甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

【マイナー⁉️】DYNAFITのトレランシューズ"SKY PRO"買った 2/2【いいんじゃない⁉️】

さて、ターゲットは海外ECサイトになりました。

再度商品検索・価格調査したところ、信頼のtrekkinnの他に、

米国系

Backcountry

ドイツ系

BACKPACKING United

の2サイトでの扱いがありました。

最安は40%off❗️$149.97のBackcountryですが、送料入れても圧倒的に安いです。日本側の規制由来ではない筈ですが(注1)、残念ながら日本向け出荷不可でした。回避する方法もありますが面倒なので、ドイツのBACKPACKING Unitedにしました。

ドイツのECサイトは英国のそれより色々劣るのが懸念(trekkinntradeinnグループは多分大丈夫)なのですが、まー挑戦して上手くいけば、使える店が増えます(笑)。

 

価格は€210.04 23,000円くらい。

加えてDHL空輸送料が€12.95 1,500円くらいでした。

「在庫あり」表示を見て28cmをオーダー。

でも心配なので、サイトではカード💳ナンバーを直接打たないよう、PayPalで決済しました。

 

直ぐにオーダーレシートが届きました。(10月9日)

 

その後暫く音沙汰なし。

詐欺サイトだったかなーー。心配。

 

漸くステータスインフォが来ました。(10月17日)

曰く「あなたのオーダーはまだ処理されていませんが、安心してください!忘れてはいません。処理遅延には商品在庫切れや代金決済未了など色々な原因があります。」

。。。いや、それのどれなのかを説明してくれよ、決済トラブルならカード会社に連絡するからさ、と思いました。

やっぱり詐欺サイトだったかなーー。

 

シッピングインフォが来ました。(10月20日

でもトラッキングナンバーのリンクを踏んでも、ステータスが表示されません。てか飛ぶサイトはDHLでなくFedex。届けば何でもいいですが。

やっぱり詐欺サイトだったかなーー。

 

10月23日、商品到着しました。予告なし。

結局1回もトラックレコードを見れないうちに自宅に届きました。。。着くには着いたので、追って原因追求することもしませんでしたが。

 

本物かどうか心配でしたが、忙しいので、開封はその2日後でした。

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因みに関税は掛かりませんでした。30%(革靴)じゃなくても不服申し立ては面倒だから、掛かったら泣き寝入りするしかないんだよなーと思っていたので、一安心。

これが日欧EPA(2019年2月発効)の効果ですな。Viva❗️自由貿易❗️

 

まあでも、海外ECサイトは、なるべくなら英国系を使いたいな。

やっぱりドイツ系は心配だ。

 

開封します。

 

同社のトレードマークであるユキヒョウSnow Leopard’。
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どうやら本物です。詐欺ではなかったようです。

 

なかなかカッコ良いのではないかな。(注2)

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敢えてこれを買った理由であるゲイターの防水性は、実際に使ってみないことには分かりません。サロモン もそうですが、インポーターの説明(というか翻訳)自体が間違っていることもありますからね。。。

 

DYNAFIT SKY PRO 28cmとSalomon S/LAB XA ALPINE 2 27cmを並べてみます。

サロモンより細身な感じです。
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サロモンの初代XA ALPINEは内側にアクセントカラーとして赤を使っていました(私はうるさいと思った)が、どちらもフツーです。
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ドロップ4mmと6mmの差は、見た目でも若干感じられますが、履いて違和感を覚える程ではありません。(前ゴム上履きに慣れている児童や地下足袋を履くような少数派の大人を除くと、4mmで歩くのは結構厳しいとは思いますが。)

 

ソールはディナフィットの方が細身で、ラグはサロモンの方が高いです。
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サロモンは、硬いアウトソールが走るのに若干邪魔ですが、シチュエーションによってクライミングゾーンが強力に効くでしょう。ディナフィットはトウガードも柔らかめ。
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サロモンの方が総じて堅牢です。サロモンの方がソフトなのはアッパー。防水を謳うディナフィットもゴワついていないところが好印象。

 

搭載ギミックをいちいち書いてあり、'TURBO'とか'24valves DOHC'とか高らかに謳っていた80年代国産ハイパフォーマンスカーのようです。でも'NO PAIN NO GAIN'はヤだな、私はそこまで頑張るつもりはないです。
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計量します。

サロモンの27cmで370gはカタログぴったしです。
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ディナフィットの300gはカタログ280gより重いです。f:id:ABi-R:20201031092737j:image

カタログ計量サイズより1cm大きい28cmであることを考慮しても10gくらいフカしていそうですが、それでもサロモンより軽いことは確実。

 

