1月30日、6日目。漸く雨が上がったかなというパリの木曜日です。
パリの朝食
€25で提供されるオテル・ド・ビュシの朝食も評判いいようなのですが、折角のパリ、サン・ジェルマン・デュ・プレのしかもビュシ通りなので、朝食は外でいただくことにしました。
ホテルを出てすぐにベーカリーやらカフェが多数あっていかにもなパリの朝に目移りします。Le Café du Paris(SNSのみで公式ウェブサイトはない模様/Tripadvisor掲載ない模様)を目指した私と、店の前に着いてからお向かいのRestaurant L’Atlas(Tripadvisorパリのレストラン19,127軒中4,013位)を推す嫁が折り合わず、ご破産にしてベーカリーにしようと引き返し。嫁は角のPaul(Tripadvisorパリのレストラン19,127軒中2,709位)に入ろうとしましたが、小綺麗に過ぎてパリのベーカリーっぽくなかったので、無理矢理小っさい/ネームがパリっぽくないThe Smiths Bakery(Tripadvisorパリのベーカリー478軒中38位)に入りました。Google評価を見てParisを1stチョイス、ここを2ndチョイスにしていたので、私としてはしてやったり。
季節柄外のテーブルに着きたくはないですが、格別に狭い店内に2人×3卓の僅か6席というところがいいと思ったんですよ。結果としてこの一角で一番スコアの高い店でした。ホットサンド焼き上がるのに時間が掛かっていたので、嫁的には怪しい店になっていたかもしれません。
パリの朝食です。カフェ・オレとクロワッサンとパン・オ・ショコラです。
フランスで食べるクロワッサンは、「イタリアの菓子パンこそ至高」の私の確信も揺らぐ別格の美味しさです。バターたっぷりでカロリーが高いと思いますが。
ホットサンドも絶品。このお店、サラダも美味しいそうですが、もうお腹に入りません。
€26、恐らく現地の感覚では高くないのですが、メニューからすると日本人にとっては安くはないです。
続いては、徒歩でセーヌ通りを北上し、フランス学士院'Institude France'(Tripadvisorパリの美術館・博物館795件中77位)。
英国もそうでしたが、フランスも、建物を見るだけでアカデミーの地位の高さが分かります。
日本では日本学術会議と日本学士院と日本芸術院のどれがこれに相当するかよく分かりませんが、多くの内部者の無関心と一部の頭の悪い左巻き活動家による品位のない活動のためなのか、いずれにせよ尊重はされていませんね。
それから歩行者専用鉄橋ポンデザール'Pon des Arts'(Tripadvisorパリの観光4,137件中115位)を渡ってルーヴルへ。
ルーヴル美術館
ルーヴル美術館'Musée du Louvre'(Tripadvisorパリの観光4,124件中15位)
全て訪問歴のある都市を巡る今回の旅行、再訪するところは多くないのですが、再訪です。
初めてパリを訪ねた時はルーヴルを長時間掛けて鑑賞しました。次に出張で来た時は半日のオフタイムに雨中長蛇の列してオランジュリーに入りました。印象派に萌えない私はオランジュリーは今一つ感動しませんでしたが。ということで、次はオルセーが順当で、歩いて行けるところに宿泊していた訳ですが(前日George Ⅴに向かう時もタクシーで前を通っている)、印象派、19世紀フランス絵画の優先度が低い我々、オルセー美術館は見送り、今回もルーヴルにしました。
€22@1人。
地下出入り口でなく、混雑しますが敢えてピラミッドから入場します。予約時刻は、混雑必至の10時30分。
無料パンフレット。
因みに分厚い図録は前回訪問時購入済です。重いし実家に置いてあるから持ってくる気はないですが。
ええと、台座が高くなったかな、「ミロのヴィーナス」。
展示品だけでなくルーヴル宮殿を見るだけで価値があります。
ジャック=ルイ・ダヴィッド「ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠'Sacre de l'empereur Napoléon Ier et couronnement de l'impératrice Joséphine dans la cathédrale Notre-Dame de Paris, le 2 décembre'」1804年の一番主要な部分のアップ。
レオナルド・ダ・ヴィンチ「洗礼者ヨハネ’Saint Jean Baptiste’」1513-1516
レオナルド・ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母’La Vierge aux rochers’」(ルーヴル美術館所蔵版)1483-1486
ラファエロ・サンツィオ「美しき女庭師'La Belle Jardinière'」(現在の展示名「聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ'La Vierge à l’Enfant avec le petit saint Jean Baptiste')1507-1508
ラファエロ・サンツィオ「聖ゲオルギウスと竜’Saint Georges et le Dragon’」1504−1505
ヴィジェーヌ・ドラクロワ「民衆を導く自由の女神’La Liberté guidant le peuple’」1830。フランス史に疎い私は自由の女神=ジャンヌ・ダルクだと思っていました。どっちも「ベルサイユのばら」に出てこないのだから、分からないのは仕方ないですね。
部屋自体スルーしようかと思ったのですが、一応覗いてみました「モナ・リザ」。ガラスケースに入っちゃったのは大分前からだと思いますが、更に厳重になってこの人の波、写真も撮り難かろうねと。前回来た時には間近からじっくり観たし、ミロのヴィーナスなんて室内に私1人で対面したときもあったのですが。
ミケランジェロ・ブオナローティ「瀕死の奴隷」1513-1516
「サモトラケのニケ」。ルーヴル収蔵品で実はこれが一番好き。
アポロンのギャラリーだと思います。
今日はリシュリュー翼に目標があるということで、途上のカフェ・リシュリュー・アンジェリーナ'CAFÉ RICHELIEU, ANGELINA'(Tripadvisorパリのレストラン19,131軒中4,343位)でランチ、というかカフェ休憩。モンブランがオリジナルサイズでなく日本でお馴染みデミサイズだったような気がします。それとも物価高でリサイズしたかな。
これ全部合わせて€38.4‼️
リシュリュー翼の1階(日本でいう2階)の一番端にあるのが、ナポレオン3世の間です。先般ローマで泊まったレジデンツァ・ルスポリ・ボナパルテに、我々よりも220年程前の幼少期に滞在していたということからの連想から、も1回見てこようと。
liprofumodellarosa.hatenablog.com
家族のサロン。
大広間、その1。
大広間、その2。
目的に到達したので満足し、地下から退出。階段を昇ってガラスピラミッドから出られますが、カルーセルの方から出ました。
いやー、やっぱりルーヴルはいいな。ここはバチカン、ボルゲーゼ、ウフィツィと並ぶワタシ的複数回見るべき美術館でした。
現在の混雑ぶりだと初めて観に来る人は大変ですね。時間当たり入館者数は午後の方が少ないと思いますが、長時間滞留している入館者も多いので、中が空くのは開館直後と閉館間際くらいですかね。
歩いてホテルに戻りました。
フランス在住でバスタブが恋しい嫁、エクセルシオール・ガリアの部屋にもバスタブがなく、嫁はSPAに入りたいということで、今朝予約しておきました(無料・貸切)。
お湯は33℃。ぬるいですが、凍える程冷たくはありません。サウナと往復での長湯向きです。貸切時間45分ですけどね。貸切なので水着は要りません。
施設は新しいように思います。
嫁がお湯に浸かれて喜んだので、私も嬉しい。
今回泊まった4つのホテル、ミラノは資生堂SPA&プール&フィットネスセンター、ウィーンにもそれはそれは立派なSPAがあります。そりゃどの街もローマ以来の歴史があるので、どっかに浴場もあったのでしょうけども。
続く。