甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

スロベニア・クロアチア旅行記 3rd day 8月20日(地底探検の先はイタリアと決まっている件)#2

続きです。

 

5.シュコツィアン洞窟Skocjanska Jama(スポット絞られるのであまり意味ないTA1/2)

 

この旅1つめの世界遺産です。

料金→€20@1人

日本語パンフなし。

 

14時半頃現着。15時の部を申込んで、カフェでアイスなど食べながら待ちます。

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集合まで待ち、ガイドに着いてトレッキングルートを下ると、次は入場待ち。炎天下につらいです。英語組は最後でした。ガイダンスを受けてから入場します。結局入場は15時半過ぎ。

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洞内は写真撮影禁止です。

前半は鍾乳洞エリア。ポストイナに負けず劣らずの素晴らしい鍾乳石群でした。

広大なホールや針のような鍾乳石の間を縫って登り降りしながら進んでいくと、水流の音が聞こえてきて、後半の渓谷エリア。自分の遥か下を流れる川。これは凄いです。

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【公式サイトより写真1】

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【公式サイトより写真2】

こんなもんではありません。写真出し惜しみです。公式ガイドブック€5買いましたが、その写真もまだまだ。

半端なく凄いです。隠れて撮影しているドイツ語の人たちもいましたが、このスケールは目に焼き付けるしかありません。

それから明かりが見えてくると縦長の坑口に出て解散。約1時間の旅でした。

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【振り返り】

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【出口】


シュコツィアン渓谷を歩いて登るルートとケーブルカー乗るルートに別れます。勿論ケーブルカーに乗り、最後は少し徒歩で登ってゴール。

いやあ、凄かった。楽しいのはどれも楽しいが、ここが一番凄かった。

 

頭の中ではリック・ウェイクマンの地底探検が鳴り響きます。

地底探険<デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様)(DVD付)

地底探険<デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様)(DVD付)

 

 個人的には完結編の方が好き。

 

www.park-skocjanske-jame.si

 

3 caves tourを終えて向かうはイタリア。

再度約30km/30分の移動、R409〜E61経由。

 

国境にはよくスーパーがあります。物価や税率の低い方の国に、高い方の国の人が買い物に来るのです。

ここにもありました。Kompas Shop Kozina

ドラ供菓子と、水、ソフトドリンクを購入。

旅のお供nutella&Go!を探したら!

nutellaが、巨大なnutellaがありました。

1kgの大ボトルは見たことありましたが、バケツ3kg入りnutellaと、大ガラスボトル5kg入り

運搬不能ですね。

(一般の店の中なので、写真も自粛。)

こんなに食べたら体に悪いの確実です。

 

この旅4回目のクロスボーダーは、「ここからイタリア」の標識があるだけ。ヨーロッパではよくありますが、さっぱり国境っぽくない。

 

走っている自転車がMTBからロードバイクに変わります。見事に変わります。

制限速度大幅に下がります。が、流れは変わりません。

交差点で曲がるタイミングを逸した車は立ち往生し、後続は歩道に乗り上げて追い越して行きます。

ああ、やっぱりイタリア🇮🇹だ。基本的にイタリアは鈍臭い人に容赦ないです。このリズムに乗れない人には怖いし、乗れる人は走り易い。

 

6.トリエステTrieste

 

イタリア統一広場Piazza Unita d'Italia近くのパーキングメーターに駐められました。

まずイタリア統一広場Piazza Unita d'Italia(TA1/391)。

道1本挟んで海に面した美しい広場は、イタリアっぽくない建物に囲まれた、オーストリア=ハンガリー帝国の名残り。

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続いてTeatro Romano di Trieste円形劇場。

中には入れませんが、非常に保存状態いいです。ライヴとかでは中に入れるようです。

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それからスーパーで水調達、モニュメントとヴェネツィアンゴンドラのパスタ(特に美味しい訳ではないが定番)も土産に購入。

 

さて、イタリアご飯です。事前調査なしですが、統一広場に繋がるPiazza della Borsa(カバン広場?)という意味不明な通りがメインストリートです。

 

地元の人たち(観光客かもしれないが少なくともイタリア人)が手際のいいフロントマンからポンデケージョを受け取って続々席に案内されていくのに釣られ、ナポリ料理のレストランに入りました。日本ですら英語で普通に通じるレベルの飲食店会話をイタリア語でして、席に案内されます。イタリア人早口なので、ホントは英語の方が楽😆。

Trattoria Caprese Trieste(TA167/937)

生ハム&メロン豪快。

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トマトソースのニョッキと、

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シーフードのピッツァ。

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ああ、やっぱりイタリアの食事は盤石。お腹いっぱい食べて€48。

 

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満足して移動開始。トリエステ滞在3時間。

 

因みにトリエステ行くことにしたきっかけは、いずれは行くつもりの国境の街でしたが、

①今日はメニューを一番詰め込んだ日で、直行してもプラに着くのは遅い時刻。

②シュコツィアンからプラの経路上で評判良さそうなレストランを探したら、Pizzeriaだった。

③だったらトリエステ近いから寄っちゃおう❗️イタリアン食べるならイタリア🇮🇹という連想。

 

イタリア🇮🇹→5回目のクロスボーダー(ノーチェック)→スロベニア🇸🇮→6回目のクロスボーダー(出と入りで2つスタンプ貰いました!)→クロアチア🇭🇷。

スロベニアとはこれでお別れ。

SS202-H5-E751(A9)と高速道路を繋ぐ120km/1時間半の旅。プラ手前のSAで初回給油。

 

22時と遅くなりましたが、ホテル到着。

ホテル・アンフィテアターAmfiteatar☆☆☆(TA11位/226

www.hotelamfiteatar.com

プラはホテルよりも民泊の方が圧倒的に強いようです。旧市街のメインストリート方面のホテルでなく、円形闘技場に隣接する立地でここを選択。¥15,016ネット清算済。

オーナーが有名シェフでレストランの方が評判いいようです。ホテルの方は良悪評価が入り乱れている感じですが、まあ特段悪くはなかったかなと。敷地に(狭い土の)駐車場があるのですが、「すぐ左」でなく「交差点を左(と言われたと思う)」と教えられて、駐車場探して散々走り回ってしまいましたが。

 

毎日がピークですが、1番忙しい日終了。

おやすみなさい💤

 

《本日の移動》 194km/3時間

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《Optional》 

ドゥブロヴニク魔女の宅急便という人も多いと思いますが、「海に突き出したオレンジ色の旧市街」は、ドゥブロヴニクは広過ぎ、トロギルやポレッチなどは新しい建物が結構邪魔。トリエステからポレッチに向かうルートに近いスロベニアの街ピランがこの上ない条件です。うちは時間的に無理でしたが。

