以前クラウドファンディングで購入したポータブル電源EB70。
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買った話だけして放ったらかしていましたけども。
車載&非常時用にポータブル電源が欲しいなと思って500wh級の商品を物色していたら、それらと変わらない価格で700wh級の新商品が丁度クラファンのCampfireに出たので買ったぞ、ってのがこれ↓
とこれ↓
長寿命と安全性でAppleもEV用バッテリーとして注目するリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載するEB70と、高変換効率を誇るSP120。あとポイントは、生産しているのはチャイナとはいえ日本メーカー(但し聞いたことない中小企業)ってところですね。
クラファンってくらいなので、心配はしつつも、応援の気持ちを持って購入。
Amazonのレビューでは気になるものが散見されますが、特に気になるものを公約数的に表現すると、
使っていないのにバッテリー残量がどんどん減っていく
という感じ。
私もこれに見舞われまして、
- 日照時間の長い夏に半日充電していても殆ど残量が増えず、ノートパソコンへの給電でも翌日1日持たない
- ACからフル充電しても、使わないで5日程置いたら空になる
ということで、山に行くときに使おうにも出発前には残量なし、旧車の移動時にこの容量を充電するのは遠慮したい、駐車中の太陽光発電もあまり期待できないということで結局車載することはなく、却って燃費悪いなと思いながらAC充電したEB70でノートパソコンやiPadに給電しつつ夏場の午後のバルコニー在宅勤務で使っていたと。
クラファンで安く買ったとはいえコストにさっぱり見合わない運用で、クラファン恐るべしと後悔していたわけですが。
初期のレビュー記事に
「エコモード」を設定するとACは自動OFFになる
というのはあったので、エコモードは設定していました。
でも減ります。
ACアダプターは容量が(&物理的な容量もですが)大きくて充電は速い一方、ファンの音がうるさくて夜寝ている間の充電は遠慮したいし、そもそもAC充電していたら環境にも財布にも優しくありません。
それで暫く放置していたのですが、この放電の速さは故障か不良の可能性あり、保証を受けられる期間中に対応しないといかんなあ、と思ってメーカーに問い合わせたら、
電源出力スイッチをONのままだと、インバータ等の内部回路が動作状態のため、電力を自己消費する。
EB70の場合は、AC出力とDC出力の両方をOFFにした場合、一か月以上放置しても残留電量が80%以上あるが、AC出力OFF/DC出力ONの場合、DC消耗は3~5Wのため約1週間で電量が無くなる。もしAC出力とDC出力の両方ONのままにすると1日で空になることがある。
とのことでした。
にゃんと、エコモードとは別に電源OFFってあったのか。
が、説明書のどっこにも書いてないんですよ、具に読んでも。電源の切り方。当時のレビュー記事にも書いてないです。最近のは読んでいないので知りません。
なので、メーカー問い合わせ時に電源OFFの方法を聞いたら、電源ボタン(AC側とDC側それぞれにあります)の長押しですと。
長押しっつーか、そもそもONとOFFはどうやって見分けるのよ?と思ったのですが(注1)、なんと、AC、DCそれぞれの電源ボタンには小さなインジケーターがありました。
写真左のDCは電源OFF=インジケーターもOFF、右のACが電源ON=インジケーターもONです。そして確かに長押しするとインジケーターは消えます。
見えますか?私は説明を受けて理解するまで見えませんでした。LED特有の指向性の強さによって見え難いのでなく、小さ過ぎて暗いのだと思います。電力消費には限りなく影響がないと思います。
以後は急速放電現象はなくなりました。
ということで、ホントの故障・不良でない限り、放電/消耗問題はまずこれで解消するんじゃないでしょうか。
というか、ちゃんと説明書に書いて欲しいぞ。説明書に書いてくれれば、或いは公式サイト(https://www.bluetti.jpですが、「よくある質問」等にも記述なし)やAmazonやCampfireやらでその辺説明してくれてれば、私みたいに悩む人は激減し、ネガティヴなレビューを書く人も大幅減すると思います。
この辺が中小企業なんでしょうけども。。。
脚の故障でトレランは行っておらず、調達した電気毛布も活躍の機会が巡ってきませんが、持ち出せる状況にはなったし、家の中ではチョコチョコ使っています。まあよかった。
もう1つ。ソーラーパネルのSP120。GPZ400Rのバッテリー上がりを抑えるために繋ぎっぱなしにしている小型ソーラーパネル、トレッキング等に持ち歩いてiPhoneに充電できるもっと小型のソーラーパネルはありますが、このサイズで比較できるものを持っていないので、主観的な話になりますけども。はじめ何時間当てても大して充電されなかったわけですが(答は↑)。
- この季節でも40w前後発電します
- 方位角・仰角を調整すれば60wかもっといきそうですが、面倒臭いのでそこまではしません
- 方位角・仰角は結構シビアです。ちょっとズラしただけで40wから20wに落ちます
条件がよければEB70を7時間(だったかな?)でフル充電できるそうですが、上述のように発電条件は結構シビアで、冬のバルコニーは日が当たる時間が短いので、3日間で9時間くらい充電しても半分くらいですかね。
まあでもパネルの評判はよいようなので、使い方次第なんでしょう。
ということで午前中にはストレッチがてらにパネルの移動をしつつ太陽光充電する今日この頃。
シビアな発電条件を考えると赤道儀(注2)を使って自動追尾させたらいいと思うのですが、東北工業大学(注3)の実験とか大型製品とかは見掛けるものの、バルコニーに置けるレベルの製品はないようです。まあ自動追尾によって増加する発電量が赤道儀をドライヴするための消費量に負けるかもしれないし、多少有利でも設備投資に見合う差にならなかったら商品としては成り立たない訳ですが。
BLUETTIのEB70、いつまでか知りませんがAmazonでは現在14,820円引き63,980円のタイムセール中です。(色はグレーしか選べない模様。)
SP120とのセット販売では109,800円(10,000円OFFクーポンあり)だそうです。
まあ上述トラブルを解消さえしてしまえば、スペック的には競合より良いようなので、お勧めできるのではないでしょうか。元々出力系統は多くて種類も豊富だし、主力の容量は下級機EB55の500〜550whでしょうが、700wh級の方が余裕があるし。
注1:上のライトボタンを含めて3つの電源ボタンのどれかを押すとディスプレイに残量は表示される。が、ACかDCの電源ボタンを押すと無用な放電を齎す。電源ボタンを押さないと給電しないので、少なくとも電源ONの操作は分かる。
注2:私、自動追尾機能のあるMEADEのマクストフカセグレン式天体望遠鏡を持っているのだが、架台は経緯台で赤道儀は持ってない。
注3:隣県出身の私、東北大学に進学したお友達は何人もいるが、ここに行った人の話は聞いたことなく、同じ八木山にあるとは知らなかった。まあワタシ文系だったので。