甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

アッセンブリー #19(フロントブレーキのルーティングとブリーディング準備)

DE ROSA SK Pininfarina DiskCampagnolo Record EPS DB 自組。アッセンブリー4日目その6。

 

21.フロントブレーキのルーティング

用意するもの

・デローザ SK Pininfarina Disk(フレーム+フロントフォーク)

・URSUS MAGNUS H.01(ハンドル)

・カンパニョーロ EP18-HPDRF6EPS(右エルゴパワー)

・カンパニョーロ DB-F160(160mm用フロントキャリパー)

・M8スパナ

 

前行程。

liprofumodellarosa.hatenablog.com

liprofumodellarosa.hatenablog.com

liprofumodellarosa.hatenablog.com

 

尤も内容は既に投稿したリアブレーキに準じ、特記すべきものはありません。

 

フロントは、ホースの絶対長、取り回しの違いからホースを遊ばせる余地が少ないため、この辺はインテグレーテッドハンドル固有ですが、ハンドル取り外しのためステム高相当40mm分まるまる余らせる必要。使用頻度とブレーキングトルクからしてもしトラブるならフロントだろうと考え、再カットの可能性を考慮して楽にもう1カット出来るくらいの長さにしています。

 

ホースをフォークトップから挿入。

f:id:ABi-R:20181006222608j:plain

【最近の写真です】

 

左フォーク内側から出します。

f:id:ABi-R:20181006222726j:plain

【最近の写真です】

粘着力の弱い保護テープが微妙に剥がれ気味なことは気にしないということで。

 

ホースをキャリパーナットに通してからカット。

f:id:ABi-R:20181006201659j:plain

 

ニードル圧入ツールにセットしたホースをオリーブに通してます。

f:id:ABi-R:20181006201755j:plain

オリーブ自体は器具では固定できないので、後ろから中指で押さえています。あ、ここにグリス注しておけばよかったのか。

ツールにニードルをセットした写真はリアブレーキ編に掲載。

 

続いてナットとオリーブにグリスを塗り、M8スパナを使ってナットを4N・m、、、をスパナでは測れないので、回転が止まったところから少しだけ締めて出来上がり。

f:id:ABi-R:20181006201830j:plain

 

尚、ディスクロードバイク は日本ではまだ圧倒的に少数派で、ディスクブレーキの装着や整備をネットで調べても殆ど全部MTBです。コルナゴディスク乗っているブロガー1人くらいしか見たことありません。

MTBのブレーキ施工では、ニードル圧入行程には万力やハンマーが使われていると思いますが、インナールーティンのバイク、少なくともSK Pininfarina Diskはオリーブとニードルを装着した後のホースはガイドホールを通せないので、ホースの先端処理はフォークにセットした後です。万力やハンマーは使えません。この順番を間違えるとホースカットですよー。

 

これで4日目工程終了しました。

残る工程は、ブレーキのブリーディング、ブレーキキャリパーのアライメント、チェーン装着、ディレイラー調整とペダル装着。

 

ここに至って新兵器を投入。ちゃんとした整備に使えるメンテナンススタンド、ミノウラRS-1800です。

MINOURA(ミノウラ) RS-1800 レーススタンド

MINOURA(ミノウラ) RS-1800 レーススタンド

 

BB受け、フォーク受け/エンド受けがあり、前輪か後輪を外して載せるのがデフォルト、勿論両輪外せます。

本格整備の能力が私にあるかどうかは別として、キャリパーやディレイラーのアジャスト、何よりブリーディング、というかエア抜きに必要です。

例えばSKの右レバー〜リアキャリパーのラインなら、キャリバーからガイドホールまで前下がり、ハンドル内が水平から肩にかけて下がるので、ライン途中にエア溜まりができないようにするためには、車体を前上がり左下がり状態でキープできるようにします。

 

これまでミノウラとIBERA(IB-ST2)のA型簡易スタンドを持っていますが、Jekyll800もSK Pininfarina Diskもまともに載らず(Jekyllはスイングアーム、じゃなくて自転車はチェーンステーか、がピナレロじゃないけど左右非対称なので、よく倒れた)、仮置きとViale Lの軽メンテナンスにしか使い物になっていません。メンテナンススタンドは結構高いので、SKアッセンブリー開始後も買わずに粘っていましたが、ここで購入。

どうせ買うんだからアッセンブリー作業の効率を上げるためさっさと買ったほうがいいんですけどね。

 

尚、軽メンテのためにいちいちホイールを外していられないので&従来のでは危なくてディレイラー調整もできないので、下のスタンドもその後追加。

MINOURA(ミノウラ) DS-540CS ディスプレイスタンド

MINOURA(ミノウラ) DS-540CS ディスプレイスタンド

 


万能のRS-1800は各種フォーク、エンド幅対応、QRでもスルーアスクルでも大丈夫ですが(Jelyll800(lefty)を載せるためには定価1万円くらいのアダプターが要ります。。。)、スルーアスクル・ディスクブレーキのロードが載る簡易スタンドは多くありません。デローザ純正は論外。DS-540CSほぼ一択では?他のを探すときは、ロードだと思わず、29erMTB用を探すのが吉です。

 

続く。