スロベニア・クロアチア旅行記 3rd day 8月20日(地底探検の先はイタリアと決まっている件)#1

3日目。晴れ。

 《行程概要》

ポストイナ洞窟に潜り、

→ヨーロッパ最大の鍾乳洞にして年間80万人入場の大観光地。ヨーロッパ域内の空港のBaggage Claimに鍾乳洞の中を駆けるトロッコ電車の写真広告ポスターがあり、それがポストイナでした。旅行候補地クロアチア🇭🇷にスロヴェニア🇸🇮が加わった瞬間。嫁によると、ポスターがあったのは空港でなくポーランドヴィエリチカ岩塩坑のエントランスホールだそう。

⑵プレッドヤマ城を見学し、

→ヨーロッパ唯一にして世界最大の現存岩窟城だそうです。遥か昔川口隊長が紹介していた❗️ことに気付かず、HDDレコーダーの自動録画で引っ掛かったか、鈴木亮平のミステリー遺産シリーズ(初回放送は2015年7月)で認識。

⑶プレッドヤマ城地下の洞窟に潜り、

→城の地下を巡る洞窟をガイドツアーで探検できます。出た時は驚きます。

世界遺産シュコツィアン洞窟に潜る、

→3洞窟をハシゴする地底探検の日。スロベニア初の世界遺産は、「地球の歩き方」での扱いも小さいですが、英語サイトなどで色々情報収集。上層の鍾乳洞も素晴らしいですが、下層の地下渓谷が超絶に素晴らしいそうです。

スロベニアに別れを告げ、イタリアはトリエステでイタ飯。

→地底探検をしたらイタリア🇮🇹に抜けます。ヴェルヌの時代から決まってます。丁度トリエステは行ったことなかったし。

それから再度クロアチア🇭🇷に入り、ローマ遺跡の街プラまで移動。

 

スロベニアユーゴスラビア)の洞窟といえば水曜スペシャル川口浩探検隊‼️(注1)

突如干上がった湖の謎を解くべく鍾乳洞に潜入し、地中遥かアドリア海に至る大冒険。中学生の時土曜日の午後学校で見たのを覚えてます(注2)。世の物好きの皆様の記録によると81年11月放送。演出の盛りっぷりが凄い、シャレの通じない今の日本では制作不能な至高の「ヤラセ番組」。ああ懐かしい。

キャプション取るべく今更DVD(注3)を見てみたら、

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ああ❗️ポストイナだったのか⁉️

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ホントだ、ポストイナだ。

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何と❗️37年も前にプレッドヤマ城が紹介されていました。

 

ツェルクニツァ湖Cerknisko Jezeroの底に開いた洞口からポストイナ洞窟に入った探検隊は二股に到達します。右を選んで進むとブレッドヤマ城に到達、再度左に進んだ隊は湖から40km離れたアドリア海に辿り着いたというお話でした。事実(と思われる話)と対比すると、

・ツェルクニツァ湖は10数年に1度突如干上がる:地底湖との水位差の影響で毎年夏に干上がるそうです。

ポストイナ洞窟からプレッドヤマ洞窟に抜けた:近いけど別水系になっていて繋がっていないとガイドから聞いた記憶。

・40km先の地中海:ポストイナ洞窟は国内第2の長さとはいえ24kmなので、アドリア海までは辿り着けないですね。

 

イタリア東部からスロベニアクロアチアと広大なカルスト地形が拡がっていますが、古地中海=テチス海のサンゴ礁の名残、そもそもカルストやドリーネといった地質用語の語源がスロべニア語だそうです。昔地学やってたのに覚えてませんでした❗️

 

7時半から朝食。

ここも☆4なのに生ハムありました。

nutellaは菓子パン(チョコマフィン)に塗ります。

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地元名物は外さない❗️朝から重たいクリームケーキ。

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同じ☆4で比較すると、生ハムは乾き気味、クリームケーキもここのはスポンジとカスタードクリームでしたがカスタードがちょっと落ちます。まあ普通の大型観光ホテルな感じ。Vila Bledの貫禄勝ち。

 

1.ポストイナ洞窟POSTOJNSKA JAMA(TA2/13)

 

ホテル、ポストイナ洞窟、プレッドヤマ城&洞窟の全部の情報はここで手に入ります。

www.postojnska-jama.eu

 

(以下の条件は夏の場合)

入場→9:00-18:00の1時間毎のガイドツアー。ガイド言語別に集合し、そのグループ単位で最後まで行動します。スロベニア語と英伊独仏の5ヶ国語だったかな。日本語はないので英語のグループに入ります。日本語パンフあり、有料日本語音声ガイドもあります。

料金→€27.9@1人

所要時間は1時間20-30分。ガイドは緩く、説明よりも前後のグループと交わらない調整がメイン。

中は寒いです。私はmont-bellのプラズマ1000ダウンジャケットで少し暑かったですが、嫁は薄手のパーカーで寒かった。

古くから観光開発が進んでいるのが世界遺産(自然遺産)の登録基準に引っ掛かるようですが、看板に拘りなく素晴らしい鍾乳洞です。尤も、龍泉洞にもあぶくま洞にも秋芳洞にも入ったことなく、日原鍾乳洞玉泉洞しか知らない私の言うことに説得力はありません。

 

ロッコを降りると別世界。

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素晴らしい鍾乳石群を見ながら歩きました。写真は沢山ありますが、選べないのでこの辺で。


最後は暗がりの中の水槽。ドラゴンの赤ちゃんと言われたホライモリProteusを見て(光に弱い生物なので撮影禁止)、巨大なホールに出ると壮大な地下ツアー終了。お土産屋を見て、トロッコが着いたら乗って地上に帰ります。

 

復路のトロッコは動画を撮りました。

インスタグラムが思うように貼り付けさせてくれないので、省略。

 

出口の前には、入場者全員の写真売ってます。撮影ポイントを見逃したので、ディズニーではいつもやる「お前だー‼️」ポーズできてませんでした。

 

気合の入った人には、事前予約制でアドベンチャーツアーがあります。本格装備で、普通の観光客が入らない深奥部に入ります。時間のある洞窟好きはこれでしょう。

 

3.ブレッドヤマ城PREDIAMSKI GRAD(TA1/13)

 

料金→€14.9@1人(ポストイナ洞窟とのセット券は€38.5@1人)

日本語パンフなし。

ポストイナ洞窟からシャトルバスが出て脚のない人も安心だそうですが、我らはホテルをチェックアウトして車。G13(ゴルゴ13じゃないです。Gは「市道」くらいかな)を10km/15分。

微妙に手間取って11時の部に入れず、11時15分入場。(ガイドツアーではありませんが、入場者数を制限するため時間制。)

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城内は正直大して見るべきものはありませんが、流石岩窟城、一方の壁は岩です。岩壁です。

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母屋は岩壁の下。でも屋根ありますが。

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最上部からの景色。

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城から洞窟への出入口は上にも下にも幾つかあります。一般未開放で、詳しくは川口探検隊か鈴木亮平をですが、上はテレビでも紹介してないかな。

