昨日は八方尾根スキー場。
年末年始の帰省に合わせて蔵王というのが例年の初スキーなのですが、今回は雪不足→寒波で横倉の壁のコンディション悪の可能性が高く、年末漸く引き取ったばかりの新品の板をギタギタにできないので見送り。
で、今日が初スキー。
新宿発着のハイウェイバスで往復します。
座席が選べず大概私より嵩張る男と並び合わされ、普通に座っても膝に余裕がないのに日本人なら余程マナーなさそうな人でもしない大リクライニングをする外国人が増え、ぎゅうぎゅうで寛げないスキーバスは、昨シーズン初めに訣別。
多少は金持ってる大人なんだから最初からそうしろよ、と突っ込むべき選択ですが。
因みに車は痛むとヤなので禁雪車。嫁はスキーしないので、スキーもぼっちアクティヴィティ。
さて。
前夜のNHKは、土曜は穏やかと言っていました。
八方バスターミナルから見上げます。
Yes❗️今日は当たりだ❗️
前夜の降雪もなし。
喜び勇んで始発のシャトルバス乗って、ゴンドラ横のリフト券売場に行きます。
「強風で上の方のゲレンデのリフト動くか分かりませんが、いいですか?」
はあ❓
どゆこと❓
スタッフがタブレットを差し出して「緑で示しているリフトが動いていて、赤で示しているリフトは動いていません。」
余計分かりません。(注1)
こんな天気いい(兎平までは無風でした)のに風❓
てか八方尾根の価値なんて85%は黒菱(注2)なのに、黒菱第3ペア動かないんじゃダメじゃん。
と不満に思ったところで、来た以上どうにもなならないので滑ります。これまでも兎平から上が動かなくてハイクアップして黒菱滑ったことありますしね。
ゴンドラ乗って兎平テラス。
うーん、確かに。(これは3本目乗った後の写真ですが。)
荷物持ってハイクアップしてる人って八方池山荘泊の人でしょうか。
長野市の方は雲海。
始めリーゼンスラロームから名木山。……。
もっかいゴンドラ乗って、続いてオリンピック1から国際。……。
東北出身の私には、八方尾根の大半は雪質劣悪。レースコースのような下部のガリコブは嫌いです。
ゴンドラ3本目、最下部よりは上の位置にコブ発見。
セントラルコース。これだ、これにしよう。
多分6〜7回セントラルコースを往復。(注3)
凡そ3時間滑った11時前、ランチのため兎平テラスにin。今日はイエティの信州チャンピオンメニュー決定戦ゲレ食バトル2018-19参加メニュー「信州ポークの甘辛丼」¥1,200、嬉しい半熟卵付です😊。
うーん…、ご飯が不味い。半熟卵が無かったら残すところでした。地元白馬米だそうですが、パサパサです。お米の風味が乏しい。水が足りないとか炊いて時間が経ったとかでなく、1年古いんじゃないかな。折角美味しさをアピールする機会なんですから、昨年収穫された新米を使いましょう。山形出身の私は米とか蕎麦には異常に拘るらしいですが、美味しいものを食べたいじゃないですか。
因みにご飯が美味しくない定番は仙台の牛タン弁当ですね。米どころ宮城の名が泣きます。余談。
さて、兎平テラス入る前から、兎平のリフトが動き出しました。混雑回避のため1回兎平ペア乗ってからアルペンクワッド。グラートクワッドも動いていたので、最上部へ。
強風で時折猛烈な雪煙に襲われますが、天気は快晴。
唐松岳前衛峰に向かうトレイルは、、、
うん、あまり行きたくない感じですね。
白馬三山は、この時は一部雲が掛かっていました。
確かに強風。
四阿山から八ヶ岳、南アルプス(甲斐駒ヶ岳と北岳は山座同定できたが、後で確認しようと撮った写真は使い物にならず)まで見えました。
やはり景色においてここに優るスキー場はまずないです。
黒菱第3ペアは動く気配皆無。ですが、グラートクワッドが動いたらこっちのもんです。
リフトを3本乗り継いで黒菱を滑ります。(注4)
これでMR-Gも本領発揮ってもんです。
新雪が多く残っている上に入る人が少ないので、フォールライン自体ないですけども。コブじゃなく普通の新雪ゾーン。
てか❗️
何かおかしくないですか?
