引き続き追い掛け視聴中です。
二次予選後半も全部聴きました。
後半2日間で特に気になったのは、Piotr Alexewiczさん、Avery Gaglianoさん、Nikolay Khozyainovさん、小林愛実さんですかね。結果が出た後なので、二次予選通過者だけ挙げてますけども。
小林愛実さんは一次予選より段違いによかったです。入場時の表情からして全然違って柔らかくなってましたもんね。演奏も神経質さが消えて、表現に深みも出たしシャープでキレもあったし。彼女のアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズが、このステージの最良だったんじゃないでしょうか。フィナーレに向かっていく高揚感に、私はファイナルのコンチェルト第1番が重なって見えました。誰よりも長く大きな拍手が送られ、YouTubeのコメント欄もこのセッションでは彼女に対するものが1番多かったですね。1人前のため私が勝手にライヴァルにしているSu Yeon Kimさんも良かったですが、Kimさんは一次予選程は秀でた印象はなく、小林さんは一次予選のビハインドを完全に取り返したと思います。演奏全体では2人前のNikolay Khozyainovさんがもっと良かったように思いますが、この方は、その前のAdam Kałduńskiさんが酷過ぎて(このクラスで「酷い」ってのはそうそう考えられないので、よっぽど私と解釈が合わなかったのかも知れませんが←素人のくせに偉そう)印象が嵩上げされたような気がします。
因みにワタシ的英雄ポロネーズ第1位は、最終セッションのHyuk Leeさんでした。演奏がイマイチだったためか純然たるハプニングか分かりませんが、ピアノソナタ第2番(私よりもっと知らない人のために書いておくと、あの有名な「葬送」ね)が終わったところで1曲残して拍手が出まして。ここで吹っ切れたのかホントにキレたのか、実にパワフルで痛快、「逆襲の英雄ポロネーズ」って感じでした。
10月14日Morning Session
Szymon Nehring:ステージが進むにつれて冴えが感じられなくなりました↓。
Kamil Pacholec:唯一生演奏を聴いたことがあるコンテスタントなので頑張って欲しいのですが、単調じゃなかったかな。Nehringさんよりは良いという意味で→。
Hao Rao:マズルカはきれいでしたが、ポロネーズは流れが悪かったように思われます。二次よりもクオリティが低いのでは→。
進藤実優:コンクールのこの場で大胆にもテンポを大きく振ってきましたが、私はこの解釈に説得力を感じませんでした↓。
10月14日Evening Session
反田恭平:大変美しいマズルカでしたが、英雄ポロネーズはかなり乱暴に聴こえました(注1)。ここで落ちないで欲しいです→。
角野隼斗:進藤さんと逆にマズルカがすっきりし過ぎかなと。ピアノソナタ第2番は、反田さんより良かったんじゃないでしょうか。眠らないといけないので、途中ですがここで視聴中断。終わってないので未採点。
Andrzej Wierciński:
Piotr Alexewicz:
ビャウォヴィエジャの森のヨーロッパバイソン。
注1:Evening Sessionは車で移動中だったので、スピーカーが殆ど中音域しか出ないBOSE Soundlink Color Ⅱになったせいもあると思いますが。