甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

帝国ホテル サービスアパートメント 1/2

2月20日日曜日から25日金曜日までの5泊6日間、帝国ホテルに滞在していました。

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サービスアパートメントという5泊乃至30泊の滞在型サービスの、5泊利用です。

レギュラーフロア、ハイフロア、ペントハウスフロア × スタジオ(30m2)、プレミアスタジオ(50m2)と、スイートとで全12タイプの部屋があります。

出張や地元の関係でオークラ/ニッコー系の利用が長くなっていましたが、私元々帝国ホテル派です。

 

2月20日日曜日

夕方帝国ホテル着、メインエントランスで嫁と荷物を下ろして、自走タワー駐車場M4Fに無事入庫しました。大分昔にもGT-Rを入れているので大丈夫だとは思っていましたが。私のよりもデカい車が今や普通だし、もっと低いのもいるし。フェラーリ1台だけ棟外に置いてありましたけども。

 

部屋はタワー29階、日比谷公園/有楽町側。

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ああ、こうやって見ると、丸の内口ではJPタワーが1番高かったのね。
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チェックイン後は、勤務先が近い嫁に、東京ミッドタウン日比谷を案内されました。

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夕食は2階の天ぷら「天寅」でいただきました。

www.hibiya.tokyo-midtown.com

我らの入店前後から混み出した店内、着いたL字型テーブルは、食事開始頃に短辺(斜め前)が、会計前に内長辺(向かい)が埋まり、ほぼ満席になりました。

短辺の、会話内容からすると婚姻関係にはない我々と同世代の男女。店内外端の席だったのですが、多分客席の半分からは聴き取れる大声でずーっと会話していました。話題から察するに小金持ち以上であることは分かりましたが、内容は他人様に自慢発信しているクオリティではなかったので、「マスクさえしていれば飛沫感染はしない」という思考フリーズ無神経なのでしょう。ドリンクが届いてマスクを外した後も変わりませんでしたけど。

休日に敢えて出歩くということは、このレベルの人間との接触リスクを高めるということですけども。

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ノンアル客単価3,500円。

 

2月21日月曜日

私は氷の張る朝から出勤、嫁はホテルでテレワーク。

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大手町(後日訂正。丸の内でした。丸の内仲通りを挟んだ東隣の三菱UFJ信託は間違いなく丸の内認識ですが、北隣の三井住友銀行が大手町交差点に面する日比谷通り側はこの区画から大手町のつもりでいました。)には銀行倶楽部というビルがありまして、気付かないうち5年も前に建て替わっていました。
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消滅した旧館(2代目)は、内部こそ初代から引き継いだ調度などクラシカルな素晴らしい雰囲気でしたが(入口からレストランまでの範囲しか知りません)、外装は、初代館を保存した明治生命や旧館の意匠を継承した工業倶楽部やJPタワーや丸ビルなどと違って、普通の高層ビルに低層階だけ煉瓦造りを貼り付けたような薄っぺらく実にセンスが悪い点で必見レベルの建物でした。

↓その2代目ビルのサムネイルに注目してください。

kaikanad.exblog.jp

↓初代がサムネイルになっているこちらでは、私の言いたいことを仰っています。

blog.goo.ne.jp

この2代目ビルを初めて見た瞬間、愛読書のとあるコマを想起しましたよ、私は。(注)

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西森博之今日から俺は!!」単行本第5巻P.130より引用)

そっくり。

ファサード保存」と呼ぶらしいですが、当時まだこなれてなかったんでしょうね。竣工僅か23年で解体の憂き目を見たのは、建築家も施主も早く消し去りたい汚点だったからでしょう。私ならそうしたいと思う。

 

この界隈では、戦後丸の内建築の象徴である三菱商事ビル(1970年竣工)を潰して三菱一号館を再建したのが、50年程前のものはクラシックと認めないでそれよりもたかだか50年ちょっと古いものは崇め奉るという偏った建築観の象徴だと思います。私はさっぱり気に入っていないのですが、赤煉瓦色が特徴的な東京海上日動ビル(前川国夫設計)も解体するそうだし。

これらを恥じた人の手によって500年後には木造の藩邸が建ち並び、漸くローマやパリに肩を並べる美しい街になっているかもしれません。

↓殆ど見ることのできない旧三菱商事ビルは、ここのモノクロ写真で見ることができます。

www.mj-sekkei.com

ウルトラセブン の「ダークゾーン」でなく「蒸発都市」だったと思うのですが、 実写&ミニチュアで二度と帰ってこないであろう高度成長期の丸の内の姿が見られます。シーンは大変に印象に残っているのですが、どうせ再放送だろうと思いつつも私の記憶ではセブンではなく新マンです。真相は未検証です。

 

夕食は、嫁希望のドイツ料理店「JSレネップ」がコロナ休業中(注2)だったため、同店と帝国ホテルの経路上にあるスパニッシュ&イタリアン「ロボス」日比谷店になりました。

www.crospiration.jp

スパニッシュ・オムレツはイメージと違いましたが、豚トロのアヒージョは良かったです。

ノンアル客単価4,000円。

この日は私不在中に、嫁がリモワのサルサ・デラックス(機内持ち込みサイズ)を修理に出しました。

 

2月22日火曜日

今日も私は出勤、嫁はホテルでテレワーク。いつもと同じ時刻に出発して30分早く会社に着くのを利用し、朝はビルの階段を2往復しました。忙しくてランチタイムが取れないので、最低限のエクササイズを確保するには助かりましたね。

昼食抜きに加え、嫁との予定までギリギリ勤務のため、私は夕食も抜きでした。

有楽町マリオンのプラネタリアTOKYOの20:40最終上映に間に合いました。

20:40ドーム1最終上映の「星空の旅-世界編-特別ロングバージョン」。

planetarium.konicaminolta.jp

上映前だけ写真撮影可。

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前回来た時はドーム2のベッド型シート(銀河シート)上で爆睡しましたが、今日は覚醒していました。

緯度ごとの星空や太陽系を旅する、本来のプラネタリウムらしいオーソドックスな演出が良かったです。天体以外の映像や音楽重視の演出は嫌いなので。あ、でも音楽がバッハのつもりで期待していましたが、バッハは別プログラムの勘違いでした。

古いプラネタリウムがどうだったか忘れましたが、投影窓が複数空いているし、星空のフォーカスは甘いし、音質もなあ、という感じではあり、視力が良かった時代の星空には敵いません。

 

3日めの夜が暮れました。続く。

 

注1:マジメっ子の私は、講談社系のツッパリ・暴走族漫画は全て忌み嫌い、連載当時も全て読み飛ばしていましたが、西森博之今日から俺は‼︎」(小学館)、どおくまんプロ「熱笑‼︎花沢高校」(秋田書店)は例外的ヘビロテ対象。