甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

フィットCROSSTAR e:HEV AWD

GRフィットですけども。

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GRフィット 1.5ℓ e:HEV CROSSTAR AWDです。

フィット史上最悪のフロントデザインだと思ったGRフィット、故、まさか買うことになるとは思っていなかったGRフィットですが、GDフィットが突如逝去して急ぎ調査したら、フロントグリルありのCROSSTARなら全然ありだと分かって購入しました。

もとのGDフィットなんか中古で80万円くらいで買って、自走で田舎に持ち帰って、母の運転ではカタログ通りの23km/ℓ走る優等生でしたが、GRフィットはコンパクトカーなのに300万円もしました。

 

純正から系列の無限からサードパーティから各種ダミーグリルが発売されています。誰がこのデザインにゴーサイン出したか知りませんが、最初からグリルありにしていれば車両本体がもっと売れたろうに。まあ機能面での意義は0だし、サードパーティのダミーグリルも大概醜いと思うので、フィットを買う人は素直にCROSSTARかRSにすればいいと思います。

 

因みに純正以外のカスタム箇所は、

親の車なのに弄るのか、というと、親の車だからホーン交換は必要なのです。流石に私のR32GT-Rと同じFIAMMのエアホーンにはしませんが。

 

元の初代GDフィット 1.3ℓ A FWDとこのGRフィット 1.3ℓ e:HEV CROSSTAR AWDを比較すると、

外寸は、3,830×1,675×1,525から4,095×1,725×1,570へとそれぞれ、265mm、50mm、45mm大きくなっていますが、CROSSTARは外装が独自仕様なので、FF標準車で比較すると横幅は20mm、高さは15mmそれぞれ拡大。土地も道路も拡がっていないのに自動車の巨大化が進むいま、発売時期で19年違うことを考えると、サイズが変わったのは165m延長した全長だけと言ってもいいところ。5ナンバー枠ってのは世界の良心ですね。

この全長増加、荷室長が伸びた印象はないので、主に居住性向上に充てられているんではないでしょうか。

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開発時期からエンジンから駆動方式から一切合切違うので、比較に然程の意味はないのですが、ざっと比較レビューすると、

  • 視界は評判通りいい。GDもいまどきの車と比べるとまだいいのですが、大型三角窓を装備して細くしたAピラーのお陰でGRは右左折の死角が少ないです。但し、座高によっても違うでしょうが、私にはボンネットは全く見えません
  • 元々ワールドカーとして設計されたフィットのシートは大きいですが、新型のシートも大きく、硬さも適度(リアは座っていないから不明)
  • ウレタンのステアリングホイールは、感触が良くないし滑ります。ホイール自体は太めなので純正オプションの本革カバーもいい選択ではないし、RSからLUXEの純正本革巻きに変えられないかな。ていうか親の車
  • 動力性能は過不足なし、電動が効いてとりわけ力強く加速するでもなく「過不足なし」が最も適当な表現(尤も、軽量ゆえGD1.3Aも街乗りには全然文句ない)
  • 車重がGD1.3Aより300kg近く重く、タイヤもGR他グレードより厚い60プロファイルだが、乗り心地にゴツゴツ感があります。まだ新車だからかな(走行1,300km)
  • ブレーキの効きがリニアで、GD1.3AのCVTが極低速域で見せた不自然な減速感はないですが、車重が重いのでGD1.3Aの感覚でブレーキを踏むと減速が足りずオーバースピードになります
  • 安全運転支援機能Honda SENSINGは、不要なオートハイビームを含めてほぼフル装備ですが、ギリギリの領域で使用していないので、効果の程はよく分かりません。狭い道でのすれ違いのため左端に寄ろうとすると路外逸脱防止機能が介入してきますが、対向車の寄せが足りなくて危険と判断したら、、、ブレーキ掛けるのかしら?
  • オートライトはいいけど、オートハイビームは余計です。車側が小まめにハイに切り替えようとしますが、わざわざ遠くまで照らす必要なんかありません。見えないなら見える速度までスピード落としゃいいんです。田舎は歩行者がいないから、歩行者に対してどれくらいの感度かは不明。まあ対向車がいてもローに切り替えない不届者がいることを思えば、オートロービームと捉えてもいいんですな。でも、そもそもハイビームなんぞ廃止するのが一番です
  • 燃費は、母親が乗ると10.15モード23km/ℓのとおり、私が乗ると20km/ℓ台のGD1.3Aに対し、WLTC24km/ℓのGR CROSSTARは、どっちが乗っても21km/ℓ台。ほぼ同じ。290kg重く抵抗が多いAWDとはいえ、モデルにして19年新しい且つハイブリッドなのに燃費改善しないのか、というのが正直なところ。トヨタの圧倒的な燃費性能が羨ましいなあ

