甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

2日連続コンタクト入らず 7ヶ月ぶりにJekyll/zwift

突然暑くなり、まだ夏用のビブショーツ出してないとかUVアームカバー出していないとか気になったのですが、全く杞憂でした。

土曜も日曜もコンタクトレンズが入らず、(コンタクトレンズ装用が前提の)サングラスなしに大量の花粉を浴びるアウトドア・アクティヴィティはできないので、SK Pininfarina Disk RIDEは見送りました。

 

ホントのところ土曜日に予定していたアクティヴィティはスキーだったのですが、行くつもりのスキー場の天気予報が午前中雨だったのでまずはそれを見送っており、早く切り上げる必要がなくなったので金曜はそれなりに遅くまで残業(在宅勤務)していたので、土曜日朝からのライドは難しい状況ではありましたが。

 

土曜日はXJR1300の洗車(花粉大量飛散下のアウトドア・アクティヴィティなので、ざっと水拭きした後にプラスチック・ポリッシュ掛けただけの短時間行動)の後、IKEA TOKYO-BAY行きましたが、R357東進は渋滞するので当然回避するとして、湾岸道路も事故渋滞。浦安インターから谷津船橋インター手前までずっと渋滞で、IKEAまで50分掛かりました。自分の脚で走っていくのとほぼ同じ。

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高速では足着き1回のみだったかな。極低速運転の練習になりましたよ、おかげで。

調達してきたのは、殆どディルチップスのみ。

 

日曜午前は、zwift。昨年8月以来。すごく高価なzwiftですな。

前回までの累計データ。

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丁度1時間でコース完走から1km過ぎたと勘違いし、最後にマジ踏みして終了。
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そしたら2周目の1kmでなく、残り1kmだったことに後からスクショ見て気付きました。iPhoneのzwift画面見ずにiPadで別画面見ながらが通例なので、意識していないとコースコンプリートしても見落としてますからね。

コース完走せずに本日のライド終了。

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サーキュレータのリモコンに乾電池が入っておらず、暑かったのも辛かったです。

 

その後は先日の旅行で汚れたためカバーを掛けられなかったR32GT-Rを洗車(花粉大量飛散下のアウトドア・アクティヴィティを回避するため、ガソリンスタンドで手洗い洗車してもらいます)。で帰宅後はこのところの天候不順で汚れたTREK FX3 Diskを洗車(花粉大量飛散下のアウトドア・アクティヴィティなので、ざっと水拭きした後にプラスチック・ポリッシュ掛けただけの短時間行動)。

折角気温が上がり、風も比較的弱く済んだのに、乗り物が綺麗になっただけの週末でしたな。

ウィーン&ローマ旅行記 5日目後編 夜のウィーン

夕方再始動。

 

ベルヴェデーレ宮殿

ベルヴェデーレ宮殿‘Schloss Belvedere’(TAウィーンの観光スポット1,071件中5位)は、リングの外側にありますが、世界遺産ウィーン歴史地区」の構成物です。

www.belvedere.at

トラム乗ってやってきました。

チケットは素っ気ない€19@1人。



 

バロック(派手め)の宮殿と、

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冬は寂しく見るべきもののない庭園。

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そういえば大規模なフランス式庭園は、夏季はミュンヘンのホーフガルテンを見たことがあるだけでした。
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イタリアのバロックとは少し趣が違います。トリエステも異国感ありますもんね。
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宮殿内部はオーストリア・ギャラリー(オーストリア絵画館)’ Österreichische Galerie Belvedere’になっていて、下宮(北宮)は省略してもいいですが、上宮(南宮)は建物、展示作品とも必見です。

クリムト「接吻」
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クリムト「ユディト」
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ジャック=ルイ・ダヴィッド「サン=ベルナール峠を越えるボナパルト
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これってオーストリアにあるもんだっけ?と思ったら、ダヴィッドは同じ絵を5枚描いたんだそうで。

クリムトと並んでここで大コレクションになっているのがエゴン・シーレなのですが、我が家2人の何れの関心も全く惹かないので、写真なし。

バンケット・ホールは結婚式の準備中らしかったです。
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クリスマスマーケットをざっと観て回り、トラムに乗って次へ。
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ウィーン市庁舎前のクリスマスマーケット

ウィーン市庁舎(新市庁舎)‘Wiener Rathaus’(TAウィーンの観光スポット1,071件中21位)と市庁舎前広場(TAウィーンの観光スポット1,071件中22位)。

ウィーンでも最も賑やかなクリスマスマーケットらしいということでやってきました。(TAウィーンの観光スポット1,071件中31位f:id:ABi-R:20240121115349j:image

観覧車はっけーん。
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乗りました。
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観覧車で冷えた私は、ホットワインは飲めないのでホットチョコレートで温まりました。

 

楽友協会大ホール

本日最後に訪ねるは、楽友協会ムジークフェライン‘Wiener Musikverein’(TAウィーンの観光スポット1,071件中57位)。

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オーケストラのコンサートを聴くことができないスケジュールの関係で私の中では他より若干落ちる(失礼)のですが、この旅の6大ハイライトの1つです。

あのニューイヤー・コンサートが開催される大ホール(Großer Musikvereinssaal)。

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振り返るとこんな感じ。
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形状からして音響はよくなさそうで、実際そうらしいですが、この豪華なホールで音楽鑑賞すること自体が重要。
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座席の座り心地は、、、よくないですが、左右の桟敷席に至ってはただの背付きスツールなので、まだいいか。