これは城の上というか奥から。

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ここはまた有名な心霊スポットらしいですが、牢獄があって拷問が行われてなんてのは世の城の常。殺された城主も普通います。生憎クロンボー城でもロンドン塔でもサンタンジェロ城でも幽霊さんに会ったことない私が、真昼間から何か見るはずもありませんがね。

 

続いてランチ。この後城地下洞窟ツアー参加のため、エリアから離れずランチ。

プレッドヤマPredjamska gostilnica “Predjama"(TA1/1)

「熱海温泉熱海荘」みたいな名前です。Vila Bledは「ブレッド荘」だし、Hotel Jamaは「洞窟ホテル」、Hotel Jezeroに至っては「ホテル湖」(「湖畔」にすると田舎のモーテルっぽので止めとく)て感じですかね。キラキラネームもどうかと思いますが、スロベニア人とクロアチア人のネーミングは捻りが足りない。

城の前にはレストラン&ホテル(民宿レベル)が数件。すぐ近くのPozarの方がTA評価高いですが、位置が低いこちらの方がプレッドヤマ城の眺めがいいです。テラスでなく店内席にしましたが、暑いです。冷房ありません。

ランチメニューは軽食のみ。うちはパンケーキとサンドウィッチ、そしてクリームケーキ。食事、サービスとも並。€19に細かいこと言っちゃいけませんが。あ、クリームケーキは美味しかった。

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4.プレッドヤマ洞窟PREDIAMSKI JAMA

 

ネットでは事前申込可能なようですが、時間が読めないので、城のチケット売り場で。城とのセット券はなく、別手配になります。

€9.81@1人

指定時刻13時に集合。

歩き易い服装指定。なるべくなら足元は滑り難いトレッキングシューズがよいです。

ヘルメットを借りて被り、ヘッドランプの点け方を確認して、ガイドに着いて潜ります。

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どうでもいい細かい話ですが、絵からヘルメットはGrivelのサラマンダーかと思いましたが、別メーカーのメットにホライモリのステッカーを貼ったものでした。

城の下から潜って、約1時間のツアー。

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洞内は写真撮影禁止。

中は真っ暗で、ヘッドランプだけが頼り。

国内2番目の大洞窟のほんの一部に入るだけですが、入口の辺りを少し潜るだけなので鍾乳石は少ないです。先人の刻んだ文字や、お城に繋がる秘密通路や睡眠中の蝙蝠を見ながら進みます。

最後、角度からしたら梯子だが辛うじて浅いステップがあるアルミ製の階段を登って明かりが見えてくると出口。

すると❗️

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ん?

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何とお城の上でした。

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暗い穴の中歩いて完全に感覚を失ってましたね。いやぁ、面白かった。 

 

E61を経由して約30km/30分の移動で、次はシュコツィアン洞窟。

(続く)

 

注1:うちの田舎は私が他所の大学行ってる間に増えるまで民放2局。水曜スペシャルの朝日系は弱く、TBS系に至っては水戸黄門以外全滅。逆にTBS系の3局目ができるまではクロスオーバーがある程キー局の縛りが緩く、最マイナー局テレ東系のダイヤモンドサッカー⚽️やってましたけども。

注2:水曜スペシャルは土曜夕方のスポット放送か映りが悪い隣県の東日本テレビで見ます。後者は 気象条件によっては途中で断念することが多かったです。

注3:発売されたDVD BOXは特典付きで全部持ってます。が、映像がリマスタリングされていなくて特に暗い画面の解像度が低く、著作権の関係でエンディング曲の「The Final Bell」がカットされていたりと色々残念。

スロベニア・クロアチア旅行記 2nd day 8月19日日曜日(アルプスの瞳ブレッド湖)#2

続きです。

 

2.リュブリャナLjubljana(旧市街全体としてTA1/144)

 

市の観光局のサイトで大方の情報は得られます。

www.visitljubljana.com

 

旧市街に1番近い大型🅿️、市立公園地下に入ります。料金は、2時間くらいだと思いますが、€4。日本大使館近くです。今日は日曜日なので閉館中ですね。

 

床面ガラスの「肉屋の橋」から一旦リュブリャニツァ川東岸に渡り、土産購入。

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日本大使館も薦めている(注1)ピラン産塩の専門店Piraninske Solineの塩と塩チョコレート。

ショコラティエCuklcekのチョコレート。

 

⑴聖ニコラオス大聖堂Ljubljanska stolnica Sv. Nikolaja(TA5/144)

入場無料(喜捨のみ)。ファサードは広場に面しておらず、装飾もないですが、立派な浮き彫りのドアがあります。

内部は豪華なバロック。受胎告知教会より豪華。

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祭壇画はイマイチですが、アンドレア・ポッツォによる内装装飾はイタリア基準でも結構イケてます。

 

魚市場の前を通って三本橋の前に出ると、見返りリュブリャナ城。

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麓のドン突きは、15世紀建造の市庁舎とフランチェスコ・ロッバによる噴水(TA31/144)。

 

スロベニア国歌の作詞家でもあるプレシェーレンの彫像が立つプレシェーレン広場Presernov trg(TA3/144)と三本橋Tromostovje(TA8/144)。

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フランチェスコ会聖マリア受胎告知教会の階段の上からです。

 

⑵受胎告知教会Frančiškanska cerkev Marijinega oznanjenja(TA18/144)

ピンク色の大理石に彩られたバロックファサード

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日曜日の教会は15時の礼拝とぶつかって閉鎖中。グランドホテル・ユニオンのカフェも閉店時刻だったため、暫く教会裏で待機、暑くて100年の歴史を持つデパートGalerija Emporiumに避難、涼んでから礼拝の終わった教会へ。入場無料(喜捨のみ)。 

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豪華さでは聖ニコラオス大聖堂に一歩譲りますが、内部にもピンク大理石を使った色味が可愛らしいです。ここの2教会は素晴らしかった。

一方主祭壇が妙に派手な装飾。フランチェスコ・ロッバ作。

 

歩いてもケーブルでも上がれるリュブリャナ城Ljubljanski Grad(TA20/144)は省略しました。朝から暑くて、嫁が限界。夏の日本では飲食店は涼むために入るようなもんですが、こっちは冷やしてないので消耗する一方。

 

水のいい土地だけに、ローマのようにあちこちに流れっぱなしの水飲み場あります。温度と味のバラツキ大。聖ニコラオス大聖堂横が美味しかったかな。

 

足元のマンホールの蓋。

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ドラゴンですね。なお、ドラゴン橋(TA22/144)も省略。

 

ここからポストイナE61を約55km/40分。

 

