起きられない/歩けない程厳しくはありませんでしたが、自転車用の服装をするのが苦痛な程度の筋肉痛にはなった(シューズの脱着がキツいです)ので、用事のあった土曜、天気予報に反して雨が降らなかった日曜もライドはなし。
投稿順が八方尾根スキーと逆になっていますが、これは2月16日昼の話。
休暇の私は、休暇の嫁と一緒に目黒雅叙園にやって来ました。
施設内の都指定文化財「百段階段」が一般公開されていまして、1月4日(水)~3月12日(日)の間は「めでたづくし×百段階段」と銘打った展示中。
期間中は館内のレストランのランチ/ティーと入場券がセットになったプランがありまして、我らは(アフタヌーンティーと迷いましたが)イタリアン「CANOVIANO」のランチにしました。
因みにこの次の3月25日(土)~6月11日(日)は、「大正ロマン×百段階段」だそうです。
雅叙園と聞くと、90年代から金融界にいる私には「イトマン事件」で思い起こされるのですが、その舞台となった雅叙園観光ホテルは解体され、現在ここ目黒雅叙園=ホテル雅叙園東京の8階相当にあるエントランス棟。当時は別経営体でしたが、立地も名前も出自も同じだけあって、「一切関係ありません」宣伝を打っていましたが、大分風評被害あったそうです。色々曲折を経てまた一体になった訳ですな。
八百屋お七の井戸から入る1階エントランスから、ホテル本館(アルコタワー)への通路。
広大な吹き抜けの下にある日本食レストラン。
何だか凄い&有名らしい豪華トイレ。
外国人にウケそうな日本ですな。
昔からホテルよりは結婚式場として名高いだけあって、宴会場が何層にも亘って配置されています。
館内を散策したのは実は後でしたが、絵の進行上、ここでレストラン。
いい感じです。
オードブルのカンパチ。
メインのチキン。
写真上パスタとデザートを飛ばしていますが、仲々リーズナブルで心地よいランチを楽しめました。
食後は「百段階段」。
漆塗りの油圧エレベーターに乗って3階へ。地べたの上ですが、エントランス棟の2階層上ということで。
天井画のある99段の階段。手入れされた階段が気持ちいいです(但しシューズを脱ぐので足が冷たい)。
天井から長押から襖、障子、窓まで意匠が細かいです。十畝の間。
室内装飾がロココな漁樵の間。
鞠の展示中、静水の間。
星光の間。
室内よりも感じのいい、頂上の間の回り廊下。
いやぁ、思いの外よかったです。それこそ沿線に住んでたのに今まで来たことなかったのは勿体なかったなあ。
そして雅叙園を辞した後、行人坂から見えたお城。
何だろうと思って調べたら、伝説のラブホテル「目黒エンペラー」だそうです。ここから日本における洋風城郭建築(お城風ラブホテル)が始まったのだとか。ただ、今は経営体も変わり、名前こそ同じだが事実上別物だそうです。
このあと23時5分のアルピコバスまで時間が有り余る私は、まだ付き合ってくれるという嫁と新宿に移動。
私は仕事で来ていましたが、結婚してからは殆ど新宿に来たことがない嫁、一番最近来たのは10年くらい前(10年以上前か10年よりは短いかすら覚えていないくらい昔)のSOMPO美術館。
ルミネEST(嫁が沿線に住んでいた当時は、当時の嫁の世代向けのレディース・ファッションの店が多かったMY CITYという名前でした)、シャッターが降りている店が若干目立つ新宿サブナードを歩き、サブナードのオスロコーヒーで私は夕食のパスタ、嫁はセムラ(注1)。
地上には出ませんでしたが、昔よく来たバーニーズ・ニューヨーク(注2)は、閉店後入居者ない状態のようです。
その後は私の時間調整に最後まで付き合わせると遅くなる嫁を帰し、私は仮眠のため西口へ。生まれて初めて漫画喫茶行きました。
丸の内線新宿駅の改札で嫁と別れるなんて、結婚してからはする用事がなかったから、29年振りでしたな。
注1:この時期の北欧の名物です。先日IKEAでも食べていますが。
注2:吊るしのスーツのシルエットがきれいです。ボタンの縫い付けのクオリティが劣悪でしたが。ネクタイのセンスがいいです。イタリア旅行時にフェラガモで買い込むことにする前は、ネクタイはバーニーズ御用達でした。