甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

スノー・ゴーグルの更新 Oakley O-Frame → AIR BRAKE

私のゴーグル。

 

Prizm以前の時代の、多分初代にあたるOakley 「Oフレーム」です。

f:id:ABi-R:20200216110636j:image

社会人になって、bollé(注1) →眼鏡が入るオークリーの「スノーボード用」(注2)に続く僅か3代目。単純平均で1コ10年、これは特に長かったので、15年は使ったでしょう。

モーグル・クイーン里谷多英さんがOフレームの白を使っていたと記憶しているのですが(注3)、長野オリンピックではFOLIOだったので、それ以前に使っていたのだとすると、15年どころか25年くらい前に発売された商品だと思います。

腕前は落ちても生粋のフリースタイラーである私には、UVEX、AXEやSWANSの選択肢はありません。新興ブランド(本当に新しいかどうかは別としてスノボ普及後に知られるようになったブランド)もありません。つまりは圧倒的本命Oakley、対抗bolléくらい。あとは自転車乗り的に、SMITHとかPOCはどうなんだろう、GIROは光学的にもデザイン的にも特徴はあまり聞かないぞ、ってな感じ。

 

さて、Oフレーム。

その先代より小さいのは、先代使用中に眼鏡→コンタクトorインナーフレーム(オードビー)に切り替えたからですが。

改めて見ると上下視界激狭に見えます。

懐かしのパーシモンレンズは、当時ではトップクラスの筈ですが、晴れてさえいればまだしも、雲が多くなると今の私の目ではさっぱり見えません。

もう更新しても怒られないくらい使いました。

春スキーやった時のPrizm Snowレンズ(Jawbreaker)はハンパなく見えたしな。(注4)

 

で最近のゴーグル。

…皆眼鏡用でしょうか?ってくらいデカいです。小顔に付けたらトンボかカマキリかハエか、スタイリッシュじゃないです。菜々緒さんには大分負けます(比較すること自体無謀)が、小顔な方の私としては、ちょっとなあ。

 

で、届きましたるは。

f:id:ABi-R:20200216110836j:image
f:id:ABi-R:20200216110822j:image

 

オークリーでは最高峰、というか最高価格の“AIR BRAKE XL”です。

f:id:ABi-R:20200220072216j:image

デカいの嫌がってながら何でこれ選ぶかな、という感じです。

デザインが1番気に入った“FALL LINE”(フォールライン)にも、デザイン的にないと思った“FLIGHT DECK”(フライトデッキ)にも小顔用XMがありますが、よりによってデカいXLしかない“AIR BRAKE”(エアブレイク)、日本語的にはエアブレーキです。名前も何だか大型トラックみたいですが。

 

比較します。
f:id:ABi-R:20200216110839j:image

デカいです。
f:id:ABi-R:20200216110811j:image

半端なくデカいです。

 

そして外箱を持った瞬間気付いた圧倒的な重量感。
f:id:ABi-R:20200216110825j:image

205gは、Oフレーム115gの90g増し、78%増し、ほぼ8割増し、つまり2倍
f:id:ABi-R:20200216110819j:image

いやー、これは重いな。

今どきのヘルメット⛑装着者には、100gも相対的には大したことないのかも知れません。が、ヘルメットを被らない私、コブ斜面での激しい上下動の中で重たい頭を支える僧帽筋が、目一杯滑ると寝起きに支障を来す程の筋肉痛になる私には、非常に大きな差です。

 

で、何でこれを買ったかというと、このシリーズはレンズ2枚セットだから。

 

他のフレームとスペアレンズを買うより安いじゃん❗️

 

これに尽きます。

で、多分この“Factory Pilot Progression Prizm”というフレームカラーだけ、オールラウンド・レンズの“Prizm Snow Torch Iridium”と悪天候/夜用“Prizm Snow Hi Pink Iridium”がカップリングされた、ミラーレンズ2枚組。

他のは、Torch等ミラーレンズのベース(同色)で、ミラーコーティングがない“Prizm Rose”とのカップリングです。

 

f:id:ABi-R:20200216110832j:image

 