ホテル・ヤマHOTEL JAMA☆☆☆☆(TA1/2)に17時半到着。

www.postojnska-jama.eu

ポストイナ洞窟入口のリゾートホテル。大型観光ホテルですが、インテリアなどは割と落ち着いています。大観光地だけにフロントの対応もしっかりしています。ロビーには来訪したセレブの写真があり、5年前の秋篠宮・妃両殿下とか、古いところではイランのパーレビ王(当時)とか。

 

大型観光ホテルの部屋にお金を掛けても仕方ないので、裏山ビューの普通のダブル(メリハリのメリ)。€120.65+朝食2人€24。もっとお金出すと、表の公園ビュー・バルコニー付きの部屋があります。

ホテル建物0階にカフェテリア、土産屋とチケットセンターがあります。18時に営業終了(チケットセンターオープンは少し早いかもしれませんが、洞窟は夏季9-18時(最終グループが出てくるのが19時半頃)、冬季10-15時)。なので、ホテルフロントで明日9時入場のセット券をブック。

それから前庭を散策し、手仕舞い中の土産店を覗きながら洞窟入口を調査。明日になれば人がワサワサいますからね。

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最終18時組が入って店が閉じ、17時入場組が戻る寸前の18時20分。誰もいないって楽しい。

 

ディナーは、街まで戻るのも面倒なのでホテルで。エントランスホール横、ホテルのメインレストラン・マグダレーナMagdalena(TA10/22)。点数の高い店は街中です。

私達は西日を避けて室内、イタリア人が多かったですが他の人達の大半はテラス。

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メインディッシュはここでも魚介。内陸でも海のものが多く食べられます。イカです。スロベニア人とクロアチア人は日本人と同じ普通にイカタコ食べます。€45.99。

 

明日は歩くのでゆっくり休みます。

おやすみなさい。

 

《本日の移動》約115km/1時間40分

 

 

注1:前大使(この間変わってるので)が観光紹介に熱心なのか、都市別ガイドが充実してますので、是非一度ご覧ください。→リンクEmbassy of Japan in Slovenia

スロベニア・クロアチア旅行記 2nd day 8月19日日曜日(アルプスの瞳ブレッド湖)#1

2日目。朝から晴れ。

《行程概要》

(1)ブレッド湖

「アルプスの瞳」と称される景勝地。レコーダーの自動録画(Keyword:アルプス)で引っ掛かったのを見て知ったと推測。嫁はグーテンホーフ光子さんを取り上げたと思しきテレビ番組を見てかなり昔から認識。

(2)リュブリャナ

NHKの「世界ふれあい街歩き」(リュブリャナの初回放送は2009年7月だが、見たのは大分後だと思う) で、3本橋が記憶に残りました。国内トップクラスの見どころ教会が2つあるのもポイント。

その後は翌日の洞窟探検に備えてポストイナに移動。

 

前日のホテルのところにも貼っていますが、ブレッド島もブレッド城もボートも、ブレッドの情報はここで何でも調べることができます。

www.bled.si

 

部屋(日本でいう4階建の3階)からはブレッド島聖マリア教会とブレッド城両方見えます。やっぱりいい部屋泊まるもんです。

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【ブレッド城。(この写真は、ホテルからでなくブレッド島への渡し船からです。)】

 

朝食はアーチのある1階テラスでブレッド湖を眺めながら。超優雅です。この旅、花が豊富なんでしょう、外で食事しているとやたら蜂が寄ってきますが。

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【食べ散らかし画像回避のため別の席を撮影】

ブッフェの朝食は、菓子パン多く(注1)、☆4なのに生ハムある(注2)のも高評価。味も文句なし。朝からデカいクリームケーキ(分厚いカスタードクリーム層の上に生クリームを盛り、上下からパイ生地で挟んだ地元名物。まあツインシューみたいなもん。)も食べます。

 

朝食後はホテル内や湖岸の遊歩道を散策。

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2階中央は元会議室、現在はバンケットルーム。結婚式プランあります。冒頭写真にある回廊はこの部屋から出ます。

 

実際のチェックアウトはブレッド島で遊んできた後ですが、絵の進行上ここでチェクアウト。

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門とホテル・ヴィラ・ブレッド。因みに元は大統領別荘だけあって、湖岸の遊歩道を含むホテルの敷地は外界からシャットできるようになっています。

 

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【湖上から見たホテル】

 

1.ブレッド湖Blejsko jezero(TA2/13)

 

⑴ブレッド島Blejski Otok/聖母被昇天教会Cerkev Marijinega vnebovzetja(TA5/13)

 

小さな教会のある、ブレッド湖に浮かぶ小島。

渡航手段:手漕ぎの渡し舟往復€14@1人/Cashオンリー。9時から営業開始。

乗り場は幾つかありますが、私たちが乗ったのはホテルから徒歩5分、多分1番メジャーな「Mlino Port for Pletna Boat」から。営業開始が少し遅れますが、ホテルのプライベートビーチからも出てます。乗船者が20人くらいの定員になったら出航。

何艘かあって、ブレッド島に着くとPickUp時刻を教えられます。乗客数次第なのか戻って来る時刻は正確ではない(私たちは約20分遅れ)ので、乗った舟の名前を覚えておきましょう。空席次第では前後の舟に乗れます。領収書が復路チケット相当の筈ですが、他の交通手段ない(注3)ので、貰わなかった私達も無事帰れてます。

 

ホテルからの絵。

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船着場からの階段、98〜100段説ありますが、嫁の実測では通説の99段。

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花婿が花嫁をお姫様抱っこして登るのが、ここでの結婚式の仕来りだそうです。韓国からの若いツアー客がおんぶで見事に完登してました。

 

こじんまりした聖マリア教会は教会内部と塔がセットで有料、€6@1人/Cashオンリー。

 

外観

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可愛らしい教会です。

 

内陣

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同上。内装自体はルネサンスな気もしますが、装飾や祭壇はバロック期のものですね。真ん中の紐を強く引いて鐘を鳴らします。

 

塔は登れるのは教会屋根くらいの高さまでで、特に眺望はよくなりません。快晴なのに、認識していなかった国内最高峰トリグラウ山Triglavは見損ねました。

お土産買ってジェラート食べてから階段を下り、舟に乗って元の渡し場に帰ります。実際には舟の戻り待ちもあったため、ブレッド島へのショートトリップは前後の航海時間各10分と合わせ、出発から帰着まで約90分。

 

⑵ブレッド城Blejski Grad(TA6/13)

 

車をピックアップして、ブレッド城へ。

湖畔から近そうですが経路はVila Bledから約4kmと意外に遠く、100m近く登ります。車がない人は、徒歩か観光馬車らしいです。城下の駐車場は狭いです。少し駐車待ちしました。

入場料は€11@1人、🅿️は€3。パンフは日本語版なし。

 

城内にベタな名前のレストラン「Bled Castle Restaurant」があります。TA3/53。

3点以上のコースで予約しておくと入場料が無料(込み)になりますが、1ヶ月前にコンタクトした時は手遅れ。開店30分後の11時30分に飛び込み、待ち時間0で無事テラス席座れました。ラッキー⤴️。入場料は払いましたが⤵️。

スロベニアクロアチアは総じて冷房がないので、同じ暑いなら風が通るテラス席にしましょう。広いテラスはレストランエリア以外はフリーアクセスなので、飲食しない人もブレッド湖見下ろすビューポイント行けます。

 

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ランチは、ブレッド湖産かどうかは知りませんが、鱒にしました。嫁はパスタ。スロベニアクロアチアは、沿岸部だけでなく内陸も魚介類です。値段は場所代が効いて高めかな。€45。

 

ブレッド城のテラスからブレッド島を見下ろします。

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お城の中は、、、博物館ありますが、我が家的には見るべきものないただの山城(砦)なので、銃眼から外を見るくらいでただ経路を辿っただけ。

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ゲートを見下ろしたり。

ブレッド湖の少し北にも見どころヴィンガル渓谷がありますが、リュブリャナに直行。E61で所要約60km/45分。

 

続きます。

 

 

《余談 撮影ポイント》

いい撮影スポットは、アクセスが容易な場所とは限りません。

富士山。形が最も美しいのは、厳しい登山を経た南アルプス北岳山頂から間ノ岳山頂の間。

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ノイシュバンシュタイン城は、マリエン橋からは撮れますが、正面見下ろしはヘリコプターかパラグライダー乗らないと無理。

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【トリドリ様より拝借(https://tori-dori.com/trip/2018/07/09/28853/)】


今やツアールートにも組み入れられたチヴィタ・ディ・バーニョレージョを同じ高さから撮るには、橋の袂の駐車場まで降りず、バーニョレージョの街外れのシャトルバス乗り場から。(うちは駐車場まで降りたのでこのアングルは絵葉書のみ所有)

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【大分以前にお世話になりましたアーモ・イタリア様より拝借(https://amoitalia.com/civita_bagnoregio/)】 

  

ブレッド湖見下ろしでよく使われるのはブレッド城ですが、片道30分のトレッキング(Vila Bledから1.6km・標高差170m)を厭わなければ、Mala Osojnicaから、聖マリア教会を湖の中心に置いてブレッド城とユリアンアルプス(最高峰のトリグラウでなく支脈のHochstohlだと思う)をバックに撮れます。ここがTA1/14ポイント。

私なら30分あれば写真撮って往復できるレベルでしたが、今回の旅は何かと調査不足で、事前にこの情報掴んでおらず。 

Mala Osojnica viewpoint

flicker Cat Stam様より拝借(

https://www.flickr.com/photos/little_duckie/34449006451)】

 

《Optional》

付近ではヴィンガル渓谷Soteska Vintgarとボーヒン湖 Bohinjsko Jezeroも素晴らしい自然美が楽しめるそうです。車旅の我が家には歩く気と時間さえあれば簡単ですが、リュブリャナへの移動を優先しました。 

 

注1:朝食に菓子パンが多いことは私のイタリア大好きポイントの1つ。この基準でデンマークも好き。スロベニアクロアチアも結構ポイント高し。

注2:☆5と☆4 の間の大凡の線は、バスタブの有無と、朝食での生ハムの有無に引かれています。(私のイタリア基準)

注3:上陸はしないようですが、泳いで渡る人は結構います。

スロベニア・クロアチア旅行記 初日8月18日土曜日(久しぶりのポーランドに寄り道してスロベニア・ブレッドまで)

初日。猛暑が少し緩んだ(この日の最高気温は27℃)8月18日に日本を出発。

 

本数の少ないリムジンバス利用の我が家は、早め現着し、ラウンジで過ごすのが習慣。

サマバケシーズン終盤の土曜日朝の成田T1は、優先チェックインカウンターも優先検査場もそんなに混まず。最近の羽田国際線だと優先検査場が長蛇の列でガッカリしますが、それも無し。

JALだとコードシェア便サクララウンジのないT1に回らされたりしますが、スター・アライアンスではそういう目に遭ったこともありません。まあラウンジは結構混んでましたが。

以上、我が家的に何ら面白くないので写真なし。

 

LOTポーランド航空は、嫁のワルシャワ赴任期間中に域内移動で利用して以来(注1)、日本便は初めて。尚、“LOT”は略語でなくポーランド語の「飛行」、flightとかvoloということらしいです。

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写真はワルシャワで撮った他の機材。

 

座席は普通の横並び。景色見る派の私が窓、寝る派の嫁が通路。

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衝立が高いSky Suiteタイプは寂しいので、2人で旅行するときはこの方がいい😊。

 

溜まってくると邪魔になるが1社1個だけは欲しいビジネスクラス・アメニティポーチは、LOTらしい質実剛健な感じ。

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尤も大概中身は要らないので、帰路は小物土産の収納に活躍します。

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今回はドゥブロヴニクのホテルのバスアメニティ。

ビジネスクラスの大事な点はスリッパ。海外旅行では機内スリッパを最後まで持ち歩くことがありますが、今回は1泊目のホテルスリッパにスイッチしました。

 

機内エンターテイメントは日本語コンテンツ少、コンテンツ全体も寂しいです。この辺が日系と大違い。見たい映画なかったので、iPadの映画とiPhoneの音楽と睡眠で過ごしました。

 

10:15発。ヤマノボラーとしては、空に上がったら⛰です。

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富士山。


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南アルプス八ヶ岳


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中禅寺湖男体山日光白根山

 

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奥只見湖と越後三山(中ノ岳が入ってない)。


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隣県出身なのに佐渡ヶ島初めて見た。

 

ランチ(と言っても2回の食事中豪華な方)は「ミート(notフィッシュ)」。

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「洋(↔︎和)」だったか「牛(↔︎鶏)」だったかも。この辺も日系に負けますが、無国籍洋風より個人的には民族色を出して欲しい(中東・北アフリカのクスクスを除く)。

 

今回は下界が曇りがちだったので、シベリアの平原やウクライナポーランドのモザイク畑上空は寝て過ごす。

 

ワルシャワ上空到達。

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鮮明ではありませんが、中央右端が王宮。世界遺産旧市街はほぼ切れました😹。

 

中心部。
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旧ソ連からの贈り物文化科学宮殿は、今は映画館。

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尚、文化科学宮殿周辺はこの10年内で大分変わったらしいです。

 

11時間ちょっとのフライトを終え、14:25ワルシャワ着。今回の旅第1回のクロスボーダー。さっさとパスポート・コントロールを済ませてLOTラウンジに飛び込みます。

ジュレックあったー♪

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美味しく1杯いただきました。一杯いただきたかったのですが、ラウンジ〜機内と食べ続けてお腹空かず。痛恨。。。

