甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

恵みの雨 になったかな。実家と同じ旧米沢藩内の山火事

GW前半の4月28日、農作業中に高畠町方面の山中に見えた煙は、高畠町安久津、蛭沢湖付近で発生した山火事でした。

www3.nhk.or.jp

29日山形県縦断駅伝の最終日はここから程近いルートを取るので、選手達にも消火活動のヘリコプターが見えたり聞こえたりしたでしょう。

4月30日に概ね鎮圧の報。

この付近、この時点で1週間に3回火が出ていたそうです。

そのうち延焼24haに及んだこれが最大だったようですが、さっぱり雨が降らないので、鎮火には至らず燻っていたのが再燃したのでしょう。特に28日は如何にも燃え広がりそうな強めの西風が吹いていたし。

この地には珍しい全国ニュースになっていました。

 

そしてGW後半の5月4日、川西町吉田で法事を終えた我らの目には、この間↑より西、R13鳥上坂よりも更に西の山から広範に上がる煙が見えました。

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こちらは5日のNHK夜7時のニュースのトップでした。

6日も鎮火に至らず消火活動は継続。

 

秋葉山561mの西麓向山公園野球場付近で出たという火は、山小屋秋葉山荘を燃やして山頂より東まで拡がり、風上だが人口が多い西麓の旧市街宮内と、真東よりも北に逸れて山際からも遠い中川地区に避難指示が出ていました。・・・という報道と、避難指示は内原(どこか知らない)、新田及び川樋に出しているという南陽市公式発表が整合しないと思っていましたが、前者が昭和の合併前の町村単位、後者がより精緻な大字乃至字単位のようで。

 

高畠町安久津の山中では4日に再び発火していて、如何にも鎮火の困難を物語っていました。

 

毎日カラカラの晴天、GWの合間3日間は雲が出ましたが、4月30日から5月1日に掛けての雨予報も(秋田県に近い県北部は降ったらしいですが)県南部は空振り。どんよりして結構湿度は上がって、普通に降りそうな時間帯もあったのですが。GW中置賜地方で降ったのは、自動車のワイパーを1回2回動かしたかな(ウィンドウの雨を払うというよりも、この際埃と黄砂を払えという動機)の4月27日土曜日午後の狐の嫁入り一瞬だけでした。

乾燥酷かったです。おまけに5日は気温が米沢で31℃を突破していました。

 

そしてGWが終わり、遊び歩くためには晴れて欲しい我らのような連中が去った今日は雨マーク。未明から断続的に降った雨は、同じ置賜盆地内ながら畑にも染み込まない霧雨レベルだった実家周辺よりも現場付近の方が強く長く降ったそうで、必死の消化活動の甲斐もあって、夕方鎮圧なった模様。

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避難指示も解除されたとのことです。

消失面積137haは高畠町のそれの約5倍。避難指示約140世帯400人に対して避難者数一時16世帯26人だったとのことです。随分ギャップありますが。。。

 

まずは一安心、というか半安心くらいです。

消火と延焼防止に動員された消防署、消防団、隣県を含む防災ヘリ、自衛隊南陽市役所など、連休どころでない日々を過ごされた皆さんには感謝の気持ちしかありませんが、漸く少し落ち着ける状況になったと思います。

 

鎮火した訳ではないので、明日以降の天候が気になるところです。

Yahoo!天気によると、気温は大分下がって最高気温15℃の曇り空、湿度も朝方までは80%台、日中も60%台と、期待した程は降らなかった雨が乾き難い天候が見込まれるようです。気になるのは終始2〜3m/sの西風が吹く見込みというところですかね。

 

兎に角怪我人1名で済んだだけで終わりそうなところはよかったです。ただ、人のいる近くだから見付かったのかそれとも人が原因だから起きたのかは分かりませんが、自然発火なのか失火なのか、通報時点で燃えていたところはどちらの山火事も人の寄り付くところのようで。田舎は喫煙率も高いし、まあ実際のところは分かりませんが、失火の可能性もあるのではないかと。

 

この秋葉山、南端まで下ると烏帽子山公園と赤湯温泉になるのですが、斜面一面がぶどう畑です。私が最高のぶどうと信じで止まない南陽市デラウェアの産地です。

www.furusato-tax.jp

ふるさと納税で支援したいところですが、ぶどうの木自体が焼けてしまった農家さんも結構いらっしゃるのではないかと思います。

まずは継続的支援だな。(山火事の有無に関わらず、毎年必ず南陽市デラウェアふるさと納税の返礼品で貰っていますけども。)