甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

Zポールのストラップ交換

今日は午前中用事があったので自転車に乗らないのは想定どおりですが、午後もサボってまた運動なしでした。

 

私はトレランにポールを使います。4時間くらいのショート以外は基本持ちます。

 

愛用しているのは、超軽量トレランポールの先駆け、BlackdiamondブラックダイヤモンドのZポールです。新型の「ディスタンスカーボンZ」でなく「ウルトラディスタンス」っていう旧型ですけども。(カタログスペックでは新型よりも10g軽い。)

  • 耐荷重性が足りなくてSGマークがないので、登山用としては不適合です。
  • 折り畳み式で長さ調節できません。
  • シナノとかヘリテイジにはアルミなのにもっと軽い(シナノは寧ろ高いがヘリテイジなら安い)のがありますが、まあ限定用途の割り切り製品です。

 

石突きがゴム製(←ここ大事、BDを選ぶ理由です。)なので、擦り減ります。これまで複数回交換しました(パーツで出ています)。本体にはカーバイト製の石突きも付属しますが、1度も使ったことありません。

 

古いから仕方ないのですが、ストラップがもうボロボロでした。

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交換出来ないかなーと思ってググったら、

www.lostarrow.co.jp

↑ありました。

自作とか流用とか考えるまでもなくてよかったです。強いて言えば今付いているのと違いますが、これは本体自体モデルチェンジしてるくらいなんだから仕方ない。

 

が、私がこのディーラーサイトを見た時は、M/Lサイズは在庫切れでした。ディーラーにメールで問い合わせたところ、サイトの在庫状況が更新され、オーダー可能になりました。ショップに出回るのは期待薄なので、さっさと注文。

GWが始まっていましたが、平日4月30日に回答が来て、4月30日に注文して、4月30日に発送されて、5月1日に届きました。GJ。

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脱着方法は、ロストアローのウェブサイトに載っているので省略しますが、簡単です。工具は小型のマイナスドライバーが要るだけ。
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左右で20g。
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新しいのは15g。左右で5gの軽量化になります。

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因みにストラップには左右があります。が、マジックテープがある方は二重になって固いので、外側にして逆使用する方が好みに合います。

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装着も簡単です。
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マイナスドライバーで金具の切り口を前に向けるとロック。
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片側終了。

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両側終了。
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終わったのにストラップはもう1本あります。
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ポールはもう1セットあるのでした。さっさと交換。
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何で2セット持っているのかというと、1本だけシャフトのグラフィックが違うのがポイントです。

1本折っちゃって1セット追加購入し、それから折った1本をディーラーに修理出して直ってきたのでした。頻繁に入山していた頃だったので、修理に出すなんて悠長なことせずに、躊躇なく即刻追加購入でした。同じ長さにすればよいものを、使い回しの効かない長さ違い、110cmと120cmです。下りで使うには120cmの方がいいですが、畳まずに持って走る時は微妙に持て余します。

因みに折ったのはこの1本だけでなく、2本1セットを同時に折ったこともあって計3本です。その2本は潔く捨てました。

 

尚、新型は、私が3度折ったジョイント部/ロック部が補強されたりグリップ部が改良されてたりして、定価が上がりました。私が買った当時のBDには「高くても軽い」という選択理由がありましたが、今はより軽量なシナノに市場では負けているようです。

 

トレッキングポールの使用には、以前から賛否あるところです。

ゴムカバーを被せた石突きを突くことがトレイルへのダメージをより大きくするのかどうかは分かりませんが、金属チップに被せるゴムカバーがやたら落ちているのは事実。

バランスを崩した時にリカバリーできますが、咄嗟の話であり、突く場所を誤ったら却って転落リスクが高くなるし、引っ掛けたり手を着く妨げになったりするので、安全への直接の影響はネガティヴだと思います。この点からはポールを過信してはいけません。

ポールの最大の効用は、負荷の分散です。腕を組んで動かさずに歩くのが運動の絶対量は1番少ないと思いますが、ポールを使えば脚に掛かる負荷のかなりを腕に分散できます。極論すれば腕力で歩けます。歩いたり走ったりすれば、脚が最初に限界を迎えます。動けなくなる要因は、脚の筋肉の疲労です。膝が弱い人なら膝のダメージです。栄養を摂っても無駄です。脚だけを使うよりも腕も使った方が、行動不能になるまでの距離・時間は確実に伸びます。この点からポールは究極的に登山の安全性を高めます。

そりゃ限界レベルの話だろ、というところではありますが、山には高齢者が沢山います。限界の低い人もいます。思いの外限界が早く来ることもあります。ポールを使うこと、ポールの正しい使い方を覚えることは、安全な登山に多大に寄与します。ポール否定論は、体力に自信がある人が自分のためにだけ言ってろってことですね。

 

バックパックを更新し、ポールもきれいになりました。

あとは、いつ行こうかしら?