二輪車を増車しました。
ヤマハXJR1300 '03
増車はほぼ20年振り、当時の2号車は2年位で手放したので、2台持ちになるのもそれ以来です。
2020年末だからもう2年も前だ、大型免許を取得した後鳴りを潜めていましたが、ホントGPZ400Rのエンジンを掛ける機会すら殆どなかったので、完全に鳴りを潜めていたのですが、急遽思い立って購入しました。
空冷Zを欲しがっていたという点からは空冷ですが、カワサキでなくヤマハの空冷4発。
3ヶ月前にすらなかった選択でしたが。
きっかけ
愛車GPZ400Rが第2次オーバーホール第2期の大凡1年半の不在から帰還した昨年8月以降、相変わらず殆ど乗っていなかったのですが、折角大型免許取得の際の教習で多少上がったかもしれない腕が落ちるじゃないか、と思い、鉄鋼団地でトレーニングしてました。
9月末から10月に掛けて短時間3回程。
セパハン、バックステップ、極低域のトルク&レスポンスなしのGPZ400Rで。
そして、低速8の字旋回の最中、右回りでコカしました。
ライダーは倒れもしませんでしたが、過去30年程割ったことがなかったアッパーカウルが割れました。この間塗ったばかりのフレームのアッパーカウルステーが脱落しました。市販されていないGPZ400R用ヨシムラチタン(巻き)サイレンサーに傷が付きました。
この間装着したばかりのブレンボ・ラジアルマスターシリンダーのレバーが無傷なのは幸い。
も1つ幸いなのは、カウルもマフラーも第2次OH最終の第3期メニューに入っていたこと。追加コストはかなり限定的な筈です。
が、ここで私は悟りました。
パーツの出ない/車両保険入れないフルカウル400マルチ旧車を練習に使ってはいけない。
たとえ市場価値が低いGPZ400Rでも。
転んでも(財布が)(あまり)痛まないネイキッドかオフ車を買おう。
更に遡ります。
大型車での増車自体は以前から検討中。
ターゲットはZ1〜Z1000J、Z1300のノンカウルZとGPZ900R、あと毛色が違うけど同じクラシックRG500Γ。経済的には、別にクラシックでなくとも、幾ら何でもプライスが投機的に過ぎるZ1とZ1000MK2の500万円〜(もっと高い特定750は当然除外)を別とすれば、これ❗️と思うことさえできればZX-10RでもM1000RRでも新車買えますが。
(https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/ninjazx-10r/)
なんて思いながらGoobikeを眺めつつ、自転車では入れない(し、入りたくない)実家周りの林道に入れるKDX220SR(車種も排気量も限定…)にも興味あってヤフオクで競り負けたりしていまして。
(https://www.kawasaki1ban.com/machine/22041/)
4スト大型車(一部2スト)と2ストオフ車を両睨みしているところで、4ストのターゲットが「GPZのご先祖様」から、「転んでもいい練習車」になりました。
条件
- 取り回し練習には適当に重い方がいい(オフ車消えた)
- プレミアムプライスが付いていない750ccクラス以上
- 並列4気筒
- ノンカウル(純正スクリーン/ビキニカウルは許容)
- 空冷か水冷かは不問(クラシックスタイル自体に拘りはない)
- 倒立でもモノサスでもいい(クラシックスタイル自体に拘りはない)
- アップライトスタイル(セパハン→バーハンによるアップライト化は不可)
- ストリートファイター系デザイン(注1)は不可
ヴィンテージZはここで消滅。
初めはゼファー(でいい)と検討開始したカワサキ乗りの私は、値段とカッコからゼファーを早々に候補から外し、販売当時には存在を知らなかったレア車ZR-7を最初に検討。
(https://bike-lineage.org/unpopular/zr-7.html)
いいです、この値段。ほぼ唯一安く買えるカワサキ大型インライン4(注2)じゃないでしょうか。何台も買うわけじゃないんだから400の2倍に満たない750は半端かなと思って外しましたけども。漢カワサキ、早々に候補ゼロ。
で、優等生ホンダはみんな高くて候補見付からず。何でこの前まで新車売ってたCB1300SFがこんなに高いんでしょうか。残るはヤンキーのスズキ、ヤマハ(偏見です)。
あまり詳しくない2社、選択肢を増やす程知らないので、候補はスズキGSF1200〜GSX1400、ヤマハのXJR1200〜1300になりました。ネームのある車でもカタナは安いというか価格帯が相当広く、GSX1100Sも割安にあるし、750Sなんてヴィンテージバリュー一切なくフツーに安いようです。
(https://bike-lineage.org/unpopular/gsx750s.html)
遠いステアリングを耕運機ハンドルで近くしている時点で練習向きじゃないですが、練習用でなければハンドル替えてスクリーン着ければ十分アリだと思います。
それで決めたのはヤマハXJR1300。
中古なので、程度と、パーツが変わっているなら許容範囲かと、選べるなら色ですが。
結局クラシックスタイルになった感じですが、個人的に燃料タンクが上方向に薄いデザインが好み(注3)なので、ヤマハのツートンカラーに上手く騙された感じですかね。
カスタムパーツは、
ブレンボ・ラジアルマスターシリンダー
ケイヒン・FCRキャブレター
RC甲子園・チタン集合管
私としては、全て好ましい方向へのカスタマイズです。
モノそのもののレビューと状態についてのフィールとゴチャ混ぜですが、納車からざっと首都高速〜一般道を流してきた感じでは、
- ベストセッティングを知らないから何%レベルかは分からないが、エンジンはちゃんと吹ける
- 2,000r.p.m.からフツーに加速して、シフトポジションを選ばない
- ブレーキが固い(GPZのシルキーフィールとは違うが、市販車っぽい初期制動型という訳でもなく、「固い」印象)
- タイヤは、山はあるが賞味期限切れっぽい
- 風切り音がうるさい。寒い
予備車検渡し、自分で登録行ってナンバー取ってきましたが、インテークパイプ要交換等対策が必要な箇所があることは認識済なので、取り敢えず1回整備入れないといけませんね。
うちのXJR1300(えっくす・じぇい・あーる・せんさんびゃく)です。
「えっくす・じぇい・あーる」です。
私、ヤンキー・スタイルは大嫌いなので、これを「ぺけ・じぇい・あーる」とか、GSXを「じーす・ぺけ」とか呼ぶことは絶対にありません。
注1:明確な定義はないでしょうが、好きになれないのはノンカウル/ビキニカウルで異形ライト、ショートテール、ケツ上げ。
注2:カウル付きOKなら、GPZ900R後継の世界最速群はみんな安い。
注3:これだけでCB1300、GSX1400、Z900RSあたりみんな消える。GPZ400Rはサイコー。