甘く香るか青いバラ

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自由過ぎる自転車が自転車自身を不自由にする〜反則金制度検討開始〜

【詳しく】自転車の悪質な違反に“青切符”?反則金制度検討へ

www3.nhk.or.jp

 

来ましたね、愈々というか漸くというか。

違反が増えているそうですよ。増えてもいるかもしれませんが、これまで少な過ぎた摘発が増えているだけな気がしますが。

自転車なんて取り締まりれば入れ食いです。

ブルーオーシャンです。

違反抑制になって、事故が減って、交通安全対策特別交付金で自転車の通行環境整備に充てられたらいいことづくめですね。

 

...。

先週末はチョコチョコ車乗ったりFX3乗ったりしていました。暑いなか。

平日の平均睡眠時間が4時間を切るとなかなか土曜日は起きられず、SK Pininfarina Diskの出動期間がありません。

 

三番瀬沿い緑道から一般道への日の出地区最北アプローチである日の出北公園から一般道に左折合流しようとした私

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接近してくる軽乗用車がいたので、遣り過ごそうと一時停止して待っていると、かなり明るいライトのアピールが効いたんでしょうか、その軽乗用車も私の近くにある横断歩道で一時停止しました。

 

お互い譲り合ってその結果、というか「邪魔だから早く行け💢」的態度を滲ませつつお先にどうぞジェスチャーをする私に、軽乗用車は走り去って行きました。

ごめんなさいね、ちょっと態度悪かったですね。

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私の取ろうとした進路は、右上から右下に折れる①です。左下方面に横断しようとしていると勘違いされたくないので、横断歩道からは離れられるだけ離れ、横断歩道の同一線上から1本分オフセットしていましたが。

①左折と②右折で車道に進入しようとする自転車には横断歩道は不要ですが、ここの横断歩道付近に公園方面から差し掛かる自転車は大概③と何故か横断歩道を通行したがる②なので、私が横断を企図していると予測するのは、自動車の交通安全上仕方ないことではあります。因みに③のうち直進の進路は自転車の通行が認められていません。

 

最近よく聞く話です。

横断歩道での譲り合い。

横断歩道を横断しようとする歩行者から譲られても、車両は進んではいけません。当たり前です。進んだら違反です。(道路交通法第38条)

 

まあ私、

  • 自動車で横断歩道に差し掛かり、横断歩道に歩行者が接近していたら:車の私が歩行者より後です。止まります。動作が遅い老人などはどうぞゆっくり行ってくれと思いますが、すぐ渡ろうとしない人には、躊躇しない/車に譲らないでさっさと行けよと思います。まあアイポイントが低いGT-Rでは、歩行者、特に子供が横断歩道に取り付くまではよく見えないことがあるので注意が必要です。植栽が高過ぎるんですよ。危ない。
    これは私が自動車でなく自転車の場合でも同じ。止まって歩行者が渡るまで待ちます。尤も大概の歩行者は衝突時の身体への侵襲リスクで相手を格付けしているので、相手が大型トラックならまず待っても自転車のことなんか待ちませんけどね、最初から。
  • 自動車で横断歩道に差し掛かり、横断歩道に自転車が接近していたら:車の私は止まりません。ここでの自転車は劣後側、脇道から進入しようとする車両です。自転車は、車両/歩道の通行を許された車両であって歩行者ではありません。(注1)
    劣後側から安全確認をせず交錯するようなタイミングで進入しようとする無謀運転車両には、(一応止まれるように減速もしますが)「危険を防止するためにやむを得ない」場面なので、クラクションを鳴らして突入を阻止することも許されます。(道路交通法第54条)
    これは歩行者横断妨害でも警音器使用違反でもありません。
  • 自転車で横断しようとするところに、接近してくる車両がいたら:車両より先か後か以前に、乗車で横断歩道は渡りませんけども。自転車が横断歩道を渡るという状況自体、私にはありません。渡るのは歩行者として自転車を押している時だな。
  • 歩いて横断しようとするところに、接近してくる車両がいたら:渡ります。車両に対しては、オメーが必ず止まるんだよと思います。既に横断歩道に差し掛かっている車両に突撃する気はないですが、相応の注意を払っている車両に急ブレーキを強いる状況でなければ、相手が自転車だろうがダンプカーだろうが歩行者が先です。歩行者がブレーキを掛けて自動車を通す謂れはありません。私が車両なら、歩行者を止めたら申し訳なくて申し訳なくて。アルファード、MB Gクラス等の如何にもオラオラな車は、私が横断を開始するのを見てから急ブレーキを掛けることが多い傾向にある印象ですが、死角が多くて見えないんでしょう、下手くそは小さくて視界のいい車に買い替えた方が安全だと思います。私まだ実車見ていませんが、実家の新型フィットすごくいいそうですよ。まあ車道の自転車なんかまず止まりませんが(私は止まります)、彼らは優先側にいても車に鼻先を横断されて危険な思い・不快な思いをすることが多い実態一番の交通弱者なので、こういう場面ではあまり悪く言いたくはない。

 

ホントのところ、(勘違いだとしても)親切なのか、(勘違いの)「横断歩道」優先なのか、危険な自転車への警戒か分かりませんが、無理が通れば道理引っ込むのです。

今回のような場面では、

  • 劣後側進入の自転車は待つ
  • 優先の自動車は進む
  • 因みに横断歩道を渡りたい自転車も待つ

以上。

 

