甘く香るか青いバラ

ロードバイク初心者がディスクロード+EPSを自分で組んだ記録から始めてみる

バロックの神髄 ―ミュンヘン・バッハ管弦楽団2019― at 東京オペラシティ

昨日は初台、東京オペラシティ

昔録音されたマタイとかヨハネのCDは散々聴き倒しているミュンヘン・バッハ管弦楽団

f:id:ABi-R:20190926062136j:image

バロックの神髄 ―ミュンヘン・バッハ管弦楽団2019― – インプレサリオ東京

 

公演案内に、

音楽史に名高い巨匠、カール・リヒター率いるミュンヘン・バッハ管弦楽団が一世を風靡してから四半世紀

と書いてあります。

「マタイ」(注1)の録音が1,958年。彼らと合唱団、ちょっと惜しいことを言うと管弦楽団でなく「カール・リヒターと合唱団」だと思いますが、70年代末には既に神格化されていました。一世を風靡してから優に半世紀を過ぎています。「四半世紀前」は初来日公演を指すようですが、「一世を風靡」の使い方が違うんでないかな。

そのオケの2005年からの音楽監督ハンス=イェルク・アルブレヒトさんは、リヒターと同じ指揮者にしてオルガン&チェンバロ奏者。その辺りも後継者と呼ばれる所以のようです。

首都圏4回公演のうち東京開催は今日1日限り。

 

座席は、あんまりお金使わないように3階サイド。(特定情報を全部消したので3階であるとは分かりませんが↓)

f:id:ABi-R:20190928232902j:plain

オペラシティの四角いコンサートホールのサイド席は、ステージでなく対面を向いているので、耳に入る音の左右バランスが取れず、ステージも半分以上見えません。この日で言えば、チェンバロを弾きながら指揮するアルブレヒトさんが、居たのかどうかすら分からない。ダメですね、ここは。手摺の間から、レベッカ・ハルトマンさんのソロと、オルガンを弾くアルブレヒトさんだけよく見えました。

同じサイドでも2階に結構空席があったので、財布との相談ですが、視覚的にはそっちの方がよかったかな。

 

公演パンフレットは無料配布。1枚もののリーフレットなので、掲載自粛。 

 

プログラムは、以下。

 

第1部~バロック作品傑作選~

G.F.ヘンデル:オラトリオ「ソロモン」より“シバの女王の入城” HWV67

J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041

G.F.ヘンデル:「水上の音楽」第1組曲ヘ長調 HWV348

 

第2部~大バッハの世界~

J.S.バッハ:幻想曲とフーガト短調 BWV542 『大フーガ』(パイプオルガン)

J.S.バッハ組曲(H.アルブレヒト編曲による抜粋作品)

カンタータ第79番「主なる神は、太陽にして盾なり」アレグロモデラー

カンタータ第32番「いと尊きイエス、わが憧れよ」アダージョ

カンタータ第147番「心と口と行いと生活で」コラール“主よ、人の望みの喜びよ”

カンタータ第74番「人もしわれを愛せば、わが言を守らん」アレグロ

-復活祭オラトリオBWV249 アンダンテ

カンタータ第155番「わが神よ、いつまで、ああいつまでか」アコンバニャー卜

ブランデンブルク協奏曲第1番へ長調BWV1046 第3楽章アレグロ

カンタータ第35番「霊と心は驚き惑う」アンダンテ

カンタータ第83番「新しき契約の喜ばしき時」アレグロモデラー

 

アンコール

J.S.バッハ管弦楽組曲第3番ニ短調 BWV1068「G線上のアリア

J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248よりカンタータ

 

バロックの名曲を並べた第1部から、第2部はパイプオルガンを堪能し、そこからバッハの名作を紡いだアルブレヒトさん編曲の大組曲。当初の予告より大幅拡充した組曲は、9曲から成る大曲になっていました。(私は147番とブランデンブルクくらいしか知りませんが。)

 

それで演奏。

編成は、指揮/チェンバロの他15人だと思いますが(半分以上見えないので、入退場時カウント)、リヒターさんの時代と比べるとかなり小編成。ピリオド・アプローチがどこまで入っているかどうか分かりませんが、小編成の1音1音が粒立つ美しいサウンドでした。チェンバロもいいです。

オペラシティのオルガンは初めて聴いたと思いますが(注2)、素晴らしい音でした。ホールによって足鍵盤のレイアウトが違うのでしょうか、アルブレヒトさんは盛んに足元を気にされていました。演奏は、よく分かりません(笑)。パイプオルガン曲は技巧差が分かり難いし、バッハの荘厳さには照明が明るい。

少人数は個々の技量が見えてしまいますが、ハルトマンさんのストラディバリウスだけでなく、見えない右側の管楽器も含めてかなりよかったように思います。

心が穏やかになる演奏でした。

そのためか、向かい側を見ていると、爆睡している聴衆が少なからずいましたが。。。

 

協奏曲の第1楽章の後に拍手は起きるし、聴衆はイマイチでしたね。

 

バッハを聴くと、思い出してついiPhoneを操作する手が伸びるロックのアーティスト/アルバム3枚。

 

