甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

カンパニョーロ BORA ONE 35 DB + Continental GP5000TL(Preparation)

注:事例は多数ありますが、メーカーが想定した運用ではありません。非推奨です。自己責任です。 

 

カンパニョーロ BORA ONE 35のチューブレス化、続きです。

 

「リムのインナーがこんな形状だからできるんじゃないか?」から始まりました。

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(前回写真を再掲載)

 

準備するもの

  • Campagnolo BORA ONE 35 DB
  • Continental Grand×Prix 5000 TL
  • STAN'S NOTUBES RIM TAPE 9.14m×21mm
  • STAN'S NOTUBES RACE SEALANT 32oz
  • iRC FORMULA PRO TL VALVE 50mm
  • AZ BCR-001(自転車用ビードクリーム 50g)
  • iRC チューブレスタイヤレバー
  • シリンジ(ダイソーの20㎖)
  • FUMPA 電動小型ポンプ
  • あとは錐とかドリルビットとかドライバーや鋏といった小物

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コンチネンタル GP5000TL

タイヤテストサイトでも、

www.bicyclerollingresistance.com

雑誌メディアでも、

www.amazon.co.jp

大変評価が高い一方、個人サイトなどでは主に重さからクリンチャーのGP5000より低い評価も散見される点が若干気になるGP5000TLを選択しました。SK Pininfarina Diskで使用のGP4000S2と同じコンチネンタル社製ということと、BRRのテストでこれより低抵抗とされている銘柄が総じて耐パンク性の評価が芳しくないことが要因です。パンクにうんざりして変更するのだし、そもそも私はヒルクライマーでもレーサーでもないので、多少重くてもパンク苦から逃れる方が大事。(耐パンク性が高い筈のGP4000S2で昨年やられまくった訳ですが。。。)

ただ、他よりもGP5000TLはハードルが高いようです。クリンチャータイヤに比べると大分脱着性に劣るとされるチューブレスタイヤのなかでもとりわけ着脱性が厳しいような記述があちこちでみられ、当該雑誌でも着脱性が極めて劣悪であることが指摘されています。

デローザ乗りとしては、チューブレスといえばNIPPO - Vini Fantini - FaizanèのiRCトップランナーじゃん?ということで、扱い易さ(←ここ超絶大事)に定評あり、GIRO D'ITALIAを勝った高性能(但し耐久性に難がある)(注1)な訳ですが、BRRのテストにも雑誌のレビュー記事にも載っていなくて、相対比較ができません。タダで提供しないから載っていない、カネを払わないから載っていないのかもしれませんが、スペックも分かりません。取っ替え引っ替えできる身分ではない私には逆にハードルが高いです。あ、あとグラフィックが地味。

GP5000TLのパッケージはオバさんの写真が消えてシンプルになったとのことですが、私のロードタイヤはGP4000S2も在庫のGP5000もバルク品で箱がないので、そこはよく分かりません。

そもそも私のBORAがチューブレス対応できるかという点を除くと、ビードが嵌まらないと評判のGP5000TLを自力で嵌められるかどうかが最大の課題でしょう。

 

STAN'S NOTUBES リムテープ 

チューブレス化には一択っぽい評価のスタンズのリムテープです。C17のBORA ONE DBには21mmがベストフィットだそうなので、それ。1本で4周=2本分巻けます。

 

STAN'S NOTUBES シーラント 

これも一択ではないでしょうか。32オンスです。こんなデカいの要らないのですが、Wiggleでタイヤとのセット売りでした。パッケージからすると粒(スクラブ洗顔料のそれみたいな感じ)が2倍に大きくなった現行タイプかと思いますが、容量表示が公式サイトの896㎖と異なる946㎖なので、違うかもしれません。もともとの粒子が小さいので、2倍に大きくなってもそんなに変わらない気もしますし。保存性はよく分かりませんが、ソロの私が32オンス使い切ることはがないのは確実です。とは言え、小容器に詰め替えてバラ売りしようにも、業者ならまだしも保存状態が分からない個人所有のナマモノを買おうという人はいないだろうし(私は買わない)、容器やらシリンジやら揃えて手間掛けて送料掛けたら福祉事業、寧ろ損です。後輪に使ったら素直に捨てよう。

 

iRC チューブレスバルブ 50mm

チューブレス非適合ホイールをチューブレス運用するための大事なパーツです。内圧でベースが抜けるとか色々相性問題あるらしいです。バルブホールへの密着性から、ベースは蒲鉾型でなく円錐型、スタンズ、iRC、シュワルベ、TNIあたりからの選択が適当だと思います。iRCにしました。ホントのことを言うとブルーアルマイトのスタンズを注文したのに在庫切れでキャンセルになったことによるセカンドチョイスですが、スタンズとiRCのどちらの方がいいという考えはありません。なお、ロックナットの下に入れるOリングが付属しない製品があるらしいですが、iRCのにはありました。

付属しない製品やスペアには、これ↓。

 

AZ ビードクリーム 

代用品ではよく石鹸が挙がりますが、素直に専用品買いました。使用可否のポイントはゴムへの攻撃性なので、ワセリンで何ら問題ありません。その点で買って後悔した=勿体なかった商品です。

 

iRC チューブレスタイヤレバー

ビードが異常に硬くて深いチューブレスタイヤには、タイヤレバーが必須です。手では無理です(BORA ONE + GP5000TLの場合)。iRCとシュワルベがお勧めされている双璧だと思いますが、私はiRCを選択しました。使い方が違うようなので、どちらがホイールに優しそうか(イメージ)で決めればいいように思います。

 

シリンジ 

AZ注入型計量容器 60ml

AZ注入型計量容器 60ml

  • メディア: Tools & Hardware
 

私はダイソーで20㎖品を買ってきました。使用量(30㎖とか60㎖とか)一発で入る商品の方が注入が楽になると思います。AZの製品でも389円だし。

 

続きます。

 

注1:GIROのステージ#18を制したときはBORA ONE 35 DB + Formula PRO RACE TEAM チューブラーで、iRCを特徴付けるチューブレスじゃないんですな、これが。カーボンホイールのチューブレス化が比較的遅く、、前年2018年に発売したBORA WTOにはこの時点でDBモデルを発表していないカンパと組み、市販していない(ユーザーにトップレーサーと同じものを使っているという幻想を抱かせることすらない)チューブラータイヤを使っているところがiRCイマイチな印象です。新世代モデルのWTOは、リム/ディスク同時リリースでないならディスク版を先にリリースすべきだったと思いますけどね。