DE ROSA SK Pininfarina Disk + Campagnolo Record EPS DB 自組。アッセンブリー4日目その6。
21.フロントブレーキのルーティング
用意するもの
・デローザ SK Pininfarina Disk(フレーム+フロントフォーク)
・URSUS MAGNUS H.01(ハンドル)
・カンパニョーロ EP18-HPDRF6EPS(右エルゴパワー)
・カンパニョーロ DB-F160(160mm用フロントキャリパー)
・M8スパナ
前行程。
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尤も内容は既に投稿したリアブレーキに準じ、特記すべきものはありません。
フロントは、ホースの絶対長、取り回しの違いからホースを遊ばせる余地が少ないため、この辺はインテグレーテッドハンドル固有ですが、ハンドル取り外しのためステム高相当40mm分まるまる余らせる必要。使用頻度とブレーキングトルクからしてもしトラブるならフロントだろうと考え、再カットの可能性を考慮して楽にもう1カット出来るくらいの長さにしています。
ホースをフォークトップから挿入。
【最近の写真です】
左フォーク内側から出します。
【最近の写真です】
粘着力の弱い保護テープが微妙に剥がれ気味なことは気にしないということで。
ホースをキャリパーナットに通してからカット。
ニードル圧入ツールにセットしたホースをオリーブに通してます。
オリーブ自体は器具では固定できないので、後ろから中指で押さえています。あ、ここにグリス注しておけばよかったのか。
ツールにニードルをセットした写真はリアブレーキ編に掲載。
続いてナットとオリーブにグリスを塗り、M8スパナを使ってナットを4N・m、、、をスパナでは測れないので、回転が止まったところから少しだけ締めて出来上がり。
尚、ディスクロードバイク は日本ではまだ圧倒的に少数派で、ディスクブレーキの装着や整備をネットで調べても殆ど全部MTBです。コルナゴディスク乗っているブロガー1人くらいしか見たことありません。
MTBのブレーキ施工では、ニードル圧入行程には万力やハンマーが使われていると思いますが、インナールーティンのバイク、少なくともSK Pininfarina Diskはオリーブとニードルを装着した後のホースはガイドホールを通せないので、ホースの先端処理はフォークにセットした後です。万力やハンマーは使えません。この順番を間違えるとホースカットですよー。
これで4日目工程終了しました。
残る工程は、ブレーキのブリーディング、ブレーキキャリパーのアライメント、チェーン装着、ディレイラー調整とペダル装着。
ここに至って新兵器を投入。ちゃんとした整備に使えるメンテナンススタンド、ミノウラRS-1800です。
BB受け、フォーク受け/エンド受けがあり、前輪か後輪を外して載せるのがデフォルト、勿論両輪外せます。
本格整備の能力が私にあるかどうかは別として、キャリパーやディレイラーのアジャスト、何よりブリーディング、というかエア抜きに必要です。
例えばSKの右レバー〜リアキャリパーのラインなら、キャリバーからガイドホールまで前下がり、ハンドル内が水平から肩にかけて下がるので、ライン途中にエア溜まりができないようにするためには、車体を前上がり左下がり状態でキープできるようにします。
これまでミノウラとIBERA(IB-ST2)のA型簡易スタンドを持っていますが、Jekyll800もSK Pininfarina Diskもまともに載らず(Jekyllはスイングアーム、じゃなくて自転車はチェーンステーか、がピナレロじゃないけど左右非対称なので、よく倒れた)、仮置きとViale Lの軽メンテナンスにしか使い物になっていません。メンテナンススタンドは結構高いので、SKアッセンブリー開始後も買わずに粘っていましたが、ここで購入。
どうせ買うんだからアッセンブリー作業の効率を上げるためさっさと買ったほうがいいんですけどね。
尚、軽メンテのためにいちいちホイールを外していられないので&従来のでは危なくてディレイラー調整もできないので、下のスタンドもその後追加。
万能のRS-1800は各種フォーク、エンド幅対応、QRでもスルーアスクルでも大丈夫ですが(Jelyll800(lefty)を載せるためには定価1万円くらいのアダプターが要ります。。。)、スルーアスクル・ディスクブレーキのロードが載る簡易スタンドは多くありません。デローザ純正は論外。DS-540CSほぼ一択では?他のを探すときは、ロードだと思わず、29erMTB用を探すのが吉です。
続く。