Premiata Forneria Marconi(プレミアータ・フォーネリア・マルコーニ。原語に忠実な読み「フォルネリーア」とは呼ばないな)、日本での略称PFMのワールド・ワイド・デビュー作“Photos of Ghosts”「幻の映像」。

Photos of Ghosts

Photos of Ghosts

 

バロック音楽の伝統無くしては成し得ない、とまで言うかどうかは別として、イタリアン・ロック、ユーロ・ロック、クラシカル・ロック、プログレッシヴ・ロックの大金字塔。バロックのリリシズムとロックのダイナミズムとの奇跡の融合。

 

IL ROVESCIO DELLA MEDAGLIA(ロヴェッショ・デッラ・メダーリャ、イタリアのバンドは名前が長い)、日本での略称RDM(共通の話題にならないから呼んだことがない)の3rdアルバム。“Contaminazione”「汚染された世界」。

Contaminazione

Contaminazione

 

プログレ界にその名を轟かすイタリア映画音楽界の巨匠ルイス・エンリケス・バカロフが、バッハの作品、主には「平均律クラヴィーア」だと思いますが(注3)、を派手にオーケストレーションした、ケレン味たっぷりのロマン派的バッハ。コンタミなので確かに「汚染」という訳が基本でしょうが、おそらく誤訳。本来は“Classic in Rock”みたいな意味だと思います。

 

Latte e Miele(ラッテ・エ・ミエーレ、名前からしキリスト教)の1stアルバム、“Passio Secundum Mattheum”「受難劇」。

受難劇+1(紙ジャケット仕様)

受難劇+1(紙ジャケット仕様)

 

私はキリスト教徒ではないどころか、微塵のシンパシーも抱いていませんが、これはコテコテのクリスチャン・ミュージック(だと思う)。バチカンでローマ法皇パウロ6世だと思われる)に御前演奏を披露した若者3人組による「マタイ受難曲」は、マルチ・キーボードを中心にした目まぐるしい展開と合唱。非キリスト者である私にはコミカルに思える程真摯。

 

注1:愛聴盤は寧ろその後の「ヨハネ」。

注2:ここ最近、ハモンドやらローズやらメロトロンやらの生音を聴いて感動していましたが、よくよく思い返すと、日本の大ホールでの生パイプオルガンをじっくり聴いた記憶はあまりない。

注3:自作使い回し王のバッハの場合、私レベルの知識ではどの作品がオリジナルかは分からないが、後期の大作である平均律クラヴィーアには、集大成的に過去の名フレーズが盛り込まれている。

チョ・ソンジン ピアノ・リサイタル at Suntory Hall

昨日は六本木サントリーホール行ってました。

「日本・ポーランド国交樹立100周年記念 ポーランド芸術祭2019 in Japan 参加公演」。そう銘打った公演を聴くのは3月のツィメルマンさん以来です。6月の表参道・パホレツさんは、同じポーランドでもちょっと違うタイトルが付いていました。

 

チョ・ソンジンさんです。

一番最近のショパン・コンクール優勝者です。

この年2015年はコンチェルト賞がいません。彼を含めて、決勝でワルシャワ・フィルを唸らせる演奏をした人はいなかったということではあります。(注1)

ブーニンさんの後2回優勝者を出さなかったことの反省から、ユンディ・リさんの時から必ず優勝者を出すようになったらしいです。2015年はチャイコフスキー・コンクールと重なって有力者が分散したと言われ、まさに優勝者がいなかった1990年と似た状況です。

 

歴代優勝者には及ばないのでは?

 

…という見られ方を実力で跳ね除けないといけない、他の優勝者よりも重い十字架を背負った優勝者かも知れません。なんて考えている人自体いないかも知れませんが。

 

でもこの年の相対1位。ここは悔しいところですが、小林愛実ちゃん達を下した優勝者です。そして4年の歳月は彼を成長させたでしょう。

 

因みにコンチェルト演る日を選ばなかったのは、実力を疑ったのではなく、他のブックとの兼ね合い。

 

予習資料が配布されています。↓

https://www.japanarts.co.jp/common/japanarts/img/pdf/20190924_sengjincho.pdf

 

楽曲解説を事前配布するのはあまり覚えがありませんが、何か新しい試みでしょうか。今回では、あまり馴染みのないベルクのピアノ・ソナタに解説があるのはいいかなと、個人的には。

 

【前半】

モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397

モーツァルト:ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調 K.281

シューベルト:幻想曲「さすらい人」 ハ長調 D.760/Op.15

 

冒頭のモーツァルトが自分の好みと合わないタイム感で始まったので不安になりましたが、指の動きがスムーズになったシューベルトの中盤以降(注2)は、この人らしい流麗で美しい演奏でした。

 

【後半】

ベルク:ピアノ・ソナタ ロ短調 Op.1

リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178

 

