甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

3月熱海の旅 1/2

初めて熱海行きました。

これまで通ったことはあったのですが、車から降りたことは皆無でした。

もう1月近く経ってしまった些か旧聞ですけども。

 

3月10日水曜日

渋滞回避で早く出て、朝食(開店)には少し早く天気もいいので、芦ノ湖に寄り道しました。甘酒茶屋は既に開店している時刻ですが、嫁が起きないので素通りし、9時20分頃湖畔に到着。

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朝食はBakery & Table 箱根でした。

www.bthjapan.com

1Fベーカリーと3Fレストランの営業開始は10時、9時台に開いているのは2Fカフェのみなので、カプチーノとクロワッサンでサッと済ませて海岸で朝食(魚)と目論んでいましたが、嫁が10時過ぎまで粘り込み。(平日でもベーカリーは開店前外に行列ができるので、多少時間が掛かります。)
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窓側2人席で、後ろの席との距離があまりないのは気になりましたが、奥のテーブルにアクリルパーティションがあったかどうかは未確認です。

 

時折視界に入ってくる富士山を眺めながら、箱根峠〜十国峠を経由して熱海入り。

最初に車を降りたのは、前週末梅祭りが終わって入園料が無料になった熱海梅園。ただでさえも早咲きとされる梅園、もう殆ど終わっているということですが。

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辛うじて遅咲きの梅が残っていました。

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最上部の中山晋平記念館を見学してから辞しました。坂が多く、信号停止したくない街です。

 

市街地の一方通行や導入路をスルーするカーナビ(注1)に悩まされつつ、多少遠回りして12時半に到着したのは市街地から外れた錦ヶ浦の海上に建つ昭和型大温泉ホテル「ホテルニューアカオ」。

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(オフィシャルウェブサイトより拝借)

www.i-akao.com

看板が最高にクールです。

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昼のチェックインとは早いですが、これでもチェックイン開始時刻の2時間半後、予定の1時間半遅れ。10時から翌16時までの最大30時間滞在プランで一大「アカオリゾート公国」に浸るプランでした。まあ楽しみ尽くせる季節ではないのですが、創業当時「3日遊べる1泊2日旅行」を謳ったエンターテインメントホテルの片鱗に触れてみようという狙いです。

 

エントランス・ロビーは最上階の17階です。右手はスーヴェニールショップ。

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案内された部屋は上層階の、陸地を背にすると手前寄り右手。上の全景写真では写っていない裏側。フロアに降りて思いの外近かったドアに、海にドカンと突き出た所じゃないのかー、と思いましたが、窓から外を見たら手前の部屋の方が錦ヶ浦最奥部から沖を望む景色がいいのでした。窓からの波の音もダイナミックだし。

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全フロア同じかどうかは知りませんが、陸地を背負って右が錦ヶ浦と沖合を眺める洋室、左が熱海市街を眺める和室のようです。

すげー、と喜んでから部屋を出、ウェルカムドリンクを頂いてから、まず13時30分の送迎バスで「ハーブ&ローズガーデン」に移動しました。

 

www.i-akao.com

入口棟3Fのレストラン「ミッレフィオーレ」で少し遅めのランチになりました。客の入替のタイミングを外し、更に給仕にもなんだか時間が掛かって、会計を済ませたのは現着概算100分後でした。。。景色いいですが、道路を挟む分アカオの施設としては大したことないので、宿泊の人は窓側席は不要でしたね。目の前の崖を階段で下るとアカオのプライベートビーチ&プール。夏季でないので閉鎖中。

ミッレフィオーレ内は、アクリルパーティションありませんでしたが、テーブル間の間隔が結構広かった印象。間引きディスタンスじゃないかしら。窓が開いていたので換気は万全。でも私はスギ花粉症。この辺あんまり杉の木ないからいいですけど。あと寒い季節だとどうかな。

 

ハーブガーデンは、入園料は大人1人1,100円、宿泊者は400円に割引です。

丘陵地にあるので、トップまで園内送迎バスで登り、散策しながら下ります。

トップには、隈研吾氏設計のKOEDA HOUSEに、空飛ぶブランコ、フレームハウス、ハンモックベンチと映えスポットが盛り沢山です。

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(オフィシャルウェブサイトより拝借し、1枚にコラージュしました)

KOEDA HOUSEとその前にあるのは日本最大の松の盆栽だそうです。

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同じ松ならホテルの前に遙かに凄いのがあります。

時間があれば堪能したいところですが、ここまで思いの外時間が掛かっており、ハンモックベンチは密の観点からはいっぱい、空飛ぶブランコとフレームハウスは行列。

きれいでしょ。

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肌寒くなりつつもあったので、KOEDA HOUSEで「熱海タルトフロマージュ・橙」を1つ食べるだけに留め、映えスポットは遠巻きに眺めるだけにして、ハーブガーデンを下りました。