で、免税店巡り。ない。ない❗️ジュレック売ってない‼️クノールのインスタントが欲しかったのですが、そういうの売ってそうな店がそもそもない。コンビニ行けば何とかなる日本と違います。已む無くジュレックの素購入は断念。(注2)

 

折角ポーランド来たので、気を取り直してE.Wedelのチョコレートを買い込みます。

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戦利品。

Wedelのチョコレートは美味しいです。ワルシャワ市内の本店で飲むチョコレートドリンクは絶品です。Wedelはポーランド土産の定番でもあります。一番人気と言われる「鳥のミルク」は、マシュマロ嫌いなのでダメですが、板チョコ超美味しいです。でも、MilkaにもWONKAにも負けないというか寧ろ勝っていると思いますが、ポーランド以外では見たことがありません。2010年にロッテが買収し、「ヨーロッパへの初の投資であるとともに本格進出の中核事業に位置付ける」ことになっているらしい(Wikipediaからの引用)ですが、さっぱりです。街のスーパーに無くてもせめて免税店にさえ置いてくれれば買えるのに、ロッテの免税店なんて欧州では見たことないしな。。。

 

この記事を書いている最中、とあるサイトで、Wedelのチョコレートが日本で売られているとの情報を発見❗️

kobalog.jp

「マスコミ系グルメスタイル」さん、ありがとう❗️

11月24日、家から一番アクセスが良さそうな店でカートン買いしてきましたよ。

liprofumodellarosa.hatenablog.com

富士貿易さんありがとう。

てか何やってんだよロッテ😠。 日本にすら売る力が無いんなら、手放してくれ。

 

短時間の滞在でポーランドを出国、クロアチアはシェンゲン外なので、入国スタンプに続いて出国スタンプ貰います。

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東側(ロシアに接しているフィンランドを含む)は、パスポートを右から開いた側に査証印を押す傾向があるらしいです。

 

続いて乗り込む16:50発LOTザグレブ便。

安さと引き換えにシャビーな短距離便のビジネスクラス。座席の並びがエコノミー3+3より少ない2+2だったこともありますが、今回の機材はエコノミーと一緒。前後が少しだけ広いかも。違いは、空いてること、結果トイレが常に空いていることと、食事の際テーブルクロス敷くくらい?メニューも違う筈ですが、比較していないし短距離は所詮ワンプレート。優先乗降もカーテンで仕切ってエコノミー客をシャットするところまではしません。そもそも乗ってたのは階級社会の外側のアジア人(注3)。

 

1時間40分のフライトを終え、クロアチアの首都ザグレブ空港に降り立ちました。遂に念願叶って感無量。でもザグレブは素通り💦。(注4)

 

近未来っぽい外観です。

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ビジネスクラスの威力でホールショット❗️

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てか誰もいません。間違いでもありません。他の便ないんかい!

 

2回目のクロスボーダーは、そもそもパスポート・コントロール・カウンターが混んでおらずスンナリ。イマイチPriorityが効いてない(手荷物がエコノミーと一緒に出てくる)ものの、空港自体が混んでないので、バゲージ・クレームもサラッと通過。

 

1階のHertzカウンターに寄り、カーレントの手続きをします。ボスニア・ヘルツェゴビナには行かないよね?と聞かれたので、「はい❗️行きません‼️(ドゥブロヴニク手前で7km程通るだけ)」と答えました。(注5)

やはりポロではなく、未だVWに当たらず、指定された車はスズキ・VITARA。

駐車場に入りリモコンで呼ぶと、返事したのは日本で言うところのエスクードでした。セダンかと思ったらまさかのSUVでしたが、確かにBセグメントかな(注6)。

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これは旅行後半マカルスカ近郊での写真。

 

ザグレブからブレッドへの移動》

E65〜E70〜A2〜E61ザグレブからブレッドは、殆ど高速道路なので楽ですが、距離はリュブリャナ降りの3倍。「大体ツアーと同じ」と言っていながら、航空機のブック前にツアーコースを調べず、南下ルートの起点はクロアチアの首都ザグレブだと思い込んでいたために生じた長距離移動でした。ああ、リュブリャナゲートウェイだと気付いていれば楽だったのに。

 

クロアチアの高速道路は都度払い(クレジットカード可)。

いよいよ⁉️

この旅3回目のクロスボーダー&1回目の陸路クロスボーダー。パスポート・コントロールがある陸路クロスボーダーは初めて。

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料金所ならすぐ通過できる台数ですが、クロアチア出国・スロベニア入国に30分程掛かったと思います。スロベニアが自由移動圏シェンゲンの入口なので、ここ最近の中東・北アフリカの難民が増えたことで入国審査が厳しくなっているのかもしれません。

 

そして遂に自動車スタンプ❗️

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左上が本日の🇸🇮入国スタンプ。

 

スロベニアの高速道路はヴィニエッタという定額券の事前購入方式。入国直後の窓口で1日券×日数より割安な1週間券€15を購入し、フロントウィンドウに貼って走ります。記名式では無いので次の利用者もこのチケットを使えますが、1日でドゥブロヴニクからスロベニアまで移動させる人はまずいないので、私の車で得した人はいなかったでしょう。

国境を通過したらあとはブレッドにまっしぐら!の筈ですが、リュブリャナのジャンクションを誤って同じ道を3周しました。運転用に強ーい眼鏡掛けるとiPhoneXの画面が小さいです。&Sygicの画面作りが上手くない。

 

で、見込みより1時間近く遅れてブレッド湖畔到着。

ホテル・ヴィラ・ブレッドVila Bled☆☆☆☆(Trip advisor評価2/24位)。

www.bled.si

 ホテルサイトでなく、ブレッドの情報サイトですが、ブレッド情報はこのサイトに何でもあります。

湖畔には☆5が1軒だけあり、そっちの方が豪華(でTA1位)なのですが、ユーゴスラビア建国の父、故チトー大統領の別荘にして、かつて昭和天皇も泊まられたというストーリーで、たとえ設備が老朽化しようが冷房もなかろうが、我が家はここ1択。

夜着いて寝て朝食して出発する短時間滞在ですが、レイクビューのスイートです。

ルームチャージ:€273

水は2本サービス。あったか記憶が定かでないAmfiteatar以外はホテルに水2本付きましたが、国土全体がカルストのように水がいい土地なので、基本的に水道水そのまま飲めます。

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窓からの夜景。

 

お休みなさいZzz...