スタインウェイを以ってしても若干のパワー不足な印象はありますが、十指のバランスが良く取れ、掴み所の無い演奏になりがちな新ウィーン楽派を、しっかり構築した印象。

ベルクから止まらずにリスト。同じ音で切り替わるので継ぎ目をうっかり聴き落としそうに切り替わりました。「同じ音から導入したい」ということでなく、ベルクの音楽にあるロマン派からの連続性を、リストに遡ることで表現したのだと思います。凡庸なメロディで、リストであることにはすぐ気付きますがwww。

私、チョさんはクール系のピアニストだと思っていたので、静かなパートの静謐さや美しさは期待の範囲内でしたが、なかなかどうして、情熱を備えた熱い演奏でした。ちょっと意外。

 

【アンコール】

ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ長調 Op.35「葬送」 第3楽章

モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番 へ長調 K.332 第2楽章

 

葬送曲を聞かされると、プログラムに書いてあっても戸惑うので、個人的にはせめて第2楽章から聴きたいのですが、演奏は「流石ショパン・コンクール優勝者」。ベルクで見せた冷徹な構築性が、ここでも私レベルのリスナー如きには非の打ち所なし。

最後はモーツァルトで温かく終了。モーツァルトの軽やかさを表現するには、真面目キャラクターをもう少し崩してもいいと思います。

 

ショパン・コンクール優勝者、しっかり成長していました。

 

S席6,800円は1階ステージに向かって右寄り。指は見えませんが、表情までよく見えたし、音もよく聴こえました。

f:id:ABi-R:20190925080448j:image

大枚叩いた本命コンサートでもイマイチな席の予約が多いのですが、今日は良かった。値段もリーズナブルだし。

 

ああ、もう1つ。

この間BShiで牛牛さんをやっていて、ジュリアードで見栄えするアクションを演劇から学んだ話をしていました。丸顔小柄(頭身低め)のチョさんが小さくなって弾いていると正直見栄えがしないので、この辺の研究も進めてもらうといいかもしれません。

 

会場は女性多め。「韓流キャー」(注3)だったら興醒めだなと懸念しましたが、杞憂でした。

そう嫁(ピアノは主に私のテーマなので、一部を除いて同行しない)に話したら、「自分で弾く女性が多いから、あなたより詳しい」と窘められました。すいません。

 

この公演は、無料パンフ込み。

f:id:ABi-R:20190925125807j:image

豪華版3,000円でも買いますが、簡易版でもいいから作ってくれるのは嬉しいです。

無かったマグマは残念。

 

久し振りのクラシック・コンサートで、知らぬ間に家族が勝手に捨てた「行きたい公演のリーフレット」ストックを大分回復。でも先週行ったロイヤル・オペラと、マリインスキー劇場ウィーン・フィルベルリン・フィルBBC Proms Japan(全体版)はありません。。。

 

注1:自転車系の方が多かろう僅かな私の読者のために書いておくと、ショパン国際ピアノコンクールというのは、課題曲がショパン作品限定、本選はワルシャワ・フィルとの共演によるショパンのピアノ・コンチェルト(2曲のうちのどっちか)限定という、ある種偏ったコンクールです。コンチェルト賞は、その決勝の共演オーケストラが選出します。優勝者が受賞するケースに限らず、2010年のように入賞者(本選まで進んだが6位までに入れず)が受賞することもありますが、最多は「受賞者なし」。

注2:私の基準は速弾き女王アルゲリッチさんなので、大概評価は厳しい。

注3:それはそれで看過できない力があり、ロック通が馬鹿にしていたクイーンを初期から採り上げてスターダムに押し上げたのは、日本の女性オーディエンスだという有名な歴史がある訳です。(が、ZEPフリークの私はやっぱりクイーンを馬鹿にしている。)

CampagnoloのMTBホイール!〜ビアンキ Viale L フルオーバーホール追補1〜

仮完了したビアンキ Viale Lのオーバーホール。残った宿題の1つ片付きました。

 

バン❗️

f:id:ABi-R:20190922112630j:image

 

ババン⁉️
f:id:ABi-R:20190922112638j:image

 

バババン‼️
f:id:ABi-R:20190922112633j:image

 

Campagnolo ATEK 26” 32Hです。

 

嘗て、カンパニョーロはMTBコンポーネントに参入しました。(伝聞)

そして、シマノに全く太刀打ち出来ずに撤退しました。(伝聞)

この無謀な挑戦が齎した隙が、ロードコンポへのSRAMの進出を許し、経営を一層苦しくしたのかも知れません。いや、性能よりもデザインに特化して(注1)、じゃなくて高級バイクのアイコン化してお金持ちや私のような背伸び者から多額のお布施を得ているので、経営的には結構いいかも知れません。(憶測)

ホイール(→リム)の存在は知っていましたが(割と最近の話)、ディレイラー等は見たことがありません。

 

VialeにはMAVICリムを使ったショップ手組みホイールを考えていたのですが、考えている間にウェブショップの棚から消えました。今や絶滅危惧種であるリムブレーキ車用26インチリムがカタログ落ちした影響のようです。(注2)

それでマヴィックのリムを海外調達をしよう、とeBayを眺めていたら、いいグレードのマヴィックがない代わり、20年以上前のカンパニョーロのMTBリムの新品(デットストック)が未だ流通していることを発見しました。値段も、絶版新品を調達すると考えれば、そんなに高くない。いや、グレード的に言うと割高ですよ、普通に。念のため。

よし、日本企画台湾生産イタリア車ビアンキVialeにはイタリアだ!カンパニョーロだ!という結論に至りました。

幾つかシリーズがあるのですが、新品が2本揃えられて、32H(MTB用のフリーと組むため、選択肢は36Hか32H)が選べて、日本にもデリバリーがあるのは、“ATEK”でした。

送料込みで15,000円くらい。グレード的には高いんですけども。

この時代の製品ですから、当然made in Italyです。しかもby Chinese workerでもない正真正銘のイタリア・メイドでしょう。

 

で、そう思うと一層ポリッシュ(注3)の輝きが眩しいカンパニョーロのリムなんてのが手に入ったので、エアロスポークを奢ることにしました。

f:id:ABi-R:20190922154158j:image

分かり難いですが、SAPIM CX-RAYです。

軽量・高耐久性を誇るセミエアロ・スポークです。

www.trisports.jpは

DTスイスよりは安いらしいですが、CX-Superとかいう凄いのを除くと、サピムの中でも特に高価です。普通のスポークの10倍以上します。32本組×2の64本も買うと、リムを軽ーく超える値段になります。冷静に考えると要らないですが、きっとこれでVialeが更に速くなります。

因みにJekyllはディスクブレーキなので、Leftyのフロントだけでなく、リアもハブ↓が適合しません。使い回すにはショップのお世話になる必要があります。ポン付けは不能です。

 

ハブ/フリーホイールは、DEORE XT HB-T780S/FH-T780Sにしました。

f:id:ABi-R:20190922154315j:image

LXで揃えたかったのですが、フロントハブにはリムブレーキ用のLXグレードがなく(元々無いのか無くなったのかは不明)、つい、最高峰XTで揃えてしまいました。(XTRは想定の対象外。)

DEOREより剛性は高いでしょうが、回転性能も高いかどうかは知りません。

で、抜群に評判のいいXTのクイックリリースが付属します。

f:id:ABi-R:20190922154538j:image

うーん、勿体ないぞ。

Vialeには既にこれ↓がある。

固定という観点からは、構造的にBQR-03の方が優れている。

いざという時のために、「きっと使わない在庫」かな。

 

SK Pininfarina Diskを自分で組んだし、Vialeも自分で組みましたが、ホイールは無理。これのための設備を導入するのも、流石にコスト倒れ&手に負えるか怪しい。

リムが遠路遥々オランダから届いた後、割と近所にあるメーカー系専門店にセットアップを依頼しました。結構時間掛かりましたが、主にスポークの問題でした。そのショップが使っている問屋に扱いがないということでしたが、今どきユーザーが幾らでも調達できるのに、ショップが調達に苦労する自転車業界の流通システムは絶望的です。

 

尚、これの選択だけはショップ完全お任せでしたが、リムテープパナレーサーのポリライト。

 

なんかViale1台分くらいのコスト掛かりましたが、兎に角、Campagnolo ATEK 26” + SAPIM CX-RAY + XT HB-T780S/FH-T780Sのホイールセット完成。

 

あと残るのはタイヤ。

コントロールレバーとかRDとかで、当初の計画よりもVialeが黒くなりました。今履いているPanaracerの「パセラ」の黒色は気に入っていません。オリジナルカラーであるサイドスキンにするか(注4)、割り切って黒いのにするか決めないと。

ただこれをアッセンブルする前にしないといけない仕事が1つ。高級コンポ・カンパニョーロのクオリティ、と書き始めてすぐ思い出しましたが、BORAも自分で修正したんだった。継ぎ目のバリが残っています。私の基準では、これにチューブは触れさせられません。チューブ/タイヤを組む前に削らないと。

 

終わり。

 

注1:アウターリングが小さく見えて、黒く塗るとシマノと変わらない12sコンポのデザインはないと思います。

注2:ARAYA、あと流通在庫限りだと思いますがALEXにはあるようです。

注3:当然“Polish”でなく“polished”です。

注4:シティスポーツタイヤでは、パナレーサーの「パセラ」の他にはシュワルベの「シティジェット」がありますが、ブランド内でももっと上のグレードがあるし、良し悪し以前にレビュー自体見掛けません。

 

FOCUS 50th Anniversary Japan Tour “In And Out & Best Of FOCUS 2019”

昨日の六本木に続いて、今日は川崎Club Citta'。

f:id:ABi-R:20190922200906j:image

マグマ“MAGMA”と同じこの3連休、被らない日に同じ50周年のフォーカス“Focus”が川崎で来日公演。はじめは見送るつもりだったのですが、結局来てしまいました。

一般には殆ど知られていないマグマと違い、フォーカスは、英米以外にもロックがあることを世界に知らしめたユーロ・ロックの魁。ヨーデルで有名な“Hocus Pocus”やヒット曲“Sylvia”、メロディ・メーカー誌で10年君臨したエリック・クラプトンを押しのけて人気ギタリストNo.1に輝いたヤン・アッカーマンが在籍したということで、世間一般的には、フォーカスが唯一のパイオニアでしょうか。双璧と言いたいPremiata Forneria Marconiも多分そんなには知られてないでしょう。

 

フォーカスのライヴといえば、名盤の誉れ高い“At The Rainbow” 

アット・ザ・レインボー

アット・ザ・レインボー

 

スタジオ盤11枚、ライヴ盤5枚が公式盤だと思いますが、このライヴを含む、所謂全盛期の計4枚だけ持っています。

 

現在のラインナップは、

タイス・ファン・レール ‘Thijs van Leer’(Key.,Vo.,Fl.)