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シュターツオーパーの€115と比べると高いと感じる€75ですが、この日はフリッツ・キルヒャーさん率いる‘Die SchlossCapelle’のコンサートでした。

www.musikverein.at

ハイドン交響曲49番「受難」、モーツァルト交響曲29番にヴィヴァルディの「四季」。

確かに編成が大きかったら後方席では厳しそうな音響設計ですが、弦楽合奏団レベルの小編成には問題なく、豊かな響きを堪能しました。大ホールに入ってみたい素人に合わせた選曲だと思うのですが、楽章の間で拍手が出てましたよ。

公演パンフ(というか演目リストレベル)を入手し損ねました。チケット引換のところになかった気がするのですが、最初からないのかしら。

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もう遅くなりましたが、ウィーン最後の夜を歩こうと、もう1回旧市街中心部へ。
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日本のクリスマスはただの「ケーキの日」だと思っていますが、ヨーロッパのクリスマスはやっぱり違いますね。
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装飾の賑やかさで比較したら日本の方が上ですが。

ザンクトシュテファン。
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私は漸く復調しました。

 

ウィーン&ローマ旅行記 5日目前編 スッキリ‼️

12月6日水曜日、旅行5日目、ウィーンで3回目の朝です。

気持ちよく目覚めました。

 

今日はホテルで朝食です。

グランドホテルの朝食は、Grand Brasserieのブッフェ(Tripadovisorウィーンのレストラン3,611軒中1,126位)。

jp.grandhotelwien.com

☆5ホテルの朝食は、「生ハム」(私基準)です。

生ハムてんこ盛りにした上に、おかわりもしました。

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菓子パンも種類・質とも充実。イタリア、デンマーク、フランスに劣りません。

また流石元日系ホテル、和食も一通りあって、出汁が効いた味噌汁が美味しいです。嫁は和食。

生ハムと菓子パンで満足する私の基準は措いて、☆5ホテルの高い朝食ではホットミールをオーダーする訳ですが、私はエッグ・ペネディクト、嫁はパンケーキをオーダーしました(写真なし)。

€45@1人です。

 

初めガレリアを見下ろす側の席に行こうとしましたが、リング側の席にしました。

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後で思い出しましたが、部屋もリング側を予約していたような?→そうでした。

日系とはいえドイツもオースリアも日本の基準で言うとチャランポランなので、お客がよく確認しなければなりません。

 

今日はシェーンブルン宮殿ほか残りの見所を歩きます。

 

ホテルから徒歩約7分の地下鉄カールスプラッツ駅まで歩きます。

昨晩は雪が降り、今朝もチラついています。

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外を歩いて感じること。

 

  • EVの普及率は高くない

ヨーロッパはEVの普及率が高いと言いますが、ウィーンは割とお金持ちの多い東京〜浦安界隈よりもっと少ないかな、殆ど走っていないと言っていいです。

路上のチャージスタンドは埋まっている感じですが=偶々空いているラッキーがない限り使い物になりませんな、走っているのはごく僅かです。

そして日本車、世界を席巻した日本車も走っていません。

スズキ・スイフトマツダ(台数少ないが各種)とレクサスくらいですね、あとはヤリスとフィットが少々。嘗てマーチでヨーロッパを席巻した日産車はレアです。まあウィーンはBセグ車自体のシェアが低そうですが。知人からはヨーロッパはジュークを結構見ると聞きましたが、多分英国限定だと思います。ルノーとの棲み分けでヨーロッパ大陸を1回捨てた日産、見掛けないのも仕方ない。

ただ、タクシーはプリウス(主にα)とカローラが圧倒的です。そりゃ経済性と信頼性で群を抜いているのだから、プロはトヨタを選ぶのが正しいです。 

 

  • 自転車通行

自転車と歩行者が分離されています。トラム停留所の関係で大通りの中洲部分は自歩道になっていますが、基本は自転車道独立ですね。

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これはヨーロッパ皆そうです。周りを気遣えない奴らにうんざりしますが、禁止されてませんからね。

タバコ規制は「健康」が目的なので、空気が篭る室内だけの規制です。(子供を中心とした)公共の安全とか、臭いの迷惑は、考慮の対象外。法律は日欧どっちも相応に守るとして、いもしない神(要はバラバラな内心)よりも「世間」を行動規範にする日本の方が、世の大半を占める正常な人間には快適でしょう。

 

今日は公共交通機関を利用するので、WienMobilアプリで1day chicketを購入。€5.8@1人。

WienMobil

WienMobil

  • WIENER LINIEN GmbH
  • ナビゲーション
  • 無料

apps.apple.com

「モバイル」じゃなく「モービル」ですよ。

 

世界遺産シェーンブルン宮殿と庭園群

シェーンブルン駅から徒歩7分シェーンブルン宮殿‘Schloss Schönbrunn’(TAウィーンの観光スポット1,071件中4位)です。

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主に夏の離宮として使用されたと言いますが、我らは寒い冬にやってきました。
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ここにもツリーとクリスマスマーケット。
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このクリスマス・マーケットも見どころです。(TAウィーンの観光スポット1,071件中36位

 

我が家はシシィ・チケット共通で入場していますが、チケット単品だと€29@1人します。

シシィ博物館と合わせて€46.5>シシィチケット€44。

www.schoenbrunn.at

ここもオーディオガイドを借りますが、内部の写真がないので、撮影禁止だったんだろうなあ。

ロココの壮麗な宮殿です。大広間などは大変豪華です。ローマにはもっと豪華な私邸がありますが、規模が違います。公開されているのは約40室で、残りの1,400室がもっと凄いのか逆なのかは分かりません。ブルボン王朝に対抗してもっと凄いのにしようとしたものの、経済的理由からやめたそうだし、特徴的なテレジア・イエローは、構想では金を貼るつもりだったそだし。

 

そして広大な庭園(TAウィーンの観光1,071件中10位)ですが。

 

雪山です。
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私も初めうっかり立ち入りましたが、ローン部分は立入禁止の看板が疎に立っています。積雪時の可否は不明です。

雪山登山してグロリエッテまで来ました。内部は大したことないので、池越しに眺めて終了。
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庭園の最後に出来たそうです。

結構歩きました。遠くザンクトシュテファンの塔も霞みます。
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行きは良い良い帰りは怖い、ウィンタートレランシューズを履く雪国出身の私は問題ありませんが、カジュアルブーツの嫁は私が手を引かないと危ないです。
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まあこれも却って面白い体験になりました。

ネプチューンの泉から。

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庭園内の木立に、ふと昨日観たブリューゲルを思い起こしました。

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彼はウィーンには来たことがないので関係ないのですが、エルンスト・フォン・エスターライヒとルドルフ2世が同じことを感じたことで、ウィーンに世界最大のブリューゲル・コレクションが出来たのかもしれません。

 

この後はクリスマスマーケットを覗きましたが、朝から気温は上がっていて雪が融けた足元が悪いので、早々に退散。

 

セセッシオン(分離派協会会館)

続いてカールスプラッツ駅まで戻り、向かったのは分離派協会会館(セセッシオン)‘Secessionsgebäude’(TAウィーンの観光スポット1,071件中132位)。

建築の意匠も世紀末です。

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私はクリムトが展示されている分離派「教会」、寺院と勘違いしていましたが、クリムトを中心とする芸術家協会が自派の展示施設として作った施設だそうです。

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中にはクリムトの「ベートーヴェン・フリーズ」があると言うか、それしかありません。
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ベートーヴェンの第九(誰の演奏かは未確認)が流れていましたが、クリムト好き以外にはあまり訴えるものがないかな。
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何かの周年だかで入場無料と言われましたが、「何か」は聞き逃しました。

 

科学に対するウィーン市の敬意の表れか、計算史におけるエポックを成し遂げた人がいたのか知りませんが、地下通路内には、円周率の最新値が更新・表示されています。f:id:ABi-R:20240119073640j:image

 

1駅シュテファンプラッツに移動し、またも旧市街を散策。
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ザンクトシュテファンを見上げるシュテファンプラッツのスイーツショップPirker(TAウィーンのレストラン3,611件中2,640位)でジンジャークッキー複数種購入。

www.lebkuchen-pirker.at

時節柄ジンジャークッキーが出回る訳ですが、ジンジャークッキーを食べない嫁は普通のクッキーと勘違いして購入したため、大半が私により消費されました。

 

デメルTAウィーンのカフェ・喫茶店285件中24位)を覗いてみましたが、大混雑。ザッハトルテを食べるために並んでいる場合じゃなかったので、テイクアウトしました。

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ふむふむ。これがザッハトルテか(食べた経験はある筈だけど)。感想は後日。

www.demel.com

 

で、ランチをBILLAで調達し、夕方からの活動のため、ホテルで暫し休憩。

 

今日も長くなったので後半へ。

ウィーン&ローマ旅行記 4日目 徐々に回復

絶不調から明けた今日は12月5日火曜日です。

 

昨日は散々でした。

兎に角20秒くらい前までは気持ちが悪いとか吐きそうとかいう前兆が何らないのに突然吐くので、エチケット袋を持たずには歩けません、というか危ないのでレストランやカフェに入れたもんじゃありません。今日も分かりません。

 

本日は朝食を断念。嫁は朝食抜きを気にしませんが、私が朝食抜くのはかなりレアです。ホテルやカフェでの朝食は旅行の楽しみの1つなのに。。。

 

本日は体調を見ながら観光します。

 

まずは、ホーフブルク宮殿乃至ホーフブルク王宮‘Hofburg’(TAウィーンの観光スポット1,071件中2位)、というか購入したチケットで言うと「シシィ博物館」‘Sisi Museum’(TAウィーンの観光スポット1,071件中99位)。

www.hofburg.com

www.sisimuseum-hofburg.at

 

【チケット】

ホーフブルク王宮(シシィ博物館)、シェーンブルン宮殿と王宮家具博物館のセットで€44のシシィ・チケットを事前に購入してありました。家具博物館要らないんじゃない?という尤もな考えを採れば経済的なメリットは然程大きくない(ホーフブルク王宮とシェーンブルン宮殿をバラバラに買うと合計€46.5)ですが、購入から1年間有効で、ハイシーズンでは入場制限の影響を受けず待ち時間なしでこれらの施設に入れます。

見たいところをグルグル回りたい人にはウィーンパス(優先入場権はありません)の方が経済的ですが、1日€80、2日€143が実際にお得になるには仲々大変だと思います。

www.viennapass.de

まあ今回は冬のオフシーズンなんで入場制限は心配なかろうと思いつつ、リスク回避で買いました。

単体で購入すると€17.5@1人です。

 

その前に寄ったのはアウグスティーナ教会(TAウィーンの観光スポット1,071件中54位)。

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ハプスブルク家菩提寺っていう言い方が分かりやすいのかな。