 

《本日の移動》Google Mapでは209km/2時間9分です。

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注1:今はLOTが直行便飛ばしていますが、当時のポーランド往来は乗換が必要でした。

注2:もう諦めて自分で作ることにし、この間ライ麦粉買ってきました。

注3:左1-2列に我々夫婦2人と、右1-4列にやたら席を移動して騒々しい韓国人3世代家族4人のみ。

注4:事前情報が過ぎても素晴らしいものを見落とす可能性ありますが、イタリアで超Sクラスの建築・美術を観賞しまくった我が家基準では、「世界遺産」の箔でも付かない限り、ザグレブ大聖堂クラスに必見マークは付きません。

注5:自己責任のヨーロッパでは、この程度なら行くなとか貸さないとか言われないと思いますが、爬虫類は嫌いなので、藪は突きません。

注6:ハンガリー生産です。SX4と違ってエスクードなら欧州向け企画車ではないかな。

スロベニア・クロアチア旅行記 prologo

’08-’09地球の歩き方です。クロアチア行きたい!と言い出して数年後買ったもの。

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今年遂に念願叶って行ってきました。その間にも海外旅行は行っていて、「遂に」と言うのもどうかと思いますが。

 

DE ROSA SK Pininfarinaの区切りがついて書くネタが怪しくなってきているので、大分経った夏休みの旅行の記録を整理しときます。

 

嫁がストックホルム赴任していた'00年代前半、年2回ペースで欧州旅行してイタリア(南部を除く)と北欧を粗方制覇した気になっていたローマオタク&イタリア好きの私は、ローマ皇帝の宮殿が街になったスプリトや中世海洋都市の面影が色濃く残るドゥブロヴニクに注目。

 

ユーゴスラビアは、旧共産圏且つ90年代に内戦をやっていたという、私の世代には心理的にメチャ遠い国。

黄金期ブルズの6thマン・クーコッチ、“サンダーサーバー”イワニセビッチに、シュケル、ボバン(注1)を擁したサッカー代表チーム(注2)と、独立間も無い時期から主にスポーツで有名人を輩出していたので、国名はよく聞いたクロアチア

で、スロベニア(注3)は、比較的穏便に独立してEU加盟も早かったからか、全く印象なし。知ってるのは、あれだ、Devil Doll。

Sacrilegium

Sacrilegium

 

サブ・カテゴリーがゴシックとかシアトリカルになるプログレッシヴ・ロック。逆に誰も知らないか。。。

 

経営破綻前夜の07年にJALが直行チャーター便(注4)飛ばして近くなりました。最近ではANAがチャーター便飛ばしています。←ツアーに参加する気はありませんが、マークしとけばよかった。(注5)

 

旅行の概要はこんな感じ。

 

1.航空機

往路:成田〜【ポーランド航空】〜ワルシャワ乗継〜【ポーランド航空】〜ザグレブ

復路:ドゥブロヴニク〜【クロアチア航空】〜フランクフルト乗継〜【ANA】〜羽田

予約開始日に色々トラブって、復路のフランクフルト〜羽田間はマイレージの特典ビジネスが取れず、ビジネスのマイル数使っているのにエコノミー。ANAJALに輪を掛けて特典予約が取り難い印象。ANAスーパーフライヤーズとJALグローバルクラブ両方の会員(注6)でアホみたいな金額の会費払ってステータスを維持してますが、マイルを貯めるのが本当に得なんだか怪しい。ここ最近✈️出張ないし。

 

2.日程

日程

訪問予定地

初日

成田発、ザグレブ経由ブレッド着

ブレッド

2日目

午前ブレッド、午後リュブリャナ

ポストイナ

3日目

午前ポストイナ、プレッドヤマ、午後シュコツィアン、トリエステ

プラ

4日目

午前プラ、ポレッチ、午後移動

プリトヴィツェ

5日目

午前プリトヴィツェ、午後ザダル、シベニク、トロギル

スプリト

6日目

午前スプリト、午後移動マカルスカ

ドゥブロヴニク

7日目

終日ドゥブロヴニク

ドゥブロヴニク

8日目

午前ドゥブロヴニク、午後帰国便搭乗

機内

最終日

午後羽田着

正直ツアーと大して変わりません。

 

3.目的・特徴

最初で最後になる可能性の高い地だとどうしてもありったけ詰め込むので、ツアーと大差ない行程にならざるを得ませんが、多少なりとも頑張って特徴を出そうとしたのは、以下。

スロベニアでは3つの洞窟に潜る。←ツアーはせいぜいポストイナのみ。

②イタリアでまだ行ってなかった国境の街トリエステに寄り、食事する。

③陸路で国境を超え、パスポートに査証印を押してもらう。

④現地の世界遺産は1つでも多く制覇する。

⑤久し振りのポーランドに寄るので、空港内で伝統的なスープ「ジュレック」の素を買う。

 

4.通貨等

ポーランド:ズロチPLN

スロベニア、イタリア、ドイツ:ユーロ€

クロアチア:クーナKn

ボスニア・ヘルツェゴビナ:マルクだが、少なくとも通るあたりは€/Knで支障ないらしい。

現金はPLN、€と、Knへの現金両替用に古い$100札在庫を持参。

 

5.交通手段

レンタカー。Hertzで「VWポロ」クラスを予約。(注7)

国際免許と免許持参。イタリア、スロベニアは日本と同じジュネーブ条約締結国。ウイーン条約国だが日本で正規に発行した国際免許を受け入れているクロアチアは、問題なし(注8)。ボスニア・ヘルツェゴビナウィーン条約締結国なので運転NG。サラエボとかモスタルに個人旅行で行ってる人達は、、、多分違反と事故を絶対に起こさない気合で行っているんでしょう。

ナビは、地図が古くなり動作も怪しくなってきたGARMIN nuvi3770Vを退役させ、iPhoneアプリSygicに訪問エリアの地図をダウンロード。大概目的地近くの誤った場所でFinishしてくれるカーNAVITIMEとどっちが馬xなのか比較が楽しみ。因みに、制限速度とVICS情報から予想到着時刻を算出するカーナビ(普通)、ビッグデータから予想到達時刻を算出するGoogle Mapとありますが、nuviは過去の走行ログが到着時刻計算に使われるらしく、とても人様には言えない速度で走らないと絶対無理な到着時刻を伝えてきます。

 

6.持参デバイス

iPad mini 4 → Mighty SIMを入れて現地キャリアで運用

iPhone X →  電話+GPS(データ通信はWi-Fi環境でのみ使用)

嫁のiPad Air2とiPhone 8は電話とWi-Fi専用

ソニーCyberShot DSC-T100(DSC-HX30Vが直前に壊れたので急遽出動)

持参する湯沸しポットやドライヤーは全部嫁の230V対応

ANKERの13,000mAhモバイルバッテリー、5ポートACアダプター、カーチャージャーとCプラグアダプター数個

 

7.プランニングで参考にした情報

・'08-'09地球の歩き方 クロアチア スロヴェニア 

・TripAdovisor:海外のサービスなので外国人の投稿が多いとこが4travelよりも重宝。参考にTripAdvisorのランクを記載します。ユーザーのボリュームゾーンはグレード☆☆〜☆☆☆で、☆☆☆☆あたり志向の私よりコスパ寄り評価の点補正必要。

Google:主にMapでルート作成。Sygicはプランニングにはメチャ使い難いので、プランニング段階ではGoogle検索結果を元に毎日の目的地🅿️を登録しただけ。