メンノ・ホーチェス ‘Menno Gootjes’(Gt.)

ウド・パンネケート ‘Udo Pannekeet’(Ba.)

ピエール・ファン・デル・リンデン ‘Pierre van der Linden’(Dr.)

 

ヤン・アッカーマンがいない点、他のイヴェントと日程が混み合っている点が見送ろうとした理由なのですが、それでもタイスとピエールがいるフォーカスを逃すのは、ホワイトスネイク逃すよりも、U2逃すよりも、キッス逃すよりも痛いということで、2夜連続でライヴ会場へ来ました。

f:id:ABi-R:20190922200845j:image

 

開演前のBGMがまだ続いている最中にタイスのフルートが始まり、開幕するという演出でした。

 

インストゥルメントは、

  • ハモンドB-3、フルートは不明。昨日のマグマのフェンダー・ローズ(ルックスが古臭いことからの推測)といい、クラシカルなインストゥルメントはやっぱりいいです。
  • ギブソンレスポール(前後半で色違いだったと思うが、よく見えなかったので不明)
  • ベースはさっぱり詳しくないのでよく分かりませんが、6弦。と記憶に刻んでいたら、公演パンフに写真がありました。因みにウドさんは左利きモデル。
  • 4タムのコンパクトな構成のドラムセット、バスドラムは多分22”(パール)

 

席は1階席後方。ここのフロアは、後ろに行っても傾斜が緩いままなので、前席の座高でかなり見え方が変わります。

で、前の人。私より10cmは高い。ステージの縦方向の半分(何もないですが)を隠しています。でも些か気の毒なのは、この人の隣は幅が普通の人の1.5倍。両サイドとも窮屈そうでした。席は座高順、幅の大きい人はチケットを2枚買って真ん中座らすか、普通は肘掛けがあるので、パイプ椅子席を用意すべきですな。(クラブ・チッタは最後尾がパイプ椅子。)

お陰で、ギターのメンノはほぼ全く見えませんでした。私から見たステージは、ELPか(レ・オルメは多分誰も知らないので)上原ひろみ THE TRIO PROJECT(笑)。幸い、タイスとピエールはよく見えました。

 

で演奏。

前半、インターミッション20分を挟んで後半、続けてアンコールの正味約2時間でした。

セットリストは、今回も省略。フォーカスならマグマと違って大体分かりますが、2ndから11stまでの各アルバムから広く選曲された今回のステージには、知らないものも何曲か含まれるため。“Sylvia”を“Sophia”と紹介した(と記憶している)のも謎。

本編フィナーレは“Hocus Pocus”、アンコールは“Focus Ⅲ”。やっぱりクラシックは盛り上がります。“Hocus Pocus”の中でメンバー紹介するのも以前と同じ。但し、最後のタイスの自己紹介の前に、サウンド・エンジニアの紹介が入っていましたけども(笑)。

タイスは基本オルガンに座り、フルートの時は立ち上がって時折センターに出てくるという感じでしたが、座っている時も表情から手振りから非常にアクティブでした。ヨーデルも披露。

ピエールは今年御歳73歳。昨日聴いたクリスチャン・ヴァンデより2歳年長。ですが‼️「まだまだ若い」でなく、普通に現役でした。手数も多いし、色々なフレーズを繰り出すアイディアも枯れていません。マッチドグリップで叩いていたつもりではじめ見ていましたが、いつの間にかレギュラー・グリップ。で、時々ジャジーなパートが入りますが、しっかりロック・ドラムでした。

ヤン・アッカーマンが参加していた当時の曲が多いからそうなるのですが、ヴァイオリン奏法なども冴えたメンノへの拍手も多かったです。個人的にはウドが同じような音を出していたのが不思議で仕方なかったのですが。

どうしても昔のメンバーを聴きたがる私ですが、新メンバー2人がしっかり馴染んでいるってのもいいですね。

うん、よかった。

私が基本ハード・ロック志向だからだと思いますが、ジャズ寄りのマグマよりフォーカスの方が好印象でした。

 

公演パンフレットは3,000円。大判で12ページ。

f:id:ABi-R:20190923003558j:image

同じ値段のロイヤル・オペラより大分ボリュームは少ないですが、数が違うのだから仕方ない。気にしません。

 

