12月9日、晴れ。8日目はいつもの旅行なら帰途に就く土曜日です。
【朝食】
昨日Vitti Roma dal 1898で朝食をした我らは、今日の朝食はもう1軒のチャンピーニ‘Ciampini Roma’(ローマのレストラン9,057件中2,370位)にしました。
前日より更にローマらしく、座らずバーカウンターにしました。
流石ローマのアランチャ、大変美味しかったそうです。
私は、開店時刻が9時半と生憎遅めなので今回の旅行での朝食には利用しないカフェ・グレコ‘Antico Caffè Greco‘(TAローマのカフェ630件中151位)を始めとするローマの名だたるカフェ/バールでやってますが、ちゃんと着席したい派の嫁がスタンドってのは初めてかも。
嫁のジュースが約半分を占めますが、総額€9.3でした。コルネットが€1.5、カプチーノが€1.8だもんね、イタリアは生活必需品が安いです。
【サン・ロレンツォ・イン・ルチーナ聖堂】
店の前、レジデンツァの裏の広場は、サン・ロレンツォ・イン・ルチーナ聖堂(ローマの観光スポット2,415件中180位)の謂わば境内です。名前がキエーザ‘Chiesa’でなくそのものBasilica di San Lorenzo in Lucinaなので、一般に「教会」でなく「聖堂」と訳すことになりますが、ローマン・コロンナが目立つ古風なバシリカ式教会です。
聖人の名を冠したバシリカなので、格が高い教会だと思われます。
バロックで装飾されていますが、端正な初期キリスト教会の面影が残る美しい教会でした。
右翼廊1番奥の祭壇にベルニーニの「ガブリエーレ・フォンセカの胸像(Busto di Gabriele Fonseca)」があるのですが、工事中でした。
今日はフリーです。前日のような大型案件のブック2件などということはありません。
土曜日午前だけ開いているコロンナ宮=コロンナ美術館‘Palazzo Colonna’(ローマの観光スポット 2,415件中12位)、私の知る最も豪華な宮殿ですが(最高峰であろうベルサイユは行ったことない)、これの再訪が場所も近いしいいんじゃないかと思っていたのですが、1度見たものはもういい系の嫁が乗り気ではなかったので、見送りました。
因みに収蔵されている絵画コレクションには興味を唆りません。
これをやっておきたかったので予め依頼してあったResidenza Ruspoli Bonaparte館内見学を、ルスポリ家お血筋のマダムのご案内で実施しました。ここでは省略。
本日もコンドッティ通り(TAローマの観光スポット2,415件中147位)をスペイン階段方面に向かいます。
スペイン階段に近付くに連れて混雑は悪化し、歩みは牛歩でした。
【ショッピング・イン・ローマその1】
新作の財布(私の)を調達。財布更新期と言えばローマのブルガリです。
€399はプランドからすると高くない、同ブランドの財布では1番安いぐらいのクラスなのですが、日本円にするとすごく高いです。入るべき中身が飛んでいきます。
通りに面しているのに雑踏から隔絶されたブランドショップ内は、休憩にも最適です。夏は涼しいし。
タックスリファンド書類待ちの間、エスプレッソ淹れてもらって店員と会話していましたが、話題は昨日の混雑。ブルガリは、商売にならないので休業していたそうです。
BVLGARIでは財布以外買った覚えがない(嫁のスカーフくらいは買ってあげたことがあるかもしれない)私なんぞは当然ロイヤル・カスタマーではありませんが、購入記録。
綺麗な箱に目がない嫁も、これは小さくて使えなかろう。
【ショッピング・イン・ローマその2】
続いてはセルモネータ・グローブス‘Sermoneta Gloves’(TAローマのショッピング762件中122位)。
本店はスペイン広場に面した、間口1間5尺かな、小さい2階層です。これがあの有名なセルモネータなの?と誰もが思うような店構えです。
商品は沢山あります。ここはカラー・ヴァリエーションが凄いのです。
東レが代理店をやっていて、有楽町阪急が直営店ですかね、都内でも複数の百貨店で取扱いがあるので、入手困難なブランドではありませんが、本店で豊富な商品から好みのカラーをフィッティングして選ぶことが重要なのです。
嫁と嫁側の母と妹は、長年セルモネータを愛用。ここもローマに来た時の定番です。イタリアにおける手袋の高級ブランドとされる中では新興ですが、優れたデザイン、暖かさ、フィッティング、耐久性、それでいて価格もリーズナブルです。
新興といっても創業50年、フィッティングしてくれたシニョーレは2代目でしょうか、日本は大事な市場なので、度々訪れているとのことでした。(フィッティングイヴェントなどやってます。)
【あと2つ】
我が家がローマ行ったら買い物による定番は4ブランドですが、あと2つはスルーしました。
フィレンツェかローマでは毎度ネクタイを買い込むフェラガモ‘Ferragamo’。
しかし、夏も冬もカジュアルになり、ネクタイを締める機会は黒いのを締めるときくらいしかないのでした。クロアチアで買ったクラヴァッタも1回も締めてないし。
マンダリーナ・ダック🦆‘MANDARINA DUCK’は、時間に気を取られて寄るのを失念。
キーケースがもうボロいです。また買いに行かないと。
しかしフェラガモからマンダリーナ・ダックまで僅か350mの間に本店3店を含む旗艦店4店、ローマは世界一便利ですな。
まあ今やどのブランドもwebショップ持っていて、現地に行かずとも大概手には入りますけどね。
早めに切り替え。