Oakleyにしてから、即ち25年くらい、どんな派手ゴケしてもレンズ潰したことないのに、スペアレンズ❗️

交換は超簡単です。

しかし❗️

この重さ、かなりの部分はレンズです。

f:id:ABi-R:20200220073638j:image

53g。思った程でもないかな(笑)。

でもデカい。

こんな重くてデカいスペアレンズをポケット入れて滑る可能性などありません❗️それこそ壊すよ。。。

ゴンドラ乗り場から徒歩10数分の八方インフォメーション・センターの400円コインロッカーに交換に戻ってまた400円払うこと(バスで行く冬)も、雪質悪い下部ゲレンデを降りて駐車場に交換に戻ること(車で行く春)もありません❗️

朝天気を見て合いそうな方を選ぶだけですな。

蔵王、天気が変わり易く、いつも駐車場のいいポジションを確保できる蔵王温泉スキー場(黒姫ゲレンデ駐車)だけでしょう。途中交換ありですけども。

つまりは、そうそう使わないスペアレンズのために、デカいのしか設定がなく、価格が1番高いのを買ったと。

 

アホな買い物です。

スペア使わないなら売るという選択は?レンズ1枚運用なら“FALL LINE XM”の方がいいです。“AIR BRAKE”の選択はないです。カッコはあっちの方がずっと好き。

 

尚、このカラーリング自体は、平昌オリンピック時に推されていたヤツで、今オークリーのEコマサイトにないので、’19-20国内非展開か’18-19モデルです。型落ちプライスではありませんでしたが。

 

幸い鼻の高さが十分なので、ゴーグルもサングラスも、高価な国内正規品JAPAN/ASIAN FITを必要とせず、安心してUSフィットを買ってますけども。

 

丸い帽子にマスクと怪しさ満点の見苦しい写真ですが、比較します。

Oフレーム

f:id:ABi-R:20200226073021j:image

エア・ブレーキ

f:id:ABi-R:20200226073032j:image

うーん…。仮面ライダー・V3かな。一桁仮面ライダー世代の私が見ても違和感がある。

滑る時はこの帽子じゃないけど、頭の大きさに合わない。つまりはこの異常に大きなレンズは、ヘルメットにより肥大化して見える頭に合わせたんだな、きっと。デザイン的には。

自分から見えない自分の姿に耐え切れなくなったらさっさと買い替えることにしよう。


この大きさなのだからそれはそれは視界は広いのだろうと思いきや、取り敢えずの印象としては、そうでもないです。

ダブルレンズの接合部が、視野にかなり入ります。フレームも入ります。

サングラス Jawbreakerより狭い印象です。

気室の広さで曇り難いことがXLのストロング・ポイントとされてます。トレッキング兼用で考えるにはいいですね。

ミラーレンズなので曇り止めも塗りません。これで曇ったら、Oフレーム比で優っているのはPrizmレンズだけの踏んだり蹴ったりですね。

 

レビューはこの後、と言うか、これを投稿した今スキー場にいます。

 

注1:“Alien"だったが、後の商品ほど奇抜なデザインではなかったと記憶する。

注2:キングのエドガー・グロスピロンさんはフランス人らしくbollé🇫🇷だったと思います。私のbolléもそれに肖ってました。

注3:この当時、バー固定式&裏地プレーンストラップのスキー用、ピボット固定式&シリコン貼ストラップのスノーボード用っていうセグメンテーションでした。今はバー固定&シリコンという折衷で落ち着きましたね。スキーもヘルメット被る人増えたし。帽子or無帽の人にはシリコンが引っ掛かるので、脱着は快適ではありませんが。

注4:そもそもピーカン時なので、比較はナンセンス。尤も、Prizm Snowはよく見えます。可視光線透過率が13%ですが、20%のPrizm Roadよりもコントラストが強いので明るく(ネガティヴな言い方をすれば眩しく)、外光の変化にも強くて、車の運転では1番使えます。トンネルでは外さないと危ないですが。