MAGMA『50 ans après』at 六本木EX TEATHER

昨日は、昨年12月のMR.JIMMY以来の六本木EX TEATHER。

f:id:ABi-R:20190921233059j:image

フランスから来日のMAGMA、『50 ans après』です。

50周年です。若干20歳から始めても70歳、クリスチャン・ヴァンデは71歳です。意外に若いというか、若くしてマグマを興したということですね。敬愛するジョン・コルトレーンの死にショックを受けてイタリア🇮🇹を放浪中に「道半ばで去ったコルトレーンの音楽を(ヴァンデが)完成させなければならない」的な啓示を受けてバンドを結成したという経緯はアレですが、フレンチ・ジャズ・ロック界の重鎮です。往々にして「伝説的」という冠が載ります。

 

ライヴを聴きに行くくらいのアーティストなら大抵何枚もアルバムを持っているもんだと思いますが、マグマで持っているのは生憎これ1枚きり。

ライヴ!!

ライヴ!!

 

昨年亡くなったディディエ・ロックウッド=当時17歳が在籍した、1975年6月パリでの奇跡のライヴです。テンションが高いというか、狂気の域に入っています。このレベルまでスリリングな演奏はそうそうありません。公式盤としてはロック史上の十指に入る名ライヴだと思います。

 

チケットは全席指定9,000円。3階席(建物的にはB1階)でしたが、フロアの傾斜が大きく、前の人の頭が邪魔になりません。タムとスネアの位置が被ってどっちを叩いているか見辛いのだけが難点ですが、ステージがよく見えました。ドラム好き向きな席ですね。

 

メンバーは大所帯8人。

クリスチャン・ヴァンデ ‘Christian Vander’(Dr.,Vo.)
ステラ・ヴァンデ ‘Stella Vander’(Vo.(S), Percussion)
イザベル・フォイヨボゥワ ‘Isabelle Feuillebois’(Vo.(A))
ハーヴ・アクニン ‘Herve Aknin’(Vo.)
ジェローム・マルティノ ‘Jérôme Martineau’(Key.)
ルディ・ブラス ‘Rudy Blas’(Gt.)
フィリップ・ブゾネ ‘Philippe Bussonnet’(Ba.)風邪をひいていたか、寒かったようで、途中から上着着ていました。
ブノア・アルジアリ ‘Benoit Alziary’(Vib.)

ロック・コンサートとしてはPAの規模がかなり小さく、耳に優しい(笑)演奏でした。

 

クリスチャンの手数は5月に聴いたフリオ・キリコ(9歳若い)には及びませんが、老いを感じさせないドラムでした。自分の好みからすると、40年前のライヴと比べると大分ジャズ寄りでしたが。時々マイクを取り両手に持って歌う風情は「カラオケ好きの親戚のおじさん」。

MCを担当していたステラは、日本に7回来ているということなので、仲々の親日家さんかもしれません。日本語は「すいません」くらいしか分からないと仰っていましたが。

 

で、フランス語ですらない創作言語コバイア語のタイトルは覚え難く、上述の通りアルバムも1セットしか持っていないので、セットリストは省略。

本編の構成は、1曲め約45分、2曲め約50分のメドレー。拍手の機会が少ないので、手が疲れなくていいです(笑)。

アンコールは1曲、ヤニク・トップの曲と紹介されていたので“De Futura ”だったと思います。

 

演奏は、比較的予定調和的なもので、「(75年ライヴのような)火の出るようなインプロヴィゼーション」といったスリルはあまり感じませんでしたが、通しでエレピがリズムを刻んでいる昔(ジェロームさんがいない時代)と変わらない安定感と、(Arti + Mestieriのライヴ盤等で入っていたのは聴いたことありますが)ヴィブラフォンがグイグイと前に出てくるところが印象的。

本編フィナーレに向けて「Mëkanïk Zaïn」が加速していくにつれ、最も熱かったときに時代を遡っていくかのようにテンションがグイグイと上がっていくところが圧巻。本日のライヴの白眉でした。

 

残念なのは、公演パンフが無いこと。EX TEATHERの共通チラシにちょっと載っているだけなんだよね。実質東京と大阪の計2公演だから仕方ないかな。私Tシャツとかは要らないんですが。

f:id:ABi-R:20190922103439j:plain

 

本日も夕方は遠征。

 

 

ロイヤルオペラ「オテロ」

昨日は、秋のコンサート・シーズン我が家的開幕。

 

横浜市のあまり行かないエリア、山下町の神奈川県民ホールにやってきました。

f:id:ABi-R:20190916212409j:image

ホールとしては古い施設なので、足元は超絶に狭く、座面のクッションも金属バネ感ありありという厳しい低品質座席でしたが、山下公園に面した立地、ロビーからの眺めはいいです。ほぼ最後部座席の恩恵www。

私はかなり久し振りですが、先月末この近所で1週間泊まり込みで仕事していた嫁には、久し振り感皆無でした。

 

“ロイヤル・オペラ”コヴェント・ガーデン王立歌劇場の日本公演。アントニオ・パッパーノ指揮、ヴェルディ作曲・歌劇「オテロ」です。

86年に公開されたゼフィレッリ監督/マゼール指揮スカラ座管/ドミンゴの豪華絢爛オペラ映画は、映画館で見ました。

 