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そしてラゲッジスペース(注1)。

私のSK Pininfarina Diskのサイズは、52。トップチューブ長でいうと、541mm。

サドル高は710mm。

これを実車計測すると、定規を使った粗っぽい計測ですが、

【正立】

サドルまでの高さ:950mm

一番高いボトルケージまでの高さ:970mm

【倒立】

リアタイヤ上端までの高さ:985mm(前後差が出るためこれが一番高い)

ホイールを外して一番高いプーリーまでの高さ:810mm

 

前後両輪外さないと載りません。

 

フロアは基本的に前が高く後ろが低いのですが、

GD1.3Aはフロントホイールだけ外したSK Pininfarina Diskを前向き倒立で収納できました。なので、後部は985mmを超える高さがあります。因みにリアシートを全部倒せば、ホイールを外さなくとも横倒しで収納できます。

GR CROSSTAR e:HEVは、同じくフロントホイールを外して、高さの点で余裕がありそうな前向き倒立にすると、ラゲッジスペースの継ぎ目の盛り上がりに丁度サドルが引っ掛かって載りません。惜しい。

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リアホイールも外し、後ろ向き倒立にすると、そこそも余裕のある状態で積めます。
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以上2枚にはSK Pininfarina Diskはいませんが。

一番高くなるプーリーとのクリアランスは50mmくらいかな。室内形状、バイクの車体形状、積載方法色々要素があるから一概に何cmとは言えないのですが、私のSK Pininfarina Disk積載基準で言えばラゲッジスペース高はGDより10cm以上低いので、もうちょっと頑張って欲しいというところです。

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リアシートが厚くなっているのと、ハイブリッド車はトランクルームのフロアが上がっているのとで、天地が大分低くなっているということでしょう。ガソリン車は分かりませんが。

フロントホイールだけ外せば載るGDには遠く及びません。

両輪外してさえしまえば2人乗車2台乗せができるという点ではGDと同等ですが、リアホイールを外さないと1台も載らない(但し、試していないが横倒し収納はできると思う)というのは手軽さが大分削がれるし、フィットとしてのスペシャルティがありません。

GRフィットは色もデザイン(CROSSTARに限る前提)もいいけど、ワタシ的セカンドカー選定基準の第一から外れますね。母から譲り受けることになったら、そのまま乗るかどうかは微妙ということで。

 

余談。

因みにこれは、ホイール発注前にお借りした前期型GD CROSSTARの画像。

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他のグレードでも同じですが、リアホイールが、フロントに対して引っ込んでいます。これFWDかAWDか、オーバーフェンダーがあるかどうかに関わらず同じ。

これがエクステリアデザインで目立ちます。

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要は「リアホイールが引っ込んでいて格好悪い」。

CROSSTARのトレッドは1,495/1,485mmで前後とも他グレード比+10mmですが、全グレードを通じてホイールサイズに前後差はないので、リアが10mm狭いのは共通。

まあFWDベースではありがちなディメンションだとは思いますが、正直ボディデザインのところで消化して欲しいなあ。対策としては、リアホイールのオフセットを10mm、左右で20mmくらい浅くして外に出した方が方がカッコよくなりそうです。

ただ転がるだけのFWDならまだしもAWDのリアの変更は走行性能に影響するし(リアのトラクションが上がり雪道用としては望ましい筈ではある)、何よりもローテーションに支障が出て経済的ではないので、止めとこう。

 

休暇帰省ネタおわり。