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ミュージカル「エリザベート」でも語られる、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世と皇后エリザベートの黄昏時の結婚式が挙行されたところですね。中は地味です。寧ろ外の塔が特徴なのでした。

 

続いてヨーゼフシュプラッツから、

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ミヒャエラープラッツに抜けますが、ここ「ウィーン歴史地区」の中に、それとは別の世界遺産があります。

世界遺産ドナウ川 ローマ帝国の国境線

www.austria.info

ドナウ川に沿ったローマ帝国の東北方の国境線に点々と存在する遺跡群が世界遺産に登録されていまして、ウィンドボナ宿営地はウィーン市の起源。が、一応覗き込んではみたものの(地下なんです)、ローマでなら誰一人一顧だにしないこと請け合いの、あまりに、あまりに映えないその遺構。国境、辺境なのだから仕方ないのかもしれませんが、ローマ帝国オタクでありライトな世界遺産ハンターでもある私の興味を全く惹かず、証拠写真すら残しませんでしたよ。

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ホーフブルク王宮

王宮、シシィ博物館入口。一般入場でも待ち時間僅かのようでした。オーディオガイドを受け取って入場。

エリザベートさんの有名な肖像画や、流石ハプスブルク家の豪華な室内など見ながら歩きました。

写真が1枚もないということは、撮影禁止だったんでしょう。

なので、サイトを紹介しておきます。

www.wien.info

www.wien.info

大広間など立派で、王宮は一般に部屋毎の意匠の違いやタペストリー、家具といったところは素晴らしい(執務室や寝室は所謂「プリンセス家具」ではなく大体が質素なのでそうでもない)のですが、化粧柱やフロアのマーブルモザイクなどの技巧は、他の国、特にイタリアに行けばそれ程でもないレベルだなと。

 

続いてはカールスプラッツ(TAウィーンの観光スポット1,071件中68位)を横切り、

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偉大なる女帝像(TAウィーンの観光スポット1,071件中39位)が見下ろすマリア・テレジア広場‘Maria-Theresien Platz’(TAウィーンの観光スポット1,071件中64位)のクリスマスマーケット(12時からなので未だ殆ど開いていません)から、
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見上げるネオ・ルネッサンス様式の建物は、美術史美術館‘Kunsthistorisches Museum’(TAウィーンの観光スポット1,071件中9位)。f:id:ABi-R:20240115073511j:image

 

美術史美術館

ウィーンでは絶対に外してはいけない美術館ですね。

www.khm.at

ここは前売り券を購入していないので、窓口で購入しました。

€21@1人です。

カノーヴァ「テセウスケンタウロス

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ルーヴルのニケ同様、皆んな見上げて写真を撮っているので、私は見下ろした写真をアップしときます。新古典派のカノーヴァらしい端正さは「アモールとプシュケ」(ルーヴル美術館)のような静謐な作品にこそ際立ちますが、動的なモティーフにおいてはミケランジェロやベルニーニの表現こそがラオコーンのような古典の系譜だと私は思うのです。

王宮より豪華じゃないかしら。画面から切れていますが、天井画はミハーイ・ムンカーチの「ルネサンスの賛歌」。
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アーチにはクリムト

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まずはカフェKHMに入ります。ここは世界有数の美しいミュージアム・カフェだそうです。
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朝食抜きの嫁はサンドウィッチで栄養補給。まだ様子見の私は嫁とモーツァルトトルテをシェア。
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カフェKHMの費用は、嫁のレシート未確認のため、不明。

 

さて、主な展示作品ですが。

クラナッハ「アダム」と「イヴ」
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ベラスケス「白いドレスドレスを着た5才の王女マルガリータテレサ
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アルチンボルト「夏」
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結構有名な話ですが、ブリューゲルバベルの塔」は結構小さい。

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コロッセオをモデルに緻密に描き込まれた内部構造は、ブリューゲルがローマに旅行した結果というか成果。でも「ナポレオンの戴冠」みたいに巨大である必要はないですが、ここまで小さいと些か迫力を欠くのも事実。

ブリューゲルが細密で名高いフランドルの画家であることを思えば、後期の「雪中の狩人」の方がイメージに合わない気がします。
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皆さん大好きフェルメール「絵画芸術」

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私大好きラファエロ「草原の聖母」
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割と狭い館内を一通り回った後はクリスマスマーケットを見て、元来た道を辿って昨日不調であまり見ずに歩いた旧市街を散策。

因みにマリア・テレジア広場を挟んで向かい合うウィーン自然史博物館‘Naturhistorisches Museum Wien’(TAウィーンの観光スポット1,071件中15位)は、展示物が我々の興味を惹かなかったのでスルーしました。

nhm-wien.ac.at

 

聖ミヒャエル教会(TAウィーンの観光スポット1,071件中58位)。ロマネスク建築のウィーン最古の教会の1つとのことでしたが、塔のある外観を撮った写真なし。

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内陣は、おお、ロココだ。
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そこだけ派手でした。

 

本日歩き回ったエリアには、これまた素晴らしいバロック様式国立図書館TAウィーンの観光スポット1,071件中13位)があるのですが、こちらは省略しました。

www.onb.ac.at

 

14時過ぎの遅い昼食

それから遅め&朝食からはあまり開いていない昼食。

 

ツム・ヴァイセン・ラウフファングケラー‘ZUM WEISSEN RAUCHFANGKEHRER’(TAウィーンのレストラン3,611件中96位)。訳すと「白い煙突掃除人」。