ワーグナーの影響を受けたとされる作品なので、ワグネリアンにとっては最も親しみ易い作品とされているのではないでしょうか、一般には。

 

ごく要約すると、「騙されて妻の不貞を疑った将軍が妻を殺害し、真相を知らされた後に後悔して自死する」という、シェイクスピアのしょうもない戯曲(注1)が原作です。

それをかつてワーグナーに心酔していたボーイトが、劇作に弱いヴェルディのために台本にしたにも拘らず、ヴェルディがしょうもない音楽を付けてしまったという作品です。どの辺がしょうもないかというと、ただ猜疑に駆られた心情を歌うタイトルロールに、“tenor dramatico”を持ってきている点。将軍の威厳も英雄の勇敢さもないのに。“lilico”で十分、ローエングリンジークフリートの“helden tenor”と同義のつもりで聴こうとするうちは違和感は消えません。そして、2.5管相当のオーケストラが繰り出す音は、アイーダよりは厚くダイナミックですが(3管のローエングリンより薄い)、音楽と演劇の融合(楽劇化)の結果歌唱が埋没し、イタリア・オペラの真髄たる旋律が冴えません。

一般には後期の傑作とされていますが、私は迷作だと思います。ワーグナーと同じ土俵で勝負にいって玉砕した印象。

ワーグナーワーグナーヴェルディヴェルディ。ドラマティックなテノールと音楽劇としての充実、旋律が謡うヴェルディらしさでは、「イル・トロヴァトーレ」を薦めます。

 

長い脱線でした。

 

オーケストラは、在任期間歴代最長に差し掛かっている生粋のオペラ指揮者アントニオ・パッパーノが振るタクトへの反応の良さが印象的。緊張感ある、でも人物の心裡をクールに紡ぎ出した演奏でした。(ピットの中は暑かったらしく、コントラバス隊以外の殆どは第3幕前にジャケット脱いでいましたけども。)

キース・ウォーナーの演出も、過激に走らない(注2)象徴的な舞台で、音楽に没入できます。個人的には好みでした。因みに(ムーア人という設定の)オテロは白かった。

充実した歌手陣の中でも良かったのは、ヤーゴのジェラルド・フィンリーとデズデモナのフラチュヒ・バセンツ。フィンリーは、オテロ を陥れる悪人振りを遺憾なく発揮。見事な影の主役振りでした。この公演が日本デビューとなる新鋭ソプラノ、といってもこのクラスの劇場で主役級(「オテロ 」におけるデズデモナは、ヒロインでなく脇役その1ですが)を張る以上、無名の原石ではありませんが。第1幕、クンデとの「愛の二重唱」は個人的には特にピンとは来ませんでしたが、第4幕の「柳の歌」以降がよかった。抗することのできない運命の波に飲み込まれていく当惑と悲しみを切実に歌い上げていました。何より美声です。特に弱音が美しいです。今後期待していいと思います。

当代最高のオテロ歌手(注3)グレゴリー・クンデは、きっと彼の水準には達していなかったように思うのですが、採点厳しいでしょうか。

細かい注文を付けるとそういうことですが、やっぱりメジャー・オペラハウスは、演奏は勿論ですが、歌手がいいです。ソロから合唱まで。元の音楽は破綻していても、いい演奏聴けました。

 

パンフレット1冊 金 3,000円也。

f:id:ABi-R:20190916212305j:image

もう1つの演目「ファウスト」と共通です。

 

NBSは、来年スカラ座、再来年ウィーン国立歌劇場を呼びます。会員はもうチケット買えるそうです。あー、それじゃあぴあには大した席回ってこないわな。カジモトとか一般発売前に終わったりするし。

 

注1:要約すればシェイクスピアでなくとも大概しょうもない内容になりますが、とりわけオペラはテキストと尺の点でシェイクスピアの品位を保つのが厳しい。

注2:聴く機会の少ない日本ではオリジナルに近い演出が好まれるらしいですが、私も、少なくとも物議を醸す様な斬新な演出は要らない。

注3:2000年代以降のオペラ界には私は疎く、プラシド・ドミンゴより後のオテロ歌いを私は知らない。

 

ビアンキ Viale L フルオーバーホール 4/4

完成です。

 

12.最終セッティング

 

チェーンは1回外しましたが、結局ルーティング誤りを修正しただけにしました。元々のチェーンと同じコマ数なので、カットしないでそのまままた繋ぎました。

 

この写真は途中ですが、タイヤを適正範囲65-80psiの1番下、65psiにセット。

f:id:ABi-R:20190913120158j:image

 

フロントのインデックスは昨日終わっているので省略。

リアのインデックス調整。

自転車の変速は、見るアングルにより正否判断が変わる点がいい加減で好きではないのですが、折角ミッシングリンク使っているので、拘るなら都度チェーンを外して見た方が精度上がりますね。

トップは、ガイドプーリーの中心線がトップスプロケット外側の線に来るようにだそうです。

f:id:ABi-R:20190913174457j:image

シマノ ディーラーマニュアルより拝借】

合っているように見えるかどうか分かりませんが、動作的には合っています。
f:id:ABi-R:20190913120151j:image

 

