3月20日の後ろを休暇にできたので、1日だけ休暇が取れた嫁と一泊旅行行くことにしました。大して遠くありませんが、R32GT-Rでの遠出。
初め考えたのは、私好みの老舗旅館系登録文化財/クラシック建築。
何となく箱根・湯河原は候補から外して、江ノ島岩本楼、修善寺おちあいろう、修善寺新井旅館、伊香保横手館、四万積善館、渋温泉金具屋、勝浦松の家、京都長楽館等々、あと文化財登録されていないけど秦野陣屋。
山の方は雪が降ると困るので回避、長楽館満室、修善寺検討中に「そうだ❗️横須賀だ❗️」と思い立って方針転換しましたが、横須賀最寄りの岩本楼も満室でした。
春の行楽シーズンに、10日前に思い立つようじゃ遅いですね。
さて当日。
横須賀は、嫁が通っていた時代は何度か馬堀海岸・観音崎方面に来たことはあるのですが、横須賀中央方面は、30年くらい前に二輪乗りの会社の後輩と連れ立って三浦方面にツーリング行った時に(お金がないからR16を)通って帰って来たとき以来。
首都高速から横横道路を経由して約1時間半、コースカベイサイドに到着。
【YOKOSUKA軍港めぐり】
まずは、長年希望していながら、ハイライトが寒い時期であるため嫁が敬遠し、未だ実現していなかった軍港めぐり。
飛行甲板まで見るにはコースカ上層階かR16を登るのがよいようです。
米海軍の駆逐艦群。
そして右手に見えてくる巨大な艦影。
米空母「ロナルド・レーガン」。飛行シミュレーション用のF/A-18が甲板に出ている貴重な姿だそうです。
もう1枚。
この先で船が向きを変えると強烈な向かい風、寒かったです。
住友重機械工業横須賀製造所の巨大クレーンは、文字の一辺が8mとかいう想像を絶する大きさ。
リサイクルプラザと日産追浜工場。自動車運搬船は翌日出航して行きました。
護衛艦「たかなみ」。
ステルス護衛艦「もがみ」。
イージス艦「こんごう」。
ハリネズミのような昔の戦艦好きにとっては、見た目が一際イケていないです。
潜水艦2隻。
新井の堀割。昔日本海軍がこれを掘ったことで、岬が吾妻島になったのだそうです。
下船前にもう1回いずもとあさぎり。
ガイドのお兄さんによると、艦船の数、種類とも今回は当たりだそうです。
約40分のクルーズで2,000円@1人。エポスカードで割引あり。
【ランチ・アマルフィイ マリナブルー】
ランチは、船が接岸する前に眼に留まったアマルフィイ マリナブルーに入りました。
結構人気あるらしく、正午ちょっと前に入った我らは待ち時間0(窓側席希望せず)でしたが、店を出る時は待ちが数組、窓側席は予約しないと厳しそうです。
豆のスープ。
桜エビのパスタ。
ライトコースにドリンクを付け、2人で6,500円ほど。
その後コースカ内を色々回ったら、駐車時間がサービス券の範囲を超えました。
【記念艦三笠】
続いては、こちらも軍艦好きなのにあまり興味がなくて一度も見たことなかった記念艦三笠。
だってほら、戦艦といえば、ロングノーズ・ショートデッキに質量感ある主艦橋が聳え立つ凝縮された艦橋を持つ船体に、3連装×3の巨大な主砲を構えた大和型の優美な姿こそ究極(宇宙戦艦ヤマトは大和をデフォルメしたからあのカッコなのであって、他の船ではああはならない)。その他は全てその他大勢。
東郷平八郎提督と三笠号。今日は全体に逆光だな。
副砲と補助砲。
生身で着弾観測しないといけないって怖いなあ。
全長で大和半分の日露戦争期の船でも実際には巨大。
館内は展示室になっています。
閲覧料金は600円@1人、この日からイヴェント協賛で500円。但し駐車場がなく別料金です。
ここから出航する猿島は、生憎強風のため船が終日欠航、渡ることができませんでした。
まあ横須賀を再訪する理由になります。
【走水神社】
その後は馬堀海岸を東進し、走水神社に移動。
私のR32GT-Rでは駐車場のアプローチが不可能ではないが遠慮したいレベルだったので、下のファミマで嫁がおやつを買って食べている間に、参拝希望者の私が脚で一走り行って来ました。
倭建命と弟橘媛命を祀ったここに来たかったのです、私は。
走水神社は倭建命から賜った冠を祀って建立されたそうですが、それよりも日本武尊一行を襲った暴風雨を弟橘媛命が海中に身を投じて鎮めたのがこの走水の地というのが重要。じゃないかしら。
その後は、今年「建築界のノーベル賞」とも言われるプリツカー賞を受賞された山本理顕さんの設計された横須賀美術館に向かいました。
そしたら❗️
駐車場満車、館エントランス前には長蛇の列。
何でだよ、と思ったら、嫁が軍港めぐりチケットセンター前から始めていたスタンプラリーに答えがありました。
suzukitoshio-ghibli-yokosuka.com
流石ジブリの集客力。よりによって今日からでした。
【観音崎】
すぐ先の観音崎駐車場に車を置いて、美術館には向かわず、観音崎灯台まで登ることもなく、
私の好きな地層をちょっとだけ見て去りました。
些か寒かったので。
雨予報は結局、幸い横横道路を降りて逗葉新道を走っている間だけに止まり、観光の最中もホテルにチェックインする際も当たりませんでした。
今回歴史的建築物を選択しなかった我らが投宿したのは、葉山うみのホテル。
5F角一室だけのラグジュアリールームが意外に安かったので、選択。
強風下富士山は雲に包まれていますが、日没に間に合いました。
【夕食・日影茶屋】
夕食は嫁が友人から勧められたという、創業300年余の歴史を持つ日影茶屋でした。ホテルから約500mなので徒歩。
前菜。店の名誉のために言っておくと、無用な隙間が空いているのではなく、帆立貝の一品を嫁にあげた跡です。
旬のものの天ぷら。私はタラの芽が嬉しい。
大変美味しゅうございました。
老舗の旬の味を堪能しました。
会席料理では一番安価なコースで、ドリンクをつけて2人でざっくり24,000円でした。
うみのホテルは6Fに人工温泉がありますが、そちらには行かず、部屋のビューバスを楽しんでから休みました。