日本語サイトもあります。

www.weisser-rauchfangkehrer.at

初日のディナーに間に合わなかった店だったりしますが、幸運にも待ち時間なしで入れました。

うちではあまり参照しませんが、ミシュランガイドにも掲載。

guide.michelin.com

まだ寒がっているところが不吉ですが、寒い外から来たので、まずは温かいスープ。
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ここの特徴は、ウインナーシュニッツェルが牛肉というところですが、その自慢のウィンナーシュニッツェルを頂きました。嫁はニョッキ。f:id:ABi-R:20240116120837j:image

うん、美味しいです。

が、遅い朝食の影響か体調か、ほぼ空のお腹ながら衣を体があまり受け付けないので、7割方衣を避けて食べました。

€100@2人。

 

ここで病み上がりの体がもう休めと言い出したので、ホテルに帰ることにしました。

クリスタルの白鳥(常設)、

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クリスマスツリー、
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パティシエ謹製お菓子の家
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やらの写真を撮ってから、部屋に帰りました。

 

そして部屋で寛ぎますが、歩き回らず寛いだのが悪かったか、というか体力が落ちていたんでしょう、外食行くパワーが出ず、予約していたお店にはキャンセル連絡をして、BILLAで軽食を買って済ませました。

ef16 Restaurant(TAウィーンのレストラン3,611件中3位

www.ef16.net

せっかく人気店の予約が取れていたのに。

今日もごめんよ、嫁。

 

しかし本調子には戻らないながらも、今日は吐きませんでした。シュニッツェルは量的にキツいと思ってセーブしましたが、吐きそうになることも終日ありませんでした。

原因は不明のままですが、兎に角感染症ではないようなのが何より。

ウィーン&ローマ旅行記 3日目後編 鳴呼ウィーン国立歌劇場

Julius Meinlでお土産を調達した我ら。

 

そこからコールマルクト通り‘Chormarkt’(グラーベン通りと合わせてTAウィーンの観光スポット1,071件中33位)、デメル‘Demel’(TAウィーンのカフェ285件中24位)の行列を眺めながら王宮エリアを通過。

そこで遂に、今の今まで履き通してきたソールの抜けた嫁のシューズに愈々水が沁み出し、漸く観念した嫁、カフェ・ザッハ前後のショー・ウィンドーで目星を付けておいた店に向かうべくスピードアップ、体調不良の私が追うのが辛いペースまでスピードアップ、そして私が目を離した隙に渡らなくていい交差点を渡ってリングの外縁に行き、信号機に阻まれた私を置き去ってポルティコ(ドイツ語では何と呼ぶか知らない)の人混みに入り、、、一度嫁を見失った私は、ホテルの向かいを更に進んでいこうとする嫁を走り回った末に漸く確保しました。

 

ルートをケルントナー通りに引き戻し、その目星を付けていた店に行きました。

その2軒め、Popp & Kretschmer(TAウィーンのショッピング(専門店)302件中204位)。

popp-kretschmer.com

密着説明型の接客スタイルを嫌う人により低い評価になっているようですが、接客重視のレディース・セレクトショップのようです。日本やイタリアの基準では違和感ないと思いますけどね。というか観光客はそもそもこの店を選んで入る必然性に乏しいと思いますが。

現地では格別に高い訳ではなかろうが日本人には高い€299のウィンター・アンクルブーツを選択。

ウィーンなのに、これからイタリア行くのにイタリアン・ブランドでしたが。

www.baldinini-shop.com

嫁へのバースデイ・プレゼントにしました。

日本で履くにはちょっと派手なデザインかもしれませんけども。

しかしその時、既に歩くのが辛くなっていた私は、嫁が商品を選んだり試着している間ずっと座っていました。

 

無事にシューズを確保した嫁と、丁度お昼を回っていたところだったので、ブリストル・ホテルの建物の角にあるTuchlauben Eis(TAウィーンのデザート店150件中56位のEissalon Tuchlaubenの系列だが、イートインのない街頭店)でカンノーロ、ウィーンの代表的デザート「カイザーシュマーレン」と私にレモンティーを購入してホテルに戻りました。とても外食したい気分ではなく。

2人合わせて€13.2のランチ。

 

カイザーシュマーレンは、店による違いは多少あるでしょうが、パンケーキに蜂蜜とジャムと粉砂糖を掛けたもので、フランツ・ヨーゼフ1世に供されたものが発祥らしいです。

という、これはカジュアルですが、高級なカフェでも供されているウィーンの正統デザートです。

 

そしてこのカンノーロとカイザーシュマーレンをちょっと口にした私は、突然吐き気に襲われてトイレに駆け込んで嘔吐しました。

 

腹痛なし、予兆なし、突然。

 

それからはベッドで安静、夜の大イヴェントのため、安静・就寝。

 

日が暮れました。

 

そう、本日は今回の旅行の6大イヴェントの1つ、ウィーンでのハイライトであるウィーン国立歌劇場‘Wiener Staatsoper’(TAウィーンの観光スポット1,071件中59位)でのオペラ鑑賞なのです。

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オペラ好きの私としては、世界最高峰のオペラの殿堂、ウィーンを訪ねるということはウィーン国立歌劇場でオペラを鑑賞するということです。

 

元々はエリザベート皇后お気に入りカフェ ゲルストナー‘Gerstner K.u.K. Hofzuckerbäcker(「高級な甘いパンの店」?とかいう名前ですが)’(TAウィーンのデザート店3,611件中150位)で優雅な軽食をを摂ってから劇場に向かう計画でしたが、予約が取れていないなか並ぶのは体がとても無理なので、19時過ぎまで寝てました。

www.gerstner-konditorei.at

 