・CROTABI:クロアチア観光情報では鉄板のサイト

 http://www.crotabi.com

 

SK Pininfarina Disk製作記には敵いませんが、長編です。

 

注1:この人たちの名前を知らない人も今や多いかもしれない。

注2:今年この記録を更新して準優勝しましたね。

注3:本ブログでの日本語表記は、日本国公式(外務省)「スロベニア」、現地発音「プレッドヤマ」を優先。「J」を発音記号「j」のまま読むスロベニア語のオリジナルに近いのは「プレジャマ」でなく「プレッドヤマ」です。因みにMacはプレ邪魔とかプレッド山と書きたがります。国名クロアチアは現地語では「Hrvatska」とさっぱり違う表記・読みで、「日本」を「ジャパン/Japan」と呼ぶのと同じくらい失礼かと思いますが、あまりに馴染みがないのでクロアチア/Croatia。尚、アルファベットは、オリジナルコード入れている独仏伊西瑞破以外は英字。

注4:当時のJALも今のANAも、経路は恐らくリュブリャナorドゥブロヴニクin/outで一緒。当時の写真ではJALのジャンボ機が写っています。

注5:↑これに気付かずにザグレブ便を予約し、ブレッド直行を決めた時にはリュブリャナ便は満席。

注6:元々JAL派でしたが、経営破綻に伴ってイタリア便を廃止したことが不満で、アライアンスの便がよいANAに乗り換えました。その後JALアリタリアとのコードシェア止めましたしね。JALがDELTAの誘いに乗ってSkyTeamに乗り換えていれば…。今春ANAアリタリアと包括提携したので、イタリア直行できるようになりましたが、アリタリアの機材は座席設備の不具合が多くて。。。

注7:別にVWへの拘りはないですが、「VWの◯◯か同等クラスの車」を予約して謂わば基準車であるVW車が出てきたことは1度もありません。まあ日本でも沖縄行くと同等他車になる経験。

注8:変わる可能性があるので、駐日クロアチア大使館のサイト若しくは直接問い合わせでの確認が推奨されています。

感涙に咽ぶMR.JIMMY “Listen To This Eddie - The Last US Tour of LED ZEPPELIN” at 六本木EXシアター

本日、いや昨日になってしまいましたが12月21日は六本木EX TEATERにて、史上最強のロックバンドLED ZEPPELINのExactly revivalバンドであるMR.JIMMYのライヴ、その名も
レッド・ツェッペリン結成50周年記念公演 “Listen To This Eddie - The Last US Tour of LED ZEPPELIN”」。

 

《セットリスト》
bootlegの名盤である同タイトルの再現なので省略。といっても6月21日公演の忠実な再現でなく、当時のステージのリバイバルということで、最後に“Blackdog”と“Communication Breakdown”を追加。“Communication Breakdown”は6月25日の演奏に準じたものではない印象。
開演から終演まで約3時間20分ぶっ通し。トイレ近い人は途中から焦ったかも知れません。
すんごい企画です。演奏る方もバカ(最高の賛辞です)、聞く方もバカ(これも最高の賛辞です)です。
尚、セットも照明も、当時の乏しい情報から再現したものだそうです。

 

《前説》
長丁場を控えて19時ジャストに開始するため、18時50分頃から倉林支配人の前説。

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写真撮影・録音禁止なので、前説の始まりのところ1枚だけ撮らせていただきましたが、あとは一切写真ありません。顔が白いのはプライバシー保護でなく白飛び。

(2階最前列なので1階フロアをよく見下ろせましたが、前から6列目あたりまでの席の何人か演奏中に写真撮ってるのが見えましたよ。)

前説途中から俳優高嶋政宏氏合流。
CRIMSONについてはかなり語るらしいですが、ZEPはどうだろう、“Lemon Song”を2ndでなく3rdと言っていたし、何の周年か覚えていないようだったし、再結成の話題もアトランティック40周年のことかO2アリーナのことか不明。ZEPサウンドカタルシスを指しての語かも知れませんが、ZEPをパンクに喩えるところでそもそも私とは決定的に見解相違。

 

《本編》
リアルZEPを体験できなかった私としてはこれで満足、という言い方をすると失礼ですが、文句なしに素晴らしかったです。
ZEPとこのステージへの熱い思いが伝わる、ZEPの魂が宿ったかのような(ボンゾ以外存命ですが)熱演でした。

 

“The Song Remains The Same”が始まったら、私は感涙😹でステージが見えなくなりました。冗談抜きで。

 

MR.JIMMYは、ジミー桜井氏、ジョンジー大塚氏の超絶の拘りからインストゥルメンタルもリアルZEPに忠実で、’59レスポールをはじめ素晴らしいサウンドなのですが、1番感動したのは生Ludwigの26インチバスドラムのトーン。雷鳴か戦艦の主砲かという迫力でした。生26インチってこんな凄いのかと。レスポールは、やっぱり"Heartbreaker"のイントロが震えました。"Kashmir"の生メロトロンも、状態は完調ではない印象でしたが、良かった。そしてオールド・マーシャルにテルミン。あとは生GX-1を見たいのですが’77USツアーでは使ってないから無理か。

 

演奏自体は他にもレビューを書く人がいると思うので、どっちかというと「見」ての感想。
ジミー桜井氏:見ても聴いても本物そっくりですが、写真だと格好いいが動くと格好悪いステージ・アクションも忠実に再現(褒めてます。ペイジは、若くて健康だった20代の’73”The Song Remains The Same”の頃は動きにキレがありますが、’77ではヨタヨタだし、そもそもステージ・アクションのセンスないと思います←それも好き)。
ジョンジー大塚氏:ジョンジーそのものの冷静なマルチプレーヤーでした。
オーガスト・ヤング氏:「I Am A Golden God!!」と自分で言っても許される美神にして神の声を持つ伯爵(←サー・ロバート・プラントはCBEですが、ドリアン・レッド・グローリア伯爵のモデルなのでそう呼んだ)は唯一無二。ロバプラ声と称されるHM系のヴォーカルを聴く度にガッカリさせられてきましたが、彼は’77の伯爵よりずっと声が出る上に声質があまり似てないところが却っていいです。ちょっとお腹が出てると思って見ていたら、ギターソロの後ステージに戻ったら更に出てました。きっと「ZEPはソロが長くてハケたメンバーはバックステージでカレーをばくばく食ってからステージに戻る」という伝説へのオマージュでしょう。
フランキー・バナリ氏:パワフルでいいドラマーだと思って聞いてたら、元QUIET RIOTの方でした。”Metal Health”はメタル・キッズだった時代に聴きました。懐かしい。Ludwig26インチの素晴らしいサウンドを聞けたのは彼のお陰ですね。

 

ああ、いい夜だった。
MR.JIMMY、EXシアターありがとう。