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バラが満開の時期に嫁を連れて来たかったが、それは仕方ない。

 

送迎バスでホテルに戻りました。

さて、お風呂です。

15階から長い通路を歩き、新館ロイヤルウィングからの通路が合流してもなお歩き、アカオ自慢の展望風呂「スパリウムニシキ」に行きます。

素晴らしい景色です。写真撮影禁止とあるので、写真はありません。午前午後で男女入替になりますが、景色は、内風呂は翌午前に入った向かって右手の浴場が若干、露天風呂はこのとき入った左手の浴場が圧倒的によかったです。

因みにお湯は塩っぱいです。ナトリウム・カルシウム塩泉なので石鹸類の泡立ちが悪いと以前ブラタモリでやってましたが、泡立てがうまかったのか割と普通に感じました。

 

海蝕崖と海蝕洞を望む通路も絶景です。

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お風呂の後は浴場程ではないですが2階からの長い廊下を歩いて行く「メインダイニング錦」で夕食です。

円柱並ぶローマ劇場風です。

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大きな窓を通して錦ヶ浦が見える、2018年の逆走台風12号の際に大波で窓ガラスが割れたレストランです。今は当時の2倍の厚さのガラスが入ったそうです。どんだけ凄い波なんだと思う一方、そこまで攻めた立地に感服します。

夕食はショー付きです。

会津牧之原温泉の白虎隊ショー、スパリゾートハワイアンズのハワイアンショー、飯坂温泉ホテル聚楽の「世界のショー」、ショー付といえば何故か福島県ばかりの記憶ですが。 

「アリア」というヴァイオリン2×ピアノ1の女性3人のユニットの生演奏でした。ビートルズから始まり、クラシック曲ではチャールダーシュ。アニヴァーサリー旅行の人達には演奏のプレゼントもあり。

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仲々楽しめました。

イタリアでもリストランテで食事しているとヴァイオリン、アコーディオン、歌の流しが来ますが、あれはチップを要求されるので面倒だし。

途中から写真を忘れた料理ですが、地元の食材を使った和洋折衷コース。特筆レベルではないですが普通に美味しかったな。1つ覚えました。スティック状ブロッコリーの「スティック・セニョール」。なお、食後のドリンクはコーヒーのみで、紅茶ありませんでした。

席間は十分に離れ、十分高いアクリルパーティションも立っていました。

 

夕食の後は、19時30分からの60分バスツアー「ライトアップビュー」に出ました。

ハイライトその1は、来宮神社の大楠。

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ハイライトその2は、早咲きの桜咲く熱海城から見下ろす熱海市街の夜景。「10万ドルの夜景」だそうですが、嫁曰く「15万ドルでもいいんじゃない?」。

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熱海城には急坂登ります。うちのGT-Rじゃ無理。

2つのハイライトの間は、小沢の湯、お宮の松、「テルマエロマエ」の舞台ホテル大野屋等を車窓から眺めつつ解説を聞きました。

 

ホテルに戻ったのは20時半過ぎ、その脚で1階のにぎわい横丁に降り、ふるまい餅をいただきました。ちょっと冷たく&固くなっていましたが、きな粉餅でした。ごちそうさまです。

その後射的コーナーやらゲームコーナーやら卓球コーナーやらを見て回り、21時から15階のラウンジで行われるムーンライトコンサート(「アリア」のヴァイオリン2名出演)の開始時刻から大分食い込んだので、そちらはスキップして、本館1階のお風呂「スパリウム波音」に行きました。

午後のラウンジ営業と夜のコンサートに行かなかったので、結局(翌日開けなかった)サロン・ド・錦鱗には入らないで終了。

 

これは2階から1階にぎわい横丁とスパリウムに向かう途中のラウンジ、じゃなくてレンタルドレスコーナーだそうです。

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距離があるニシキとは井戸は別ですが、源泉自体は同じかな、いいお湯ですが、前を作業路が通っているためでしょうか目隠しが高く、湯に浸かると何も見えません。これはウェブサイトの写真と大分印象が違います。海辺まで5mということで潮騒は確かに大きく聞こえますが、、、うむ、こちらのお風呂には積極的な推し材料ないですね。1回入っただけ、嫁には薦めず終了。

窓から身を乗り出すと見える本館。 

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客室から聞こえる潮騒も仲々大きく、嫁の寝付きに影響するので素直に窓を閉めて就寝します。

お休みなさい。

 

注1:お金払って買っている専用カーナビ(アプリ)がGoogle Mapに劣るってどーなのよ?