ウィーン国立歌劇場

来日公演は聴いたことがあるし、それこそオケのウィーン・フィルは何度も聴いていますが、やはり本場で聴かねば。本拠地で聴かねば。オペラ好きの割には、欧州現地のオペラハウスは、ヴェネツィアフェニーチェ劇場スウェーデンのドロットニングホルム宮廷劇場とミュンヘンバイエルン国立歌劇場しか入ったことないし。今までワルシャワとミラノで何してたんだって感じですが。

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滞在期間中聴ける演目は、「ラ・ボエーム」と「ドン・パスクワーレ」なので、迷わず「ドン・パスクワーレ」の日を選択していました。

www.wiener-staatsoper.at

プッチーニも「トスカ」と「トゥーランドット」は個人的にありなのですが(残念なことにローマへの移動日が「トゥーランドット」でした)、ボエームは演目的には然程好みではないし、6月にパレルモ・マッシモ劇場の来日公演で聴いていたし。

優れた歌手が4人いないと成り立たない「ドン・パスクワーレ」は、本場シュターツオーパーの実力を楽しむのに打って付けの演目でしょう。

ミュンヘンでは敢えてステージに一番近いバルコニー席の上層(オーケストラピットより奥)から見下ろすという体験をしましたが、今回はウィーンなので、音楽重視、視界重視、フロア席の後方中央という完璧なシートを予約してありました。

チケットは、高価な来日公演に慣れた日本人にとってはすごく安い、冗談のように安い€140@1人、約23,000円です。安い社長ー、ありがとう。

20時の開演時刻に合わせて劇場に向かいました。が、開演を待つ人々の姿なし⁇⁇スタッフに声を掛けたら、19時30分開演だと。。。8分超過。

明後日の別件の開演時刻と混同した模様。チケットにははっきり19時30分と書いてありました。

 

ワタシ、ボロボロです。ごめんよ嫁。

 

第1幕が終わるまでの間、控室(実況映像あり)で他の遅刻客と共に待機。流石ウィーンのシュターツオーパー、中にはイヴニングドレスのレディもいます。こんな着飾って遅刻待機って何やってるんでしょうか、と自分を棚に上げて他人のことを気にします。

そしてもうすぐ幕間というところで再度吐き気に襲われ、洗面所にダッシュしました。

 

これは無理だ。鑑賞中に自席で吐くわけにはいかない。

 

幕間に席に行き、内部の写真を撮ってから、「私の分も楽しめ」と嫁を置いて1人ホテルに帰りました。

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この旅行のウィーンでの最大のイヴェントを体験し損ないました。聴き逃しました。

 

で1人ホテルでまた嘔吐。そのうち嫁が帰ってきて、その後も1回、途中からさっぱり食べてないのに累計4回嘔吐しました。

腹痛も全然なく、吐き気も突然。

症状や吐瀉物からすると違いそうだとは思いつつも、旅行先でウイルス性の腸炎とかメチャ困るなあ、嫁にうつしたら惨事だし抗生物質処方してもらんわないと治らないし、、、とか思いながら、温かくして寝ました。

 

それでシュターツオーパー。

アリアやオーケストラのffのときだけ控室に入ってくる音からは、それは素晴らしい舞台のような期待が持てました。

嫁によると歌手が素晴らしかったそうです。本拠地で聴く管弦楽団はあまり印象になかったそうで、、、私程強い関心、貪欲な鑑賞意思を持っていませんでしたからね。

www.wiener-staatsoper.at

 

体調は回復するかしら。。。

ウィーン&ローマ旅行記 3日目前編 ウィーン絶不調

本日12月4日月曜日から本格的にウィーンです。

 

朝食(カフェ・ザッハ)

まずはご近所のホテル・ザッハに向かい、カフェ・ザッハ‘CAFÉ SACHER WIEN’(Tripadovisor ウィーンのカフェ285店中23位)の朝食にします。

www.sacher.com

 

ホテルから2区画隣のウィーン国立歌劇場

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その裏手にあるのがホテル・ザッハ。
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開店から約50分、2巡目を狙って8時50分頃に着いた我らは行列の7〜8組目くらい。

寒いです。今朝は最低気温が-10℃近くまで冷え込み、最高気温予報も0℃です。

我々の組からテラス席(冬期なのでしっかり室内になってます)を開けました。窓の外のオペラハウスがいい感じで見えます。しかし、嫁は全然感じませんでしたが私は凍える程寒いです。
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食後のデザートにザッハトルテをオーダーする2段構えを狙って、敢えてザッハトルテが含まれないANNA SACHER'S BREAKFAST-TABLE €45 for 1(ドリンクはカプチーノ)+ チョコレートドリンクをオーダー。

嫁に優先権があるクロワッサン以外は固くて重い中・北欧のパンなので、我が家的にはウケません。というか今日は私がさっぱり食べられない。

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一応はfor 1ですが、日本人には2人でシェアするのが丁度いいガッツリ系のボリュームです。
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が、スモークサーモンもハムもスクランブルエッグもチーズもこの日の私の口に合わず。

カシスベースのスムージーもヨーグルトも、嫁には美味しかったのが幸い。
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通常は嫁1に対し私が2の割合の量で食べるのですが、今日は5:3で嫁の方が食べています。ザッハ・オリジナルのファッジ・ケーキまで完食しましたが、嫁ももう食べられません。ザッハトルテをオーダーする余裕なく、店を出ました。再訪せねば。

