甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

リモワ サルサデラックス修理(帝国ホテルサービスアパートメント外伝)

今週は久し振りに土日とも休日になったので、今日は今週の深夜残業による睡眠不足を取り戻すべく昼まで睡眠。新浦安駅駅前の献血は4月に行くことにしよう。

 

さて。

 

我が家はリモワ党でして。

 

光沢ブルーが美しいポリカーボネート製のキャビントローリー、SALSA DELUXEサルサデラックス(現行モデル名「エッセンシャル」)多分32lと、シャンパンゴールドが更に美しいアルミ製キャビントローリー、TOPAS TITANIUMトパーズチタニウム(現行モデル名「オリジナル」)32l、それと光沢ブルーが美しいポリカーボネート製のスーツケース、LIMBOリンボ(現行モデル名「ハイブリッド」)87lの3つあります。

 

サルサは多分2003年、リンボもまだ横浜時代の記憶なので多分2008年、一番新しいトパーズでも2014年末と7年前のものなので、年季が入ってますけども。

 

我が家の拘りは、「2輪」。サルサもトパーズも2輪です。キャビントローリーは2輪に限ります。だって2輪の方がホイールの出っ張りが少ないから、同じフットプリントなら容量が大きいかサイズがコンパクトになるし、何より壊れにくい。本体と蓋のサイズバランスがいいから開閉がし易い。ホイールが少ないから軽い。スタンドが静止時のストッパーになるから手を離しても暴走しない。ホイールが大きいから静かで転がりがいい。転がりがいいから、バッグを横手に引く姿が美しい。(ハンドルを長く伸ばして後ろに引き摺る迷惑な奴は、4輪でも斜めにして引く人が多いので、ホイール数の問題ではない。)デメリットは、押せないことと、バランスを取らないといけないので常に重さを感じることですかね。寄り掛かって押さないといけない年寄りになるまでは問題ないです。カッコなら圧倒的に2輪です。

しかし、この2輪トローリーが5年程前に絶滅。日本市場の特殊性ということでなく、本国ドイツでもワールドワイドでも同じようです。

 

とか思っているうちに、長年愛用、トパーズ購入以降は嫁用として活躍してきたサルサのハンドルが壊れました。ハンドルストッパーの爪が折れたようで、内装のファスナーを開けて手動解除しないとハンドルが引っ込まなくなりました。

これが、嫁が1月にお友達と福岡に旅行した時の話。

 

18年使ったとして、毎年定額償却なら3,000円そこそこ。長年いい仕事をしてもらったから買い替えるか、と思って調べ始めた瞬間気付いたのが、上記2輪トローリー廃止の話でした。

 

さて、私は選択を迫られました。

  • 2度と手に入らないかもしれない2輪サルサは手放し難く、5年の保証期間はとうに過ぎているが継続使用するために修理するか。ポリカーボネート製の本体が壊れた場合の修理は期待していませんが、ハンドルなら互換性があろうし、費用も高くなかろう。
  • 妥協して4輪リモワに買い替えるか。
  • 他メーカーの2輪に乗り換えるか。スポーツブランドにはまだ割と残ってます。

 

そもそもスキーバッグにしているイーグルクリークもそうだし。

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このECリンクシステム29(ブリリアントブルー)74lは絶版ですが。3.5万円と仲々高価だがリモワよりは大分安い超軽量がウリの商品です。特許分解技術でフレームを折り畳めば小さいコインロッカーにも入る優れモノです。(折り畳みは結構面倒臭いです。)

まあ海外旅行にソフトバッグ持っていくのは嫌なので、こいつはバスで行くスキーを少しでも楽にするためのスキー専用です。ブーツとウェア一式(ミドルレイヤー以下は2日分)ピッタリ入って、使用しない時はそれらの保管用だし。

 

で、選択は、修理チャレンジでした。高い(一応1.5万円まで許容)とか直らないとかなら仕方ないですが、まず出してみようということで。

「ある」らしいホテル修理は、リモワジャパン公式サイトでのロケーターでは1番最寄りが上海らしく、

www.rimowa.com

コロナのためか日本向けサービス縮小か、リモワの公式サービスとしてのホテル修理は日本ではなくなっているようです。

コンシェルジュに依頼すれば帝国ホテルで修理してくれるかリモワに取り次いでくれるか、もしダメでもリペアサービスのある銀座7丁目店まで帝国ホテルから直ぐなので(嫁が)ショップに持ち込むのも容易です。帝国ホテルならコンシェルジュに依頼すれば、考えうる最大のソリューションが受けられるだろうという算段というか半ば確信があったのですが。

 

そして目論見より遅い滞在3日目火曜日、嫁がコンシェルジュに連絡、暫くしてリモワのサービスがやって来て、サルサを預かっていきました。「古いモデルなので、ハンドルの色が変わるかもしれません」と言って。

コンシェルジュからは、修理代(或いは修理可否は)は見積もって電話をくれる(その上で修理希望なら引き取りが来る)とのことでしたが、電話でなくサービスがいきなり来て、修理代不明でしたけども。

サルサは、預けて2日後滞在5日目の木曜日に帰ってきました。嫁がテレワーク中の部屋にコンシェルジュが届けてきました。2日で帰ってきたのは想定通りです。だってホテルで受け付けて何日も掛かったら、もうゲストはいないもんね。

そんで修理代は、これは当方想定外の無料だったと。

あと帝国ホテルのエントリーでの記述が1日ずつズレていたことに今気付きましたが。

 

リモワが元々偉いのか、MHLVグループに入って高級ブランドのサービスになったのか、その辺はよく分かりませんが、兎に角無料でスピード修理でした。無料前提でいたから見積もりなく引き取っていったのでしょう。

そしてやはり帝国ホテルのコンシェルジュは信頼できます。流石帝国ホテルでした。

 

素晴らしい❗️ サルサを手放すことなく、また長く使えます。

 

並行輸入品でなく海外購入品の持ち込みも多々あろうに「正規代理店購入品以外修理を受け付けない」という話が以前あり、「そんなアホな」と思ったもんですが、幸か不幸か我が家のサルサは正規品なので、取り扱いの違いの有無は不明です。(尤もギャランティーカードの提示その他一切していません。)

 

トパーズと修理なったサルサ(流石にリンボを写真のために引っ張り出す事はしない)。

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表側に続いて裏側から。
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上から。トパーズには、現在の製品ではただのプレートになっている箇所にバッグアタッチメントがあります(リンボにもあります)。
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あと新しくなったサルサのハンドルには「RIMOWA」のロゴが刻まれました。

 

サルサのハンドル。
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嫁が「途中で止められるようになった」と言っていましたが、伸縮が2段階なのは今までと同じです。嫁は「引いて戻す」という基本的な用法を知らずに使っていたようです。

高級なトパーズは、最長と最短の間で多段階調整できます。
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実家や比較的近場の国内旅行はしていますが、2019年夏の予定をキャンセルして以降、海外旅行(私がリンボ、嫁がサルサかトパーズを持つのが標準形)のスケジュールがさっぱり組めていないんですけどね。