インナーが真っ黒なので分かり難いですが、足入れがあまり良くないのはサロモンに同じく、インナーシューズタイプの已むを得ない特徴です。

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インソールは、立体のサロモンに対してフラットです。感触からしても、サロモンの方が高級。
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遠近と立体の関係で奥のディナフィットの方が小さく見えますが、長さは一緒です。確かにサロモンより1cm大で丁度同じサイズでした。

 

履いてみます。
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フィット感はほぼ同じ。ガイツーは返品が大変なので、安心しました。開発時のサロモンの最高峰 S/LAB SENSE 6が中身であるXA ALPINE 2のホールド感は、改めて素晴らしいです。70gの差は、数字程は感じません。

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インソールと合わせ、距離が伸びるとサロモンの良さが際立ちそうです。一方、アウトソールはランニングシューズ としてはかなり固い(反り難い)ので、私の体重(60kg)では走り辛いのも事実。

トップベルト径はサロモンより大きいです。人様より細いであろう私の足首には余ります。サロモンよりも異物が入り易そうです。
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トップベルトのカバーの作りは、先代S/LAB XA ALPINEやS-LAB X ALP CARBON GTXと同じ、折り返しのあるタイプです。多少面倒くさいので、折り返しのないS/LAB XA ALPINE 2のタイプの方がいいと思います。

 

ディナフィットとサロモン、どっちがいいかは目的と場面によるので何とも言えませんが、私のような徹底的にラン志向の人にはオールシーズン走れてアウトソールが柔かいディナフィットが合うと思います。(まだ走っていないので、印象です。今後後悔する可能性もあります。)残雪期の北アルプスのようなよりハード志向の人や長距離を歩く人など、サロモンの方が守備範囲は広いと思います。より高級な作りだった先代のS-LAB XA ALPINE(「2」が付かないやつ)より1万円安くなって他社競合と比較できるようになりましたし。

防水については、水は脚を伝って侵入するので、雨ではレインパンツ必須です。ゲイターを別付けしないで済むだけです。防水シューズは水抜けが悪いので、濡らしたら乾きません。雨を覚悟したというか、終始雨に降られた南アルプス縦走トレランでは、最初からシューズの防水は捨て、防水ソックスを履き替えながら走りました。

www.yamareco.com

「防水」に過大な幻想を抱いてはいけませんが、これだけの機能のシューズを他社競合品並みの値段で買えたからいいかなと。

知る人ぞ知るって感じもいいし。

国内では並行品を私の購入価格の2倍の5万円以上で売っていますが、大事に履けば一生モンの本革トレッキングシューズじゃあるまいし、履き潰しトレランシューズに5万円も出すのは無駄です。

100gの重量差を気にしさえしなければ、入手しやすい他社製品があります。

ヒールストライクで走れる人には、スポルティバのフル防水、ウラガノ。

www.amazon.co.jp

グラフィックが気にならなければ(注1)、スカルパのフル防水6mmドロップ、ニュートロンG。

www.amazon.co.jp

私はデザイン的に拒絶ですが、万能型で値段も安い、コロンビア・モントレイル マウンテンマゾヒストIVアウトドアエクストリームウィンター。

ゲイターの防水に拘らなければ、サロモンのS/LAB XA ALPINE 2と、アッパーは防水のスカルパ アトムS EVO OD。

 

さー、S/LAB XA ALPINE 2を手放さないと。

トレイルラン1回+雪上ラン2回計50km、雨天時通勤5〜6回最長計30km。どんなに多く見積もっても80kmまで使っていないバリモンです。

防水性は、メーカーがゲイターの防水を謳っていないので、撥水スプレー次第です。

フォアフットからヒールストライクまで守備範囲の広い6mmドロップです。

ランニングシューズ としてはSKY PROより弱い部分ありますが、残雪期や高所でのマウンテンランニングにはこれが最強だと思います。

どーですか?

 

注1:私と一緒にライドができるよう、嫁にBianchi Aria E-Roadを買ってあげたい(但し彼女は全く欲しがっていない)のですが、例えばBellati Sportでは、

www.bellatisport.com

"This product is available only in European countries”となっています。電動アシスト量が日本の基準を超えているので、これを日本で自転車として乗ると違法です。

注2:個人の感想です。デザインの良し悪しは受け取る者の印象が全てです。

注3:最近は「差別化」の「差別」という言葉がよくないと言って「差異化」なる言葉が普通に使われてきていますが、私はそういう言葉狩り自体が嫌いです。大体「差別」の「別」は自動詞、「差異」の「異」は他動詞でしょーから、そもそも同じ意味では置き換えられないと思います。