甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

甲斐駒ヶ岳トレラン

今日は、金曜日段階までの天気予報では夜のうちに前線が抜けて晴れる予報だったと思うのですが、結局日中ずっと雨が降って、且つ思いの外雨脚も強かったですね。

有休を使った3連休で、一昨日と今日は自転車を、間の昨日はトレランを目論んだのですが、今日は自宅滞留。昨日は目論見通り、トレランに行ってきました。

出勤でも在宅勤務でも木曜夜の早寝・金曜夜早々の仮眠というトレラン(というか遠出)パターンがうまく作れず、仲々出られませんでしたが、金曜日午前中に自転車乗って、そんなに早い時間からはできませんでしたが午睡して、眠気に負けることなく22時前に自宅を出られました。これだな。

サンニー乗るのは好きだし楽しいのですが、夜中運転するにはまず寝溜めが必要です。

 

「富士山御殿場ルート&須山ルートと甲斐駒ヶ岳黒戸尾根は午前中に下山できるお手軽コース」(注1)などと、多くの人に失礼な物言いを私がしている黒戸尾根ですが、まあ今の体力・走力では午前中に下山することは無理かろうと、附属峰である摩利支天に寄ることにしました。

 

竹宇駒ヶ岳神社。コロナ対策か、御朱印を押してくれるのでなく、賽銭を入れてシート持って行ってください式になっていました。最近流行りのアマエビアマビエの御朱印もありました。

f:id:ABi-R:20211017213201j:plain

私、恐山で御朱印帳買ってそこで押してもらったきりです。曹洞宗の檀家なので(恐山の伽羅陀山菩提寺曹洞宗です)、永平寺總持寺で貰うまでは他所では貰わないつもりでいまして、一体何時になったら増えることやらですが。

3合目辺りの「刃渡り」を通過する頃は霧で遠景なし。

f:id:ABi-R:20211017213154j:image

5合目に一旦下る頃には青空が見えました。右に見えるピークは山頂でなく9合目辺り。
f:id:ABi-R:20211017213149j:image

写真は捉えていませんが、七丈小屋の下に繋がる崖(カラ沢?)の白さが人工物を思わせるくらい白かったのですが、こんな奥地というか崖まで砂防工事しているんでしょうか。幾ら何でもそりゃないか。

七丈小屋テント場から鳳凰三山と富士山。富士山見えたのはこの時だけ。
f:id:ABi-R:20211017213151j:image

この山を登ってきたんですよ。雲に巻かれると楽しくないですが、雲海を見下ろすのは楽しいです。
f:id:ABi-R:20211017213207j:image

山頂の駒ヶ岳神社の奥社。甲斐駒ヶ岳山行通算22回目、登頂23回目です。
f:id:ABi-R:20211017213204j:image

登ってくる人、降りて行く人多数いたので、北沢峠ルートはバスが通っている模様。(自分が使わないのでよく知らない。)

これはこれでいい感じの雲が出ているのですが、雲さえなければ北アルプス八ヶ岳が見える方角です。本日は生憎鋸岳(左側)しか見えませんでした。

f:id:ABi-R:20211017213137j:plain

ここに登ったら北岳を眺めたいのですが、南側も見えず。

右下に見える小ピークが本日の摩利支天です。標高差で100mちょっと。
f:id:ABi-R:20211017213159j:image

ホントは摩利支天まで降りたら登り返さないで「お中道(おちゅうどう)」というクラシックルートを辿って帰ってみたいとも思っていたのですが、ほぼ廃道(過去6年間で4〜5件の記録がWebでは見つかるようです(注2))で、元々大した技術もない私が事前調査が足りない状況で踏み込むのは危険なので、素直に登り返して帰りました。

摩利支天手前のコルから望むお中道方面。赤石沢大岩壁の上、画面中央左寄りをトラヴァースしていくらしいです。f:id:ABi-R:20211017213145j:image

復路逆方向からお中道方面。下降開始点のコルはこちら側からも視認できます。
f:id:ABi-R:20211017213143j:image

ルートが2本に分かれて見える下(左側)の第一バンドを通るらしいのですが、私にはまともな道には見えません。
f:id:ABi-R:20211017213140j:image
最近の燃油価格高騰で、往復350km、その前の60kmと合わせて410km走った後満タンにしたら9,500円程取られました。f:id:ABi-R:20211017213156j:image

 

同日の黒戸尾根入山者は概算30人、いつもと同じ。10月半ばにして朝(というかこの日の黒戸尾根全線)は暖かく、寧ろランナーには暑いくらいの下界でしたが、山頂付近の南西風が当たるところだけはすんごく寒かったです。

 

【Runmeterによる走行データ】

ランタイム: 8時間00分10秒

停止時間: 40分00秒

往路(グロスタイム): 3時間45分←トレランでは自己ワーストタイ

復路:(グロスタイム): 3時間16分(山頂鞍部から)←トレランでは自己ワーストより4分速いだけ

摩利支天往復: 52分

距離: 22.04km

平均スピード: 2.75km/h

最高スピード: 10.93km/h

登り: 2,641m

降り: 2,651m

消費エネルギー: 1,740kcal

往復7時間1分は、トレランのベストタイム往復5時間3分よりもトレラン始める前(10年前ですが)全線歩きの往復7時間34分の方が遙かに近いです。

遅いのは仕方ないにしても、8時間行動で消費エネルギー1,740kcalって何だよという感じですね。連続して心拍数が上がっている時間がなく、Garminのタイムラインとしては前日のSK Pininfarina Disk RIDEが運動量448分(中強度60+高強度194×2)だったのにこの日は74分(中強度44+高強度15×2)しかカウントしてもらえませんでした。そんなに楽ではなかったんですが、Garminは「この程度の負荷できついとか言ってんじゃねーよ」と仰っているのかもしれません。まあ確かに、息が切れる程頑張った場面は皆無でしたけども。

タイム自体はトレーニング不足を考えるとこんなもんでしょうけどね。体が動かないので、無理して転んでも困るし。でももっとトレーニングしないとダメですね。

この山は例年11月初めまではトレランでも行けるので、今年はもう1回行くかどうか。でも去年DNS・今年敗退の日光連山もあるし、大分前に敗退してそれっきりの苗場山もあるしなあ。

 

今回山で初めて使ったアイテムは(荒天時のランニングでは使っていましたが)、OakleyのPrizm Low Lightレンズ(JAWBREAKER)。

フレームがこれ以上増えても困るので、交換用レンズだけ買って、Prizm Snowレンズとセットになっていたホワイトフレームに装着しました。

日照時間が短い時期は比較的明るいPrizm Trail Torchでも暗いので、これが1番使えますね。

 

注1:黒戸尾根は登り9時間・下り5時間半と言われる標準1泊2日コースで、トレイルランナーを含めた体力自慢が日帰りに集います。富士山の2コースは、御殿場ルートはほぼトレランしかおらず、須山ルートから山頂を目指すのは私以外あまりいない(笑)。

注2:この辺。

first-ascent.co.jp

www.yamareco.com