愛用のイヤホンMDR-NWBT20N。
5年半前に買ってハードワークを続けた結果、バッテリーの保ちが悪く使用開始早々にシャットダウンを頻発するようになったので、もう寿命と判断してを買い替えました。
これ自体はよくできていると思います。
- デジタルノイズキャンセリングのワイヤレスイヤホンが僅か6,500円そこそこです。
- レシーバーとイヤホンが別体になっていて、イヤホンが壊れても3,500円と少しでイヤホンだけ買い換えられます。
- 元々イヤホンなんてそんなに高価じゃないのが普通な訳で、カナル型/インナーイヤー型ではこいつは十分高音質です。
- なので発売されてから8年経過してもまだ売ってるのでしょう。
AirPodsが出るまでの多くのiPhone持ちは、大して音も良くない、というか「悪い」純正イヤホンを長ーいコードで本体に繋いで聴いていた訳で、
- 首に回さないといけないとはいえiPhoneとワイヤレス接続できて、
- 当時ソニーが独走していた強力デジタルノイズキャンセリングでノイズは消しつつ必要な音が聞こえ、
- そこそこ高音質。
これの1コ前のモデルMDR-NWBT10Nは効きがイマイチなアナログノイズキャンセリングで、レシーバーとイヤホンを分離することはできませんでしたが、その弱みを全部潰した、さすがソニーと言わしめる逸品です。
ノイズキャンセリング用の集音マイクしかなく、ヘッドセットとして使えないのが人によってはウイークポイントですかね。
ソニーにはイヤホン部が同じヘッドセットもあります。
イヤホンとして同等クラスのヘッドセットを買い求めようというならこれですね。
春のApple新製品発表の時点でAirPods Proの新型が出たら買うって言っていたくらいなので、半年前には既に寿命だったのですが、通勤機会が少ないため使用機会も少なく、騙し騙し使っていたというよりも偶に使ってはイラッと来ながらAirPods Pro 2を待っていた訳ですが、この秋も発売されなかったので、現行AirPods Proを買うか別のを買うかのここで決めることにしました。
こいつに足りないのは、いや余計なのは、コードです。さすがに左右完全別体じゃないと今どきは選択肢に入らないかなと。
候補ですけども。
AppleがノイズキャンセリングのないAirPodsに23,800円なんていう冗談のような値付けをしました。
ヘッドセットとして考えれば、約1万円のMDR-EX31BNにもあるノイズキャンセリングがないのに(そして多分音質も劣るのに)、値段は倍以上。
これに23,000円、ワイヤレス代に2万も出すなら、AirPods Proに30,000円出す方が安いと思います。お陰で基準が30,000円になりました。Appleが凄いのは、お客の価格意識を曲げさせるだけの訴求力=ブランド力ですね。興味ない人には無駄に高いだけなんで近寄らないんでしょうけども。
AirPodsは無駄に高いですが、AirPods Proの価格が私のレンジに入ってしまったので、Appleのマーケティングは成功です。私はカモ🦆です。
でもホントEarPodsなんぞ満足して使えていた人達なら、大枚叩いてAirPodsなんか買わなくとも、他社にもっといいのが幾らでもあります。やっぱりAppleって凄いな。
今回ターゲットにしたのはこの辺です。
各社の(密閉型ワイヤードほど高価ではないので「最」ではないが)高級タイプ、フルワイヤレス、ノイズキャンセリング、カナル型で防水ではないがIPX4防滴。
実際比較してみると、確かにAppleのAirPods Proのノイズキャンセリングは優秀だと思います。でもやはり、音は良くない。音質で比べたらソニーの先代の方が上です。ソニーのノイズキャンセリングは優秀だし。AirPods Proの良いところは、うどんのお陰か筐体が小さいことですね、単にドライバーユニットが小さいということかもしれませんが。この音質には高いお金は出せないな。
BOSEもJBLも音を色々盛っていて、小音量で運用せざるを得ないコンパクトスピーカーならいいですが、イヤホンはもうちょっと自然な音が出る方がいいな。
ソニーは、他にない最大の特徴であるLDACコーデック対応はiPhone持ちの私には関係ありませんが、オーディオメーカーの歴史の成せる技で音質はAirPods Proより断然上、ノイズキャンセリングも劣りません。
で、ゼンハイザーは、音の作りは悪くない(但し私の好みではない)けど、ノイズキャンセリングの性能が、価格ほどじゃないんじゃないかな。
ということで、簡単にソニーに決まりました。
Apple経済圏に完全に取り込まれた訳ではない私でしたね。
嘗てのオーディオブーム末期に国産ハイファイオーディオに親しんできた者としては、テクニクスも興味深いのですが、生憎試聴のチャンスに恵まれませんでした。尤もテクニクスが強い分野はFMチューナーとレコードプレーヤーだったと思いますが、私はトリオ=KENWOODでテクニクス使ったことないですが。
例によって開封の儀です。
古くから環境への感度が高いソニー。紙のミニマルなパッケージです。
ケースもラベルも捨てちゃいけないらしいです。
開くとこんな感じです。右上はUSB-Cケーブルとイヤーピース、右下は取説が入っています。保証書は外装のラベルに挟まれてました。
充電ケースはコンパクトです。
開閉の操作感もいいです。高級感があると言われているようですが、外箱に近い素材感です。悪いという意味ではないですけども。軽快な操作感の代償としてヒンジが弱いような気はします。
本体は結構大きいです。先代より小さくなったとはいえ、コンパクトとは言えません。
マグネットが強いかな。ケースへの収まりはいい一方で、ケースから取り出し難いです。ヒンジが壊れてもマグネットの威力で本体脱落のリスクはないと思いますが、ケース自体は汚れ・傷が付き易いそうなので、シリコンカバーが必須です。
導入編はここまで。