イタリア製です。ガエルネのモーターサイクル向け製品はモトクロス用から始まっており、オフロード色の強いラインナップです。イタリアといえばモーターサイクルもバイシクルもロードですが、ガエルネはオフ、結構ゴッツいブーツが特徴です。シューズは定番「タフギア」などトレッキングっぽいデザインが多いのですが、ソールが厚いシューズは、トウがチェンジペダルに入らないと困るし、ロードスポーツには重苦しい、ということで、ネームに「フラット」が付いたモデルがロード用に追加ラインナップされています。

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イカットです。シューレースでなく、最近流行りのBOAでもなく、バックルです。素材は本革でなく人工皮革「マイクロファイバー」です。

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ロード用ライディングシューズにはフラットソールのモデルもありますが、これは段差が小さいものの、ヒールが別になっています。

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バックステップのロードスポーツにはフラットソールは危ないので、ここは大事です。モーターサイクル用シューズでアッパーとソールが硬いのはまあ仕方ないですが、ロード用は大概ソールが薄いので、歩行は更に快適でないです。これも多分ダメそう。それなりに歩けたライディングシューズは、34年前に買った=最初に履いたアシックスだけです。

アシックスを履き潰した後は暫く専用シューズでなくチェンジパッドを使ったりしましたが、正確なシフト操作には断然専用シューズの方がいいです。ということでここ3代に亘ってはエルフを履いてきました。

タフギア・フラット履いてみました。
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新品本革程ではありませんが、マイクロファイバーとしては若干硬めな印象。ただ、素材感は今一つですね。

 

これが先代のシンテーゼ13。引っ張るとソールもベロっといってます。これくらい派手にソールが壊れたのは、ナイキ以外では初めてだなあ。10年保ったんだからよしとすべきですが。ナイキは4足崩壊しました。
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シンテーゼ13はミッドカット、タフギア・フラットはハイカット。公称サイズも1センチ違いますが、だいぶ大きく見えます。
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まだ本格的に履いてはいないので、シンテーゼ13との比較も主に印象面になりますが、こんな感じでしょうか。

質感:どちらも人工皮革ですが、本革っぽい風合いはシンテーゼの方が勝ります。タフギアは、オリジナルの方はもっとよさそうですが、少なくともフラットは安っぽい。

保護性:ハイカットのタフギアの方が高そうです。シンテーゼのゴム製のガードがどれくらい効くかですが、デザイン的には無粋だと思います。こういう辺りはエルフ以外も皆似たり寄ったり。

防水性:シンテーゼは防水ですが、ベンチレーションから水が入るので不十分です。あと雨は足首に当たります。タフギアは防水ではありません。撥水スプレーしておけばかなり効きそうですが、この辺は試してみないと分かりません。

防寒/通気性:シンテーゼはベンチレーションがあるので夏はそこそこ涼しいです。が、ミッドカットと相俟って冬は足首が寒いです。タフギアは多分暑いですが、冬はこれだけで結構いけそうです。

重さ:タフギアの方が大分重いです。

フィッティング:シンテーゼが26cmEEE、タフギアが27cm(EEかな?)でそもそもサイズが違いますが、シンテーゼは、トレッキング用の厚いウールソックスを履くとキツかった。タフギアはウールソックス用に推奨よりも0.5cm大きいのにしましたが、確かに爪先が余ります。HAND MADE IN ITALYですが、日本人の足型を使った日本向けモデルなので、ヨーロピアン・ブランド一般のシューズのように1サイズ大きめを選ぶ必要はないようです。ちなみにエルフブランドは、アパレルは知りませんが、シューズは日本の広島化成がライセンスを取得して製造しているものです。

尚、ガエルネを購入する場合、サイト(日本のJAPEX)のフィッティングガイドはよくできていると思うので、素直に従えばいいと思います。

歩き易さ:シンテーゼは今一つでした。サイズだけの問題でなく。タフギアは、、、ららぽーと辺りに買い物行って、歩き回らないうちは分かりません。

価格:廃番の13は横に置いて、エルフの商品は税込18,000円くらいで、タフギアは税込22,000円。割引はあまり調べていませんが、タフギアの方が高いです。

 

機能的には日本のメーカーが作るエルフや他のライディングシューズの方が優れているかなという感じなので、タフギアを選ぶ理由は、ライディングシューズ的ゴテゴテ感が少ないデザインかと思います。あとはイタリアンらしい履き心地が得られるかどうか(本格的に履かないうちは分からない)ですかね。まあどっちも個人の好み要素ですが。

履き心地については、今GPZ400Rが入院中なので、わかるのは退院してから。

 

【オリジナルのタフギア】

【タフギア・フラット】 

【もうすぐ新型16が出るようですが、最新のシンテーゼ15】 

【シンテーゼ13】はもう廃番です。