帰省できないゴールデンウイーク、食べる楽しみは、実家から送ってもらった春の味覚でした。
「山菜の女王」コシアブラの天ぷら。
同じウコギ科、タラの芽の天ぷら。
どちらも自宅の裏山から母の手摘みです。
タラの芽、こごみ、うるい辺りはスーパーでも買えるように、しかも大概山形産が買えるようになりましたが、コシアブラは流石に見掛けません。ネットではタラの芽と同じように芽が開く前のものを食べると苦味が少ないと紹介されていますが、私の実家の辺りでは、芽が開いたものを食べます。寧ろ苦味を楽しむ感じでしょうか。お陰で子供の頃は食べられませんでした/今でもおひたしを食べるのはキツいな。
山菜の基本は天ぷらなので、問題ないですけども。
(「古見さんは、コミュ症です。」第14巻P.52より引用)
油が跳ねるので我が家は原則として天ぷら・フライNGですが、山菜の天ぷらは別枠です。スーパーでもタラの芽の天ぷらは買えますが、そこは産直パワー、私の拙い天ぷらの方が格段に美味しいです。
「笹巻き」。餅米を笹の葉で巻き、茹でて作ります。
これも母のハンドメイドです。
巻くのが一種の特殊技能で、伝承のための体験教室等が行われているそうです。
確かに息子も嫁も巻けません。
笹巻きは搗かないので、ぼたもち/おはぎよりも「ご飯」感があります。フレーバーはきな粉、ごま、納豆といった辺りがメジャーでしょうか。
ある日はきな粉。
別の日はくるみ。
また別の日は納豆。
笹に抗菌作用があるとは言え、製造1週間を経過すれば痛むのを懸念しますが、11日に完食。
これは実家/田舎とは関係のない、5日に三越で買ったカルツォーネ。
夕食なので暗いですが、ワラビの煮物です。
このワラビも裏山からの母の手摘みです。4月27日の霜でほぼ全滅したあとにまた生えてきたものです。生命の強さを感じます。
ある日のランチは、裏山のこごみと裏の畑の茎立菜(くきたち)のパスタにしました。
これらもやはり母の手摘みです。
くきたちは、ツナトマトの和え物にしたり、
白和えにしたりして完食。
母のおかげで、帰省できなくとも山の味覚をさんざん楽しみました。
GWの8休日中、外食は5日のアフタヌーンティーだけで済みました。
最後に、「つや姫」が届きました。
実家の田んぼでできたものかどうかは不明ですが、実家の田んぼの小作料です。
今うちの食卓に上がる米は、北海道産「ななつぼし」です。ブランドとしてはこれも食味ランキングで特Aを獲っているのですが、スーパーで買ったものなのでグレードが違うんでしょう。美味しく食べるにはコツが要ります。カレーを大量にかけてヒタヒタに浸し、グチャグチャに掻き混ぜてご飯の白いところがなくなるようにすると、割と美味しいです。醤油をドバドバと入れた納豆をかけて、これまたグチャグチャに掻き混ぜてご飯の白いところがなくなるようにすると、割と美味しいです。ああ、あとお茶漬けでも割といけます。ふりかけなど、白いところが残る食べ方はダメです。ふりかけを山盛りにしないとダメです。
ああ、白米が恋しい。
何もかけないで、真っ白なご飯が食べたい。