ローは、ガイドプーリーとロースプロケットとが一直線。

f:id:ABi-R:20190913174632j:image

シマノ ディーラーマニュアルより拝借】

これも動作的には合っています。
f:id:ABi-R:20190913120154j:image

 

スタンド装着。
f:id:ABi-R:20190913120205j:image

 

チェレステ・アウターケーブルは全部Bianchiロゴが見えるようにしました。位置にまでは拘っていません。
f:id:ABi-R:20190913121738j:image

ベル。勿論元々着けていたPylonesです。押して鳴らすには左に装着します。
f:id:ABi-R:20190913121742j:image

注油も終わりました。高価なViprosはSK Pininfarina Disk専用、他の車両にはAZのドライタイプを使っています。

 

では各部を増し締めして試乗。

 

右フロントブレーキのシューを締め忘れて1回落としました。。。いけませんね。

変速は絶好調。ブレーキの効きが一定でないのですが、ホイールに難があることは分かっているので、評価はホイール交換後。

前傾してアップライトなポジションに合わなかったサドルを、水平に修正。

 

リニューアルしたVialeのインプレッションです。

7005アルミの細いフレームは剛性高くないです。振るとグラグラします。同じアルミでもJekyllとは大分違います。これははじめからそうです。

乗り心地が思いの外良くありません。足元がゴツゴツする感じなので、アルミが硬いというよりも、ケーシングが硬化したタイヤのせいかしら。カンパのBORA ONE 35とコンチネンタルGRANDPRIX4000S2を履いたSK Pininfarina Disk(+レーパン)の方が乗り心地がいいです。

ショートホイールベースなので、ひらひらしてスタビリティはあんまり高くありません。まあこれで50km/h出すことはないですが。

コンポーネント関係は、もと着いていたもの=エントリーグレードのようなタッチの軽さはないですが、剛性感は感じますかね。剛性感という点からも、ブレーキレバーが動くSTIは気に入りませんが、これをNGと思わない人も多いからSTIが普通に普及している訳なので、好みの問題なんでしょう。

さっぱり褒めていませんが、比較対象の問題です。これはこれで楽しめるバイクです。

 

白い花は蕎麦の花。
f:id:ABi-R:20190913121750j:image

もう水ないですが水田。
f:id:ABi-R:20190913121753j:image

この田んぼは雑草が多いですね。

綺麗な田んぼはこんなです。

f:id:ABi-R:20190913180351j:image

できたできた。(細かいことを言うと、リフレクター/リアライトが未だ。)
f:id:ABi-R:20190913121745j:image

 

電動コンポーネントと油圧ディスクブレーキ(SK Pininfarina Disk)は自分でできるという算段がそれなりにありましたが(初期不良等自分で解明困難なトラブルがない限り)、ワイヤーコンポーネントの自組みは自分では出来ないかと思っていました。が、杞憂でした。やるじゃん、オレ。1から詳細に書いてある自動車やオートバイのサービスマニュアルと違って、ユーザーマニュアルがないというか著しく薄くて内容が不親切だと思っていましたが、大概誰でもできるということなのかもしれません。

 

【車体構成の比較表】

part before after
フレーム Viale L 2004 S(1size)7005アルミ
ヘッドセット POWER PRO X24T
ステム HL 型番不明22.2mm
ハンドル HL MTB-AL-155SP
グリップ メーカー不明 レザー
サドル Selle Italia BROOKLANDS
シートポスト KALLOY アルミ 27.2mm 25mmオフセット
BB シマノ BB-UN25 68mm 1.37×24T

シマノ Hollowtech Ⅱ

シフター/ブレーキレバー ALTUS ST-EF29 F3/R8 DEORE ST-M530 F3/R9
ブレーキ ACERA BR-M420 Vブレーキ DEORE LX BR-T670 Vブレーキ
チェーンリング SUGINO MX2R 42/32/22T 170mm DEORE FC-M591-S 48/36/26T 170mm
Fディレイラー ACERA FD-M330 3×8s トップスイング XT FD-T8000-L-6 3×10s サイドスイング 66-69°
Rディレイラー ALTUS RD-CT95 8s DEORE RD-M592-SGS 9s
カセットスプロケット シマノ 型番不明 8s 11-30T AO XT CS-M770 HG 9s 11-34T
チェーン シマノ 型番不明 XT CN-HG93 9s 114L
Fハブ ALTUS HB-RM40
Rフリーホイール ACERA FH-RM40-8
ホイール メーカー不明
タイヤ Panaracer パセラ 26×1.5(オリジナルはKendaかどこかのサイドスキンタイヤ26×1.4)
チューブ Panaracer 26×1.5

Jekyll800より落ちますが、少なくとも20万円クラスのMTBと同等ではないかしら。

無駄にハイスペックだとも言えます。

次帰省するときはnewホイールが装着されて本当の完成。でも雪で乗れないかな。いや、それ以前に年末年始はホイール運べないか。

 

おしまい。

f:id:ABi-R:20190913180556j:image