DE ROSA SK Pininfarina Disk + Campagnolo Record EPS DB 自組。アッセンブリー3日目その6。
15.ブレーキキャリパー装着
用意するもの
・デローザ SK Pininfarina Disk(フレーム+フロントフォーク)
・カンパニョーロ DB-F160(160mm用フロントキャリパー)
・カンパニョーロ DB-R140(140mm用リアキャリパー)
・カンパニョーロ フロントキャリパーマウントボルト(右レバー+フロントキャリパーに付属)
・カンパニョーロ リアキャリパーマウントボルト AC18-DBSC34(別売)
・4mmHEXレンチ
・2.5mmHEXレンチ
モノについては、2018年8月9日投稿「検品と軽量#4」に記載。
liprofumodellarosa.hatenablog.com
まず台座がしっかりしていないと正しく装着できないので、フォークとフレームそれぞれの台座を均します。
モノの歪みは多分ないとして、主にはボルト接触面に載っている塗料を落として金属面を出し、2つのホールをフラットにしてキャリパーと面接触するようにします。ヤスリとサンドペーパーを使います。
続いてキャリパーにパッドをセットします。
パッドは2枚セット。ディスク接触面が向き合うようにしてキャリパーの背部分(穴が空いている辺)から挿入します。
続いて根元だけネジ山が切ってあるパッドピン(カンパニョーロでは固定スクリューと称します)をキャリパー表側のガイドホール(ネジ山が切ってあります)から差し込み、パッド2枚、キャリパー裏側のガイドホールを通します。で、トルクの指定はないですが抜ける心配ない程度の強さで締めたら先端部に脱落防止ピンを通します。
出来上がりはこんな感じ。
ブレーキ関係のツールに「OIL LEVEL TOOL」ってのがあって、存在は知りつつも何に使うかさっぱり分からなかったのですが(注1)、テクニカルマニュアル(注2)に載ってます。
キャリパー装着/ブリーディング時にパッドの代わりに装着し、ピストンが動かないようにするものですね。
大体こういうときはパッドスペーサー(カンパニョーロでは「トランスポーテーションブロック」と称します。写真の黄色いのがそう。)を挟むもので、専用ツールってのは聞いたことがなく、マニュアルでもスルーしてました。まあトランスポーテーションツールは妙に華奢なので、頑丈そうなこれはこれでいいと思いますが。
ただ、これは後で書くところですが、どっちかというとブリーディング時にマスターシリンダーからブレーキオイルが漏れないようにするツールが欲しいなあ。(注3)
キャリパーのフレーム接触部とマウントボルトにグリスを塗って、装着。
因みにトランスポーテーションブロックのこの差し込み方は正しくないです。正しくは、背の側(前というか写真では左下というか)から、パッドピンを挟んでパッドまで通す構造になっています。
フレームによってサイズが異なるマウントボルト、私がSK Pininfarinaのために買ったのは34mm長。
前後キャリパーを装着し、軽く締めたところで5月13日の作業は終了。ホースを装着し、オイルを引いてからでないと、パッドの当たり具合の正確なところは分からないので、正確な位置決めは後に回します。
ここで評価しても仕方ないですが、ローターとパッドが干渉せず、クルクル回ります。
3日目の作業は以上。微妙に半端ですが、時間がないから仕方ない。
続く。
注1:RIOGRANDE見てもAmazon見てもブログサイト見ても分かりません。誰も使わないんじゃないでしょうか。ていうかカンパのDBを買う奴がお前だけって話か!
注2:モノによっては読んでますが、ブレーキのはYoutubeは見ましたが、マニュアルはあまり読んでなかったなあと。
注3:名前からしてそれかと期待したんですが、違いました。