 

10時前、この時間から営業していると言えば教会です。

 

世界遺産ウィーン歴史地区

ザルツブルクより、シェーンブルン宮殿より遅い2001年登録です。

ウィーン旧市街(ウィーン歴史地区)‘Innere Stadt’(TAウィーンの観光スポット1,071件中1位)に分け入ります。

ケルントナー通り‘Kärntner Straße’(TAウィーンの観光スポット1,071件中66位)を北上し、シュテファン広場‘Stephans Platz’(TAウィーンの観光スポット1,071件中45位)。

そして聖シュテファン大聖堂‘Stephansdom’(TAウィーンの観光スポット1,071件中3位)。

この教会について個人的に最も思い入れがあるのはモーツァルト没後200年ミサでのサー・ゲオルグショルティ指揮ウィーン・フィルによるレクイエムの演奏なのですが、それが行われたのは1991年の12月5日。32年前の明日か。明日は周年特別ミサとかあるのかしら。

CD/DVD買わずにNHK BSで放送された映像持っていますけども。

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大聖堂自体はどうかというと、司教座教会だし、ゴシック教会らしくデカいけど、壮麗さではもっと凄いのがあるなあというのが正直なところです。

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大聖堂裏は主要な馬車乗り場の1つでもあります。
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この大聖堂には大小2つの塔がありますが、低い塔もエスカレーターで上る高い塔も眺望は然程ではないらしく(嫁情報)、体調不良をおして体験する程でもないと判断して上りませんでした。

 

旧市街歩きは続き、グラーベン通り‘Graben’(コールマルクト通りと合わせてTAウィーンの観光スポット1,071件中33位)でペスト記念柱(ペスト記念塔)‘Plague Column(die Wiener Pestsäule) or Trinity Column(Dreifaltigkeitssäule)’(TAウィーンの観光スポット1,071件中65位)を見上げ、

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観光土産店でお土産チョコレートを物色して回り、幾つか回ったなかで目星を付けた商品の値段が一番安かったグラーベン通り突き当たりのスーパーで、「そうだよね、お土産菓子といえばスーパーだよね」と思いながらガッツリ買い込みました。


買った店は、高級スーパーマーケット ユリウス・メインル‘Julius Meinl’(TAウィーンのレストラン3,611件中140位)。Julius Meinlのカフェに併設されているミニスーパーでした。

juliusmeinl.com

戦利品はまた後で。

因みに見て回った中では、翌日から愛顧した、グランドホテルの建物内にあるショッピングモール、リンクシュトラーセン・ガレリエン‘Ringstraßen Galerien’(TAウィーンの観光スポット1,071件中261位)内にあるスーパーマーケットBILLAが一番安かったのが盲点でしたが。

リンクシュトラーセン・ガレリエンのBILLAは、高級業態の‘BILLA Corso’。

www.billa.at

(ここが便利だったのとお土産調達の用事が済んだので、今回の旅行ではスーパー巡りをしておらず、リングのすぐ外にあって割と近かったSPARなどには寄っていません。)

 

今日は話が長くなったので、前後に分けます。

ウィーン&ローマ旅行記 2日目 漸くウィーンに辿り着いた(だけ)

さて。

本来ウィーンで迎えるはずの朝、12月3日日曜日です。

素晴らしい晴天です。惜しむらくは、ここは東京。

 

嫁のシューズが壊れました。

厳密に言えば昨日、第2ターミナルの「リアット!」が閉店した後の時間帯に壊れ、ローソンで買ったアロンアルファでダメ元修理をしたのですが、ホテルのチェックアウトからものの100mで再分解しました。

ウレタンソールの加水分解なので、応急処置としても殆ど期待していませんでしたが。

ナイキ以外のメーカーでこんな派手に崩壊するのを見たのは初めてでしたが、それこそ大分年季の入っていた非ブランド品なので、仕方ない。寧ろ事前の点検の方が大事です。斯く言う私は、前々日の点検でアディダスのカジュアルシューズのソール剥がれかけ(これは接着剤の劣化)を発見し、DYNAFIT SKY PROを今回の旅の共にしていたのですが。

時間的に嫁のシューズはウィーンで買うしかありません。

 

フライト:LH717(羽田→フランクフルト)

出国手続きの混雑+シューズ探しの免税店巡りで、ラウンジ入る時間なく出発ロビーに移動しました。

ルイ・ヴィトンなどに有りましたけどね、履いても走るのがメチャメチャ速くなる訳でも何でもないのに20万円もするシューズが。

fashiontechnews.zozo.com

勿論買わず。

 

そして出発ロビーは、デカいジャンボ機なのに、バス用出発ロビー。。。不安しかありません。

ジャンボ747-8満席の乗客を運ぶバスの手配が追い付かず、離陸は50分遅れました。

やっぱり。

 

窓側絶対の私と通路側優先の嫁、AとCを態々予約していたのですが、スタッフが親切のつもりか前の方の席に変更してくれまして。要らんのに。その時は受け流していましたが、主翼前の列の、Cが埋まっている列のAB並びになっていました。そのC席の方によると通路側は座席指定料が高いらしいので、高い座席指定料払ったのに(ANAからの予約で座席指定しているので実際には払ってない)閉じ込められ席。2人組か3人組か、チェックイン時に並びで取ろうとする人達用に席を空けされられましたな。

 