妙にどころか異常に広がる灌木帯。
フォールラインも何も、リフトの下とごく一部しかライン取れません。
元からありましたけどね、でもすんごく広い。
昨年同時期黒菱第3からの写真。
まあ同じところ撮っているわけではないし、積雪の関係でまだ埋まってないということもあるでしょうが、そういうのは埋まってもまた出てきますしね。
まだ雪が少ないとかいうレベルではないです、多分。このままだと数年でこのゲレンデ自体無くなりそう。ひょっとして国立公園だから伐採できないとかいう話でしょうか。
そして気になるのが第3ペア。そもそも動いた雰囲気を感じません。昨日今日とかでなく。
雪質悪い上にコブが縦長過ぎて次のコブまでに寝落ちしそうな兎平が嫌いな私には、八方尾根は黒菱が全て。私の残りスキー人生なんてそんなに長くないですが、「八方尾根行く価値なし!」(注2)になる方が早そう。
今シーズンでバスはもう1回、リフト券はもう2回分あるんですが。。。
さて、気を取り直してマテリアル。
20歳頃のヒーローはエドガー・グロスピロン。その頃スキー場行くと「ここに俺より上手い奴はいねー❗️」(注5)と思ってましたが、今は飛ばず(コブに飛ばされることはままある)、コブも15ターンくらいすると酸欠になって止まるか転びます。だから横倉の壁が丁度いいんですが、一般スキーヤーレベルでせいぜい上の下が言うことです。
回数は少ないとはいえ10年以上履いたので大往生でしょう、昨シーズン末にK2 CABRAWLER '06-07のベントアーチが完全に死んだのに合わせて足元全交換。
板は、中学〜高校時のミズノ以来の国産回帰、ID oneのモーグルライドMR-G。設定サイズの関係でCABより2cm長い173cm。今はそもそもモーグル板の選択肢がありません。
ブーツは脚力低下を誤魔化すべく軽量FULL TILTのDROPKICK。超軽いです。運ぶのが楽になりました。
ビンディングはロードバイク乗りだからLOOK!、、、は使ったことなく(そもそも私のバイクのペダルはTIME)、先代に引き続きMARKERで、軽量を追求したGRIFFON 13D。
でこのアッセンブリー。
「MR-Gは硬い」説が多いようですが、CABより硬いわけではないです。
OlinとK2のシャープというかピーキーなレスポンスと比べるとマイルド。回頭性が落ち、代わりにスタビリティが上がった感じ。ちゃんとトップを落としていけばしっかり接雪しますが、この辺の差が性能からか単なるCABのヘタりからか分かりませんが。
まーこれで暫く楽しく滑れそうです。
16時半のバスまで粘ると疲れるので、15時のバスを予約。13:48のシャトルバスに乗って八方インフォメーションセンターに帰りました。
新品板も踏みまくって直ぐ傷だらけ(ささくれを撮った筈なのにうまく写らず)。ブーツも内側は早くもエッジで傷だらけです。FTがmade in Italyだと初めて知りました。
自宅を出て自宅に帰るまで23時間40分でした。
大したコブアタックしていないので、翌日になっても、太腿の筋肉痛はありますが、僧帽筋の筋肉痛(これがツラい)なし。
でも疲れたので自転車はなし。
さあ、次はいつ行くかな。
お願いだから、黒菱第3ペアリフト動かして欲しい。
注1:緑赤色弱の人は、緑とか赤とか言われても分からないんですよ。自民党を除けば最も支持率の高い政党の支持者と同じくらいいるんだから、もっと大事にして欲しい。緑と赤でなく、色弱でも普通に見分けられる青と赤にするのは簡単なバリアフリー。
注2:私見です。
注3:ひたすら同じゲレンデを滑るのが私のスタイル。横倉の壁15本連続で滑って帰るとか、八方行ったらやめる時まで黒菱から降りてこないとか。
注4:アルペンクワッド〜グラートクワッド〜リーゼングラート〜黒菱〜黒菱第2クワッド〜兎平を繋ぐ。兎平は上部1/3より下がると雪質悪いので、春スキー以外では殆ど行かないのですが。
注5:当時のモーグルというかコブの技術は今よりはるかに低く、私レベルでかなりの上級。里谷多英さんの全日本初優勝(小6当時)の映像覚えていますが、今はあのレベルの子供普通にいます。