12月6日水曜日、旅行5日目、ウィーンで3回目の朝です。
気持ちよく目覚めました。
今日はホテルで朝食です。
グランドホテルの朝食は、Grand Brasserieのブッフェ(Tripadovisorウィーンのレストラン3,611軒中1,126位)。
☆5ホテルの朝食は、「生ハム」(私基準)です。
生ハムてんこ盛りにした上に、おかわりもしました。
菓子パンも種類・質とも充実。イタリア、デンマーク、フランスに劣りません。
また流石元日系ホテル、和食も一通りあって、出汁が効いた味噌汁が美味しいです。嫁は和食。
生ハムと菓子パンで満足する私の基準は措いて、☆5ホテルの高い朝食ではホットミールをオーダーする訳ですが、私はエッグ・ペネディクト、嫁はパンケーキをオーダーしました(写真なし)。
€45@1人です。
初めガレリアを見下ろす側の席に行こうとしましたが、リング側の席にしました。
後で思い出しましたが、部屋もリング側を予約していたような?→そうでした。
日系とはいえドイツもオースリアも日本の基準で言うとチャランポランなので、お客がよく確認しなければなりません。
今日はシェーンブルン宮殿ほか残りの見所を歩きます。
ホテルから徒歩約7分の地下鉄カールスプラッツ駅まで歩きます。
昨晩は雪が降り、今朝もチラついています。
外を歩いて感じること。
- EVの普及率は高くない
ヨーロッパはEVの普及率が高いと言いますが、ウィーンは割とお金持ちの多い東京〜浦安界隈よりもっと少ないかな、殆ど走っていないと言っていいです。
路上のチャージスタンドは埋まっている感じですが=偶々空いているラッキーがない限り使い物になりませんな、走っているのはごく僅かです。
そして日本車、世界を席巻した日本車も走っていません。
スズキ・スイフト、マツダ(台数少ないが各種)とレクサスくらいですね、あとはヤリスとフィットが少々。嘗てマーチでヨーロッパを席巻した日産車はレアです。まあウィーンはBセグ車自体のシェアが低そうですが。知人からはヨーロッパはジュークを結構見ると聞きましたが、多分英国限定だと思います。ルノーとの棲み分けでヨーロッパ大陸を1回捨てた日産、見掛けないのも仕方ない。
ただ、タクシーはプリウス(主にα)とカローラが圧倒的です。そりゃ経済性と信頼性で群を抜いているのだから、プロはトヨタを選ぶのが正しいです。
- 自転車通行
自転車と歩行者が分離されています。トラム停留所の関係で大通りの中洲部分は自歩道になっていますが、基本は自転車道独立ですね。
- 歩きタバコ多い
これはヨーロッパ皆そうです。周りを気遣えない奴らにうんざりしますが、禁止されてませんからね。
タバコ規制は「健康」が目的なので、空気が篭る室内だけの規制です。(子供を中心とした)公共の安全とか、臭いの迷惑は、考慮の対象外。法律は日欧どっちも相応に守るとして、いもしない神(要はバラバラな内心)よりも「世間」を行動規範にする日本の方が、世の大半を占める正常な人間には快適でしょう。
今日は公共交通機関を利用するので、WienMobilアプリで1day chicketを購入。€5.8@1人。
「モバイル」じゃなく「モービル」ですよ。
世界遺産:シェーンブルン宮殿と庭園群
シェーンブルン駅から徒歩7分、シェーンブルン宮殿‘Schloss Schönbrunn’(TAウィーンの観光スポット1,071件中4位)です。
主に夏の離宮として使用されたと言いますが、我らは寒い冬にやってきました。
ここにもツリーとクリスマスマーケット。
このクリスマス・マーケットも見どころです。(TAウィーンの観光スポット1,071件中36位)
我が家はシシィ・チケット共通で入場していますが、チケット単品だと€29@1人します。
シシィ博物館と合わせて€46.5>シシィチケット€44。
ここもオーディオガイドを借りますが、内部の写真がないので、撮影禁止だったんだろうなあ。
ロココの壮麗な宮殿です。大広間などは大変豪華です。ローマにはもっと豪華な私邸がありますが、規模が違います。公開されているのは約40室で、残りの1,400室がもっと凄いのか逆なのかは分かりません。ブルボン王朝に対抗してもっと凄いのにしようとしたものの、経済的理由からやめたそうだし、特徴的なテレジア・イエローは、構想では金を貼るつもりだったそだし。
そして広大な庭園(TAウィーンの観光1,071件中10位)ですが。
雪山です。
私も初めうっかり立ち入りましたが、ローン部分は立入禁止の看板が疎に立っています。積雪時の可否は不明です。
雪山登山してグロリエッテまで来ました。内部は大したことないので、池越しに眺めて終了。
庭園の最後に出来たそうです。
結構歩きました。遠くザンクトシュテファンの塔も霞みます。
行きは良い良い帰りは怖い、ウィンタートレランシューズを履く雪国出身の私は問題ありませんが、カジュアルブーツの嫁は私が手を引かないと危ないです。
まあこれも却って面白い体験になりました。
ネプチューンの泉から。
庭園内の木立に、ふと昨日観たブリューゲルを思い起こしました。
彼はウィーンには来たことがないので関係ないのですが、エルンスト・フォン・エスターライヒとルドルフ2世が同じことを感じたことで、ウィーンに世界最大のブリューゲル・コレクションが出来たのかもしれません。
この後はクリスマスマーケットを覗きましたが、朝から気温は上がっていて雪が融けた足元が悪いので、早々に退散。
セセッシオン(分離派協会会館)
続いてカールスプラッツ駅まで戻り、向かったのは分離派協会会館(セセッシオン)‘Secessionsgebäude’(TAウィーンの観光スポット1,071件中132位)。
建築の意匠も世紀末です。
私はクリムトが展示されている分離派「教会」、寺院と勘違いしていましたが、クリムトを中心とする芸術家協会が自派の展示施設として作った施設だそうです。
中にはクリムトの「ベートーヴェン・フリーズ」があると言うか、それしかありません。
ベートーヴェンの第九(誰の演奏かは未確認)が流れていましたが、クリムト好き以外にはあまり訴えるものがないかな。
何かの周年だかで入場無料と言われましたが、「何か」は聞き逃しました。
科学に対するウィーン市の敬意の表れか、計算史におけるエポックを成し遂げた人がいたのか知りませんが、地下通路内には、円周率の最新値が更新・表示されています。
1駅シュテファンプラッツに移動し、またも旧市街を散策。
ザンクトシュテファンを見上げるシュテファンプラッツのスイーツショップPirker(TAウィーンのレストラン3,611件中2,640位)でジンジャークッキー複数種購入。
時節柄ジンジャークッキーが出回る訳ですが、ジンジャークッキーを食べない嫁は普通のクッキーと勘違いして購入したため、大半が私により消費されました。
デメル(TAウィーンのカフェ・喫茶店285件中24位)を覗いてみましたが、大混雑。ザッハトルテを食べるために並んでいる場合じゃなかったので、テイクアウトしました。
ふむふむ。これがザッハトルテか(食べた経験はある筈だけど)。感想は後日。
で、ランチをBILLAで調達し、夕方からの活動のため、ホテルで暫し休憩。
今日も長くなったので後半へ。