美味しくないルフトハンザ航空エコノミー・クラスの食事1回目(メイン)。

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一応パンを除いて全部食べましたが、美味しくなかったのは、味が本当にイケてなかったのか、体調のせいかは不明。

 

以後体調の回復に努めるべくiPhoneで音楽を聴きながらひたすら寝る戦法の私と、殆ど起きていて映画を5本見た嫁、対照的な機内を過ごし、私は2回目の食事の配膳にすら気付かず爆睡。嫁がチョコレート貰ったり色々してくれていましたが、そのチョコレートは機内に置いてきてしまい。。。

 

爆睡という一方、熟睡はできないエコノミー・クラス、時折目覚めてはいつもと違うルートに注意を払っていました。

通常新潟から日本海ウラジオストク方面に北上していく欧州便、今回はロシア領空を回避し、千島列島に沿って北東方向へ。

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アラスカを掠めて北極海に抜けます。

昔、ジャンボ機等航続距離の長い機材が就航する以前でしょうか、給油だけなのか乗り降りする人もいたのか私は経験ないので詳しいことは知らないのですが、欧州・北米東海岸便は「アンカレッジ経由」で飛んでいまして。懐かしい言葉らしいということだけは知っています。

北極❗️北極を通りました。

多少の星は見えましたが、真っ暗で他には何も見えませんでしたけども。

グリーンランドとスヴァールバル‼️の間を通過。

この航路、何が楽しみって、オーロラベルトを突っ切るのと、スヴァールバル付近を飛ぶことですね。出現し易い時間帯よりは早いけど極夜だしオーロラが見れるんじゃないかしらという期待や、ワタシ的行ってみたい地域No.1のスヴァールバルってことで、目覚めるたびに(この付近飛行中は割と頻繁に目覚めていた)外を見ていたのですが、空は真っ暗、下も真っ暗(夜ですから)でした。

スヴァールバル諸島、南極の観測基地よりも高緯度にある人類が居住する最極地で、夏は白夜、冬は1日中オーロラ観測チャンスの極夜ということで、2回行きたいと前から憧れている土地です。が、日本から2回乗り継ぎが必要な交通の便の悪さとそれによる高コスト、そして何よりオーロラ以外には何日も滞在するにはすぐに飽きそうな景色とほぼ何もないエンターテインメント、都市滞在派の嫁の興味を全く惹きません。

最後に総括しますが馬鹿馬鹿しい程高コストになる日本からの海外旅行を考えると、同地を訪ねるのは見果てぬ夢で終わりそうです。

オーロラは、、、極地じゃないけどカナダに見に行くことにしよう。

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フライト:LH1242(フランクフルト→ウィーン)

16時30分到着予定のLH717便は、着陸の瞬間で16時52分、そこからシェンゲン入国と手荷物検査を経由し、またもショップにもラウンジにも見向きもせず出発ロビーに着いたのは、出発予定時刻18時10分の20分前、搭乗開始予定時刻の17時50分でした。

結局これがまたフライト予定時刻が18時35分に変更になり、19時30分予定のウィーン到着が実際には結局20時過ぎ、荷物が出るのがまた意外に掛かって到着ロビーに出たのは20時30分頃でした。

 

ウィーンへ!

オーストリア入国は通算2回目、前回はお友達を訪ねてドイツ・バイエルン地方を旅行した時にノイシュヴァンシュタイン城(ドイツ)からリンダーホーフ城(ドイツ)に抜けるために近道してちょっとだけ国境を越えてプランゼー横をドライブした15年前でした。

いずれにせよ長いフライト、疲れ、また足下悪かろう冬の中欧での市内・ホテルへのスムーズな移動のため、ハイヤーを予約してありました。

地元の案内では評価が高かったAirport Driver(Tripadvisor ウィーンの交通機関184件中92位)。(注1)

airportdriver.at

到着口を出て左に進み、右手奥に並ぶ配車サービスカウンターの一番奥の同社カウンターで声を掛けると、すぐドライバーがやってきました。タクシー乗り場よりちょっと遠い立体駐車場内に駐めてある車に乗り込んで、リング通りのホテルまで所要22分、€40(現地でカード払い)です。車種はアウディA6ワゴンでした。

車での移動はスムーズでしたが、ホテルに到着したのは21時3分。

 

ホテル:グランドホテル・ウィーン

リング通りには高級ホテルが並んでいますが、選んだのは、嘗てはANAグループでもあったグランドホテル・ウィーン☆☆☆☆☆(TAウィーンのホテル376件中38位)。

www.ihg.com

決め手は、立地と、このグレードでは比較的低廉なプライス。

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下の方のグレードの部屋ですが、5泊で€2,655、ざっくり42万円。その1泊を泊まらず無駄にしました。
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Julius Meinlのコーヒーメーカーもあります。

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バスタブがあり、しかも水はね防止がちゃんと機能する浴室だったので、ゆっくり長旅の疲れを取れます。
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まあそういうところが日系だった名残な感じ。

 

しかし、ホテルから徒歩15分のレストランの予約時刻は21時、チェックイン時点で過ぎています。チェックインを担当したお姉さんに電話してもらいましたが、通じませんでした。

残念、晩御飯は諦めよう。

結局まる2日でアクティヴィティ0でした。

 

お休みなさい。

 

注1:今回もトリップアドバイザーの順位を記載します。3月24日時点のデータに基づいています。私の実際の使い方としては、ホテル探し、観光スポット探しでは割とよく利用しますが、レストラン探しではあまり使いません。何となく。