サントリーホールにやってまいりました。
開場のオルゴールは17:20。
本日のコンサートは、ラファウ・ブレハッチさん。
(フライヤーへのリンク↓ )
(https://www.japanarts.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/concert_2004.pdf)
ワタシ的にはマルタ・アルゲリッチさん、フリオ・キリコさんに並ぶ最多3回め。
私に付き合わされてピアノ、特にショパンには食傷の嫁は不参加なので、私のぼっち参加です。
完売しています。彼のチケットは仲々取り辛いです。
直近までぴあから案内が来ていた月曜日の川崎は空いているかも。
座席は割と前ですが、ステージに向かって右端付近。
21年10月のオペラシティよりも1,000円高い9,000円でした。
プログラム
【第一部】
ショパン:ノクターン ヘ短調 Op.55-1
ショパン:4つのマズルカ Op.6
ショパン:ポロネーズ 第7番 変イ長調 Op.61「幻想ポロネーズ」
ショパン:2つのポロネーズ イ長調・ハ短調 Op.40
ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53「英雄」
【第二部】
ドビュッシー:ベルガマスク組曲 (1.前奏曲 2.メヌエット 3.月の光 4.パスピエ)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331「トルコ行進曲付」
シマノフスキ:12の変奏曲 Op.3
【アンコール】
ショパン:ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op.64-2
ショパン:前奏曲第7番 イ長調 Op.28-7
今回もショパンを中心に、モーツァルト、シマノフスキ、ドビュッシー。
全体にベタな選曲が有難いです。ピアニストの皆さん、キャリアを重ねていくと、定番とか仲々弾いてくれませんからね。
ベルガマスク組曲の「月の光」以外、シマノフスキの変奏曲は、ブレハッチさん録音がないのではないかしら。
当初のプログラムでは、モーツァルトから始めて第一部をシマノフスキで締め、第二部をドビュッシーで開けることになっていましたが、第一部ショパン、第二部モーツァルト/ドビュッシー/シマノフスキに変更されていました。
やはりブレハッチさんのマズルカは、心に沁み入る美しさがあります。そして英雄ポロネーズ。彼の英雄ポロネーズは、ショパコンの演奏が好みでなく、彼は技術的にはイマイチなのかな、と思い込む原因になっていましたが、実に素晴らしかったです。
あとはアンコールのワルツ7番もよかったです。メロウで抑揚のない演奏が多かったり、持っているのが些かリズムにズレを感じるアシュケナージ盤だったりしますが、マズルカの明快な3拍子がリズミカルで、晩年の作品らしい深みを感じさせられました。
モーツァルトは非常に明快。ドビュッシーの深い青のカラフルさと違う、黄色のカラフルさですかね。モーツァルトの曲想にマッチした演奏だったと思います。
ブレハッチさんはやはり素晴らしかったです。
次も聴かなきゃ。
パンフレットはチケットに込みのA5版8ページもの。些か寂しいです。
来日公演に合わせて2月22日に日本先行発売されたショパン・ピアノソナタのアルバム広告。
ショパコンの時からショパンに似ているとは言われていましたが、似てます。。。血縁でしょうか、ってポーランド人の特徴があるってことなんですかね。