甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

ランニングシューズ ニューバランスMT10初号機退役、後継はMR10

ということで、ニューバランス Minimus MT10、2014年夏運用開始から6年半、1,714km経過したところで退役します。

 

新主力機には、そもそも並行運用しているTAKUMI SENをスライドさせれば話が早いのですが、大事にし過ぎて日々のランには使わないので(注1)、新しいのを下ろします。

 

クローゼットから候補のストックを引っ張り出しました。

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どっちもニューバランスです。

4mmドロップトレランシューズ ミニマスMT10 27.5cm Dワイズ。初号機と同サイズ・別カラー(リヴァイバル品でなく当時物)。
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4mmドロップロードランニングシューズ ミニマスMR10 27.0cm Dワイズ。グラフィックからすると2015FWモデルじゃないかしら。
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MT10よりサイズが小さいのはフィッティングの結果です。

 

大体がトレンドに遅れをとる私、フォアフットに目覚めた2014年当時、既にベアフット/フォアフットのムーブメントはピークを過ぎていました(役所広司さんと竹内涼真さんのドラマ「陸王」は完全に去った後です)。(注2)

MT10が後継なくディスコンになったので、2016年か2017年かに、幕張のガーデンアウトレットでバーゲンプライスで売られていたのを両方押さえました。
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現在でも入手可能なようですが、公式サイトにはないので、並行輸入品かしら。

同じガーデンアウトレットにはアディダスもあるのですが、匠戦ブースト初代(匠戦シリーズとしては3代目)は店頭に影も形もありませんでした。

 

新旧比較します。

製品としては一切ヴァージョンアップしておらず、モデルとしては10年くらい昔のものになります。当時既にブラックしか選べませんでした。
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比べるとよく分かる、大分ヤレてきてました。走っているうちに反りも大きくなってました。
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元々薄いのが更にMax3mmくらい摩耗しているので、そりゃー裸足感覚ですわな。
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TとRを比較。MR10は普通のルックス、触覚も普通です。
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MR10のソールはフラットですね。厚みもあってその点からも普通っぽいです。MT10の6-2mmに対し、MR10は9-5mmだとか。
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ミッドソールはMR10の方が高耐久素材らしいですが、アウトソールはどちらもVibramです。MR10はアーチサポートも低く、MT10に比べると全体にあんまり攻めてない印象です。
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ロード/トレイルそれぞれの基準モデルのポジションだったと思いますが、カテゴリー自体が既にトンガっているトレラン用と違い、ロード用は初心者用に間口を広げとかないといけないのかもしれません。

 

MT10初号機は一足355g(片側177g)でした。
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MT10二号機はタグ込み366g(同181g)。4g重いのは摩耗による差でしょうか。
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MR10はタグ込み379g(同187g)。MT10より重いです。
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因みに匠戦ブーストは334g(同167g)。ペラいアッパーの感触含めて明らかに軽く感じます。履いたら羽が付いたように脚が回るし。

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これも早6年前のモデルにはなりますが、脚を鍛えるためのシューズと鍛えた人がレースに勝つためのシューズでは大分違います。

 

次回からはMR10を投入します。ロード専用で柔らかいMR10は、ちょっと脚を甘やかしそうな観はあります。取り敢えず「その辺トレイル」は、シューズのグリップに頼る箇所はないので問題ないでしょう。

ただ、新しいシューズでガンガン走るぞ❗️ってなるかというと、花粉が厳しくてあまり外に出たくないので、あと1月くらいは距離が伸びないでしょう。

 

私のシューズは退役の花道を富士山で飾ることにしていますが、MT10は富士山なしでそのまま退役。昨シーズンの入山規制もあって引退公演待ちシューズが3足滞留しているし、MT10自体色々富士山向きでないので。

 

ありがとう、MT10初号機。

お世話になりました。

 

注1:格別高価でもないのだが、機能に特化したシンプルなデザインとカエルイエローのグラフィックを強烈に気に入っていて、惜しむ気持ちが勝っているため盆栽化している。匠戦ブースト2以降のはダメ。

注2:注目されたのが2010年頃、ピークは2012年頃じゃないかしら。ニューバランスだけでロード/トレイル合わせて10種くらいラインナップされたと思う。フォアフット/ミッドフットは厚底化後も生き残ったが、ベアフットはコンセプトが違うナイキのフリーを除くと事実上絶滅。