自転車で横断歩道を我が物顔で渡る自己中連中が自動車の免許を持つと自己中自動車となり、自転車や歩行者の危険が増します。

免許の要らない自転車は交通安全の基礎です。ちゃんと自転車の正当な権利を認め(主に自動車乗りの問題)、自転車の正当な義務を求め(これは自転車乗りの問題)、それを適正に運用する(安全教育と取り締まり、あとインフラ)、自転車が車両として安全に通行できるようにしないと。

私の目に入る世界は既にカオスですが。

 

イビススタイルズ東京ベイから北西方面に進行して旧第二湾岸道路に入るまでの区間

この辺りは、歩道通行、逆走、信号無視、張っていれば入れ食い確実な自転車無法地帯です。

 

日曜日、下の写真の右上〜右下信号交差点右折〜左下交差点左折して更に左下に続くシンボルロード方面に進行しようとしていた私。

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交差点(そのときは信号赤)に向かっている私の視界に入ったのは、

  • 赤信号停車中の先行車(3〜4台)の間を割って対向車線に渡る自転車
    白色実線区間での追い越しのための進路変更禁止は自転車は適用外かな、いや、こっちか。
    割込み等違反:原付5,000円(注2)
  • 対向車線から交差点に進入してイビススタイルズ(右)側歩道に入るその自転車
    逆走(通行禁止違反):原付5,000円
    交差点右左折方法違反:原付3,000円
    自転車歩道通行違反:原付は対象外
    交差点進入のタイミングでは恐らく信号無視にはなっていない
  • 車両用の切り欠きから車道に降りるその自転車
    逆走(通行禁止違反):原付5,000円
  • 「左下交差点左折」を企図して後方の安全を確認せずに道路左側通行で差し掛かった私に寄せてくるその自転車
    私は危険回避のためクラクションを鳴らします。因みに彼は「悪りぃけど入れてくれる?」的意図と思しき肘を曲げた左手上げをしましたが、後方の安全確認を怠っているし、逆走からの合流など有り得ないし、そもそもそれは右折サイン。
    二輪のが接触不良で鳴らなくなる程クラクション使わない私が、この日は、追越動作中の私の前に先行車皆無であるにも拘らず後方の安全を確認せず車線変更してきた高齢者ジムニーにも鳴らし、2回も使いましたよ、全く。
    妨害運転で反則金適用なし・違反点数25点免許取消し2年欠格、と言いたいところですが、
    動静不注視/安全不確認(安全運転義務違反):原付6,000円
    合図不履行違反:原付5,000円
    進路変更禁止違反:原付5,000円はその前の逆走で違反を取るので適用されない筈
  • 「左下交差点」の右折待ち車と左折待ちの私を右から追い越そうとするその自転車
    (交差点内)追越し違反:原付6,000円
    逆走(通行禁止違反):原付5,000円

えーと、自転車に適用される違反は以上かな。たった1台、この短時間で9つ、原付をモデルに反則金を計算すると40,000円、実際には赤切符対象なのでもっと悪質でしたね。

その先も逆走していましたが。

 

この自転車に乗っていたのは、高校生くらいの若い人じゃありません。齢40くらい。反社会的勢力かもしれませんが、もし普通に勤め人なら、あまり能力がなくても部下の1人や2人くらいはいるでしょう。それで社内規則守れだのコンプライアンス遵守だのお客様への態度がだの言っているんでしょうか。

どの口がですよね。

 

こんな自転車、他の通行者にしたら、迷惑だし危険です。

自転車への心証が悪化します。既に地に落ちているかもしれませんが。

事故が起きたら、怪我をするのは自転車かもしれませんが、事故原因は自転車です。過失割合なる欺瞞に拘らず、原因は自転車です。

正当な自転車を守るためなら自転車道や自転車レーンの整備もあるでしょうが、無法者集団に対して必要なのは禁止です。あながち空想とも言えないです、自転車禁止。

 

その点、反則金制度は現実的です。あながち空想とも言えないとか言って実際には空想の自転車禁止は別として、適用困難な赤切符・罰則よりも実効性があります。

 

ちゃんと自転車の正当な権利を認め(主に自動車乗りの問題)、自転車の正当な義務を求め(これは自転車乗りの問題)、それを適正に運用する(安全教育と取り締まり、あとインフラ)、自転車が車両として安全に通行できるようにしないと。(敢えて繰り返し。)

 

自転車乗りの中でもローディーとして自律を心掛けないといけないのは、

過度な速度の抑制:幅員や交通量からみて十分に安全な状況ならサイクリングロードで60km/h出したっていいと思いますが、荒川CRの下流のかなりの部分は、管理用道路として20km/h制限じゃなかったかしら?

歩行者追い越し・追い抜き・離合時の間隔確保若しくは徐行:ローディーの多くはこれが不十分です。

 

と冒頭「不自由にする」とか書いてますが、反則金制度が導入されることで不自由になるという訳ではありませんけど。マナー(ホントはルールがあるのに)による統制ができていないことによる危険がルールに実効性を持たせることで少なくなるなら、却って自由になります。

 

私がヒットする恐れがあるのは、一部の交差点でやることがある二段階右折違反(交差点内右左折方法違反)ぐらいだし。ああ、あと停止・徐行時と下り坂の交差点左折での手信号省略があるか。。。二段階右折は安全を確保するか廃止して欲しいし、手信号も現実的なものにして欲しいですが。

 

注1:これは解釈の話なので100%ではないですが、自転車は道路交通法第38条上歩行者としては保護されない。尤も自動車側は第70条の安全運転義務からは解放されない、というか衝突したら被害者面できる生身の人間には勝てない。

判例まで色々調べてくださっているのは↓

roadbike-navi.xy

端的に書いてくださっているのは↓

bestcarweb.jp

注2:価格一覧表です。東京の価格ですが全国共通です。(笑)

www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp